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第2章 動きだした凶悪な者達

第15話 絶叫のモーニングコールから始まった動乱1

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 ベイントス公国 山岳地帯 カザトの隠れ家では…

 パートナースキルで、カザトを呼ぶ絶叫からカザトの朝が始まった。

カザト
「おはようございます。あと、20時間は寝ないといけない状態のカザトです。」
 ナタリーが、魔導珠通信に切り替えて叫んで来た!

 ドワーフ国王が逃亡した?
 キスカ王女の妹を、国王に指定しての逃亡で、
[この事が解決したら帰って来てやる]と(元)国王の書き置きがあったらしい。

 神聖皇国の皇主達は激怒!
 ドワーフ王国の残存食料はあと、8日分しかない!

 カザト爆殺を企画した者達の、重要人物の1人のドワーフ元王太子は、ゴブリン軍団の前に逃亡してどこかに雲隠れしたらしい。
 などの情報が、一気にやってきた。

ハァ~…

 ため息をつくカザト。

カザト
「キスカ王女の妹のトスカ王女が、女王になったのか?
 なら、正式に戴冠式をやってしまえば?
 キスカ王女は、俺たちの爆殺計画を旧アッロガーンス王国の元第1王女と、お茶を飲みながら楽しんで経過報告を聞いていたらしい。
 その時の記録があるのと、取り調べが進んでいるからバカで無ければ、キスカ王女を女王にしないよな~。
 まぁ元王太子(元皇太子)は、逃亡したのだから順当なのじゃないのか?」


神聖皇国
(カザトと通信中)

皇主
「ホレ!誰が言ったとしても、同じ事しか言わないだろう?
 キスカ王女!王女を辞めるつもりでドワーフ王国の為に動くか、戦争をするつもりで、自分が女王となって動くと
言うのか、決めないといけないぞ?」

ドワーフ王国・キスカ王女(王太子位)
「わ、わかりました。
(この、修羅場を乗り越えるまで我慢するしか無いか…)
 なんとか、ドワーフ王国をお願い致します。」

 こうして、皇主とカザトが話し合い、カザトがベイントス新政権に皇主を紹介すると共に、ドワーフ王国のトスカ王女とベイントス公国の首都にて会談してから、ドワーフ王国の女王として認めるかどうかを決める事になった。

 こうして、猫を被ったつもりのキスカ王女を連れて、昼にはベイントス公国に出発することになった皇主は、キスカ王女の側近と話す事にした。 

皇主
「キスカ王女は、どこまで覚悟を決めているのか?」

キスカ王女側近
「皇主様!キスカ王女を見捨てないでください!お願い致します!」

皇主
「爆殺計画を、旧アッロガーンス王国の元第1王女と話していたのという調書は、既にこちらにも来ていた。
 私が言いたいことはわかるか?」

キスカ王女側近
「キスカ王女は、お茶会の後にカザト殿をドワーフ王国に連れてきて、ゴブリン帝国の討伐作戦に参加してもうらう
つもりでした。
 キスカ王女は、その後にカザト殿と婚約をするつもりだったのです!
 だから、あのクソ王太子の剣を斬る剣を、鍛錬して作ろうとしておりました。
 まさかカザト殿の剣で、ブラー王国の王女が先に斬るとは予想外でしたが…。
(第1章第35話後半の決闘の事)

 あの、国王達があんなデタラメな計画を立てているなんて、キスカ王女は知らなかったのです!
 私が聞いたのは、腕の立つ別の冒険者が見つかったから、その冒険者にゴブリンスーパーキングと戦わせる!
 カザト殿も来るとか言っていたのですが、あのアッロガーンス王国元第1王女と、キスカ王女の話が食い違いが発覚した時に、ダンジョン爆発になりお茶会が中止になったのが真相です!

 キスカ王女は、死ぬにはまだ早すぎます!
 子供も産めます!
 皇主様!どうか!お願い致します!」

 それを、舞台袖の裏で聞いていた副皇主とキスカ王女は、表に出て皇主に土下座して、キスカ王女がカザトの下僕になるから、なんとか戦争回避をしてほしいと頼み込んだ。

 実は、皇主様…これでも、ドワーフ王国は9割の確率で滅びるだろうと思っていた。
 だが、どっちみち新国家が出来た以上、訪問するのも皇主の仕事なので、行くことになっている。

 天使に乗っ取られたガス国王が、ガス王都で爆走しているとの情報が入ったと同時に、出発した。



 カザトも、移動していた。
 ベイントス公国となって王都も公都とか首都と呼ばれるようになり、城には議会場が併設され、城下街はある通りを除いて活気が溢れていた。

 ある通り… 通称、牢屋通り…
 解放型の檻(トイレつき)が地下牢が全く足りないので、通りに設置されているのだ!
 しかし、その数も少しづつ減っていっている。

 貴族の私兵はゴブリン討伐軍に志願することで、減刑を受けて牢から出る。
 善政をしていた貴族は、もとから牢に入っていなかった。
 高額の重すぎる税を取って、とんでもない悪政をしていた貴族達が、残っているだけである。

 カザトは、空間把握でその現状を確認して、ため息を吐いて議会場に向かう。
 そして、昨日の神聖皇国の皇主との会談を報告した。

議長
「聖者さ… カザト様!
 戦争の準備は出来ています。
 しかし、お言葉通り守備に徹していますが、今回のドワーフ王国に対してどうしますか?」

 議論が、開始される!
 そして、決まった事をまとめて次の日に備えた。

 翌日…

 ベイントス公国と、ドワーフ王国との国境の扉が開いた。
 ドワーフ臨時女王トスカは、大臣達を連れてベイントス公国に入国する。
 トスカは、自分の父親が自分の身代わりに処刑されてから、また王位につくつもりだとわかっていたので、前国王派の大臣と貴族と側近達を、全て連れて行くことにしていた。

 はっきりと言うと、トスカは処刑されるなら前国王派の者を全員道連れにするつもりで、ベイントス公国に入国したのである。
 キスカ王女派と、自分の側近達をほとんど残して遺書も書いてきた。
 もちろん、仲のイイ姉のキスカ王女を女王に指名する遺書である。

 神聖皇国の皇主も昼に到着した。
 ベイントス公国の議長とトスカ臨時女王と、皇主の緊急会談が始まった。

 トスカは、自分のクビを斬ってくれ!そして、連れて来た前国王派の奴も差し出すと言い出す。
 そして、自分の姉のキスカ王女の命乞いを始めた。
 ベイントス公国の議長は、トスカ臨時女王をなだめる。
 そして、昨日の会議の事をトスカに言った。
 皇主は、ただ黙ってうなずく。

皇主
「(やりやすい会談だな~!ほとんど、決まっているものだから楽だ!
 そうだ!いい事を、思いついたぞ!)
 トスカ臨時女王よ、今、カザト殿とキスカ王女が会談しているが、万が一の可能性がある。
 トスカ臨時女王も、カザト殿と会談しないか?」

トスカ
「よろしいのですか?」

 その時、マーベルが会談場にいて、議長に、合図を送る!

議長
「そうですな!聖者さ…ゲフンゲフン
 カザト様の体調次第ですが、友好的な関係になるのは、私達も希望する事です。
 3日位で?」

皇主
「そうですな?
 昨日、大精霊様達が来られて聞いてますから、案外早いかもしれませんがそれくらいで!」

トスカ
「あの、やっぱり昨日の夢は大精霊様達のお告げだったので?
 覚悟は出来てますが、私の様な者でいいのでしょか?」

マーベル
「我々は、前管理者神様に連なる方々に、コンタクトを取っております。
 カザト様の説得は、なんとかします。」

 トスカはトワイライト達と別室で話す事になり、ドワーフ前国王派の者達は隔離され、会談を見守るしかなく、
 皇主と議長は、簡単な会談後すぐに、次の準備に入りだした。

 まずは、皇主は休んで体調を整える事に!
 議長達は、カザトから頼まれていた食料の緊急輸送の準備と、対ゴブリン防衛軍の増強と避難場所増設を始めていた。
  

 では、カザトは?
 カザトは、実は自分が会談するとか全く聞いてなくて、首都のとある特殊場所にある別宅で休んでいたのである。
 身体が、やっと安定してきて起きたのが夕方であった。

 風呂に入っていると…
 はて?
 いつもの癖で空間把握をすると、かなりの数のゴブリン討伐軍が編成されている?
 そして、誰かとトワイライト達が話しているが?

 まぁいいかと、自分の部屋に返ったら知らない二人の女性と、実体化した土の大精霊ランドとトワイライト達がいた…

 嫌な予感がしたが、既に逃げ道はマーベルとメーベルが、ニッコリとして塞いでいた。

 そして、二人女性はキスカ王女とトスカ臨時女王だった…。
 無理矢理会談が、開催されてカザトがため息をついて、腹が立つがドワーフ王国の謝罪を受けることにしないといけなくなった。

 コスモ1の意思でもあったのと、ドワーフ皆殺しは、はじめから考えてなかったのでカザトが折れた形になったが
、仕方ないと割り切った。
 しかし、このままだとトスカの権力基盤が危ういので、皇主主催のトスカ王女の正式な戴冠式をすることに、キスカ王女に了解させたが…

 その時、カザトは女性陣プラス土の大精霊の目が光ったと、錯覚するほどの何かの圧を感じて逃げ出そうとしたが、遅かった…。



 次の日の夕方…

 キスカ王女の側近(女性)
「姫!昨日は、かなりお楽しみをされたので、今日は私達も参加したいのですが!」

トスカ王女(臨時女王)の側近
「姫様達だけで、ずるい!私も、参加したいです!」

火の大精霊 フレイム
「オイ!ランド!前管理者神様から、許可を得たとはいえ自分達だけでズルいぞ!
 え?
 優しかった!
 本当か?
 では、実体化するか!
 精霊契約になるのか?
 主従契約よりも繋がりが強いの?」

 カザトは、トワイライト達に説得されていた。
 どうも、トスカ王女の正式な戴冠式の条件だったらしい。

 大精霊達が、動いていたみたいだがもう、何かを悟ったようにカザトは食事をして、トスカの正式なドワーフ女王就任式をベイントス公国首都で行い、新国交樹立条約が結ばれる。
 すぐに、食料が国境から運ばれて行き、ドワーフ国防軍は立ち直った。
 皇主も神聖皇国に戻り、ドワーフ王国とベイントス公国の戦争は、ないと発表された。

 カザト率いる、新[チームカザト]はドワーフ王城にむかい、まず、カザトは城の地下にあるキスカやトスカの言う
怪しい魔法陣(魔王召喚魔法陣)を破壊してしまうと、第2世代管理者神フェイク達が気づく可能性が有るので、一部を改変して起動停止にしてしまい、よく似た色の炎が踊っているイルミネーションだけの魔法陣に、改変してしまった!

 そして、トスカ新女王の新政権の了解のもと、カザトは特殊相談役として、トスカ女王とキスカ王女との関係は公認となったのである。
 キスカ王女は自称・下僕なのだが、カザトが奴隷制につながるものは嫌がった為に、家族となった。
 頬を赤らめていたから、キスカ王女は受けいれたみたいだ。
 カザトが、ドワーフ王城に付与魔法をかけて結界を張り、予想よりも早く来たゴブリン帝国軍と衝突したが…

ゴブリン帝国軍の3個師団

ゴブリン30万匹
ゴブリンロード5万匹
ゴブリンジェネラル5万匹
ゴブリンキング5千匹
ゴブリングレートキング5匹
は、全滅した。

 しかし、カザトはこれを公表ないように箝口令を引いた。
 ゴブリン帝国に、援軍を送られせないようにする作戦である。

 ただ、冒険者ギルドの謎カウントが、起動しているのでチームカザトが生きていたのは、噂になってすぐに広まる。

 それが、時に面白い存在を生み出す!
[チームカザト]ではなく、[チームカザート]と言う自称・冒険者ガザトを名乗る冒険者と、その仲間のパーティーが現れたのだ!
 ガザトが、大精霊達に迫られていた時…
 なんと、この偽者がガス王都に現れて、ガス貴族達を騙して這い上がる物語が生まれつつ有った。(笑)

□□

築石 風人(つくし かざと)
冒険者ネーム カザト

種族 オリジンヒューマン
(古代人類種 プレーン)

レベル 1 (new!)
    
年齢  ▲▶
ジョブ ◀◇☆◇□

攻撃力 ■◇◀◐
守備力 ◐◆☆●
魔力  ▲□○●
知力  ▶⬛○□
運   -12000
(進化によってマイナス無効化発動)


スキル
鑑定◁◇■レベル3000(up!)

 派生スキル
 (人格霊格絶対保護)レベルMAX
 [サブスキル全統合]
 
 (      )新領域構築中
 (      )新領域構築中
 (      )新領域構築中 
 (鑑定範囲制限解除)
 (鑑定結果MAP化)
 (記録無限領域)
 記憶 [勇者達の記憶]
    [勇者達の怒り]
    [神殿の壁画]解析完了
    
     
    
魔術法則理解・創造・作成
     レベル1(new!)
真極・10属性魔法
(炎・水・土・風・雷・神聖・光・闇
空間・植物)
     レベル1(new!)
真・封印魔法レベル200(up!)
神託・お告げ魔法レベル200
真・契約魔法レベル5(up!)
隠蔽魔法レベル153(up!)
真・補助魔法レベル36
真・付与魔法レベル65(up!)
料理レベル18


鍛冶  レベル120
真・錬金術レベル50(up!)
気配遮断レベル30(up!)
極・築石流刀術レベル30(up!)
極・精神力強化レベル1(new!)
極・力制御レベル1(new!)
精力大絶倫レベル20(up!)
睡眠魔法レベル5(new!)
(昼寝・寝不足貯蓄 統合)

家族保護
ガス言語
ブラー王国語
エルフ語
聖神皇国・教国語
古代ゲース語
ベイントス公国語(new!)
ドワーフ王国語(new!)

特殊スキル
ブレス魔法レベル250(new!)
[記憶帯のブレス系全統合]
ビーム魔法レベル250(new!)
[記憶帯のビーム系全統合]

オリジナルスキル
[種族の進化によりスキル化]
エクスプロージョン・レベル25(new!)
絶対零度     ・レベル25(new!)
神のイカズチ   ・レベル25(new!) 


パートナースキル
経験値分配
極・スキル共有(コンバインド)
レベル5

○パートナー
コスモ1
トワイライト
エルシー
エルファー
マーベル
メーベル
ナタリー
メリー
大精霊(土)ランド
キスカ
トスカ

称号
異世界人
女神が◁▲■◆☆★○
マナポーションドランカー7!(new!)
苦労人に認定された者
限界突破し克服したもの。
□□   

武器 刀(打ち直し)

攻撃力 100000/100000


スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長


武器 太刀(打ち直し)

攻撃力 100000/100000
 (自己修復中)

スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長


□□
カザトバスターソード7(打ち直し)

攻撃力 150000/150000
 

スキル
[自己修復][半不壊][カザト専用]
空き6

□□

名前 トワイライト

種族 エルフ
(オリジンエルフ)(new!)
  
性別 男性(女性)

年齢 21

状態 偽装中(魔道具) 

主人 カザト
   

ジョブ 精霊魔法使い

レベル 1


攻撃力 300000(up!)
守備力    200000(up!)
魔力     6000000(up!)
知力     30000(up!)
運      1000(up!)

スキル
極・精霊眼
極・精霊魔法(風)レベル100(up!)
極・精霊魔法(火)レベル100(up!)
真・精霊魔法(土)レベル100(up!)
真・身体強化レベル150(up!)

パートナースキル
経験値分配
極・スキル共有(コンバインド)
       レベル5(up!)

称号
なし(エルフ村の生き残り)
姐さん(new!)
カザトの伴侶候補
カザトの家族
□□

トワイライトの杖7
(強化打ち直し)

トワイライト専用
攻撃力 100000/100000
      (自己修復中)

魔法攻撃力 基準値1700000
      最大値設定無し

スキル
[自己修復][トワイライト専用]
[半不壊]
空き6

□□


名前 エルシー

種族 エンシェントハイエルフ(new!)

性別 女性
年齢 20
ジョブ 精霊魔法使い

主人ガザト

レベル1


攻撃力 250000(up!)
守備力 200000(up!)   
魔力  1000000(up!)
知力  10750(up!)
運   700(up!)

スキル
真・精霊眼 
極・精霊眼(構築中)
極・精霊魔法(風)レベル100(up!)
極・精霊魔法(火)レベル100(up!)
真・精霊魔法(土)レベル100(up!)
真・身体強化レベル150(up!)

パートナースキル
経験値分配
極・スキル共有(コンバインド)
       レベル5(up!)

称号
赤子の時に攫われた者
助け出された者
カザトの下僕
カザトの家族


□□

名前 エルファー

種族 エンシェントハイエルフ(new!)

性別 女性
年齢 20
ジョブ 精霊魔法使い 

主人ガザト
     
レベル1


攻撃力 251000(up!)
守備力 201000(up!)   
魔力  1030000(up!)
知力  11750(up!)
運   1150(up!)

スキル
真・精霊眼 
極・精霊眼(構築中)
極・精霊魔法(風)レベル100(up!)
極・精霊魔法(火)レベル100(up!)
真・精霊魔法(土)レベル100(up!)
真・身体強化レベル150(up!)

パートナースキル
経験値分配
極・スキル共有(コンバインド)
       レベル5(up!)

称号
赤子の時に攫われた者
助け出された者
カザトの下僕
カザトの家族

□□
ミラージュ達のステータスは
新章からの
表記の予定です。
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