TATARIix 25

どら焼き

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14 動き出した捜査

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14 動き出した捜査

 教授が起きた。
 多田里 他太理(ただざと たつり)が、どこにいるか以外なら、ペラペラと話す。
 すでに、証拠も集まり大量立件になっていた。

 教授「……。」

 刑事「なぜ、黙るのですか?」

 教授「工学部長が、すべてしっている。それだけだ。すべてだ。」

 ~ ~

 先程からこれだ。
 多田里 他太理(ただざと たつり)がどこにいるのかわからない。

 県警によると、彼女だと思われる女性がテレビから出ようとしていたとか。

 そして、慌てて拳銃で撃ったと言うのだ。
 わかるよ~~。と全力で同意する度部中(ととなか)刑事と、銀畑ニ(きばじ)刑事。

 ここは、度部中(ととなか)刑事達に任せて、銀畑ニ(きばじ)刑事は、金が送金されていた裏里理化学研究所に行くことにした。

 すでにホームぺージはない。
 過去のデータベースにも無かったが、口座の住所はわかった。
 東北の山奥らしい。
 所長の裏里 斬壁(うらざと きへい)は、旧帝国大学出の研究職のエリートだった。しかし、なぜか失脚したという。




 現地に行ってみた。

 草が生え、ボロボロになったレンガの門柱。
 
銀畑ニ(きばじ)刑事「すいませーん!」

 誰もいない。
 建物の中は、空っぽだ。
 何をやっていたのか?
 変だな。
 建物のボロボロの程度に比べて…一部の床はわざと割られている? なぜ?


 もう、夕方だ。今日は泊まろう。
 外に出ると、巡査がいた!

 すぐに、警察バッジを見せるが、相手は拳銃を持っていた。

銀畑ニ(きばじ)刑事「警視庁 高度特殊係の者だ!」

巡査「手を挙げろ!」

銀畑ニ(きばじ)刑事「銃を下げろ!国家公務員法違反だぞ!」

巡査「うるさい~→↑」
 パン!パン!

 銀畑ニ(きばじ)刑事は、録画できている事を確認して、警視庁の高度特殊係の直通電話に繋いだ。
「こちら、銀畑ニ(きばじ)。只今、裏里理化学研究所と、裏里 斬壁(うらざと きへい)の捜査のために現地にいます。現場の県警に銃撃を受けています。」

警視監「わかった。録画はできているな。なんとかして、生きて脱出しろ。テロ事件の捜査妨害で最低でも署長ぐらいなら逮捕もできる。」

 脱出するか。
 やれやれ。
 
 建物の中に入る。

 怒鳴り合いと2時間の攻防戦の後、夕方になってしまったが、援軍がきた。

 はいー?ヘリがやってきた。

 そして、巡査は狙撃された。


 夜。
 そのエリアの署長は、警察庁に連れて行かれる。
署長は、「暴漢だと思ったから、発砲を指示した!連絡は受けていたが、発砲は許可した。」とか言っていたな。
 警察庁に任せよう。

 次の日
 銀行を調べたら、すでに口座は閉鎖された?とか言っていた。
 何でも経営危機だったが、いきなり借金を全て返済して、孫娘の所に行くとか言っていたらしい。

 孫娘?
 独身だったのでは?
 疲れたので都内に帰った。一体何を研究していたのか?
 水槽に、カエルが泳いでいたと言う。証言しかなかった。
 出身大学に行くしかないが、今は行きたくない。あの大学の騒動が飛び火しているのだ。
 警察だと、わかると物凄く身構えてくる。

 困った事だ。

 ~ ~

 
 銀畑ニ(きばじ)刑事は、結局彼の出身大学に行くことはなかった。彼の出身大学は営業休止にされたのだ。
 大学の運営を補佐していた銀行のセキュリティを(タンホイザーシステムが)破壊していたのだ。
 そりゃー銀行は怒りますよね。無茶苦茶激怒ですよ!
 で、文部科学省に呼ばれていた。

銀畑ニ(きばじ)刑事「なぜ?」

事務次官「ドリーという羊を知っているか?」
銀畑ニ(きばじ)刑事「確か、クローン羊?」
事務次官「あの騒動の前に内臓クローンを作って移植することで、臓器不全の治療をしようという動きが医学界にあったらしい。」

銀畑ニ(きばじ)刑事「あれ、都市伝説ではなかったのですか?」

 極秘に進んでいたと言うのだ。そして、その反応の試金石として、ドリーの発表だったらしい。
 しかし、世論の反応は拒否だったのでクローン禁止になったという。
 まだ作ってもいないのに、クローン禁止として追放されたのが、裏里 斬壁(うらざと きへい)と30人の研究者だったという。

 裏里 斬壁(うらざと きへい)以外、全員海外に出たと言うのだ。

 その後、裏里 斬壁(うらざと きへい)は監視されていたが、孫娘が迎えに来たと言う。そして、その孫娘が借金を全て精算して彼はカナダに向かったというのだ。

 カナダ?!

 
 オレはその日、パスポートを申請した。
 
 


 
 
  
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