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第5章 ついに始まった本当の戦い。
第60話[幕間]魔王や邪神は、それぞれの目的がある。
しおりを挟む勇者 ゴン太が、魔王ゴン太になりスキル[強制結婚]のせいで、魔王ゴン太にその場にいた者達が取り込まれたと、思われていた。
が!
そんなに甘い事はなかった。
あれ?あいつって確か第2章の35話辺りで、邪神ゴブリンの魂を飲まされて、憑依されていなかった?
その時に、アッガローンス元国王とか部下になってなかった?
ハイ!そのとおりです!
ご愛読ありがとうございます。
本人達も、忘れられてなかったと喜んでいるでしょう。
では、本文です。
魔王 ゴン太の体内の不思議空間内
旧ゲルー王国 自称・皇太子 ガッスー
「ふ~!やれやれ。上手くいったな!
おい起きろ!いつまで、殺されたふりをしている?
あ?し、死んでる?」
喋っているのはガッスーでもあり、邪神ゴブリンでもあるのだが、やはり怪獣と融合したブラック・レイダーの斬撃は、元アッガローンス国王達身体持った邪神の部下も殺していた。
旧ゲルー王国 自称・皇太子 ガッスー
「チッ!軟弱者め!」
と、部下達を蘇生させていく邪神ゴブリン。
そして、それを同じ空間のかなり離れた所から見るパシリ1号。
パシリ1号(邪神念話スキルON)
「邪神オーク様。
奴はやはり、邪神ゴブリンでした。
しかし、なぜ邪神ゴブリンが別の人間に憑依して、ガッスーは捨てられたなんて噂を流してでも、こんな事をしたのでしょうか?」
邪神オーク(念話だけ)
「恐らく、この魔王 ゴン太の秘密を少しフェイクから聞いていたのか、それともフェイク達の[罪をなくす計画]とか言っているのを聞いて探っていたのだろうな?
しかし、俺等もフェイク達が何かを企んでいるのはわかっていたが、[罪をなくす計画]が何をするつもりなのかはっきりとわかっていない。
よく話を聞き出せよ。」
なんと!パシリ1号達は助けに来たのではなくて、スパイとして勇者 ゴン太に加勢したのだった。
作戦が始まる。
バッタ人間1号
「邪神ゴブリン様。
やはり、この身体におられましたか。」
旧ゲルー王国 自称・皇太子 ガッスー
邪神ゴブリン
「お!お前は!勇者! 他の邪神側についたのか!」
パシリ1号
「ハイ。あのフェイクが、裏切りました。」
旧ゲルー王国 自称・皇太子 ガッスー
邪神ゴブリン
「な!そうか、やはりそうだったのか。
ふ、所詮俺等を使い捨てにするのが、フェイクの癖だからな。
何か、指令が出たのか?」
パシリ1号
「一応、フェイクの邪魔をしようとここにいます。
私達は、いくつかのシュミレーションをしておりました。
その一つが、この魔王 ゴン太を乗っ取って最終的にこの世界の人間を全てたべて、管理者神になるエネルギーにすると言う計画を破壊するためでした。
我らの邪神様は、復讐をお認め下さってますから。」
旧ゲルー王国 自称・皇太子 ガッスー
邪神ゴブリン
「は~ん。なるほど。
たしかに、その可能性もあるわな~。
ふむ。
そうか、奴ら邪神オークやゴキブリやバッタやイナゴはフェイクの人間時代での使い摩にされた事で恨みを持っているからな。」
ある程度、他の邪神の出自を知っているみたいだ。
旧ゲルー王国 自称・皇太子 ガッスー
邪神ゴブリン
「いずれわかることだが言っておこう。
俺は、いや俺達はお前達の先輩だな。
まぁ、死んだ人間は良いことをしても、すぐに天界に行くなんて嘘だ。
悪をやっても、善行を積んでも、死んだら皆、裁判長の下にいく。
そう、例えお前でもだ。
だがな、その中で地獄送りになって刑が終わってすぐに記憶を消されて赤ん坊にれても、魂の癖で、すぐに犯罪に巻き込まれる。
やっているうちに、魂が手癖の悪さを覚えてしまって、何度か地獄行きになったら他の異世界に投入されてしまう。
つまりだな、このフェイクランドはフェイクが管理者神をやりだしてから、そんな悪の魂の押し付け先であり、クソのたまり場なのよ。
そして、そんな悪の魂を引き受けていたから、フェイクは悪をやっても天界の一部勢力にとかによって、やりたい放題だったのよ。
わかるか!俺達は元地球人をやっていた魂を集めてフェイクの上司の奴に作られた、合成邪神よ!
フェイクは、やはり俺等が睨んだ通り、多数いた姉妹達の魂の合成管理者神見習いだったようだな。
だから、俺等はその計画の最終的成果を奪って、本物の魔神になるか、それともその計画の最終的成果を人質にとって、俺達も無罪にさせて、地球で暴れるかって選択肢を掴む為に動いた。
変な顔をするな!同士よ!
いや、オタよ!
久しぶりだな。俺がコロされた時がお前が3歳の時か。
お前たちに残した1000万が、あのスロカスになったバカ嫁に使われていたのは、幽霊になってお前達を見ていたが、悔しかったな。
その後に無理矢理、邪神ゴブリンの一部にされてしまったからな。
あ~、わからんか…。
俺の名前は、振差明 賢次也(ふるさめ けんじ)おまえの、生みの親だ。
今は、邪神ゴブリンの一部だな。
今のお前の、義理の父親は俺の親戚だな。
だから、名字も同じだ。
そして、今は眠って居るがバッタ人間1号君の生みの親の夜目似 行夜(よじい いくよ)も、この邪神ゴブリンの中で今は眠っている。
スキル[強制結婚]だって?
あれを見て、自分が男だと思っていたけど、女だと思いだして寝込んでいる。
あ~、知らなかっのか!
お前さんの、両親は少し前の時代の言葉だと、逆転夫婦と言われる夫婦だ。
そうだ。おまえの母親は、男性だ。」
バッタ人間1号(夜目似 池内(よじい いくと))
「な!そうだったのか!
小学校の時に、100キロのバーベルを持ち上げたり、どうもおかしいと思っていたけど、そうだっのか!」
パシリ1号は、こいつも苦労していたのかと、黙って見ていた。
邪神ゴブリンにパシリ1号達が近づいている頃
魔王 ゴン太の空間内では、各生きている者達が、それぞれに別れて相談していた。
既に、ガス貴族たちはブラック・レイダーの配下になっている。
ホビット族は、生きている者達が布陣を敷いていた。
だが、すぐに戦闘が起こる。
そして、ホビット族と、ブラック・レイダー軍と、邪神ゴブリンと他の邪神達の遣いしか残っていなかった。
パシリ1号
「おい!ホビット族の大王の娘よ!
そして、俺達をこの世界に投げ込みやがった罪人よ!
俺達、邪神連合につくか?
それとも、怪獣ブラック・レイダー側につくか?
どうする?
死体を見たか?
ダンジョンみたいに吸収されていっているよな?
つまりだな、ここには食い物は無い。
奴らと、お前たちがが飢えるのは時間の問題だ。
奴らに食われるか、それともこちらについて、この魔王 ゴン太を乗っ取る事に協力して、生きる道を選ぶかをお前達次第だ。
あまり、時間が無いぞ?」
ホビット族は、どの選択肢を取るのか?
隠れている、エルフ軍はどうする?
それとも、独自路線を考え出すのか?
応援ありがとうございます!
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