[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

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第5章 ついに始まった本当の戦い。

第59話 第1予選終了 説明書読むのと現場確認はしましょうね。


 バトルアリーナでは誰も見たくない物凄く、おぞましい戦いが繰り広げられた。

 誰が貴様らの統治する国に住むか!
 かつて、ガス王国中枢から叩き出されて当時苦労して新生ガス王国にたどり着いた、古参のラッド国王の側近は、この戦いをみて吠えた。

 ラッド国王も、他の国の行く末を見る義務があると思って見ていたが、酷いものである。
 それぞれが、言いたい放題。
 いかにも、自分に服従して当たり前の前提で言う、黒い腐った正義の戦いなんて金をもらったとしても見たくない。

 まず、前話の結果から。
●ホビット前大王 死亡
●アッガローンス前国王 死亡

 この2名はニャントゥーン元女王の身代わりの術に使われて、ブラック・レイダーによって斬られて死亡した。
 その2時間後に、全てのアッガローンス元貴族軍の貴族は、ニャントゥ王国の元女王の命令によって、全て人間の盾、身代わりの術のネタ、ガス魔王の[ガス魔王砲]なるブレスの迎撃人間弾頭にされて全滅。

 ここに、旧アッガローンス国王貴族軍は全滅した。

 その時である、元ニャントゥ王国軍は強制的に、控えエリアとされるエリアに転移と隔離された。

 元ニャントゥ王国軍の勝利である。


 その時点で、安全圏に入ったニャントゥーン元女王を見たブラック・レイダーは、矛先を元部下であったエルフ軍に向ける。
 だか、ここで[不倫ガス国王妃を頭領とする悪徳令嬢軍]が、美形のエルフ軍の助太刀をしたのだ。

 しかしエルフ軍は、[不倫ガス国王妃を頭領とする悪徳令嬢軍]と懇意にするつもりは無い。

 逃げるエルフ軍。
 ガス魔王とその后の戦いになった。
 
 しかし、ここで大惨事が起こる。
バッタ1号
「エルフの騎士団長くん?
 しにたい?
 死にたくないよね?
 なら簡単!俺が別の平和な選択肢を用意しよう。」

魔王 ゴン太
「ま、まさか!ヒィ!」

バッタ1号
「スキル[強制結婚]!
 さぁ、ラブアンドピースに決めようか!]

 元リーンゴ王国 国王と、エルフの騎士団長が、スキルの縄に縛られて互いに対面する。

元リーンゴ王国 国王
「や、やめろー!」

エルフの騎士団長
「ゆ、許してくれ! なぁ?勇者召喚に協力したのは、命令だったから、仕方なくやったんだ。
 前勇者の時もそうだ!
 選択肢なんてなかった。」


 その頃、フェイクのエリアでは。

フェイク(フロンダーパ)
「い!いかん!あのスキルは、そんな万能ではない!
 あれは、妹達が当時のマッドグランドマジックマスター達を拘束して、作り出した大失敗作の人造合成スキルだ!

 やめろ!使うな!
 どうしょうもない大惨事になるぞ!」

 フェイクの叫びは、もちろんバトルアリーナにも響いていたが、そんなもの勇者男子組は聞くような奴らでは無い。

 バーーン!

 お約束のスキル暴発が発生した。
 そこには、つい最近のフェイクを彷彿とする顔だけの浮かぶボールがあった。

 そう、ホビット族や前ドワーフ国王やガス国王 王妃やガス貴族達が、大きな大きなボールになっていた。

 巻き添えにならなかったのは、
魔王ゴン太
勇者ブレーダー王女
勇者?ガス宰相

 あとは、みんな一つの玉になってしまった。

 総勢3億500万位の人間(ホビット含む)や邪神の下僕の塊だ。
 ポカーン…

 見ていた人たちは、黙ってしまった。
 そして、そんな邪悪な顔ボールに大きな口が出来て、吐き出した者がいた。

 かなり前に、ドワーフ前国王や他の国王に取り憑いたフェイクの部下天使か3体。
 そして、ガス魔王。 

 どうも、取り込めなかったらしい。
 そして、その怪物の中ではフェイクの付与したスキルや、異世界の怪物のスキルなどが恐ろしい反応をしていた。

 段々と黒くなっていく、顔ボール。

魔王 ゴン太
「く!今のうちに!燃えろ!黒い魔王の炎のよ!燃やし尽くせ!」

 ゴー!

 顔ボールが、圧縮するように縮んで行くのを見てられないと、ゴン太が攻撃する。
 力を使い果たしたのだろう、気絶した。

 ゴーー!
 黒い燃えながら、人の形になっていく。
 そして、それはゴン太を丸呑みして光った。

 そして、そこにはもっと凶悪になったゴン太がいたのだ。

魔王 ゴン太
「あ~!悲鳴が身体から聞こえる。
 いい心地だ~。
 おい!おっさん(ガス魔王)立て!
 俺達の勝利だ!」

ガス魔王
「は、ハイ大魔王様!
 勝ったど~!」

 

 それを、フェイクランドの外の世界から見ていた、管理者神ゲルドー達。

 ゲルドーは、フェイク(フロンダーパ)だけでなく、他の王妃や王女達の場所を探していたが、なかなか見つからない。

 そして、魔王 ゴン太を見ていた。

管理者神ゲルドー
「なんだあれは…。
 室長(フェイクの上司)の力で生まれた魔王なのか?
 なんて弱々しい…。
 あんな者しかできないのに、この逆転計画ゼーロ計画は上手くいくのか?」


 ゲルドー達は、不審がりだした。

 
 真・魔王 ゴン太の出現は、試練の塔の第480階のボスと戦闘していたカザト達も感じていた。
 ボスはエアマンモス。
 物凄く牙の大きな象の祖先だ。

カザト
「鼻のムチ攻撃と、突進、牙ミサイル、そして体毛の帯電による電撃か。
 そして、空間魔法による魔法攻撃遮断だな。」

 しかし、この戦いは中継されていなかった。
 元々、バトルフィールドでの戦闘には、試練の塔のなどの試練タイプ戦闘は入っていない。
 前のカザトの戦闘は中継は、単なる余興だったらしい。

 しかし、カザト達に取って戦闘は余興ではない。
 エアマンモスが、口からブリザードブレスを吐いてきた。

カザト
「おいおい、元々マンモスって温暖な気候の生き物だろ?
 シベリアで見つかったマンモスは、生きながら一瞬で氷付けられたような状態だったみたいだからな。
 なぜそんなブレスを吐く?
 いや、ここは異世界だから、有りなのか。
 
 そう言えば、胃の中に温帯の草があったらしいな…。
 だから、いきなりポールシフトが起こったという、地球地軸回転説が出たんだ。」

 地球か自転している中心の地軸と、方位磁石で方位がわかるネタの地球か磁極軸が移動しているの、既に考古学・地質学でわかっているが…

 何か思いついたカザト。
 しかし、空間魔法を使わないとオレを倒せないぞ!と煽る目をするエアマンモス。
 カザトは、トワイライト達に距離を取るように言う。

 突進してくるエアマンモス。
 マンモスに突進するカザト。
 マンモスも、実は手詰まりだった。
 全ての攻撃を、相対する魔法とかで相殺するでもなく、属性のつけていない魔力を纏った手で、全ていなされてしまっていた。

カザト
「そこだ!」

 一瞬で、マンモスの視界は逆さまになった。
 そう、合気でカザトに投げられたマンモス。
 そのマンモスの背のある所に、掌底を撃つカザト。

 バキキキキキキキキキキ!

 内部から崩壊する、マンモスの空間結界。
 予想外の方法で討伐されたマンモスは、目を見開いて砕けていった。

 どうしたのか?
 カザトは、恐らくこの試練は空間魔法にたいする、抵抗力をつけるための試練だと判断していた。
 しかし、いつバトルフィールドの余興で、ダイジェスト映像が出るかわからない。
 戦闘をしている間、マンモスは空間魔法を展開している軸みたいな起点というか、空間魔法を展開する基準点らしきものがあると、カザトは感じていた。

 それを、カザトは衝撃で回転させてマンモスの空間魔法を混乱させて、自分自身を攻撃させて自壊させたのだ。

 マーベル達が啞然としている。
 この戦い、カザトがこれまでの戦闘のまとめで、自分だけで戦わせてほしいと言って、マンモスと戦闘になったのだが、魔法攻撃を使っていない。
 魔力纏いの掌底で、はじめの頃のブレスや、キバミサイルは弾いたけど、魔力を使ったのはその時だけで、後はほとんど素手だ。
 武器すら使ってない。
 
 まるで、何かを確かめるように丁寧に攻撃をして、最後にマンモスを砕いた!という感想しか出なかった。

 何を見ていたのか?
 
マーベル
「カザト様?腕は大丈夫ですか?」

 見てみると、擦り傷一つついていなかった。
 闘気を物凄く薄く薄く纏っていただけである。
 そして、トワイライト達も手伝ってついに最上階500階に着いた。

 そこまでのエアースネスネークという、蛇っぽい名前なのに、どう見てもモグラなモンスターとか、エアーダックスフンドという、犬っ穂名前なのにパンダそっくりなモンスターが出てきた。

 カザト的には、「いや、違うだろ!」としか突っ込めなかったのだが。

 カザトは、500階の大扉を開ける。
 そこには何があるのだろう。
 
 
 

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