[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

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第4章 お姫様達と黒の宮廷魔術師と、そいつらが使役したモノ達。第1部 洗い出して出てくるもの。

第8話 やらかした跡…1その1

 次のカザトの目標は…
 管理者室で検索するカザト。
 すでにプラントダンジョンに通じるショートカット通路も掃除済みだ。

 え?
 海中?

 なんと、次のダンジョンは海中にあるらしいのだ。

 スキル(水中呼吸)を持たないと、呼吸できないのと、(水中運動)のスキルを持たないと、陸上と同じ動きができないらしい。

 前勇者達の記憶に、人魚達の村に行き協力してもらったというのがあった。

 なんと!勇者の、試練のダンジョンでも有ると言う。

 カザトは、魔導通信を冒険者ギルトの(仮)グランドマスター・バッカーに繋げて、人魚のことを聞く。

 バッカーの祖父は前勇者達の一人である。
 祖父の代の時は、人魚はいたらしい。

 だが…、邪神戦争が終わり、平和な時が訪れてバッカーの父親の代の時から、手紙の返信が来なくなったらしい。

 人魚の村の、大まかな場所を聞いた。
ポベー帝国の港から、船で昔は大回りしてしか行けなかったらしい。

カザト達は、空を飛んでその位置の島を目指す。  

まだまだ、海は瘴気ヘドロで汚れていた。
島はあったが…
樹木も、何もかも、石となっていた。

人魚だった、石となってしまった亡骸も発見されたのだ。

人魚達の魂と会話するカザト。

カザト
「なんてことだ。」

人魚の長の魂(以下、長老、長)
「すいません。フェイクに裏切られました。
抗議したら、逆ギレしてこんな事になりました。」

魂を、操られないように寄り添って洞窟に集まり、耐えてきたと言う。

カザトは、頭をひねる。

トワイライト達は、ホワイトマーキュリーを設置して島の浄化を、始めた。

カザトは、人魚型のゴーレムを作ることにしたのだった。

人魚達の鎧が、石化していたがあったので、それを参考にして作る。

さぁ!!
クラフトのはじまりだ。

まず、軽量化するためにミスリルをふんだんに使う。

うん?
魂の器は、どうするのか?
ガラスだと、割れやすい。
でも、水晶だと重い。

魔石に、近いものを考える。
ダイヤモンドはどうだろう?
ダイヤモンドに、耐火の付与をする。

そして、光魔法を駆使して、レーザーで魔法陣を刻み込んで行く!

ダイヤだと、普通はレーザー光線を反射してしまう。  

なので、レーザー光線で焼くというよりも原子をレーザーで捕まえて、ずらして魔法陣を形作るという方が、正しい認識である。

身体を作るよりも、こちらを優先にした。

魂の状態だと、無防備に近い!
あの部下天使達に、変に介入される前に依代を作らないと!

人魚達の人数分200以上を、作っていく事にする。

キスカに、インゴットの精錬を任してゴーレム制作の用意をしてもらう。


しっかりと、休憩を取りながらカザトは、
人魚コアと、名付けたものを作っていく。

3日後。
トワイライト達が島の掃除をしていたが、何かを見つけて、人魚達の魂と何か話していた。

どうしたの?

カザトは、聞くと完全に石化していない人魚達の髪の毛があったという!


なにーーーーーー!


それって?!
人魚達の長老も、間違い無いと言う。

人魚達の魂は、凹んでいた。
やはり、ゴーレムの身体よりは、肉体の方がいいのだが、その事を思い出したのだろう。


カザトは、トワイライト達が何を言いたいのか、わかっていた。

カザトの知識の中である、クローン体で人魚を復元出来ないか?
と、言うことである。

ゴーレムの製造補助で、培養水槽を作ることになった。

とりあえず、髪の毛を使ってやってみる。
が、そんなに簡単に行くわけが無い。

だけど、人魚達の魂の視線が…熱い…

まずは、培養液をたくさん作ることになった。

トワイライト達に、髪の毛とかを集める事を頼むと、カザトはまず人魚コアを作り出す事に集中する。

ダイヤモンドの原子結合をずらすのは、かなり至難な技だ。

結局、始めてから5日かかった。

いまは、人魚達の魂はコアの中である。

次は、クローン体だ。

どうするか?

髪の毛から、培養するにしてもフェイクのワールドルールが妨害するだろうから、結界を張るか?

まずは、人魚の細胞をカザトお手性の顕微鏡で見るが、く!!なんだ?
細胞の中に、明らかに異物の魔力を感じる。

魔力を採取して、鑑定・解析すると石化の魔法だと判明する。

つまり、この細胞は使えない。

だが、細胞の見本は手に入った。

その時、人魚達からの情報で成人式の時に髪の毛を切るらしい。
その髪の毛は、祠に安置されると言う事を聞いたので祠に行くが、破壊されていた。

が!
周辺に、髪の毛の見本があった。

とりあえず、見本を集めるカザト。
しかし、実のところ悩んでいた。

そう!
遺伝子組み換えでも、論議が起こる。
いま、やろうとしているのは遺伝子の原子1つ1つからの組み立て再現である。

デザイナーズDNAの、領域を超えたクリエイトの領域に入る。

どうしたものか…

そうだ。
パートナースキルで、コスモ(AI)1に、相談してみよう?


コスモ(AI)1
「なるほど!
本体と、創造主様にお伺いしてみます。」

と、言ってくれたので返事待ちだ。

その間に、ホワイトマーキュリーを設置して、人魚の島を元の状態に戻していく。

これは?
人魚の、島の中心部に神殿があった。

前管理者神の別荘と、書いてあるプレートを発見したので、聖水の高圧洗浄機で洗う。

丸1日かかった。

へ~!
あれが、前管理者神の神像か~!
はて?!
なんだ?
この感覚?

フラッ!

カザトは、神殿内で倒れてしまった。
トワイライト達が介抱して、神殿内で寝かす。


トワイライト達は、神像が微かに光っているのを見て、コスモ(AI)1に確認するとやはり、カザトの精神体がコスモ(本体)に呼ばれたらしい。


トワイライト視点

カザト様が、お休みになった。
とりあえず、神殿の整備と人魚コアの安定のためにホワイトマーキュリーで作った聖域に安置する。

さて、この島の精霊の状態を把握しないと行けないのだが…


エルファー
「この島?
雰囲気が、ダンジョンと似てません?」

トスカ
「うん。私もそう思う。」

エルシー
「あ!そうだ!人魚族の長老さまが、勇者の試練のダンジョンの勝手口が、この島にあるから、その防備の為に村を作ったとか言ってましたね。

人魚族の都は、海底にあるのだそうですけど、邪神戦争の後は、連絡員すら来ていないのだそうです。」

トワイライトはもうフェイクの手にかかって人魚の都も、この村のようになっているのかもしれないと思った。

カザトが結界を、張ってホワイトマーキュリーを稼働させているから、この島はまだ上陸出来る状態なのだが、1メートルも先の海は瘴気ヘドロでドロドロである。

精霊の館(城)近海の海は、やっと透明になったが、それもあの付近だけで他の海はとてもじゃないが、人が入れば死ぬレベルの汚染だ。

帝国の西が比較的まだ、船が出せるぐらいの汚染度だが、それでも決死の覚悟がないと航海できないという。

精霊達が、住める環境に戻す準備をすることにた。

カザト達が持っている素材で、まずホワイトマーキュリーの大型(初期型)を作ることにした。

トワイライト達は、鍜冶も出来るようになった。

アダマンタイトの変形は、カザトみたいにできないが、カザトの亜空間庫にすでにホワイトマーキュリー(瘴気ヘドロ焼却・聖水生成炉)の部品があったのだ。

基礎フレームだけ、備蓄倉庫品を使って残りを作っていく。

エルシーは、給水ポンプと神殿の横に湖があった形跡を、発見したので掃除を開始すると、言っても精霊の館(城)の掃除マニュアル化で、湖こ掃除は実はお掃除・浄化ゴーレムで自動化できるのだ!

カザトが、エリアの浄化を進めるために、お掃除・浄化ゴーレムを大量に作っていたからなのだが…。

トスカとトワイライトは、ホワイトマーキュリーの設置場所を湖跡の横に決めて、この周囲を浄化して基礎工事をする。

グラ!

グラグラグラグラグラ!

ボン!

はて?
なにか、最近よく聞く聖水が瘴気ヘドロと反応して、沸騰してから水蒸気爆発が起こる音を聞いた。

エルフの耳は、かなり良い。
 
この辺で、ホワイトマーキュリーの基礎の脚を組み立てている間にエルファーが、人魚の長老に音がした森の奥に、ひょっとしたら試練のダンジョンの勝手口があるのか?と聞くが、歯切れが悪い回答だから、正解なのだろう。

トワイライトたちは、その時…
何か、次に考えないといけない事があった予感がするのだが、まずはカザトの体調管理と人魚達の復元の場の整備をしないといけないので、先送りにしてしまった。


人魚達の魂は、トワイライト達にこの島に来た目的を聞いてきた。

トワイライトは、管理者室の事を隠して[勇者の試練の海のダンジョン]の別の入り口は、今瘴気で詰まってしまっているから、聖水を流し込んでいる状態で、別の入り口というか、海の底にあるという本入口に行くために、カザトの先祖の記憶と、前勇者の子孫のバッカーの紹介でこの島に来たと、言った。

「え?」という反応。

昔、カザトの先祖達と一悶着あったらしい。

どういう事なのかを、聞くと…

当時フェイクは、早く魔王を倒させる事に執着していたらしく、勝手口から勇者の試練のダンジョンに行かせて、道案内をつけて早く試練を済ませるよううと人魚達に命令していたが…

カザトのご先祖様は、それでは試練にならない!修業にならないということで、勇者達の軍は3派に別れたらしい。

カザトのご先祖様は、この島の人魚達の立ち入り禁止の神殿近くにキャンプを張って1人、(水中呼吸)(水中運動)スキル獲得の為に修業を始めた。

ギルトマスター・バッカーのお爺さん達の隊は、堅実派であって海底の正面玄関からダンジョンに入るのと、勝手口から行く事の違い。
つまり、メリットとデメリットを詳しく調査し始めて、勝手口からダンジョン攻略にすることにしたという。

その時、かなり準備に時間をかけて魚のモンスターとの戦い方を人魚から学ぶという姿勢であった。

そして、やはりいたらしい…
今の勇者ゴン太みたいな集団だ。
その中に…やはり[勇者]ジョブの者もいたらしいのだが…、
「女神の指令だろ?早く案内しろ!
俺たちは戦わない!
人魚達が、戦え!」

なんて、何のための試練なのだ?というツッコミを入れないといけないような集団が、何も用意せずに勝手口から、突入していったという。


実は、その時は人魚達はカザトのご先祖様をバカにしていたらしい。

バカ正直に、時間のかかる海底のダンジョンの入口からよりも、勝手口からの方が早いのは当たり前だ!

時間の無駄!
バカ!
間抜け!
と言っていたという言う。

それに対して、バッカーの祖父に対する評価は、堅実で必要な事をしっかりと把握して対応する賢者の集団だと言う評価だったらしい。


そして、バカ[勇者]達の一団は無視された。
全滅したのなら、仕方ないとの評価だ。
だから人魚の道案内も、死刑にしても良いならず者に行かせたらしい。



だが…その後。
人魚魂が言うには、人魚達は苦渋の顔をする事になったらしい。

正しかったのは、カザトのご先祖だったのだ。

今となっては、さらにカザトのご先祖様が正しかったという証拠が揃ってしまっており、その話題をすると、バカとアホの集団だと自分達の選択を悔やむごとになるので、考えないようにしていたらしい。

何があったのか。
バッカーのお爺さんと、共に長老と強き人魚の戦士達と共に、試練のダンジョンに突入した。

それは長い時間がかかったが、5ヶ月経ってなんとか試練のダンジョンの最下層の階段を降りたという。


そこに待っていたのは…
カザトのご先祖様だった。

そして、ボスはいなかった。

長老は、「どういう事だ!」なんて叫んだらしい。

カザトのご先祖様は、
「正面玄関から入って読むものは読んで、学ぶ事は、学んで進んで来たが?」
なんてケロッとした顔で言っていたという。

その時バッカーの祖父の隊は、なぜ中ボス達がいなかったのか?

なぜ、強風で谷底に追いやられて全滅すると思われた場面で、谷に仮設の木の橋がかかっていたり、(水中呼吸)スキルが使えないエリアで空気を補給出来る木をくり抜いた筒(今のパイプ)とかの、お助けアイテムがあったりしたのかがわかったのだ。

バッカーの祖父が、土下座してカザトの祖父に謝った場面だったらしい。  

ぽん!

ダンジョンのボスが、ポップアップしたのだが、カザトのご先祖の素手の一撃で倒されていた。

一日一回位のボス復活らしい。

その当時、長老は訳がわからなかった。

カザトのご先祖曰く、バッカーの祖父は来るだろうから、待っている間に100回近くもダンジョンボスを倒しているらしい。

30回目から、素手で戦った。
40回目から、一撃で倒せるようになったらしい。


人魚の最長老は、言う。
「アレは、規格外という事にした。」

トワイライト達は、カザトが今回召喚されたその子孫だと言うとびっくりしていた。

トワイライトは、最長老に言う。
「人魚の宝玉に魂を無理矢理封じないと、魂をここに留める事ができなかったのに、カザト様はダイヤモンドを魔法玉化させて、魔法式を刻んで魂の負担のないように、1人1人作るなんて、普通すぐにできますか?」

人魚の最長老は言う。
「え?ダイヤモンドだったのか?
え~~~!?」

強度の高いダイヤモンドだと知って絶句する人魚達は、その時から、ものすごく協力的になった。
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