[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

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第4章 お姫様達と黒の宮廷魔術師と、そいつらが使役したモノ達。3部 乱闘編 邪神vs フェイクROUND2と、乱闘に巻き込まれる者達。

第30話 キャベツが、ガス国王を阻止した?2

 ガス王国のワンダフル王国に対する侵攻。
 その時、現地にいたカザト一行。
 さて、どうしましょう?


 ワンダフル王国職員 ワンダル
「カザト殿は、すぐに避難を!
 貴殿に迷惑をかけるわけにはいかない。」

ウマンゴー王国職員 ウマンゴ
「すぐに本国に連絡を、あ!もうしたの?
 ウマンゴー王国から、援軍が来ます!
 あと、他の国からも援軍が出発しました。」

 その時、カザトは顔は変わっていなかったが、ガス王国にブチギレていた。

 そして、このウマンゴー王国やワンダフル王国を守りたいと思っていたのだ。
 楽しい。
 この王国は楽しいのだ。
 前勇者達が関わった邪神戦争の後に、制度を腐らせずに育てた成功した王国だと実感していた。

 見殺しにするわけにはいかない。
 トワイライト達に念話でその事を言う。

トワイライト
「はい。戦ですね。
 殺しても、すぐにこの世界に舞い戻って来るなら行動不能にして、教育ですね~。」

 う、うんそうだね~。
 背中に汗が、なぜか大量に流れるカザト。

 死闘になる
 カザトは、覚悟した。
 兵力の桁が違う。
 だが後でわかることだが、この時カザトは勘違いというか、データー不足による予測ミスをしていた。

 なんとなくだが、落ち着いて考えるとわかったことだが、まぁ、カザトにも好都合。


 ガス国王達と戦闘する理由も有るので、避難誘導しているワンダフル王国の副騎士団長に陰ながら、援護射撃をさせてほしいと要請する。
 決して、名前を出さず国の威厳を損なわないように動くからと、言ってみた。

 副騎士団長によって了解が取れたカザト達は城城壁の塔に登ってガス国王達の居場所を探す。

 ワンダフル王国は、すべての民を既に王都に食糧配給するとして避難させていた。
 
 押し寄せて来るホビット達の大軍6000万。
 いたな勇者ゴン太。
 そして、ブレーダー王女。

 カザト達は、城にアンチマジックシールドを張って魔導師団の魔法攻撃に備える。

ガス国王
「いけー!燃やし尽くせ!」

 ホビット魔導師団が、ファイヤーボールを撃つがすべてかき消される。

 えー(・_・;)

 ホビット達が、びっくりしている。
 それを見て、今回は感情までは隷属させていないとカザト達は見て、魔導通信でその映像を送る。

 久しぶりに、溶岩の池でも作るか?と思っていたカザトだったが、ワンダフル王国側の作戦はなかなか参考になるものだったので、アシストに徹することにする。

ワンダフル王国騎士団長
「水魔法攻撃開始!」

 どういう事?
 副騎士団長に聞くと、実は何度もこっそりとホビット達は、ガス国王達がいなくても他の小国群に戦争を仕掛けて、食糧略奪を常態化していたらしい。
 
 アカンやん!と、駄目だこりゃ!

 と、良識ある方なら言うだろう。

ワンダフル王国副騎士団長
「水をかけると、なぜか戦闘力か3分の1になることが、わかっています。
 問題は、伝説のガス王国防衛隊です。
 ガス王国防衛隊は、その弱点を克服していたのです。
 来たな!ガス王国防衛隊!
 やはり、水は…あれ?効いている?」

カザト
「やはり、何かの特殊魔導保護の強化をしていたが、それが崩壊したようだな。
 なぜ、その保護が消えたのかは不明だが、元どおりに復元できなかったのだな。
 それとも、あの黒き魔導師カンターレは、わざと修復しなかったか?
 
 アレ?魔導師団の様子が。」

ワンダフル王国副騎士団長
「いかん!魔力切れが近い!クソ!そうか!数で押し切るつもりか!」

 ガス王国侵略軍は、ホビット弱体化作戦に出られると既に予想していたが、それを物量作戦で蹂躙するつもりだ。
 ワンダフル王国側の魔導師の数が少ないのと、獣人達の特徴として魔力が比較的少ないということをついた作戦だろうな。

カザト
「アレをやってみるか。
 上手く出来ればいいのだが。」

エルシー
「やってみましょう。
 マジックブースト!」

 カザト達が、ワンダフル王国側の魔導師の魔法を、増幅する作戦にでた。

 ドン!
 
 いきなり、小さかった水の弾丸が100倍にデカくなる。
 散水栓で、放水していた程度だったのがバケツをひっくり返す水量になる。

ホビット司令官
「うわーーー!やめろー!」

 イヤ、あなた達が略奪と侵略をしているのでしょ?
 間違ってない?
 字面だけなら、被害者ぶるホビット達。
 副騎士団長さんの部下さん達が、せわしなく動いている。
 あ!クマ獣人のガートナーが出てきた。
 まさかあれは、諸葛亮も使ったらしい、鼎の陣 甲破か?
 古書以外で、初めて見たぞ。
 (当たり前である。)

 ホビット達が、中央に陣を厚くし始めた。
 わかってきたぞ。
 おいおい、あのガス国王は偽物だな?
 
 それにあの陣は、真田が使ったと言われる、足の…何だったか、名前が決まっていないが伏兵戦でよく使ったらしい、陣形だな。
 誰だ?甲斐(山梨県)の山間部の伏兵の陣を、だだっ広い平野部で使うのは?

 いたな、そんな知識だけは機械的に詰め込んで、詰め込んだせいで応用が効かなってしまった生徒会長さんが。

 うわーーー、おいおい、矢じりみたいに遊撃隊を特攻させて、どうするつもりよ。
 は~。
 なるほどね。
 ボクシングで言うところのヒットアンド~って戦略かよ。
 蝶のように舞いって、蛾が攻撃しているようにしか見えん。

 
 その頃、ガス王国の本陣では。

勇者ゴン太
「もっと!もっと機動的に動け!
 攻撃したら、すぐに引くのだ!
 敵本隊を誘い込んで、袋叩きにするのだよー!
 わかっいるのか!まったく!」

 カザトの予想通り、軍師は勇者ゴン太であった。
 目を丸くして見るブレーダー王女。
 その横で、顔が真っ青なガス軍事大臣と、総司令官。
 ガス国王は、ご満悦。
  
ガス宰相
「ゴン太は、ただのゲスエロバカではなかったのか?
 どうなっている?」

 (秘密組織の成り立ちの性格上、昔の軍事ものなどの読んでいただけなのですが。)

ホビット司令官
「おかしい、おかし過ぎる。
 あのワンダフル王国側の魔力の規模の違いもそうだが、いつもならあんなに鮮やかに煽ったら、突撃してくるワンダフル側の守備があんなに硬くて、辛抱強いとは!
 勇者ゴン太が、こんなに軍師として有能なのはおかしい!
 ガス王国陛下、こいつは勇者ゴン太ではありません。
 邪神が遣わした罠です。」

ガス宰相
「いや、行軍の知識だけは本物だ。
 おい、そろそろ勇者親の特攻隊を出させろ!
 奴らに、食糧補充計画をダメにされた責任を取らせるのだ!
 まったく、本当に上手くいくのか。」

勇者ゴン太
「おそらくだが失敗する。
 あの親父達の成功なんて全部組織の力のゴリ押しの、捏造された成功しか無いからな。
 あのウソ成功武勇伝の裏に、どれだけの犠牲があるのやら。」

ブレーダー王女
「へ?
 それは、別働隊作戦をやってはいけないということでは?
 なぜ、そんな負け戦決定の作戦を実行したのですか!」

ホビット司令官
「そ、そうですよ!」

勇者ゴン太
「陛下に聞けよ。」

ガス国王
「(え?まったく話を聞かずに、殺れとか言ったけど、どうする?不味いな。)
 まだわからんか!まったくどいつもこいつも!」

ガス宰相
「お前、話を聞かずに実行命令を出しただろ!」

ブレーダー王女
「(うわーーー、まだ地獄行きは嫌です。嫌です。嫌です。)
 今すぐ、作戦を停止して立て直しを!
 戦力があるうちなら、まだ修正が効きます。」

勇者ゴン太
「あの、クソ詐欺師達(ゴン太の親達)は、フェイクが直接地球から連れてきた。
 しかも部下天使が、直接だ。
 だが、災害しか起こさない。
 つまりだな、ガス国王陛下のおっさんは、ワンダフル王国の兵士に奴ら(ゴン太の親達)が、自分達の立案した必勝の作戦で油断したから全滅したって形にして、俺達にフェイク様の意向を無視したって言う、悪い評価をつけさせない為だろ?」

ガス国王
「(これに乗ろう!)その通り!
 俺たちが、(災害)なんて言われていたが、実は俺たちが被害者だと言う証明にもしようと考えていたのだ。
 だが、生みの親を殺させるゴン太よ、主も悪よの~。」

勇者ゴン太
「陛下も、と返したいけど実はもっと現実は怖いぞ。
 ブレーダー!
 お前が、前にフェイク様に連なる俺の組織の事をけちょんけちょんに言ってきたが、その組織の怖さを見ることになる。
 まぁ、身構えるな。
 といっても、顔を引きつらせる事になるがな。
 前にマトの街を攻めた時に、俺が謎のスキルを発動させたってブレーダーの側近がいっていたが、よく似た事の覚えがある。
 それが、あの家の親達だ。
 小学生のころだ。
 カザトの奴が担任の奴起こした大きな失敗のせいで東京に行ってしまった後の事だ。
 実はな、あの他の仲間の親ども何回か暗殺されているのだ。
 まぁ、他人の商売とか強権を使って奪っていたら、恨まれたり復讐されて当たり前だよな。
 だが、お前たちが見ている通り生きている。

 そう!
 生きているのだよな~。
 あの当時な、俺も両親の心肺停止の場面に病院で立ち会ったが、その後だ。

 他の組織を束ねる組織の一番上の方が来てな、生き返らせたのよ。
 今から、思い出したらフェイク様達の世界の方だったに違いない。
 死ぬ事は禁止だってよ!
 つまりだな、死ねないのよ。
 ホビット司令官よ、そして大王よ!
 お前たちが、フェイク様を舐めているという事を、今から家の親が証明してくれるだろうな。
 よく見ておけ。」

 え?!

 勇者ゴン太の言葉に、ガス国王達みんな真っ青になる。

 その時である。

[待ちなさいよ!それは!それは!私の上司様に違いない。
 む、無理よ!生き返らせるなんて無理よ!
 生と死を操るなんて、私の管理者神レベルだと違法なのよ!]

 なんと、フェイク自身が思わず見ているだけでなくて、語りかけてきた。

 え?!

 また、ガス国王たちの目が点になる。
 だが、ここで勇者ゴン太は勝負に出た。

勇者ゴン太
「は!そうだったのかよ。
 だが、上様の命令は絶対。だよな?
 裏切りは許されね~。だよな?
 つまりだな、絶対実行なんだよ!」

[ヒー!]
 悲鳴を思わず上げたフェイク。
 ブレーダー王女も、真っ青になった。
 もちろん、周りの者達もである。

 なんだか執務室空間から、なんだかドタバタと部下天使たちの怒号とか聞こえてきた。

勇者ゴン太
「解決策は簡単だ。
 あの親達と、俺を地球に戻せ!
 任務完了と、お前たちが証明書を書いて俺に渡せばお前達は永遠の命を親達と俺に保証することは免除される。
 実に簡単な事だ。」

 し~ん。

 執務室空間が、静まり返る。

 そして、戦場も静まり返っていた。
 フェイクの声とか、戦場にも聞こえていたのだ。

 だが、そこには計算外が既に発生していた。
 その親達は既に、カザト達によってブーストされた水魔法によって拘束されて、カザトがこっそりと、そのエリアだけ氷点下にしてしまい氷漬けにされていたのだ。

 そのことは、城の大門の攻防エリアの人間しかまだ知らない事であるが…。
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