[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

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第5章 ついに始まった本当の戦い。

第52話 ガス国王再誕?知るか!こちらは忙しいんだよ!5


 カザトは、考え込んでいた。
 無茶苦茶な論理ばかり言う、各国の首脳。
 それを、平気で肯定するテレビ番組のコメンテーター。

 絶対、何か企んでいるだろうが。
 カザトが入っている少年も、同じ感想だ。
 それが、昨晩の国際会議の内容だった。
 今朝、村長ポプランと副村長はでかけた。
 そして、留守番の義姉達と少年1人。

 もう、カカシ替わりの戦闘ロボットで、いかにも村に人がいるように見せかけていたが、少年達だけしか村民はいない。

 そろそろ、村長たちが高速ジェット機で講和会議場に着いた頃だ。
 テレビをつける。村長達が飛行機から降りてくるのが中継されていた。

 それが、30分前の映像らしい。
 なぜ?
 なぜ?30分も前の映像を出す?
 普段なら、ライブ中継なのになぜ録画?
 そして、アナウンサーの女性の顔が青い。
 おかしい!

 その時だ!
 ウ~~~~~!

 村の街道の入り口の砦のサイレンがなる。
 野盗か!
 これまで何度か襲撃が来たが、また来たのか?

 ドーーン!
 砦の方から、キノコ雲が出現した。
 同時になる、村の本部サイレン。

 ドドドドドドドドドドドドドドドドド
 対地戦闘ヘリが、60機襲ってきた。
 バルカン砲を乱射してきた。

 あれは!外道三昧の国々が作った、バイオモービルスーツ!
 そして、小巨人族の諸国連合の改造人間部隊!
 ハァ?
 戦争をやっていた部隊が、仲良くこの村を襲ってきただと!

 そして、ホログラムが投影される。
「暇だから、暇つぶしにぶっ殺しに来てやったわよ!
 叫べ、血を吹いて踊れ!」

カザト
「こ、こいつ!まさか!」
 カザトが、見た事がある顔が並んでいた。

 降伏?そんなものは無い。
 一方的な殺しのみだ。

 ドーーン!
 義姉達が、小年の身代わりに吹き飛ぶ。
 少年は、慌てて義姉達が動けない事をいいことに、前に作っていた宇宙船の脱出艇に怪我をした義姉達を放り込んで、偽装装置を起動させる。

 土煙が晴れるまでに、なんとか起動させてつちを被せる。

 義姉のビィオラ達と、バイオモービルスーツの戦闘が始まっていた。
 なんとか、時間を稼がないと!
 宇宙脱出艇の偽装装置の起動まで、時間がかかる。
 ドス!
 少年の拳が、機械化改造された特殊部隊の胸を貫通した。
 人と殺し合う経験があまりにもなかった少年は、留守番をしたがそのせいで殺し合いに巻き込まれるとは。
 いや、それは間違いだ。
 この世界全てが、コイツラの野望に巻き込まれてしまった。

 相手側の兵士が人体改造されており、生身でなかったのがよかったのか、全く忌避感がなかった少年。

 少年は。自分が修めた武術と力を開放した。



 ビーム砲や、ファイヤー系など、入り乱れる戦場。
 次々と倒れる義姉達。
 爆破されたバイオモービルスーツが10機。
 機械化改造特殊部隊の残骸300機(体)。
 
 動けるのは、もはやビィオラ義姉と少年のみ。

 それを見ていた、そらとぶ指令艦からのホログラムで顔を歪ませて見ている小巨人族の王女達のクソ共!

 カザトは、奴らがどんな事をしてきたのか見ていた。
 ビィオラ義姉が、最後の魔力を使って自爆するから逃げろと少年に言う。
 少年は、首を横にふる。
 逃げ道なんて、もう無い。
 義兄達と約束したように、死んでも戦うと言った。

 残ったバイオモービルスーツが、自爆装置を起動させて残り10機全てやってきた。
 そして、残りの機械化改造特殊部隊20機(体)も、デススイッチをもって、特攻してきた。

 少年も限界が来ていた。
 実は、もう足が動かない。
 ふと、見るとエルフの双子の義姉の胸が動いていた。
 そして、よく見ると瀕死だが呼吸している者がまだいた。
 生きている!
 飛び手刀を放ち、特殊部隊10を撃破!
 デススイッチが入り爆風が起こり、バイオモービルスーツを巻き込んで爆発する。
 残り、バイオモービルスーツ5機と、機械化改造特殊部隊9機!
 機械化改造特殊部隊1機は、自爆に巻き込まれた。

 ビィオラ義姉が最後の攻撃をする。
 バイオモービルスーツの攻撃と相討ちになった。
 大爆発が起こる。
 その瞬間に、少年も機械化改造特殊部隊を全滅させて、残った生命力と仙気と光気などを振り絞り、[絶気]の結界を、少年の身体が崩れて息のある義姉達の投げ出された上に覆いかぶさった時に、発動させた。

 [絶気]の結界は完全な気配遮断。
 困ったことに、赤外線などや、味方同士の念話すら遮断するので、使いどころがなかった開発した技だった。

 少年は、村人1人でもこの戦争の中で生きていたら、俺達の勝ちだと思って倒れ意識が無くなった。

 それをしっかりと、この義姉達は見て聞いていた。
 そして、拾われて村の一員になったネズミ達も見ていた。

 外では、怒鳴っているクソ小巨人族の王女達。

 少しして、[絶気]の結界が解けてしまった。
 だが、義兄の副村長達が帰ってきた。
 ブチギレる副村長。
 そして、援軍のバイオモービルスーツ100機や、機械化改造特殊部隊500機は全滅する。

 それを、身体から離れる魂となって見ていた少年は、上に登って行ったはずだった。




 が!しかし、それで終わりではなかった。
 冤罪をふっかけられたのだ。
 地獄に行くことになった少年。
 裁判なんてなかった。

 そこには、黒く染まった機械化改造特殊部隊や、怪獣やモンスターやバイオモービルスーツの元になった、人造モンスターの魂などがあった。

 襲ってきた異形の者共。
 少年は、地獄でも戦うことにした。
 死んでも戦う。
 その実行である。 


 どれだけ戦ったのだろう…。

少年
「シャッハッ!」

 ドサリッ!
 たった今、この地獄を統括する20の王の内、最後の自称・地獄王を倒した。
 掌底で、神気を撃ち込み粉々にしたのだ。

 そして、王の座っていた玉座の後ろの扉が開く。

 円形の広場。
 全ての扉が開いた円形広場。
 内側からは開けられない。
 だからこそ、外の自称・地獄王を倒して開けないといけない。

 それで、全ての自称・地獄王は討伐した。
 円形広場の中央にデカイオーブをはめた器型の台座が床からせり出てきた。

 あ!
 まさか…これは?

黒き地獄の核(コア)
「あなたは、全ての地獄の王を討伐しました。
 この第✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱号地獄は、あなたのものです。
 真地獄王に登録されますか?」

少年
「お断りだ。さてと生き返るのには、どうすればいい?」  

黒き地獄の核(コア)
「幽体を濃縮して魔神化すれば、肉体を作ることができます。
 生き返るのには、天界の許可がいります。
 しかし、今の天界はそういった蘇生を地球魔導怪獣大戦以後、許可しておりません。」

少年
「なんだ?地球魔導怪獣大戦?
 どういう戦争だ?」

黒き地獄の核(コア)
「あなたが死んで、冤罪と裁判無しでこの地獄に入れられたきっかけとなった戦争です。
 派手にやりすぎて、無理矢理管理者神達に停止させられました。」

少年
「で?俺の住んでいた村は?」

黒き地獄の核(コア)
「残ってはいました。
 しかし、その後の大陸間の地殻移動で、山になり海の底になり、かつての土地は一部を除いて全て姿を変えました。」

少年
「生き残った者は?」

黒き地獄の核(コア)
「隕石の雨が降る前に、ほとんどの者は異世界に移民しました。
 一部は、他の惑星に移民しました。
 そうだ、他の惑星に移民した者の人口比は、あなたのいた村の者が、多かったですね。
 しかし、太陽系の拠点には今はいません。
 時々、様子を見に円盤型の偵察機で見に来ているようです。」

カザト
「(え、円盤型?? まさかな~。)

少年
「地球に、最後までいた者はいたのか?」

黒き地獄の核(コア)
「あなたのいた村の勢力と、敵対していた国々の中で、捨てられた人はいました。
 全員死亡しました。
 しかし、元あなたの村の人員1人は最後までいました。」

少年
「い、いたのか!」

黒き地獄の核(コア)
「はい、いました。
 最後まで、地球が溶岩で覆い尽くされれても戦っていました。
 そして、ついに空間が耐えられなくて割れてしまい、地獄に墜落して行きました。
 今でも生きてます。」

少年
「ど、どうすれば会える!この地獄ではないのだな?
 どこの地獄だ!」

黒き地獄の核(コア)
「この地獄の隣の地獄に今はいるみたいですね。
 しかし、会うにはこの地獄を浄化しないといけません。」

少年
「お前を浄化すればいいのだな?」

黒き地獄の核(コア)
「はい。統一した地獄の王よ!
 浄化によって真の地獄の王になる者に祝福を。」

 少年は、黒き地獄の核(コア)に手を当てて中の瘴気を始め全ての地獄という地獄のモノを浄化して行った。

 そして、ポンッとある高次元空間に出た。
 眼の前に、デカイ黒い大きな球の形をした世界があった。
 別の地獄だ。
 地獄にヒビが、少しづつ入っていった。
 そして粉々に割れて行き、そこにかつての義兄が黒き地獄の核(コア)をもって現れたのだ。



 
 ガバッ!

 カザトは、起きた。
 え?え?もう終わりなの?
 カザトは、そこが精霊の館(城)だと確認する。
 心配そうなトワイライト達が側にいた。
 そして、泣かれた。

 あれ、オレどれくらい寝ていた?
 3日間である、が、物凄く頭の脳味噌がフル稼働していて、もうすぐ危険なので起こそうとしていたらしい。

 腹がなった。
 だけど、何故かトワイライト達がいてくれて良かったと思ったカザトは、風呂に入って汗を流して食事をした。

 あの地獄浄化による地獄蒸発の後…
 クソ、すっごく楽しく何かやっていたのだけど…思い出せん。
 あ、トワイライト達が半目で見ている。
 どこから説明すればいいのやら…。

 まぁいいか…。
 久しぶりの団らんに、物凄くホッとして何をしていたのかを話すカザトであった。
 
 
 


 
 

 
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