270 / 334
第5章 ついに始まった本当の戦い。
第18話 ガス王都内 攻防戦 その1
カザトは、目を覚ました後にすぐに移動する。
セーフティールームを作るためだ。
空間魔法で、ある商家の地下に地下室をつくる。
滅菌・抗菌の魔法陣を展開して、セーフティールームを作る。
さぁ、ガス王都戦だ。
まずは、あの天然痘を巻き散らかしている、カメレオンだ。
奴は、すぐに倒す!
カザトは、錬金術道具を亜空間庫からだして、抗菌剤を作ろとしたがそんなに時間をかけられない。
それに、メールの添付ファイルを読むと、この怪獣達は、向こうの異世界の人類文明を壊滅させている。
文明的には、提出された報告書では地球と同じ光景だったらしいのだが、実態はこことは変わらなかったとのこと。
鑑定すると、耐毒物スキルがある。
焼くか。
奴は今はガス王都の城の城壁に同化していたが、鑑定眼では見えている。
そんなに城壁が好きなら、縫い付けてやるよ。
ロックランス!
城壁の鉱物を槍に変質させて、串刺しにして城壁に縫い付けてしまう。
なんだ?
緑の強酸の血液か!
燃やす!
ファイヤーウォール!
壁のなのだから、壁ごと燃やしてしまえ!
カメレオン
「ギャーオ!」
なんだ?
なるほどね、身体を耐熱仕様に変化させたのか。
属性変化は既に鑑定でわかっていたが、なるほどね~、そうやるのか。
細胞ごと属性変化させて、周囲に溶け込ますのかよ。
で?
倒す手段が、無いのかって?
こちらも、考えている手があるのだ!
前に間違って作った塩酸を水魔法でカメレオンの傷口から無理矢理体内に流し込む!
どうだ!
カメレオン
「……」
アレ?効いていない?
だが、カメレオンの奴が攻撃する前に殺る。
カザト
「絶対零度」
カメレオンをすぐに凍らせていくと、後ろから襲って来るやつがいた。
コカトリスだ!
石化ブレスが、やってくる。
すぐに避けるが、石化ブレスはカメレオンに当たる。
あ?
カメレオンの奴の石化した皮膚が剥がれていくな。
なるほどね、変形脱皮か!
クソ、キノコもこちらに来た。
そして、ヒマワリにヒヨコも来た。
ありったけの魔力を込めて、カメレオンとコカトリスに滅菌・変性細胞除去魔法陣をスタンプして、カザトは光魔法での光学迷彩と気配遮断で、撤退する事にした。
セーフティールームに帰ってきたカザト。
カザト
「ハァハァハァ、ギリギリだったな。
ここまで、消耗するとは。
う!そう言えば、昨日から…」
カザトはすぐにトイレ行った。
その頃、カザトに魔法陣を手加減無い魔力で撃ち込まれたコカトリスは、千鳥足になっていた。
フラ~フラフラ~。
その体内では、血液中の栄養素を分解、合成、していた細菌や、他の怪物からの細菌やウイルスを食っていた細菌などが、片っ端から死滅していくのだ。
そう!
栄養素が足りなくなって、しまった。
目眩がする。
ドシン!
倒れてしまったコカトリス。
それを好機として、動く触手ヒマワリが丸呑みしてしまう。
こうして、すぐに騒ぎは終わった。
その頃、カメレオンは体内の異変によって、得意の属性変更が、できなくなっていた。
なぜだ!なぜ!
カメレオンは、自分の串刺しになった身体を調べる。
なに!
腕が、脚が、動かない!
自動再生が効いていない。
ハァハァハァハァ
なんだ?いくら空気を吸っても、身体に窒素が取り込めない。
(このカメレオンは、酸素を取り入れのでは無く、窒素呼吸らしいです。)
な!何!
身体の中の血の色が変ってきている。
う!
カメレオンは、切り札を使う。
非常事態とみて、卵を生むのだ。
しかし、なぜか卵の殻が生成出来ない。
カザトが、無理矢理流し込んだ塩酸(カザトは塩酸だと思っているが、実は高濃度純粋液化塩素。この異世界特有の物理現象で、フェイクランドでは普通の事。)が、反応した結界であった。
しかもカメレオンの日常なら、こんな化学薬品なんて血液中の細菌とウイルスがなんとかするのだが、カザトが、スタンプした滅菌魔法陣によって死滅して、無菌、無ウイルス状態になってしまった。
カメレオンは、最後のあがきとして、天然痘ウイルスの塊の毒袋を吐き出そうとしたが、滅菌魔法陣の侵攻は、カザトが寝てしまって供給される魔力が多くなった為に、早かった。
天然痘ウイルスは、無力化されて単なるアミノ酸の硬い塊に分解・変化する。
カメレオン
「う!」
カメレオンは、固くなった毒袋で喉を塞いでしまって窒息してしまった。
次の日、カザトは起きた途端にまずトワイライト達に報告をする。
カザト
「どうも、この怪獣どもは人の都市を襲い慣れているな。
時間がかかるかもしれない。」
トワイライト
「無理はだめですよ!
邪神達の監視班からは、まだ動いていないと報告が来ておりますが、油断できません。
動きがあれば、すぐに撤退してくださいよ!」
マーベル
「今、冒険者ギルドから邪神バッタと邪神イナゴに動きがあったと、報告が来た。
植物の怪獣と戦闘になったみたい。」
その頃、冒険者ギルド各支部のギルドマスター達が、本部に魔導通信をつないで会議をしていた。
カザト側代表メーベル
「今、カザト様からの報告の映像が入りました。
ガス王都は、機能停止。
勇者となったガス貴族勇者達はすでに、精神を乗っ取られている模様。
これが、現地影像です。
そして、カメレオンとコカトリスとの戦闘になりました。
現地では、病気になる特殊条件下にあり、魔力の消耗が激しいので、安全地帯を構築しての活動になります。
ワールドルールによって、王都を破壊する極大火力魔法が使えません。
あのガス国王が、わざわざ王都にこもって修復させられるようなほど強制力が働いた事を考えると、いかに怪獣達の心地よい戦場になっているかが、伺えます。」
某小国ギルドマスター
「既に、現地に向かっていたのか。
俺等は、それよりも邪神の討伐を強制要請するつもりだったのだがな。」
メーベル
「私の持つギルドマスター資格を使用してでも、その要請は阻止させていただきますよ。
あなた達の奴隷ではないのです。」
元ゲルー王国亡命政府ギルドマスター
「ま、まて!マーベル・メーベルを敵に回すつもりは無い。
もう、邪神に対抗出来る戦力はないのだ!
協力してくれてもいいじゃないか。」
ニャントゥ王国亡命政府ギルドマスター
「それに、聞きたい事がある。
どこから、女王替え玉の事が漏れた!
あれは国家機密だった。」
メーベル
「国家機密のクソ偽女王を使って、人をよくも奴隷扱いしてくれたな!」
グランドマスター バッカー
「カザトは、もう強制依頼免除の地位だ。
その事を肝に命じて置くように。」
ニャントゥ王国亡命政府ギルドマスター
「ち!
だが、邪神は討伐してもらうぞ。」
メーベル
「奴隷扱いは、お断りです。
そうそう。ニュースソースは、あなた達と違って死の森や、闇の沼や、豪氷の谷を越えてある国にやってきた、あなた達が捨てた勇気ある民です。
既に、3カ国が国境地帯を知識無しで移動したことに対して勇気をたたえて、検問などの法による罰を免除して、街民権をあたえました。
これを、先程の国家機密漏洩の答えとします。
そうそう、民を捨てた以上あなた達には、罰する事もできませんからね。
そして、先程の言葉にお答えしましょう。
邪神を、討伐してもらうぞだと!
貴様らでやれや!
これ以上、奴隷扱いすると私達が貴様らを先に討伐してやるぞ!
亡命政府だ?
海岸部に建てた建物は、既にこちらは把握済みだ!
場所がわからないから、言いたい放題だと思うなよ!」
(人魚達の働きでバレていた。)
バッカーは、思い出した。
そうだった。
なぜ?マーベルだけが、受付嬢をしていたのかと言う事を。
マーベルは、どちらかと言うと人の話を聞いて、腹が立つと料理をするが如く、よく骨だけを砕いてボコボコにする性格なのだが、メーベルは、ケンカ・戦争となるとスプラッターの如く、血祭りにする性格だったのだ。
マーベルだけをよこさずに、メーベルも寄越したということは、既にカザト側の女性陣はキレていると判断した、メーベル・マーベルを知る8割のギルドマスター。
そして、亡命政府よりも重要な施設である海岸部の裏政府の建物を場所を言われたニャントゥ亡命政府のギルドマスターは、言葉が出なかった。
虐殺のメーベル・マーベルを舐めるな!
これは、最新のギルドの[絶対に敵対するなリスト]に載るパーティーの情報欄に書かれた、たった1行の言葉である。
(実は孫であることがわかった、神聖皇国の皇主の裏圧力が始まりだったのだが、今は色々な意味を持ってしまった1行である。)
ここまで、独自の情報網があるだと!
ニャントゥ王国亡命政府の位置も既に知っているな。
まずいと、ニャントゥ王国亡命政府ギルドマスターは、思い出した。
ワンダフル王国ギルドマスター
「ハァ、だがあの異世界の怪獣には参った。
ガス国王も、他の国を侵攻する時だけ全力を出して、怪獣や邪神が来た時はすずんで部下になりやがる。
もう、奴らをモンスター認定して討伐したらどうだ?」
某小国ギルドマスター
「私も、それに賛成です。
ニャントゥ王国も酷いが、ガス王国は酷すぎる。」
【速報】「ガス王国の国王と貴族は、モンスター扱いにする。」が、冒険者ギルド会議で可決される。
しかし、カザトに邪神討伐の依頼をするギルドマスターは、多かった。
傷つく民を見てられないと言うのは、人情的にもわかる。
マーベルとメーベルも鬼ではない。
だから、全く受け付けないとは言わないが、馬車馬の以上に過酷な使い方をしようとする者達の言うことは聞かないと宣言する。
それには、ニャントゥ王国亡命政府ギルドマスター以外の挙手で、承認された。
そして、本題に入る。
ウマンゴー王国冒険者ギルドマスター
「ニャントゥ王国は、邪神に鞍替えしたようだな。
前管理者神様のお使いを裏切ったと報告が来た。
貴様らは、やはり邪神フェイクの手下か?」
ニャントゥ王国亡命政府ギルドマスター
「(クソ、なんとかして、フェイク様に朗報を伝えられるようにしないと。)
邪神とはなんだ!管理者神様だぞ!」
冒険者ギルド会議は、紛糾する。
その事、カザトは油をガス王都の広場に撒いていた。
マーベルからの情報で、勇気召喚以前は花壇になっていた所は火の仮説祭壇であり、そこで前管理者神を祈る祭りがされていたという事を聞いたカザトは、キノコしか生えていない花壇を、火魔法で灰にして土を除去して火を灯す事にした。
少しでも、空気中のウイルスと細菌濃度を減らさないといけない。
さて火がついたから、あのカメレオンを倒しに行くか!と、城壁に行くとカメレオンが力尽きて灰になった後であった。
気配遮断が、うまかったので生命力探知をしていなかったが、あの攻撃は効いていたようだ。
鑑定でも、カメレオンが討伐された途端に天然痘ウイルスが消えた事がわかったのだが、突然カザトを襲う激痛!
カザト
「い、痛い!なんだこれは!」
その日の予定をすべて止めて、セーフルームに帰ったカザト。
「ピコリン♫ カメレオン討伐により、膨大な経験値が入ります。
身体に順応するまで20時間お休み下さい。」
え?
コカトリスは、討伐されていない?
カザトは、食われたはずのコカトリスを思い出していた。
あの、ヒマワリ。
化けるかも。
嫌な予感しかしないカザトは、気を失った。
あなたにおすすめの小説
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
倒した魔物が消えるのは、僕だけのスキルらしいです
桐山じゃろ
ファンタジー
日常のなんでもないタイミングで右眼の色だけ変わってしまうという特異体質のディールは、魔物に止めを刺すだけで魔物の死骸を消してしまえる能力を持っていた。世間では魔物を消せるのは聖女の魔滅魔法のみ。聖女に疎まれてパーティを追い出され、今度は魔滅魔法の使えない聖女とパーティを組むことに。瞳の力は魔物を消すだけではないことを知る頃には、ディールは世界の命運に巻き込まれていた。