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第14話 子猫ちゃんの保護と王国の情勢
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第14話 子猫ちゃんの保護と王国の情勢
ボスタニア歴655年 バルセリナ歴551年 2月19日
冒険者ギルドには、活動拠点移転手続きはしなかった。
確かCランクは2ヶ月は、報告しなくてもいいはずだ。(ダンジョンに深く籠もると、それくらいの時間は必要なため。)
街を歩くと、黒砂糖があった!そして、塩!岩塩で金貨と同じ重さという、ものすごく高かったけど買った。
街の魔道具屋には、魔導書とかあったから何か手がかりがないかと(魔法種類大全)と言う研究書とラビリンスで見つかった魔導書3冊を買った。
魔導書の使い方とかは、その世界で違う。まずは魔法種類大全を宿で読んでみた。
もちろん、聖女レーダーで王太子達の動向とか監視はしているけどね。
やっと王太子達の軍勢は城を攻めていた魔王軍と接触して、戦闘が始まった。
あら?何かこの街に向かって国境とは反対の方向から走ってくる馬車の列があるわね。作物の集積かな? 本を読み進めた。するとほぼ魔法の使い方は同じだとわかるが…レベルが低くない?
前世(京子の前)の世界の魔法陣計算とかと比べると遥かに遅れてる。日本の感覚だと令和の人間が、いきなり鎌倉時代に送り込まれた感覚のズレがあるのだよね?
ん? ならどうやって異世界勇者召喚とかやったのよ?こんな…待てよ?まさか城の下とかに禁書扱いであったとか、超古代文明の魔法陣とかあったの?
まるで3歳用の絵本を読むみたいに読書は終わってしまった。
ん~、検証は必要ね。
公開されている魔法理論がこれではね~。実は異世界勇者召喚魔法陣とかは載ってなくても、転移魔法の理論くらいは書いてあると思っていた。この世界で使われている魔法が、どういう理論の魔法なのか?さえわかれば地球に帰るための魔法を探す手がかりにはなると思っていたが、大全でこれではね~。
ダンジョンドロップの魔導書は、開けば魔導書が燃えてスキル魔法が使える、と言うものらしいが燃えない。中身をみてみると、かつて私が知っている魔法陣だ。
なるほど。使えるから魔導書を消費しなくてもいいってことね。
となると、魔法陣を調べないといけない。
たけど、あの城にはそんなものあったかな~?
さて、夕食だ!一階の食堂に入り出てきたのは…やはり不味いスープとかだった。
これ、私が出汁を入れるのを忘れた味噌汁よりもうんと不味い!
こっそりと岩塩の粉を入れて、飲んでなんとか食べたけど、こまったわね~。しかし、カツオ節とかナンプラーとか昆布とかはない。
小麦粉とかもう少し買って何かつくるか~?
そして、夜のお仕事でもしますか。幽体離脱!
ミラージュ(私)「さて、王妃を…ん~、今日はバルセリナの城の様子でも見るか~。」
辺境伯は夫人も武装してまで城に同行しているので、その様子を見に行くことにした。
良ければ、バルセリナ城のなかに異世界召喚関連のものが発見できればいいな~。
モクモクと上がる黒炎。王都は激戦であった
しかも5つある外堀の内、2つが陥落していた。そして、城の向こうは真っ黒な邪気だ。
城は結界を張っていたが、ミラージュ(私)には、単なるシャボン玉にしか見えない。割れないように丁寧に城に入ってみた。
ん?クソ王太子と教会皇国の将軍が倒れていた。クソ王太子は手足が切断され(ダルマ状態)になっている。
そこに、この王国のあの王女の妹がジョブ聖女なので、その回復を担っているみたいだが…あ~、このクソ王太子は黙っていたら美形だからな~、惚れかけているな~。
この城の王様も来ていた。そして、主治医が「この夜すら、保たないでしょう!呪いが解けてません。将軍さま、ご覚悟を。」とか言っている。
クソ王太子「嫌だ!俺は召喚した聖女と結婚して世界を征服するのだ!」
ミラージュ(私)「はぁ~~? 何を言ってやがるの、この邪教にどっぷり使ったクソ王太子が~」
教会皇国将軍アリーナ「は?まさか!怨霊ミラージュか!」
教会皇国将軍メクザ「く、一思いに殺せ!」
クソ王太子「クソーー!貴様!神託で殺されたのだ!化けてでてくるな!」
ミラージュ(私)「はぁ、クソ王太子さん?邪教の神託なんて何もなりませんことよ。それにね、将軍さん。ん!鑑定。メクザさん?(くっ殺せ)なんて、女将軍でも言うものではありませんよ。
激痛の呪いですか。ちょっと、あの王女の妹さん。回復魔法ではなくて、聖光魔法と回復魔法をミックスするのよ。
まずは、アリーナさんの呪いを解くわね。よく見ててね。左手に回復魔法を玉状に力を循環させて収束させて、右手に聖光の光を纏い鎧とする。
この黒い呪いを右手から指の光を伸ばして、つまんで回復魔法のなかに入れて焼く!」
バルセリナ国王「(すごい!あの魔王四天王が放った解除不可能の呪いを、剥がして焼いてしまった!)ソナタは本当に怨霊なのか?公爵令嬢ミラージュなのか?」
ミラージュ(私)「怨霊じゃないわよ。そこのクソ王太子に生贄の…まぁ言うのは止めましょう。次はメグザさんの呪いね。
聖女ちゃん、支えるからやってみなさい。」
後ろに立って、右手に聖光魔法を使う補助をして、回復魔法の圧縮循環の玉を作る補助をする。
そして手取り足取りして、妹聖女ちゃんの解呪作業を成功させる。
ミラージュ(私)「よく出来ました。はい、ハイヒール!」
私は、疲労状態の三人を回復させた。
バルセリナ国王「それは、失われた回復魔法ハイヒール!(生贄にしろなんて、なぜそんな神託がでたのだ?)」
教会皇国将軍アリーナ「(神託…おかしい。これは皇国にかつて居られた本物の聖女様の光、聖女様の回復魔法。皇国は明らかにおかしい。皇国は何を考えている。)」
教会皇国将軍メクザ「(本物だ。そして、このクソ王太子が邪教だと、皇国が邪教だと証明された。なんてことだ! 前まではこんな皇国ではなかったのに。本当に邪教を始めたという事か。)」
放置されたクソ王太子も、目を見張る。「クソ!仕方ない、婚約破棄は免除してやろう!」と言ったが、無視された。
このクソ王太子は、ここで強制幽体離脱をさせてもいいけど、この可愛い聖女ちゃんの教育には悪いわね。仕方ない。
聖なる光をコイツの邪心に当てて、コイツを苦しめながら、ハイヒールよりも少し上の段階のエクストラヒールで手足の欠損を治す。痛みで気絶した王太子。
日記 ボスタニア歴655年 バルセリナ歴551年 2月19日
王太子は、生かしておくことにした。国王は、頭を下げてきた。教会皇国の将軍も、王女妹の聖女ちゃんも。
仕方ない。辺境伯の王女ちゃん監禁事件と、王女ちゃんの無事を知らせる。そして、転移魔法陣の札を作って渡しておいた。
軍ごと、都市ごと転移できる札も渡す。いざとなれば、元実家の公爵領を占領してでも生き残れと言っておく。
王太子は罪状を書かれた棺に入れられて、送り返された。ここでも聖女ちゃんを襲うおうとして、しかも他の貴族令嬢も監禁していることがバレたらしい。なので辺境伯を無理矢理に矢面に立たせる事にしたらしいと聞いた。
ボスタニア歴655年 バルセリナ歴551年 2月19日
冒険者ギルドには、活動拠点移転手続きはしなかった。
確かCランクは2ヶ月は、報告しなくてもいいはずだ。(ダンジョンに深く籠もると、それくらいの時間は必要なため。)
街を歩くと、黒砂糖があった!そして、塩!岩塩で金貨と同じ重さという、ものすごく高かったけど買った。
街の魔道具屋には、魔導書とかあったから何か手がかりがないかと(魔法種類大全)と言う研究書とラビリンスで見つかった魔導書3冊を買った。
魔導書の使い方とかは、その世界で違う。まずは魔法種類大全を宿で読んでみた。
もちろん、聖女レーダーで王太子達の動向とか監視はしているけどね。
やっと王太子達の軍勢は城を攻めていた魔王軍と接触して、戦闘が始まった。
あら?何かこの街に向かって国境とは反対の方向から走ってくる馬車の列があるわね。作物の集積かな? 本を読み進めた。するとほぼ魔法の使い方は同じだとわかるが…レベルが低くない?
前世(京子の前)の世界の魔法陣計算とかと比べると遥かに遅れてる。日本の感覚だと令和の人間が、いきなり鎌倉時代に送り込まれた感覚のズレがあるのだよね?
ん? ならどうやって異世界勇者召喚とかやったのよ?こんな…待てよ?まさか城の下とかに禁書扱いであったとか、超古代文明の魔法陣とかあったの?
まるで3歳用の絵本を読むみたいに読書は終わってしまった。
ん~、検証は必要ね。
公開されている魔法理論がこれではね~。実は異世界勇者召喚魔法陣とかは載ってなくても、転移魔法の理論くらいは書いてあると思っていた。この世界で使われている魔法が、どういう理論の魔法なのか?さえわかれば地球に帰るための魔法を探す手がかりにはなると思っていたが、大全でこれではね~。
ダンジョンドロップの魔導書は、開けば魔導書が燃えてスキル魔法が使える、と言うものらしいが燃えない。中身をみてみると、かつて私が知っている魔法陣だ。
なるほど。使えるから魔導書を消費しなくてもいいってことね。
となると、魔法陣を調べないといけない。
たけど、あの城にはそんなものあったかな~?
さて、夕食だ!一階の食堂に入り出てきたのは…やはり不味いスープとかだった。
これ、私が出汁を入れるのを忘れた味噌汁よりもうんと不味い!
こっそりと岩塩の粉を入れて、飲んでなんとか食べたけど、こまったわね~。しかし、カツオ節とかナンプラーとか昆布とかはない。
小麦粉とかもう少し買って何かつくるか~?
そして、夜のお仕事でもしますか。幽体離脱!
ミラージュ(私)「さて、王妃を…ん~、今日はバルセリナの城の様子でも見るか~。」
辺境伯は夫人も武装してまで城に同行しているので、その様子を見に行くことにした。
良ければ、バルセリナ城のなかに異世界召喚関連のものが発見できればいいな~。
モクモクと上がる黒炎。王都は激戦であった
しかも5つある外堀の内、2つが陥落していた。そして、城の向こうは真っ黒な邪気だ。
城は結界を張っていたが、ミラージュ(私)には、単なるシャボン玉にしか見えない。割れないように丁寧に城に入ってみた。
ん?クソ王太子と教会皇国の将軍が倒れていた。クソ王太子は手足が切断され(ダルマ状態)になっている。
そこに、この王国のあの王女の妹がジョブ聖女なので、その回復を担っているみたいだが…あ~、このクソ王太子は黙っていたら美形だからな~、惚れかけているな~。
この城の王様も来ていた。そして、主治医が「この夜すら、保たないでしょう!呪いが解けてません。将軍さま、ご覚悟を。」とか言っている。
クソ王太子「嫌だ!俺は召喚した聖女と結婚して世界を征服するのだ!」
ミラージュ(私)「はぁ~~? 何を言ってやがるの、この邪教にどっぷり使ったクソ王太子が~」
教会皇国将軍アリーナ「は?まさか!怨霊ミラージュか!」
教会皇国将軍メクザ「く、一思いに殺せ!」
クソ王太子「クソーー!貴様!神託で殺されたのだ!化けてでてくるな!」
ミラージュ(私)「はぁ、クソ王太子さん?邪教の神託なんて何もなりませんことよ。それにね、将軍さん。ん!鑑定。メクザさん?(くっ殺せ)なんて、女将軍でも言うものではありませんよ。
激痛の呪いですか。ちょっと、あの王女の妹さん。回復魔法ではなくて、聖光魔法と回復魔法をミックスするのよ。
まずは、アリーナさんの呪いを解くわね。よく見ててね。左手に回復魔法を玉状に力を循環させて収束させて、右手に聖光の光を纏い鎧とする。
この黒い呪いを右手から指の光を伸ばして、つまんで回復魔法のなかに入れて焼く!」
バルセリナ国王「(すごい!あの魔王四天王が放った解除不可能の呪いを、剥がして焼いてしまった!)ソナタは本当に怨霊なのか?公爵令嬢ミラージュなのか?」
ミラージュ(私)「怨霊じゃないわよ。そこのクソ王太子に生贄の…まぁ言うのは止めましょう。次はメグザさんの呪いね。
聖女ちゃん、支えるからやってみなさい。」
後ろに立って、右手に聖光魔法を使う補助をして、回復魔法の圧縮循環の玉を作る補助をする。
そして手取り足取りして、妹聖女ちゃんの解呪作業を成功させる。
ミラージュ(私)「よく出来ました。はい、ハイヒール!」
私は、疲労状態の三人を回復させた。
バルセリナ国王「それは、失われた回復魔法ハイヒール!(生贄にしろなんて、なぜそんな神託がでたのだ?)」
教会皇国将軍アリーナ「(神託…おかしい。これは皇国にかつて居られた本物の聖女様の光、聖女様の回復魔法。皇国は明らかにおかしい。皇国は何を考えている。)」
教会皇国将軍メクザ「(本物だ。そして、このクソ王太子が邪教だと、皇国が邪教だと証明された。なんてことだ! 前まではこんな皇国ではなかったのに。本当に邪教を始めたという事か。)」
放置されたクソ王太子も、目を見張る。「クソ!仕方ない、婚約破棄は免除してやろう!」と言ったが、無視された。
このクソ王太子は、ここで強制幽体離脱をさせてもいいけど、この可愛い聖女ちゃんの教育には悪いわね。仕方ない。
聖なる光をコイツの邪心に当てて、コイツを苦しめながら、ハイヒールよりも少し上の段階のエクストラヒールで手足の欠損を治す。痛みで気絶した王太子。
日記 ボスタニア歴655年 バルセリナ歴551年 2月19日
王太子は、生かしておくことにした。国王は、頭を下げてきた。教会皇国の将軍も、王女妹の聖女ちゃんも。
仕方ない。辺境伯の王女ちゃん監禁事件と、王女ちゃんの無事を知らせる。そして、転移魔法陣の札を作って渡しておいた。
軍ごと、都市ごと転移できる札も渡す。いざとなれば、元実家の公爵領を占領してでも生き残れと言っておく。
王太子は罪状を書かれた棺に入れられて、送り返された。ここでも聖女ちゃんを襲うおうとして、しかも他の貴族令嬢も監禁していることがバレたらしい。なので辺境伯を無理矢理に矢面に立たせる事にしたらしいと聞いた。
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