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第5章 ついに始まった本当の戦い。
第35話 誰がそのスイッチを押したのか?!4
しおりを挟む「降下開始、目標ドワーフ王国城。内部にいるはずの筑紫 風人。
今現在、筑紫 風人のステータス探知装置にも、我らの天使鑑定眼にも反応がない。
全く、鑑定眼が効かない。捕捉すら出来ない。
そして、先程まであった唯一の捕捉出来る計器であった、特殊部隊用の運命鑑定器が人としては史上最低マイナス数値を叩き出していたのに、それすらを補足が出来なくなって来ている。
何の禁呪を使ったのか、一切不明。
そして、禁呪分析機には一切反応なし。
我々が大きな過ちを侵している可能性があるが、その……、既に違法に筑紫 風人誕生の時にマイナス数値を運命局が、付与したという情報があるが…、我らのやることが絶対正義であると、されている。
運命局が、非を認めるわけにはいかん。という決定が課長会議で決まっている。
責任は…、課長達に取らせよう。
行け!」
光り輝く天使達の部隊が、降下を始めた。
しかしだ!
行く手を遮るように、聖なる雷となった雷が降り注ぐ。
完全戦闘体制で、挑む天使達。
精霊の館(城)では
「きました!天使部隊、数、およそ2000!結界強度推定3000以上、降下速度推定500ノット、今、積乱雲に入って速度が落ちています。
そして、フェイクの部下天使軍確認!
その数3万!結界強度1000確定!」
エルフのメイドさん達が、戦闘服に着替えて…それもSFの戦闘服?
それ?なに合金?
は?原始時代の前にクローンで、作られて~とか言っていたけど…本当にそうなの?
確かに、文明も原始時代でして~なんて言ってはいなかったけど。
元副長老・現メイド長フルージア
「拡散精霊砲発射準備!狙い!フェイクの部下天使と、フェイクの天界の上司派閥からの援軍!」
元副長老・現メイド副長フレージア
「安全マジックロック解除!
ビーム砲安全装置解除!
全員戦闘体制!
ひきつけろ」
水の大精霊 アクア
「あんた達、移民してきた時とだいぶ違うけど、どういう事?」
闇の大精霊 ダーク
「聞いて置きたい。」
光の大精霊 ライト
「同意。」
空間の大精霊 フレーム
「それに、常時サイコキネシス・フレーム結界展開って、あなた達の生まれた時代のエルフでもできなかったはずだよ。」
「女には、秘密があるのです!」
「え~訂正すると、秘密があったのです。」
「更に訂正すると、秘密があった事がわかったのです。」
「もっと訂正すると、秘密があった事を最近思い出したのです。」
光焔の大精霊 プロミネンス
「まさか…、トワイライト姉達みたいな?」
元副長老・現メイド長フルージア
「肯定します。兄達や、長が居ないときに攻められて、残ったちい姉や、ちい兄は、早くに私達を逃してくれて、そして戦って私達の身代わりになって、生かしてくれた。
貴様ら、ゆるさんぞ!」
なにかの記憶を話し出して、なにかの怒りに火がついたエルフのメイド隊が鬼の形相になって、戦闘を始めた。
大精霊達は、トワイライト達から聞いていたので、一部知っていたが…
ハァ?氣の波動とか、魔力波動が全く別人に変わった?
大精霊達はビックリしているが、ビックリしている暇は無い。
精霊達がせわしなく働き、魔力波動が増幅していく。
マトの街
マトの街では、ドワーフ王国とバカークレー王国の方面での異変を観測していた。
魔導通信で、バカークレー国王の演説なんて無視して、観測実況中継である。
黄金のオーラを纏う天界の裏特殊部隊の天使と、フェイクの部下天使部隊が降下する。
それを、白金の聖なる雷が撃ち落としていく。
フェイクは、徹底的に雷に撃たれていた。
そして、積乱雲から出たときだった。
突如、ドワーフ王国の後方から、大規模な攻撃が始まったのだ。
無数の白いカザトが使うファイヤーボルトのデカい版が、発射されたのだ。
息を飲むラッド国王と、バッカー。
冒険者ギルド・グランドマスター バッカー
「なんだ?あれは…。
カザトが、開発しようとして暴発してしまってから開発中止になった、魔石を燃料にする魔導大砲か?
いや、完成していたとしても、あんな威力ではないはず。
でかすぎる。強過ぎる。」
ラッド国王
「まっ!まさか!絵本ででてくる精霊達の寄り添う聖なる樹・世界樹の精霊砲か!
伝説の精霊砲なのか!
最長老なしでは、撃てないと言われた精霊砲を撃ったのか!」
キスカ副女王
「か、彼女達から全ての使って守ると、伝言が来ていましたが、あ~!頭が、痛いなにか、なにか、思い出しそうなのですが…。」
会議と、戦争の事でマトの街に留まっていたキスカは、物凄い頭痛を発症してしまい側近と共に治療院に送られた。
ドワーフ王国城 5の丸
ドワーフ城防衛隊 臨時隊長カズン
「ここを通すな!
4の丸、3の丸の魔導攻撃隊の防波堤だ!
本丸に行かせてたまるか!」
そこに、精霊砲から逃れたフェイクの部下天使の兵士が一体降って来た。
カザトが、キスカに渡していた隕石ダイヤモンドの大剣を渡されていたカズンは、それを振り上げて、部下天使の大剣と衝突する。
バカークレー国王とドワーフ王国城間の上空
雷に撃たれ続けるフェイク!
まるで電子がマイナスからプラスに移動するかのように、必中している。
フェイク(フロンダーパ)
「ぐわ~!誰だ!雷を落とすやつは~!」
(それ、自然発生の雷です。)
そこに地上から、3つ頭の大ネズミがとんできた!
3頭大ネズミ
「見つけたぞ、フロンダーパ!
さっさと無能らしく、私達を助けなさいよ!」
なんと、邪神ラットにつかまったフロンダーパの妹達が封印された大きな大きなネズミであった。
それだけではなかった。喉から大剣をさされた邪神イナゴにフロンダーパの姉妹の魂を封印されたモノや、それの邪神バッタ版がやって来た。
邪神バッタ(王女版)
「フロンダーパ!さっさとこの呪いを解除して、私達を助けろ!」
邪神イナゴ(王女版)
「そうよ!そして、邪神達を早く討伐をさせなさいよ!」
邪神ゴキブリ(王妃版)
(何故かいつの間にかいた。)
「天界から援軍を呼んたのね。さっさと解除させなさいよ。」
邪神3頭ラット(王女版)
「早く、素の姿に…
何よ、その目は…。」
(仮)管理者神見習いフェイク
「貴様ら、この私を見下げて、私がいなければ邪神の下僕にしかなれないくせに、良くもそんな態度が取れるな。
許さんぞ!許さんぞ!
もう少しで、管理者神になって全員大罪人となっているのをひっくり返す段階で、己の欲望ばっかり言っては、邪魔をしやがって!
貴様らが、邪神の下僕になったのは貴様らが選んだ運命だよ!
まぁ、ここまで奴らにバレないように貴様らの魂を隠してやった駄賃と謝礼に貴様らの超能力とスキルはもらったが、もう許さんぞ!
ぶっ殺してやる!
瘴気よ!戻ってこい!
そしてわれの力となれ。」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
海を埋め尽くした瘴気ヘドロが、フェイクに向かって集まっていく。
邪神ゴキブリ(王妃版)
「抜かしおるは!しつけが必要のようね。」
邪神バッタ(王女版)
「才能の差を教えてやろう。」
邪神イナゴ(王女版)
「ブスが、いきがりやがって!
パシリはパシリだと、気がつくように教育をしてやる。」
邪神3頭ラット(王女版)
「このバカを教育して、邪神を全部討伐させて、早く本来のなるべき管理者神にならないと!」
(仮)管理者神見習いフェイク(フロンダーパ)
「そのクソな妄想もここまでだ!
死んで、奴らに捕まってしまえ!
瘴気砲!発射!」
キュ~バーン!
フロンダーパの口から高濃度の瘴気砲が発射されて、それを邪神ブレスで迎撃する邪神達。
チュッドーン!
黒い黒いキノコ雲が、バカークレー王国に発生した。
その振動に隠れてガコンガコンガコンと何かの振動が、ずっと止むことなく発生している事に、ほとんどの者が気づかない。
そして、カザトは身体の神経をやっと作り終えて、皮膚を全力で作っていたところだった。
カザト
「ひ~、いた~い。なんだ?あの音は?く!
いま、外で何が起こっているのか、空間把握する余裕が無い。
なんとか早くしないと。」
ミラージュ
「トワイライト姉さん達なら、簡単に死にません。カザト様。まずこれを。」
ミラージュが、カザトが汗で失った水分を計算して、電解質水(スポドリみたいな物)を作って飲ます。
カザト再起動まで、あと1時間。
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