リーフクエスト 

どら焼き

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13.領都ベラボーでは。2(主人公お休み)

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13.領都ベラボーでは。2(主人公お休み)

  領都のベラボーのハンターギルドでは。
 やっと治療院から退院できたけど、財布をリーフに預けていたガリ達。
 ハンターギルドには銀行業務機能もあるのだが、Cランク以下のハンターには月に銀貨1枚の手数料を取る。
 駆け出しのハンターにとっては大金だから誰も預けない。
 Bランクになって始めて、手数料無しになってから、ハンター達は金を預けるようになる。
 これは、Bランクからだとクエスト報酬も爆上がりするので、現金で用意するのが面倒なのと、現金を引き出す事によって現在地がわかるからだ。
 高ランクハンターは、常に何かの手段で監視されているとも言う。
 
 
 ハンターギルドの受付では、すぐに昇格クエストの金銭の報酬と、昇格手続きをするように怒鳴るガリ達がいた。
 
受付嬢ベロア
「何をいっているのですか! 戯言を言ってないでリーフさんを出しなさい!
 仲間殺しは、ハンターにとっての大罪になるですよ!
 クエスト?だから?
 ふざけた事を言わないでください!
 大体Cランクの下位のあなた達に、なぜSランクの[死出のダンジョン]なんて行かせるクエストなんて発注するのですか!」

受付嬢メイ
「大体、もうすぐランクアップ間近だったのは、リーフさんただ一人!
 あなた達には、ランクアップなんて早すぎます!
 いいですか!ハンターギルドのランクアップ基準はレベルではなく、実績!実績!実績!

 あなた達が、酒場で暴れた損害賠償とかを払うために、牢屋に入ったあなた達の代わりにリーフさんがソロでクエスト受けて稼ぐとか、散々していたのだから、もうBランクになって当たり前なのはリーフさんだけです!

 そして、クエストなどでの実績は魔導技術によってハンターギルドカードに自動記録されます!
 あなた達のハンターギルドカードには、昇格クエストを受けたという記録すら無い!」

 領都支部でも、困惑していた。
 確かに、[死出のダンジョン]に入った記録があったのだ。
 そして、仲間リーフをトラップ穴に落としたという記録もある。そして、そのトラップ穴まで地下5階層も、Cランクの実力でたどりつけたという驚愕する記録もあった。
 バーサーカーフォレットの討伐に貢献したという討伐の補助をしたという記録はあったが、メインで討伐したという記録は、ガリ達にはなかった。 

 つまりリーフが、ほとんどバーサーカーフォレット達と戦っていたということだ。
 これは、安く見積もってもリーフがAランク
ハンターの戦闘力はあるという事である。
 毎日、物凄く重い荷物を持たされていたリーフを見ていた職員達のリーフの相対的な戦闘力の評価見て驚いたけど納得出来るものだったのだが、問題はガリ達が殺人をした疑いがあるのと、それを昇格クエストとしてしたのがギルドマスターのワッタだったのは確実。

 そして、本人達はリーフ殺人疑惑そのものについて、なんとも思っていないと言う事だ。
 ギルドマスターは、なんとも思っていなかったので、ギルドマスターの奥さんにも危険状態だと報告しておいた職員達。

 つい10日前に奥さんは、実家のある王都に里帰りとして帰っていた。
 そして、3日前からギルドマスターの無断欠勤だ。
 
 怒鳴るガリ達をどうしようかと職員達が困惑していると、領軍の使いがギルドになってきた。
 
 なんと!今朝の定期ダンジョン巡回警備で[死出のダンジョン]がなくなっていると報告が来たという。
 え?えーーーーー!
 Sランクダンジョンですよ!
 この王国でも、Sランクダンジョン攻略なんて、最強の荒らしと呼ばれた隣国のSSランクパーティーが、隣国の最高の煽りと嫌がらせに王都近くのダンジョンを攻略して以来ですよ!!

 ハンターギルドは、大騒ぎだ!
 すぐに、該当のハンターパーティー達をギルドマスターが連れてこい!と領主様の命令だ。
 逃がすな!すぐに領軍に軍属させる!
 はっきりと、命令書に書いてあるのだ!

 困った事になったぞ!
 それでなくても、2日前から王都から来たというAランクのハンターがギルドマスターに王都支部からの手紙を直接渡すと、やってきているのだ。
 かなり、黒い噂のあるAランクハンター達のパーティーだから、職員も関わりたくない。

 そこへ、さらに関わりたくないベラボー辺境伯領主の使いがやってきたのだ。

 どうする?
 ベラボー辺境伯領主の使いは、命令書を受付に叩きつけて帰って行った。

 ガリ達も、ベラボー辺境伯に関わりたくないからすでに逃げ出している。
 職員達は、行方不明のギルドマスターを探しに、街に出るしか無かった。

 だが見つからない。
 領主命令だ。 こうなれば領主から預かっている、街の外のゴブリン討伐資金からと、ギルドのギルドマスター事務費から捻出して、ギルドマスター捜索クエストをついにクエスト掲示板に貼った!

 王都からのAランクハンター達は、それを見て本当にギルドマスターがいないと言う事を知り、職員からのあまり良く似ていないが、雰囲気だけは似ている似顔絵をもらって探し出した。


 その頃、領都の最高級宿の一晩高い王都からの来客用のスイートルームにギルドマスターはいた。
 しかも縛られている。
 第3王子ルテケザフ・ド・ニャチムの部下に捕まって、監禁されていたのだ。

 第3王子ルテケザフ・ド・ニャチム
「オイ! なぜオレ様レオーバ王国次期国王になるルテケザフ様が、こんな辺境の村人を娶るなんてクエストを出している!
 あのクソ横暴な第1王女の姉と、腹が真っ黒な第2王子の兄から逃げる事を、なぜ貴様は知った?

 答えろ!貴様が予言スキルは無いとすでに鑑定済みだ!神託も教会では出していない。
 だが、オレが王都脱出を突然決めるよりも前に、貴様はこんなふざけた昇格クエストを発注した!
 どうやって、オレの行動を知った?
 まずそれを言ってもらおうか?知りません?記憶にない?嘘はいらないから。」

 ギルドマスターの横には、縛られて瀕死になった司教が倒れていた。
 次は、我が身。ギルドマスターは震えていた所に、王子の部下がノックもせずに慌てて入ってきた。

王子の部下
「で、殿下!大変です!街を辺境伯の領軍と王都ハンターギルドの殺し屋パーティーが、ギルドマスターを探し回ってます!
 ハンターギルドにも、ギルドマスター捜索クエストなんて出てますよ!」

 クエスト用の似顔絵(1枚小銅貨1枚で販売)を、証拠に持ってきた。

 デッド オワ アライブ
 (生死問わず)

 ハァ?という顔になる第3王子様。
 この(生死問わず)は、過去に異世界召喚された伝説の勇者様が良く書いていた文句で、この王国では今は王族しか意味を知らない。

 ギルドマスターは、ギルドの格を上げようとカッコイイらしいこの文句を、自分のギルドマスター就任以来、捜索クエスト票の似顔絵の下に書かせて、大量に似顔絵クエスト票に書かせて制作費の倍の値段で売りつける事を支部の義務としていた。

 王都のギルドの殺し屋パーティーが狙っている?
 生死問わずの捜索という名の手配書?
 領軍も探している?

 コイツ(ギルドマスター ワッタ)の闇は深そうだ!
 領軍や殺し屋が探しているのだろうから、ここまで来るのは時間の問題だろう。

 どうするか? 第3王子は、徹底的にギルドマスターを取り知らる事にした。
 果たしてどうなる?ギルドマスター!ガリ!


 
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