異世界勇者召喚失敗か？

ミッション スタート！ 怒りの住民からの訴え。

ミッション1第九話 ロジナフ王家の財宝と、困った病気3

ミッション1第九話　ロジナフ王家の財宝と、困った病気3

　宇宙人の本政府である、連合政府本部からの回答は、「一度奴らを元の地球に戻して、知らぬ存ぜぬ、苦労だけ背負わせて俺様達に楽をさせろという姿勢の現地政府の考えに、刺激を与えろ！」という、凶粗　爺露雨共（クソ　ヤロウドモ）を器にした怨霊達を地球に帰還させるということだった。

　実は地球の神々様も宇宙（世界）管理者様も、かなり怒っていたのだからすぐに実行された。

　ドサリ！ドサリ！

　うげ！
　何だよ？いきなり眼の前が真黒になったら、ここはどこだ？

　まさかここは…。有名な（ピー　自主規制）の広場だ？
　
　その時、皇帝達が出て来た！うわ～！と広場は大混乱が起こる！
　2人から、時代と世界を越えて各時代の兵士や他の国王など皇帝達に囚われていた悪霊や怨霊達が出てくる出てくる！

　そして、現役と怨霊の特殊部隊の衝突と起こり出しだ。
　怨霊が生者を殺して、怨霊を作る上げていく恐怖の広がりが爆発する。

「ヨッシャー！俺様がこれからだいとうり…」

　しかし、そこで2人は意識を失って、あの星の草原の上にいた。


「どうして何だよ～！終わったのだから地球に帰せよ！」

（システムより、警告！　任務はこの星の浄化でありイレギュラーの対応の為に怨霊達を戻しただけです。しっかりとやれ！）

「ウギャー！どうしろって言うのだよ！」

　しかし、空がいきなり真黒になる。
　何だよ？これって一度入れられたダンジョンって不思議世界だよな？

　あの怨霊達が作り出した世界か？
　何だよここは？

果蓮　杉名（かれん　すきな）
「松だよね？　ねえ？あれって江ノ島じゃない？　まさか？鎌倉？」

「江ノ電は？　クソ！あ！そうだ！大仏があるかどうかで時代がわかるぞ！」

　しかし、なかった。鎌倉時代に建てられたと言われていたものもない。
　つまり鎌倉時代よりも前だ。そんな時代に設定された異空間に飛ばされたということは？

果蓮（かれん）
「ねえ？いいことを思いついたけど？」

「何だよ？源　頼朝を探して仲間に入るってか？」

　二人は恐らく源平合戦の時代だと予想はしている。

果蓮（かれん）
「鈍いわね！　今から奥州藤原氏の所に行くの！わかる？　砂金とかふんだんにあったのはわかっている。だけど現在でもそんな金が産出した山は見つかってない！
　どこにその金山があったのか？という事と、奥州藤原氏の埋蔵金の在り処を調べておくのよ！
　殺し合いにかかわったら、また怨霊値が上がってしまうのと、その前になにかと使える金を用意するのよ！」

　確かにその通りだ。浄化？そんなスキルはないから、実質放置するしかない。

　しかし、そんなに甘く無かった。

？？
「ククク、見つけたぞ！貴様ら、俺様達の子孫らしいな？俺様の名前は河内と泉州を治めて銅山も治め、本来なら朝廷に君臨していたはずの、源一党の頭だ！」

　そう言って、馬に乗って出て来たのが源　頼朝を名乗るどう見ても盗賊だった。

果蓮（かれん）
「は？　嘘を言うな！肖像画も残っているのだよ！　全然違うじゃないか！」

「ハイハイ！　名のるだけならタダだよ！俺達は忙しい。殺し合いに参加もしない！
　それでは！さよ～なら～！」

　すぐに逃げようとしたが…。

源　頼朝
「死（い）ねや！」

　速攻ぶった斬られた。2人