234 / 334
第4章 お姫様達と黒の宮廷魔術師と、そいつらが使役したモノ達。3部 乱闘編 邪神vs フェイクROUND2と、乱闘に巻き込まれる者達。
第19話[幕間]カザトが昏睡している間に 1
しおりを挟む
トワイライト達が、ある者と話している。
それは、コスモ本体である。
この会談は、始めから騒がしかった。
まず、睡眠中に白い光輝く世界に招待されたトワイライト達が発見したのは、前世でかつて同じコミュニティで生活していた、義姉のコスモさん。
人間時代とは、姿が変わっているが前世の記憶を取り戻したトワイライト達には、すぐにバレた。
そして、話が始まる。
しかし、コスモは頑なに創造の管理者神の事は言わなかった。
ある計画の為に言えないらしい。
そして、カザトの事である。
前世でのカザトの立ち位置は、トワイライト達の弟分。
当時のトワイライト達の中でも、恋愛対象者未満?(女性は早熟)くらいの立ち位置だったらしい。
前世での死亡時、カザトは推定7歳未満?。
トワイライト達は12歳位であった。
さぁ、どうするの?
カザトが前世の記憶を、取り戻したとしたらトワイライト達との関係が壊れてしまうのでは?
と、言うことになるのだが、ここでコスモから爆弾的内容の事実がなげこまれた。
カザトは、前世で死亡したあと地獄で戦っていたらしい。
「だから、いくら探しても見つからなかったか!」
「ったく!そういうことでしたか!」
「こうなれば、力づくで納得してもらいます。」
「天界の分析班予想だと、カザト様の前世記憶の危険不安定再起動期間は、24時間です。
それさえ、乗り越えれば前世の記憶はまた眠りにつきます。
そして、ゆっくりと前世記憶が復活していくでしょう。
あと、身体のほうが今回の戦闘のせいで、安定化が遅れます。」
「あのクソガス国王達のせいで、碌でもない事しか降り掛かってこない!」
「あのクソガス国王を魔王認定出来ないですか?」
「それに、あのクソ猫獣人女王とか?」
「その事なのですが、フェイク=フロンダーパが、自ら邪神宣言をしました。
フェイクランドの管理室AIが、本人に確認したので、これから天界などが奴を扱う時は邪神として扱います。
なので、扱い問題は放置すればいいのですが、問題はフェイクの中にいた悪魔の如き恐ろしい心を持つフロンダーパの姉妹と母親です。
奴らは、恐らく邪神として出てくるでしょう。
そして、奴らに殺された(仮)管理者神見習いたちが、○獄に既に送られています。
その彼らに名義貸しをしていた、管理者神マイネはどうも、生命に関わる重症に陥っているらしく、彼らに憑依させていた自分の分身すら回収しています。
分身回収によって、名義貸しが成立せず管理者神がいなくなった、超高次元の海に浮かぶ別の異世界がすでに衝突軌道に入りました。
フェイクランドが、地球世界に衝突する前に、この別の多数の異世界が衝突してきます。」
トワイライト
「地球魔導怪獣大戦の再現に、なるかもしれないってことですか?!
つまり、それを阻止するしかないと!」
「ハイ!天界からは、ぶっ殺す事を前提とした、暴れてもいいと言う許可書がでています。
やっちまって下さい。」
怖い、これ以上内容を書きたくないから、次に行きますね。
その頃、罪深きガス国王は?
ガス国王
「こ!ここは?」
宰相
「何も見えない。真っ暗だ。どうしようもないバカ弟の国王の声が聞こえる。」
勇者ゴン太
「う、うぅ! た、たす、たすけてくれ。
寒い、寒いんだよ~。」
ブレーダー王女
「い、痛い、心臓が、魔法臓器が、穴になったのよ。誰か助けてよ。」
部下天使1(ガス王国担当)
「ここは、どこだ?
く、部下天使結界が全く効いていない。
執務室室空間でもない。
お前ら、幽体ではないな。
霊体が離脱しているぞ。
早く元に戻れ!死んでしまうぞ。」
部下天使2(宰相担当)
「く、駄目だ。俺の位置確認システムすら起動しない。
なんて、霊圧だ。
フェイク様なんて、話にならないほどの遥かに超えた霊圧だ。
あの管理者神マイネすら、空気の圧の時点で越えている。
なんだ~!
あの者達は!」
その後、彼らにはかなりの力の差があるのだが、それよりも巨大な力の者が近づいて来るだけで、仲良く失神(死亡?)してしまい、どこかに連れられて行った。
その頃フェイクランドでは?
恐ろしい事が、起こりだしていた。
まず、隷属状態だったのだが戦争を仕掛けたホビット達は、隷属状態ではなくななったのに、なんと次に起こした行動はトワイライト達が言うクソ猫獣人女王の国を、攻めだしたのだ。
なぜか?
それは、ホビット族は致命的に農業が下手なので、食料が自給出来ないのだ。
まぁそれが原因で、フェイクの偽の金貨製造計画に乗ってしまった側面もある。
今回の戦争で、各国に旧商業ギルドが発行して無理矢理広めた[新大陸共通金貨]は、ホビット族が邪神と組んで作った、瘴気を化けさせた偽物金貨だと、公表されてしまったことで、食料輸入すらできなくなった。
今は、ガス王国の王都を占領したホビット族は、食料品調達の為に戦力を提供するかわりに、食料を出せと小国などに持ちかけたが、[新大陸共通金貨]の事で大損した小国達は、逆に損失の補填として、タダ働きを要求した。
ホビット族は、既に無茶苦茶な行軍の為に既に飢えており、本人達の論理だと仕方なく食料の強制調達(略奪とも言う)を始めたのだ。
既に、地図に載らないほどの小さな小国は10消えたが、まだ食料は足りない。
そして、あの猫獣人女王の国家との戦争になったが、その時も女王は冒険者ギルドに冒険者カザトを派遣しろと言ってきて、断固拒否されていた。
冒険者ギルドは、カザトが戦争後にマトの街の上空から落ちて来た、その部分だけの映像を公開して重症であり、強制指名依頼除外者として認定したと発表した。
新設制度、強制指名依頼除外者・特Z級冒険者に認定である。
カザトは、ドワーフ王国とベイントス公国での扱いや、皇帝、ブラー国王やラッド国王の認定のもと、その位置づけになったので国家が強制指名依頼要請を出したとしても、指名できなくなった。
ホビット大王
「いけー!我らの聖なる戦士たちよ!
食い物を取ってこい!」
こんな事にならないように、カザトの先祖がガス防衛隊という、就職先を作ったのだったがその苦労すら愚弄して、こんな事をしたホビット族に対して、ガス王国防衛隊の設立の経緯を知った各国の代表は、呆れ返る。
クソ猫獣人女王に対する、援軍は?
新生ガス王国周辺の国家は、まだ戦争直後であり、またもう一つの碌でもない勢力が動き出したので、それどころではなかった。
ドワーフ王国が、クソ猫獣人女王の亡命くらないなら、受け入れると言うのが精一杯であったのだ。
(その女王をキスカ達は、しっかりと教育するつもりであるらしい~。)
で?
もう一つの碌でもない勢力とは?
そう!冒険者ギルド本部の信頼を裏切り、前勇者達との約束を裏切り、フェイク側についた戦士ミストラルの配下になったハイエルフ達である。
このハイエルフ達は、なんと同族のトワイライト達の親兄弟どころか、村のそのものを勇者ゴン太達の慰み者にするために、売り飛ばしたやつらである。
「仕方がなかったから、無罪だ!」なんて、わけがわからない論理を展開するのだが、トワイライト達の怒りが、それで鎮まって納得するなんて思っている奴らなので、碌でもない事をすることは容易に予想できた。
既に、ハイエルフの彼・彼女達に[森の賢者]なんていう称号なんて無い。
ラッド国王は、マトの街の外にいるこの勢力に対して、防衛隊に攻撃命令を出す事にした。
新生ガス王国 文官
「国王陛下。街の外のハイエルフ軍団が降伏をすると言ってきました。
そして、保護を求めて来ています。
代表者が面会を求めてきました。
既に、城の外にいますがどうしましょう?」
新生ガス王国 宰相
「バカモン!
貴様ら!なぜ街の中に入れた!
入れたのは誰だ!」
文官
「ひ!ヒィー!
その、ハーフエルフ達の部下が、私の許可を出す前に、当たり前だと言う態度でやってしまいまして。」
ラッド国王
「その部下達をよべ。
ハイエルフの代表者という者に、まず出さねばならないものを、照合するからということで、危険物取扱のあの部屋に入れろ!
軍事副大臣よ!
対魅力と対傀儡、対洗脳の魔道具をつけて、その代表者に対応しろ。
照合するのは、わかっているな?」
軍事副大臣
「は!カザト様の側近の、あの方の家族を売り渡したクソな者共の首と、ハイエルフ達が邪神フェイク側についた以上、我らに隷属するレベルでの戦闘行為をしないと証明するモノだと認識しております。」
宰相
「確かにそれでいいと思うが、奴らがすんなりと出すとは思えない。
噂だけなら、賢者と言われたホビット族の大王ですら、あんな実態だったのだからハイエルフ達が、カザト様のいう逆ギレを起こす事は間違いないだろう。
厳しく、対応しろ。
国王としか話さないというなら、話す資格を出せと、そいつの側の側近を斬ってでも言え!」
ラッド国王
「本当ならそんな事はしたくないが、この戦争は酷すぎる。
あまりにも酷い!
構わない。
資格を出せと言え!」
そして、ハーフエルフの部下達が呼び出されたが、許可なく街に入れた理由どころか、入れた記憶すらなかった。
まずいぞ!
奴ら、本当に碌でもない奴らだ!
騎士たちが、軍事副大臣の加勢にいった。
危険物取扱の広間
ハイエルフの長老
「く!なぜだ!なぜ我が秘術が効かない!
クソ!こうなったら、強行突破だ!
精霊よ!この者たちを消し炭にしてしまえ!
フレイムバースト!」
バーン!
確かに、少し爆発したが騎士たちの盾にはばまれる。
騎士たちの盾は、ミスリル鍛造カザト製。
びくともしなかった。
そして、火力が通常の10分の1だった。
ハイエルフの長老
「なぜだ!なぜ力を貸さない!
精霊よ!聞いているのか!」
「グエ~。」
後ろから、部下達の呻く声がしたので振り返ると、大精霊フレイムに首をしめられて静かに焼かれる二人の部下を見た長老。
ハイエルフの長老
「ヒィー!なぜ!何故じゃ!」
大精霊フレイム
「貴様ら、よくもカザト様に刃を向けたな!
よくも、真に私達を大事にするトワイライト達を苦しめたな!
許さん!」
そのまま、焼きエルフにされた長老達はマトの街の外に大精霊フレイムによって放り出された。
作戦の失敗と大精霊を怒らせる事をしてしまった事を悟ったハイエルフ達は、大精霊フレイムに謝罪するが、フレイムのマトの街に関わるのは禁止宣言によって、大精霊を怒らせた責任をガス国王に取らせようと、ガス王国の王都に移動を始めた。
ラッド国王は、追撃をしなかった。
すれば、悲劇しか起らないだろう。
国民も、ハイエルフ達を全滅させるのは反対だったので、その決定を指示した。
エルフ族は、自然と精霊との橋渡し的な存在である。
さて、あのクソ猫獣人女王の国は、どうなるのだろうか。
それは、コスモ本体である。
この会談は、始めから騒がしかった。
まず、睡眠中に白い光輝く世界に招待されたトワイライト達が発見したのは、前世でかつて同じコミュニティで生活していた、義姉のコスモさん。
人間時代とは、姿が変わっているが前世の記憶を取り戻したトワイライト達には、すぐにバレた。
そして、話が始まる。
しかし、コスモは頑なに創造の管理者神の事は言わなかった。
ある計画の為に言えないらしい。
そして、カザトの事である。
前世でのカザトの立ち位置は、トワイライト達の弟分。
当時のトワイライト達の中でも、恋愛対象者未満?(女性は早熟)くらいの立ち位置だったらしい。
前世での死亡時、カザトは推定7歳未満?。
トワイライト達は12歳位であった。
さぁ、どうするの?
カザトが前世の記憶を、取り戻したとしたらトワイライト達との関係が壊れてしまうのでは?
と、言うことになるのだが、ここでコスモから爆弾的内容の事実がなげこまれた。
カザトは、前世で死亡したあと地獄で戦っていたらしい。
「だから、いくら探しても見つからなかったか!」
「ったく!そういうことでしたか!」
「こうなれば、力づくで納得してもらいます。」
「天界の分析班予想だと、カザト様の前世記憶の危険不安定再起動期間は、24時間です。
それさえ、乗り越えれば前世の記憶はまた眠りにつきます。
そして、ゆっくりと前世記憶が復活していくでしょう。
あと、身体のほうが今回の戦闘のせいで、安定化が遅れます。」
「あのクソガス国王達のせいで、碌でもない事しか降り掛かってこない!」
「あのクソガス国王を魔王認定出来ないですか?」
「それに、あのクソ猫獣人女王とか?」
「その事なのですが、フェイク=フロンダーパが、自ら邪神宣言をしました。
フェイクランドの管理室AIが、本人に確認したので、これから天界などが奴を扱う時は邪神として扱います。
なので、扱い問題は放置すればいいのですが、問題はフェイクの中にいた悪魔の如き恐ろしい心を持つフロンダーパの姉妹と母親です。
奴らは、恐らく邪神として出てくるでしょう。
そして、奴らに殺された(仮)管理者神見習いたちが、○獄に既に送られています。
その彼らに名義貸しをしていた、管理者神マイネはどうも、生命に関わる重症に陥っているらしく、彼らに憑依させていた自分の分身すら回収しています。
分身回収によって、名義貸しが成立せず管理者神がいなくなった、超高次元の海に浮かぶ別の異世界がすでに衝突軌道に入りました。
フェイクランドが、地球世界に衝突する前に、この別の多数の異世界が衝突してきます。」
トワイライト
「地球魔導怪獣大戦の再現に、なるかもしれないってことですか?!
つまり、それを阻止するしかないと!」
「ハイ!天界からは、ぶっ殺す事を前提とした、暴れてもいいと言う許可書がでています。
やっちまって下さい。」
怖い、これ以上内容を書きたくないから、次に行きますね。
その頃、罪深きガス国王は?
ガス国王
「こ!ここは?」
宰相
「何も見えない。真っ暗だ。どうしようもないバカ弟の国王の声が聞こえる。」
勇者ゴン太
「う、うぅ! た、たす、たすけてくれ。
寒い、寒いんだよ~。」
ブレーダー王女
「い、痛い、心臓が、魔法臓器が、穴になったのよ。誰か助けてよ。」
部下天使1(ガス王国担当)
「ここは、どこだ?
く、部下天使結界が全く効いていない。
執務室室空間でもない。
お前ら、幽体ではないな。
霊体が離脱しているぞ。
早く元に戻れ!死んでしまうぞ。」
部下天使2(宰相担当)
「く、駄目だ。俺の位置確認システムすら起動しない。
なんて、霊圧だ。
フェイク様なんて、話にならないほどの遥かに超えた霊圧だ。
あの管理者神マイネすら、空気の圧の時点で越えている。
なんだ~!
あの者達は!」
その後、彼らにはかなりの力の差があるのだが、それよりも巨大な力の者が近づいて来るだけで、仲良く失神(死亡?)してしまい、どこかに連れられて行った。
その頃フェイクランドでは?
恐ろしい事が、起こりだしていた。
まず、隷属状態だったのだが戦争を仕掛けたホビット達は、隷属状態ではなくななったのに、なんと次に起こした行動はトワイライト達が言うクソ猫獣人女王の国を、攻めだしたのだ。
なぜか?
それは、ホビット族は致命的に農業が下手なので、食料が自給出来ないのだ。
まぁそれが原因で、フェイクの偽の金貨製造計画に乗ってしまった側面もある。
今回の戦争で、各国に旧商業ギルドが発行して無理矢理広めた[新大陸共通金貨]は、ホビット族が邪神と組んで作った、瘴気を化けさせた偽物金貨だと、公表されてしまったことで、食料輸入すらできなくなった。
今は、ガス王国の王都を占領したホビット族は、食料品調達の為に戦力を提供するかわりに、食料を出せと小国などに持ちかけたが、[新大陸共通金貨]の事で大損した小国達は、逆に損失の補填として、タダ働きを要求した。
ホビット族は、既に無茶苦茶な行軍の為に既に飢えており、本人達の論理だと仕方なく食料の強制調達(略奪とも言う)を始めたのだ。
既に、地図に載らないほどの小さな小国は10消えたが、まだ食料は足りない。
そして、あの猫獣人女王の国家との戦争になったが、その時も女王は冒険者ギルドに冒険者カザトを派遣しろと言ってきて、断固拒否されていた。
冒険者ギルドは、カザトが戦争後にマトの街の上空から落ちて来た、その部分だけの映像を公開して重症であり、強制指名依頼除外者として認定したと発表した。
新設制度、強制指名依頼除外者・特Z級冒険者に認定である。
カザトは、ドワーフ王国とベイントス公国での扱いや、皇帝、ブラー国王やラッド国王の認定のもと、その位置づけになったので国家が強制指名依頼要請を出したとしても、指名できなくなった。
ホビット大王
「いけー!我らの聖なる戦士たちよ!
食い物を取ってこい!」
こんな事にならないように、カザトの先祖がガス防衛隊という、就職先を作ったのだったがその苦労すら愚弄して、こんな事をしたホビット族に対して、ガス王国防衛隊の設立の経緯を知った各国の代表は、呆れ返る。
クソ猫獣人女王に対する、援軍は?
新生ガス王国周辺の国家は、まだ戦争直後であり、またもう一つの碌でもない勢力が動き出したので、それどころではなかった。
ドワーフ王国が、クソ猫獣人女王の亡命くらないなら、受け入れると言うのが精一杯であったのだ。
(その女王をキスカ達は、しっかりと教育するつもりであるらしい~。)
で?
もう一つの碌でもない勢力とは?
そう!冒険者ギルド本部の信頼を裏切り、前勇者達との約束を裏切り、フェイク側についた戦士ミストラルの配下になったハイエルフ達である。
このハイエルフ達は、なんと同族のトワイライト達の親兄弟どころか、村のそのものを勇者ゴン太達の慰み者にするために、売り飛ばしたやつらである。
「仕方がなかったから、無罪だ!」なんて、わけがわからない論理を展開するのだが、トワイライト達の怒りが、それで鎮まって納得するなんて思っている奴らなので、碌でもない事をすることは容易に予想できた。
既に、ハイエルフの彼・彼女達に[森の賢者]なんていう称号なんて無い。
ラッド国王は、マトの街の外にいるこの勢力に対して、防衛隊に攻撃命令を出す事にした。
新生ガス王国 文官
「国王陛下。街の外のハイエルフ軍団が降伏をすると言ってきました。
そして、保護を求めて来ています。
代表者が面会を求めてきました。
既に、城の外にいますがどうしましょう?」
新生ガス王国 宰相
「バカモン!
貴様ら!なぜ街の中に入れた!
入れたのは誰だ!」
文官
「ひ!ヒィー!
その、ハーフエルフ達の部下が、私の許可を出す前に、当たり前だと言う態度でやってしまいまして。」
ラッド国王
「その部下達をよべ。
ハイエルフの代表者という者に、まず出さねばならないものを、照合するからということで、危険物取扱のあの部屋に入れろ!
軍事副大臣よ!
対魅力と対傀儡、対洗脳の魔道具をつけて、その代表者に対応しろ。
照合するのは、わかっているな?」
軍事副大臣
「は!カザト様の側近の、あの方の家族を売り渡したクソな者共の首と、ハイエルフ達が邪神フェイク側についた以上、我らに隷属するレベルでの戦闘行為をしないと証明するモノだと認識しております。」
宰相
「確かにそれでいいと思うが、奴らがすんなりと出すとは思えない。
噂だけなら、賢者と言われたホビット族の大王ですら、あんな実態だったのだからハイエルフ達が、カザト様のいう逆ギレを起こす事は間違いないだろう。
厳しく、対応しろ。
国王としか話さないというなら、話す資格を出せと、そいつの側の側近を斬ってでも言え!」
ラッド国王
「本当ならそんな事はしたくないが、この戦争は酷すぎる。
あまりにも酷い!
構わない。
資格を出せと言え!」
そして、ハーフエルフの部下達が呼び出されたが、許可なく街に入れた理由どころか、入れた記憶すらなかった。
まずいぞ!
奴ら、本当に碌でもない奴らだ!
騎士たちが、軍事副大臣の加勢にいった。
危険物取扱の広間
ハイエルフの長老
「く!なぜだ!なぜ我が秘術が効かない!
クソ!こうなったら、強行突破だ!
精霊よ!この者たちを消し炭にしてしまえ!
フレイムバースト!」
バーン!
確かに、少し爆発したが騎士たちの盾にはばまれる。
騎士たちの盾は、ミスリル鍛造カザト製。
びくともしなかった。
そして、火力が通常の10分の1だった。
ハイエルフの長老
「なぜだ!なぜ力を貸さない!
精霊よ!聞いているのか!」
「グエ~。」
後ろから、部下達の呻く声がしたので振り返ると、大精霊フレイムに首をしめられて静かに焼かれる二人の部下を見た長老。
ハイエルフの長老
「ヒィー!なぜ!何故じゃ!」
大精霊フレイム
「貴様ら、よくもカザト様に刃を向けたな!
よくも、真に私達を大事にするトワイライト達を苦しめたな!
許さん!」
そのまま、焼きエルフにされた長老達はマトの街の外に大精霊フレイムによって放り出された。
作戦の失敗と大精霊を怒らせる事をしてしまった事を悟ったハイエルフ達は、大精霊フレイムに謝罪するが、フレイムのマトの街に関わるのは禁止宣言によって、大精霊を怒らせた責任をガス国王に取らせようと、ガス王国の王都に移動を始めた。
ラッド国王は、追撃をしなかった。
すれば、悲劇しか起らないだろう。
国民も、ハイエルフ達を全滅させるのは反対だったので、その決定を指示した。
エルフ族は、自然と精霊との橋渡し的な存在である。
さて、あのクソ猫獣人女王の国は、どうなるのだろうか。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
833
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる