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第4話 こんなはずでは! 聖女ルージュ編1
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第4話 こんなはずでは! 聖女ルージュ編1
う!痛い!
下半身が槍で刺された痛みで、騙るしかないルージュ。傷はポーションという魔法薬を飲めば治ったが、痛みが取れない。
しかも、ここは薄暗い城の地下牢。
どうしてこうなったのよ!話が違う!
雫 古曽子(だれ くかこ)は、唇を噛んだ。
あれは、同級生のヤツに一着50万円のスーツがバレた時だった。ついつい社長の愛人とかやっている事はなんとか言わなかったが、特別月給がバレてしまった。
詰め寄られていたところに、地震が起こり気がつけば私は空の上の空間にいた。
そこにいた子供?に、「なぜカスが召喚されている?」なんて言われたので、蹴ったら足の骨が折れた。
その時に気がついたら、押しつぶされた京子の遺体が転がっていたのだ。
そうだ、京子の上に天井が落ちてきたのを思い出す。
子供は、「しまった!しくじった!」とか言っていた。
そして、何がしくじったのかがわかってきた。
どうも、聖女として召喚されたのは京子。私は付近で漂っていたゴミの存在らしい。
扱いが酷いと思うが、抗議しても耳を貸さない子供。足の骨が砕けいるので立てない。
勇者とか、ドンドン召喚されていた。その間に何かの穴に京子から光るものが出てきて吸い込まれて行った。
子供が「しまったー!ゴミの身体を使おうと思ったのに!」とかいいだす。
私のからだを使う?
そして、子供はいい出した。聖女の転生先を今から17年前の公爵に設定したらしい。
そして、公爵のその令嬢を生贄にしてしまって、怒りで私に祟らせて憑依させろ!そして、その時に聖女の能力を使えるようにする!そして、聖女死亡を隠蔽しろ!と言ってきた。
口が勝手に「ハイ」と動く。くそ!身体すら操られている。
そして、少し若返った後に魅了と言うスキルを貰って召喚先の城に舞い降りた。私は1年かけて、聖女の顕現を使い国王や王太子に公爵達を全て操り、婚約破棄劇と生贄の祭壇を用意させた。
聖女なのに、能力発動のために生贄が必要って無茶な設定でもなんとか出来たはずなのに、なんだよあの公爵令嬢の闘争心は!
国王や王太子の目はポーションで回復したが、恐怖は取れてない。
それに、アイツ…強くなってないか?
あの時も強かったのが、1人で近衛騎士団を武力で制圧していたな。
そして、魅了で操られていると言われても、全ての貴族達を生贄の炎に躊躇なく投げ込んでいた。
他の牢屋にいた大臣たちも、既にいない。宰相も、生贄の事を聞かれて「知らない!操られていただけだ。」とか言っていたが、京子は元戦士だった宰相の腕とか折って自白させようとしていた。
公爵令嬢になった京子曰く、「操られていた?しるか!殺害しようとした以上、殺される覚悟があるのだろう?」らしい。
つまり、京子の転生体曰く国王達は全員殺される同意をしたことになる。
第二王子達の取り調べと、妃たちに取り調べが始まった。異世界召喚の事とか喋らされていた。
く、さっさと勇者共をここに呼んで助けろや!と、何かあった時の為の呼び出しベルのスイッチを押した。
しかし、聞こえてきたのはどうも何処かに連絡している様子で「待ってくれ~、隠蔽しようとしたのではなく、聖女の代理を立てようとしたんだ。別の異世界で聖女はやりきったから、やる義務はないって?
じゃあどうなるの? 全て僕の罪になるの?そんな~。」
という声が聞こえてきて、通信が途絶え呼び出しベルは消えた。
へ~~?私はどうすればいいのよ!
止めてくれー!という声が聞こえてきた。第29王妃が生贄の炎に投げ込まれた。幼き王子達も入れられている。
そして、京子の声が聞こえてきた。「邪神の儀式の全貌を吐かせろ!叩き殺してでも吐かせろ!」
取り調べ官「聖女が知っているはずです!」
京子?「奴らは後だ!奴らを取り調べる前に証拠を集める。王子殿は、話さないという事は自白したと言う事だ。教会が作った生贄の祭壇に入れろ!」
もう、徹底的に調べるつもりだ。この王国の事なんてどうでもいいのだろう。私もこのいい加減なクズ政治の王国なんてどうでもいい。
しかし、私の知っていることは調べたのだろうに、何を調べているのだろう?
う!痛い!
下半身が槍で刺された痛みで、騙るしかないルージュ。傷はポーションという魔法薬を飲めば治ったが、痛みが取れない。
しかも、ここは薄暗い城の地下牢。
どうしてこうなったのよ!話が違う!
雫 古曽子(だれ くかこ)は、唇を噛んだ。
あれは、同級生のヤツに一着50万円のスーツがバレた時だった。ついつい社長の愛人とかやっている事はなんとか言わなかったが、特別月給がバレてしまった。
詰め寄られていたところに、地震が起こり気がつけば私は空の上の空間にいた。
そこにいた子供?に、「なぜカスが召喚されている?」なんて言われたので、蹴ったら足の骨が折れた。
その時に気がついたら、押しつぶされた京子の遺体が転がっていたのだ。
そうだ、京子の上に天井が落ちてきたのを思い出す。
子供は、「しまった!しくじった!」とか言っていた。
そして、何がしくじったのかがわかってきた。
どうも、聖女として召喚されたのは京子。私は付近で漂っていたゴミの存在らしい。
扱いが酷いと思うが、抗議しても耳を貸さない子供。足の骨が砕けいるので立てない。
勇者とか、ドンドン召喚されていた。その間に何かの穴に京子から光るものが出てきて吸い込まれて行った。
子供が「しまったー!ゴミの身体を使おうと思ったのに!」とかいいだす。
私のからだを使う?
そして、子供はいい出した。聖女の転生先を今から17年前の公爵に設定したらしい。
そして、公爵のその令嬢を生贄にしてしまって、怒りで私に祟らせて憑依させろ!そして、その時に聖女の能力を使えるようにする!そして、聖女死亡を隠蔽しろ!と言ってきた。
口が勝手に「ハイ」と動く。くそ!身体すら操られている。
そして、少し若返った後に魅了と言うスキルを貰って召喚先の城に舞い降りた。私は1年かけて、聖女の顕現を使い国王や王太子に公爵達を全て操り、婚約破棄劇と生贄の祭壇を用意させた。
聖女なのに、能力発動のために生贄が必要って無茶な設定でもなんとか出来たはずなのに、なんだよあの公爵令嬢の闘争心は!
国王や王太子の目はポーションで回復したが、恐怖は取れてない。
それに、アイツ…強くなってないか?
あの時も強かったのが、1人で近衛騎士団を武力で制圧していたな。
そして、魅了で操られていると言われても、全ての貴族達を生贄の炎に躊躇なく投げ込んでいた。
他の牢屋にいた大臣たちも、既にいない。宰相も、生贄の事を聞かれて「知らない!操られていただけだ。」とか言っていたが、京子は元戦士だった宰相の腕とか折って自白させようとしていた。
公爵令嬢になった京子曰く、「操られていた?しるか!殺害しようとした以上、殺される覚悟があるのだろう?」らしい。
つまり、京子の転生体曰く国王達は全員殺される同意をしたことになる。
第二王子達の取り調べと、妃たちに取り調べが始まった。異世界召喚の事とか喋らされていた。
く、さっさと勇者共をここに呼んで助けろや!と、何かあった時の為の呼び出しベルのスイッチを押した。
しかし、聞こえてきたのはどうも何処かに連絡している様子で「待ってくれ~、隠蔽しようとしたのではなく、聖女の代理を立てようとしたんだ。別の異世界で聖女はやりきったから、やる義務はないって?
じゃあどうなるの? 全て僕の罪になるの?そんな~。」
という声が聞こえてきて、通信が途絶え呼び出しベルは消えた。
へ~~?私はどうすればいいのよ!
止めてくれー!という声が聞こえてきた。第29王妃が生贄の炎に投げ込まれた。幼き王子達も入れられている。
そして、京子の声が聞こえてきた。「邪神の儀式の全貌を吐かせろ!叩き殺してでも吐かせろ!」
取り調べ官「聖女が知っているはずです!」
京子?「奴らは後だ!奴らを取り調べる前に証拠を集める。王子殿は、話さないという事は自白したと言う事だ。教会が作った生贄の祭壇に入れろ!」
もう、徹底的に調べるつもりだ。この王国の事なんてどうでもいいのだろう。私もこのいい加減なクズ政治の王国なんてどうでもいい。
しかし、私の知っていることは調べたのだろうに、何を調べているのだろう?
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