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第4章 魔王と邪神が怖がり逃げ出す者。
第103話 終わっていた話でこれからの事を考える者と、話を延長をしようとする者達の得手勝手。
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第103話 終わっていた話でこれからの事を考える者と、話を延長をしようとする者達の得手勝手。
異世界236日目 昼
レオラルド王国 (勇者国王 視点)
勇者国王は、リーナに聞く。
オオベは、なぜこの世界の魔王討伐の戦線にかかわらないのか?と。
リーナは、笑った。
なぜ私が勇者を引退できたのか?を前聖皇から聞いていないのか?と問い返された。
そこに、現聖大教会帝国ナンバー2のライチの使者が来た。
そして、すぐにスラスラと説明する。
(魔王をオオベ様と討伐した時に解放されたのだと。
そして、天の意志によってオオベ様のサポートをすることになったと。
だから、剣士のレベル限界100を超えて、更に強くなっているということ。)
勇者国王は、黙るしかなかった。
確かに神話や、古の勇者物語は魔王を倒した勇者は使命を全うした者であり、大切にしないといけない。
それを踏みにじる事をしていたから、他の兄弟達を抑えて自分が国王になったという経緯が、勇者国王にはある。
確かに、オオベとあんな魔王との戦闘をしていたら、引退して当たり前だ。
新宰相が、ここで口を出した。
「だが、他の残りの者がいるだろう!」と。
だから、魔王討伐に協力しろというのだが、あのフード姿の者は一切、口を出して無い。
まずい。かなりまずいぞ。完全に勇者スキルが警報を出しているのはあの者に対してだ。
オオベ国 使者
「すでに、オオベ様の役割は終わってます。
これまで、詐欺をされても魔王を封印してきました。
今は、神々とこの世界と、オオベ様の故郷の政府が報酬を出し、その行いに報いる時であり、待機するべき時になってます。
その事は、すでにレオラルド王国にも通知済みですな?教会の使者さま?」
聖大教会帝国は、肯定した。すでにレオラルド王国にも通知済みだと。
新宰相が、一歩下がりだした。
これで、神託がー!とか言えなくなったのだ。
オオベ国 使者
「勇者は、この国の宿屋にいるでしょ!
勇者である陛下に人の何倍もの忖度(そんたく)をして、あのクソバカ共をわざと討伐せずに、最近はこの国にいても処刑をわざと求めていないという、過大過ぎる忖度(そんたく)をしているでしょ!
魔王討伐の仕事は、勇者の仕事!
なら、勇者がすればいい。オオベ様は襲って来たものを斬っただけ!
そして、御本人曰く八つ当たりしただけ。
そして、宰相よ!貴様の部下でも奴隷でも無いのだ!なんだその不敬な態度は!
この世界のルールが貴様らの独り善がりと得手勝手だというなら、魔族と同様、モンスターとして討伐するのみ!」
新宰相
「何だと貴様!」と、花瓶を投げたがフードの男がそれを掴んで素早く元に戻して、宰相を掴み、足の骨をその場で折り土下座させた。
新宰相
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…。」
そして、副宰相に宰相の腰の剣を抜いて渡した。
ソレが何を意味するのか?
その場で新宰相の首を斬って詫びにする機会を与えるという事だ。
勇者国王は、先に新宰相殴って置けばよかったと後悔した。
あのフードは、一言も話さないが恐らくオオベだ。
ここで落とし所をつけないと、事態は収集つかない。
そうだった!奴らに責任を取らせよう。
勇者国王
「宰相!貴様は解任だ!
この事を企んだのは、ナッシュ王国の国王だ。
あれには、我々は何もできなかった。」
ここで、オオベを話させたらなんとかなる!
リーナ
「その事でも、今回は我々が派遣されました。
あれは、この世界の前の管理者の分身です。
そして、もうやる事をやったオオベ様を、また詐欺をして働かせようとした、もはや邪神になるかもしれない存在。
分身は、天界に逮捕されました。」
勇者国王
「ハァ?(マジかいな、新宰相よ処刑は免れなさそうだな。)」
聖大教会帝国の使者
「こちらも、確認しました。なのでマスターアークシスター 聖皇エリス様は、この異変に対して神託に頼らず、勇者の魔王討伐を進める事にしました。
聖皇エリス様のご意思は、これまでこの世界の魔王の動きを鈍らせていたオオベ様に感謝する事と、そしてご支援をお願いする事です。」
勇者国王
「わ、私からもお願いする。」
副宰相
「どうかお願いいたします。この元宰相は、クソですが悪知恵は回ります。役には立ちます。
どこかで使って下さい。(オイ貸しだからな!クソ宰相!貴様にその地位を奪われたのと合わせて5つの貸しだぞ!)」
リーナ
「宰相を、生かせと。なら、功を持ってその才が、罪を贖うに足るものだと証明せよ。
異世界からの召喚された勇者の生き残りの参謀にして、魔王をオオベ国に頼らずに討伐するべし。」
勇者国王は、副宰相のなんとかして魔王討伐にオオベを組み込もうとする意図はわかっていたが、ここまで新宰相どころか関わる事すらしない姿勢を示した事に、オオベが本気で怒っているかもしれない、単なるワガママや得手勝手などでなく、怒りだとやっと真実に目を向けた。
だから、勇者スキルが警報を出していたのか。
教会の使者も、冷や汗をかいている。
このまま行けば、オオベを魔王討伐に組み込めない。
それどころか、オオベを組み込もうとした者は、邪神の下僕として討伐されてしまう。なんとかして、関わらせなければいけない。
リーナ
「なぜここに来たのか、まだわかっていないらしいな。」
勇者国王
「もう、500年以上も魔王と戦闘して傷をつけられた勇者はいない。傷すらだ!
相打ち狙いで、傷すらつけられない状態が続いた。
やっと、(なんだ!このスキルのかつて無い警報は!)
やっと、討伐出来る者が出て来た。(こ、殺されると言うのか…。)
魔王を倒す最後のチャンスだと神託も受けている。
頼む。魔王討伐のクエストを受けてくれないか。」
オオベ国の使者
「すでに、オオベ様はお断りしたはずです。
そして、神託というがそれは大きな間違い。
すでに、封印の契約期間は終わり、そしてこの異世界召喚でもジョブは勇者ではなかった。
それは、魔王討伐に関わることは終了したという大いなる証拠!」
リーナ
「すでに用意は出来た。捏造するもの、邪神の如き事をする者の討伐の準備も。
宣戦布告はすでにそちらからされているからな。」
だめだ、オオベはここで戦闘するつもりだ。
ここで、勇者達との連携の条約を完全に拒否するつもりだと、勇者国王は判断した。
その時、ついにローブの男が剣を出した。
大臣が、異世界召喚勇者達を出して来たと同時に…まずい!
果蓮 杉名(かれん すきな)
「オオベを説得出たのだろうな!」
チン!
フードを被った何者かの剣が、納剣された?
木の鞘?長く細い剣だな?
と同時に、果蓮 杉名(かれん すきな)の腕が両方落ちた。そして両足が崩れ落ちる。
斬ったのか?!
勇者国王は、戦慄を覚えた。
異世界236日目 昼
レオラルド王国 (勇者国王 視点)
勇者国王は、リーナに聞く。
オオベは、なぜこの世界の魔王討伐の戦線にかかわらないのか?と。
リーナは、笑った。
なぜ私が勇者を引退できたのか?を前聖皇から聞いていないのか?と問い返された。
そこに、現聖大教会帝国ナンバー2のライチの使者が来た。
そして、すぐにスラスラと説明する。
(魔王をオオベ様と討伐した時に解放されたのだと。
そして、天の意志によってオオベ様のサポートをすることになったと。
だから、剣士のレベル限界100を超えて、更に強くなっているということ。)
勇者国王は、黙るしかなかった。
確かに神話や、古の勇者物語は魔王を倒した勇者は使命を全うした者であり、大切にしないといけない。
それを踏みにじる事をしていたから、他の兄弟達を抑えて自分が国王になったという経緯が、勇者国王にはある。
確かに、オオベとあんな魔王との戦闘をしていたら、引退して当たり前だ。
新宰相が、ここで口を出した。
「だが、他の残りの者がいるだろう!」と。
だから、魔王討伐に協力しろというのだが、あのフード姿の者は一切、口を出して無い。
まずい。かなりまずいぞ。完全に勇者スキルが警報を出しているのはあの者に対してだ。
オオベ国 使者
「すでに、オオベ様の役割は終わってます。
これまで、詐欺をされても魔王を封印してきました。
今は、神々とこの世界と、オオベ様の故郷の政府が報酬を出し、その行いに報いる時であり、待機するべき時になってます。
その事は、すでにレオラルド王国にも通知済みですな?教会の使者さま?」
聖大教会帝国は、肯定した。すでにレオラルド王国にも通知済みだと。
新宰相が、一歩下がりだした。
これで、神託がー!とか言えなくなったのだ。
オオベ国 使者
「勇者は、この国の宿屋にいるでしょ!
勇者である陛下に人の何倍もの忖度(そんたく)をして、あのクソバカ共をわざと討伐せずに、最近はこの国にいても処刑をわざと求めていないという、過大過ぎる忖度(そんたく)をしているでしょ!
魔王討伐の仕事は、勇者の仕事!
なら、勇者がすればいい。オオベ様は襲って来たものを斬っただけ!
そして、御本人曰く八つ当たりしただけ。
そして、宰相よ!貴様の部下でも奴隷でも無いのだ!なんだその不敬な態度は!
この世界のルールが貴様らの独り善がりと得手勝手だというなら、魔族と同様、モンスターとして討伐するのみ!」
新宰相
「何だと貴様!」と、花瓶を投げたがフードの男がそれを掴んで素早く元に戻して、宰相を掴み、足の骨をその場で折り土下座させた。
新宰相
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…。」
そして、副宰相に宰相の腰の剣を抜いて渡した。
ソレが何を意味するのか?
その場で新宰相の首を斬って詫びにする機会を与えるという事だ。
勇者国王は、先に新宰相殴って置けばよかったと後悔した。
あのフードは、一言も話さないが恐らくオオベだ。
ここで落とし所をつけないと、事態は収集つかない。
そうだった!奴らに責任を取らせよう。
勇者国王
「宰相!貴様は解任だ!
この事を企んだのは、ナッシュ王国の国王だ。
あれには、我々は何もできなかった。」
ここで、オオベを話させたらなんとかなる!
リーナ
「その事でも、今回は我々が派遣されました。
あれは、この世界の前の管理者の分身です。
そして、もうやる事をやったオオベ様を、また詐欺をして働かせようとした、もはや邪神になるかもしれない存在。
分身は、天界に逮捕されました。」
勇者国王
「ハァ?(マジかいな、新宰相よ処刑は免れなさそうだな。)」
聖大教会帝国の使者
「こちらも、確認しました。なのでマスターアークシスター 聖皇エリス様は、この異変に対して神託に頼らず、勇者の魔王討伐を進める事にしました。
聖皇エリス様のご意思は、これまでこの世界の魔王の動きを鈍らせていたオオベ様に感謝する事と、そしてご支援をお願いする事です。」
勇者国王
「わ、私からもお願いする。」
副宰相
「どうかお願いいたします。この元宰相は、クソですが悪知恵は回ります。役には立ちます。
どこかで使って下さい。(オイ貸しだからな!クソ宰相!貴様にその地位を奪われたのと合わせて5つの貸しだぞ!)」
リーナ
「宰相を、生かせと。なら、功を持ってその才が、罪を贖うに足るものだと証明せよ。
異世界からの召喚された勇者の生き残りの参謀にして、魔王をオオベ国に頼らずに討伐するべし。」
勇者国王は、副宰相のなんとかして魔王討伐にオオベを組み込もうとする意図はわかっていたが、ここまで新宰相どころか関わる事すらしない姿勢を示した事に、オオベが本気で怒っているかもしれない、単なるワガママや得手勝手などでなく、怒りだとやっと真実に目を向けた。
だから、勇者スキルが警報を出していたのか。
教会の使者も、冷や汗をかいている。
このまま行けば、オオベを魔王討伐に組み込めない。
それどころか、オオベを組み込もうとした者は、邪神の下僕として討伐されてしまう。なんとかして、関わらせなければいけない。
リーナ
「なぜここに来たのか、まだわかっていないらしいな。」
勇者国王
「もう、500年以上も魔王と戦闘して傷をつけられた勇者はいない。傷すらだ!
相打ち狙いで、傷すらつけられない状態が続いた。
やっと、(なんだ!このスキルのかつて無い警報は!)
やっと、討伐出来る者が出て来た。(こ、殺されると言うのか…。)
魔王を倒す最後のチャンスだと神託も受けている。
頼む。魔王討伐のクエストを受けてくれないか。」
オオベ国の使者
「すでに、オオベ様はお断りしたはずです。
そして、神託というがそれは大きな間違い。
すでに、封印の契約期間は終わり、そしてこの異世界召喚でもジョブは勇者ではなかった。
それは、魔王討伐に関わることは終了したという大いなる証拠!」
リーナ
「すでに用意は出来た。捏造するもの、邪神の如き事をする者の討伐の準備も。
宣戦布告はすでにそちらからされているからな。」
だめだ、オオベはここで戦闘するつもりだ。
ここで、勇者達との連携の条約を完全に拒否するつもりだと、勇者国王は判断した。
その時、ついにローブの男が剣を出した。
大臣が、異世界召喚勇者達を出して来たと同時に…まずい!
果蓮 杉名(かれん すきな)
「オオベを説得出たのだろうな!」
チン!
フードを被った何者かの剣が、納剣された?
木の鞘?長く細い剣だな?
と同時に、果蓮 杉名(かれん すきな)の腕が両方落ちた。そして両足が崩れ落ちる。
斬ったのか?!
勇者国王は、戦慄を覚えた。
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