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第一章 旅立ち
第二十九話 限界値は大事だよ
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爽やかな目覚め……とはいかない。昨夜の消化不良なロリ女神とのやり取りだけが鮮明に残っている。
「腹立つ……」
『どうしたの?』
起き抜けに俺がそんなことを呟く者だから枕代わりにしていたタロも俺の不機嫌さを感じ取ったのか怖々と聞いてくるから、なんでも無いからとタロの頭を撫でて気持ちを落ち着かせる。
『起きたか』
「うん、起きてるよ」
『そうか、じゃあ俺はすぐにでも出られるけどどうする?』
『ごはん……』
「この偵察が終われば帰れるから、我慢してもらえるかな」
『ん~分かった』
『じゃあ、すぐに出るんだな』
「うん。あ、でもちょっと確かめたいんだけどいい?」
『ああ、いいぞ』
「ヒュドラが沼地に出たってことだけどさ。そもそもこの辺りでヒュドラは珍しくないの?」
『いや、俺もオジイも初めてだな』
「え? じゃあ、元々この辺りにはいなかったってことなの?」
『ああ、そういうことになるな』
「えぇちょっと待って! そんな風にいきなり魔物が出現することってあるの?」
『いや、ないな』
「え、ないの? それってどういうことなの?」
『俺に聞くなよ』
「いや、でも……あれ?」
『どうした?』
「うん、ちょっと待って整理してみるから……」
キュリが言うにはヒュドラはなんの前振りもなく急に現れたということと、元々ヒュドラの目撃情報も無かったことから、ヒュドラの存在自体が怪しく思える。
普通に考えればクレイヴ領への街道が封鎖されれば水路を使うことは思い付く話だ。でも、そこには話が通じないリザードマンが住み着いている。でも、そのリザードマンはヒュドラに追い出される形で、この川沿いを避難場所として生息している。
うん、誰かのイヤな思惑が感じられるよね。
『肯定します』
あ~そうだよね。分かってはいたけど、この前の姫さんの襲撃にも魔物が使われていたことを考えれば今回も似たようなものだろうとは推測するのは難しい話ではない。
「はぁ~」
『なんだデッカい溜め息だな。幸せが逃げるぞ』
「言うなよ。そうじゃなくても泣きそうなのに」
『そうか。深くは聞かないが、頑張れよ』
「いや、そこはどうしたと聞いてくれる流れだよね」
『そうか。俺にはお前がデッカい面倒ごとを誰かに渡したくてしょうがないって顔をしているようにしか見えないぞ』
「ぐっ……当たっているだけに何も言えない」
まあ、これも誰かの思惑を崩す為ならばと思うことが俺のモチベーションを向上させる原動力になるのは確かだな。ついでに試したいこともあるし。
そんな訳でキュリの案内で川から沼へと繋がる支流を辿り問題の場所へと向かう。
「凄い霧だね」
『ああ、気を付けるんだぞ。この霧はアイツが出しているに違いないからな』
「ん? それはどういう意味?」
『アイツがやって来るまではこんな霧が出ることはなかった。それだけで疑うには十分だろ』
「まあ、そうだね」
纏わり付く霧を振り払いながら奧へと進むとキュリの歩が止まる。
「どうしたの?」
『しっ……近いぞ』
「え?」
キュリはヒュドラが近いと言うので地図で確認すると、大きな赤い光点が一つ、そしてその更に奥に三つの赤い光点を確認出来た。
「あちゃ~やっぱりな。そうだよな~分かってはいたけどさ、ハァ~」
『おい、どうしたんだ? ヒュドラはすぐそこだぞ』
「いや、あのね。実はさ……」
俺は姫さんの襲撃から街道封鎖に今回のヒュドラの出現までがある特定の個人に対する嫌がらせと言うか、その個人を攻撃する為のものだということをキュリに説明する。
『あ? じゃあ何か俺達の同胞は、その王女を排除するついでに犠牲になったと言うのか?』
「うん、まあね。今の所は俺の想像だけど間違ってはないと思うよ」
『……で』
「え?」
『だから、ソレを知ったお前はどうするんだ?』
「ん~今は特に何もしないかな」
『どうしてだよ!』
「いや、どうしてと言われても……どうしてだろ?」
『お前は俺達の同胞の悔しさや無念さは関係ないもんな』
「だから、そうじゃないって」
『じゃあ、なんだよ!』
確かに姫さんをどうにかしようとしている連中のせいでキュリの同胞が犠牲になったと言われてしまえば激昂する理由も分からないでもない。でも、それは俺が知る前の話だし止めることは無理な話だ。でも、その当事者が分かるのなら、何か仕返しをして同胞の無念を晴らしたいというキュリの気持ちも分かる。だが、それを俺に求められても困るというしかない。
だから、今俺に出来ることをするとキュリに伝え、地図に表示されている離れている場所に表示されている赤い光点を目標に『目標固定』してからの『石礫』を右手から放出すると、少し後に地図から赤い光点三つが消えたのを確認するとタロにお願いして拾って来てもらう。
『お前、今何をしたんだ?』
「えっと、このヒュドラの関係者をちょっと……」
『ん?』
「まあ、ちょっと待っててよ。あ、来たみたい」
何をしたとキュリに確認されていたけど、タロがタイミングよく三人を拾って来てくれた。
「あ~やっぱり同じだね」
『コイツらが当事者なのか?』
「いや、単なる使いっ走りかな」
額の真ん中を撃ち抜かれて絶命している三人は前に姫さんを襲撃したヤツと同じ服を着ていた。でも、襲撃者がこんな分かり易い服を着るものかなと、疑問に思う。そこで思い出したのがVシネの中の一シーンだ。
『おい、コイツらの側にコレを置いとけ』
『若頭、コレって○○組のバッジじゃないですか!』
『ああ、そうだ。これでコイツらの組もウチじゃなく○○組の仕業と思うだろうよ』
そんな一シーンが頭を過る。
『肯定します』
「そうなんだね。じゃあ、帰ったらクリフさんには誤解がないように言わないとダメだね」
『なんの話だ?』
「全部、確定してから話すよ。今は目の前のアイツに集中しないとね」
今、俺達の前でヒュドラはその七つの首を絡み合わせるようにして寝ているようだ。これもチャンスかなと思い俺は試してみたかったことを実行することにした……が、キュリに肩を掴まれる。
『おい、何を考えている。今は偵察だけだったハズだろ』
「いや、ちょっと試してみたいことがあってさ」
『試してみたいことだ? 何をするつもりだ?』
「あのね、ヒュドラってさ。首を一つ落としても直ぐに再生するって話じゃない」
『ああ、そう言われているな』
「でしょ。しかも同時に落とさないとダメとも言われているよね」
『ああ、そうだな』
「じゃあさ、いくつまで再生可能なのか知ってる?」
『は? どういう意味だ?』
「だから、切られた頭は再生するんでしょ」
『ああ。で?』
「だからね。再生出来るのなら、ソレは幾つまで再生するのかなって気にならない?」
『スマン。俺はお前が何を言っているのか理解出来ない。と、いうか理解したくないと思っている』
「だよね、分かるけどウィキペディアに載せる為には検証が必要なんだよ。『ヒュドラの頭は○○回切ると再生しなくなります』って感じにね」
『は? だから、何を言っているんだよ。寝ているアイツを起こす理由にはならないだろうが!』
「あ!」
『あ! ってなんだよ。いいかよく聞けよ。寝ているアイツを起こすようなマネをするんじゃねえ!』
「遅かったみたいだよ」
『何がだよ!』
「ほら!」
『あ? あ!』
「もう、キュリが大きな声で騒ぐからだよ」
『俺か? 俺が悪いのか?』
「そんなことはいいから。ほら、実験を手伝ってね。ちゃんと数えててよ。先ずは一つだ。『風刃』……よし、一~つ。ちゃんと数えてる?」
「あ、ああ……」
「じゃあ、次ね。『風刃』!」
俺の魔法でヒュドラがこちらに攻撃する前に首を刈る。ヒュドラの首は刈られて落ちるが直ぐに再生するので次々に魔法を叩き付ける。
「ふぅ~結構切ったけど、まだまだ再生するね。五十まではなんとか数えたけど、まだ続きそうだよ。イヤになるね」
『……』
「どうしたの?」
『いや、なんでもない』
「ふ~ん、そう。まだまだやるよ『風刃』……もう数えないよ」
俺が放った魔法でヒュドラの首が落ちるが、もういくつなのかが分からない。ヒュドラの周りには今まで刈った首が転がっていてちょっとしたホラーだ。
『ねえ、まだ掛かるの?』
「ん~多分もうちょっとだと思うよ」
『どうしてそう思うんだ?』
「だってさ、再生する速さが少しずつ遅くなっているよね」
『そうか? 俺にはそう変わらない様に見えるがな』
「違うよ。全然、違うよ。最初は刈った後に『スポン!』で感じだったけど今は『ニュ~スポン』って感じじゃない。ほら、見ててよ『風刃』……ほら!」
『分からん』
『ボクは分かったよ』
結果、首が再生されなくなってから、残された首を一つずつ刈っていくとヒュドラはその体を静かに横たえる。
そして周りには怨念に満ちたたくさんのヒュドラの首が転がっている。数えるのが面倒だったがアイテムボックスに詰め込むと『ヒュドラの首X百二十八個』と表示された。
「腹立つ……」
『どうしたの?』
起き抜けに俺がそんなことを呟く者だから枕代わりにしていたタロも俺の不機嫌さを感じ取ったのか怖々と聞いてくるから、なんでも無いからとタロの頭を撫でて気持ちを落ち着かせる。
『起きたか』
「うん、起きてるよ」
『そうか、じゃあ俺はすぐにでも出られるけどどうする?』
『ごはん……』
「この偵察が終われば帰れるから、我慢してもらえるかな」
『ん~分かった』
『じゃあ、すぐに出るんだな』
「うん。あ、でもちょっと確かめたいんだけどいい?」
『ああ、いいぞ』
「ヒュドラが沼地に出たってことだけどさ。そもそもこの辺りでヒュドラは珍しくないの?」
『いや、俺もオジイも初めてだな』
「え? じゃあ、元々この辺りにはいなかったってことなの?」
『ああ、そういうことになるな』
「えぇちょっと待って! そんな風にいきなり魔物が出現することってあるの?」
『いや、ないな』
「え、ないの? それってどういうことなの?」
『俺に聞くなよ』
「いや、でも……あれ?」
『どうした?』
「うん、ちょっと待って整理してみるから……」
キュリが言うにはヒュドラはなんの前振りもなく急に現れたということと、元々ヒュドラの目撃情報も無かったことから、ヒュドラの存在自体が怪しく思える。
普通に考えればクレイヴ領への街道が封鎖されれば水路を使うことは思い付く話だ。でも、そこには話が通じないリザードマンが住み着いている。でも、そのリザードマンはヒュドラに追い出される形で、この川沿いを避難場所として生息している。
うん、誰かのイヤな思惑が感じられるよね。
『肯定します』
あ~そうだよね。分かってはいたけど、この前の姫さんの襲撃にも魔物が使われていたことを考えれば今回も似たようなものだろうとは推測するのは難しい話ではない。
「はぁ~」
『なんだデッカい溜め息だな。幸せが逃げるぞ』
「言うなよ。そうじゃなくても泣きそうなのに」
『そうか。深くは聞かないが、頑張れよ』
「いや、そこはどうしたと聞いてくれる流れだよね」
『そうか。俺にはお前がデッカい面倒ごとを誰かに渡したくてしょうがないって顔をしているようにしか見えないぞ』
「ぐっ……当たっているだけに何も言えない」
まあ、これも誰かの思惑を崩す為ならばと思うことが俺のモチベーションを向上させる原動力になるのは確かだな。ついでに試したいこともあるし。
そんな訳でキュリの案内で川から沼へと繋がる支流を辿り問題の場所へと向かう。
「凄い霧だね」
『ああ、気を付けるんだぞ。この霧はアイツが出しているに違いないからな』
「ん? それはどういう意味?」
『アイツがやって来るまではこんな霧が出ることはなかった。それだけで疑うには十分だろ』
「まあ、そうだね」
纏わり付く霧を振り払いながら奧へと進むとキュリの歩が止まる。
「どうしたの?」
『しっ……近いぞ』
「え?」
キュリはヒュドラが近いと言うので地図で確認すると、大きな赤い光点が一つ、そしてその更に奥に三つの赤い光点を確認出来た。
「あちゃ~やっぱりな。そうだよな~分かってはいたけどさ、ハァ~」
『おい、どうしたんだ? ヒュドラはすぐそこだぞ』
「いや、あのね。実はさ……」
俺は姫さんの襲撃から街道封鎖に今回のヒュドラの出現までがある特定の個人に対する嫌がらせと言うか、その個人を攻撃する為のものだということをキュリに説明する。
『あ? じゃあ何か俺達の同胞は、その王女を排除するついでに犠牲になったと言うのか?』
「うん、まあね。今の所は俺の想像だけど間違ってはないと思うよ」
『……で』
「え?」
『だから、ソレを知ったお前はどうするんだ?』
「ん~今は特に何もしないかな」
『どうしてだよ!』
「いや、どうしてと言われても……どうしてだろ?」
『お前は俺達の同胞の悔しさや無念さは関係ないもんな』
「だから、そうじゃないって」
『じゃあ、なんだよ!』
確かに姫さんをどうにかしようとしている連中のせいでキュリの同胞が犠牲になったと言われてしまえば激昂する理由も分からないでもない。でも、それは俺が知る前の話だし止めることは無理な話だ。でも、その当事者が分かるのなら、何か仕返しをして同胞の無念を晴らしたいというキュリの気持ちも分かる。だが、それを俺に求められても困るというしかない。
だから、今俺に出来ることをするとキュリに伝え、地図に表示されている離れている場所に表示されている赤い光点を目標に『目標固定』してからの『石礫』を右手から放出すると、少し後に地図から赤い光点三つが消えたのを確認するとタロにお願いして拾って来てもらう。
『お前、今何をしたんだ?』
「えっと、このヒュドラの関係者をちょっと……」
『ん?』
「まあ、ちょっと待っててよ。あ、来たみたい」
何をしたとキュリに確認されていたけど、タロがタイミングよく三人を拾って来てくれた。
「あ~やっぱり同じだね」
『コイツらが当事者なのか?』
「いや、単なる使いっ走りかな」
額の真ん中を撃ち抜かれて絶命している三人は前に姫さんを襲撃したヤツと同じ服を着ていた。でも、襲撃者がこんな分かり易い服を着るものかなと、疑問に思う。そこで思い出したのがVシネの中の一シーンだ。
『おい、コイツらの側にコレを置いとけ』
『若頭、コレって○○組のバッジじゃないですか!』
『ああ、そうだ。これでコイツらの組もウチじゃなく○○組の仕業と思うだろうよ』
そんな一シーンが頭を過る。
『肯定します』
「そうなんだね。じゃあ、帰ったらクリフさんには誤解がないように言わないとダメだね」
『なんの話だ?』
「全部、確定してから話すよ。今は目の前のアイツに集中しないとね」
今、俺達の前でヒュドラはその七つの首を絡み合わせるようにして寝ているようだ。これもチャンスかなと思い俺は試してみたかったことを実行することにした……が、キュリに肩を掴まれる。
『おい、何を考えている。今は偵察だけだったハズだろ』
「いや、ちょっと試してみたいことがあってさ」
『試してみたいことだ? 何をするつもりだ?』
「あのね、ヒュドラってさ。首を一つ落としても直ぐに再生するって話じゃない」
『ああ、そう言われているな』
「でしょ。しかも同時に落とさないとダメとも言われているよね」
『ああ、そうだな』
「じゃあさ、いくつまで再生可能なのか知ってる?」
『は? どういう意味だ?』
「だから、切られた頭は再生するんでしょ」
『ああ。で?』
「だからね。再生出来るのなら、ソレは幾つまで再生するのかなって気にならない?」
『スマン。俺はお前が何を言っているのか理解出来ない。と、いうか理解したくないと思っている』
「だよね、分かるけどウィキペディアに載せる為には検証が必要なんだよ。『ヒュドラの頭は○○回切ると再生しなくなります』って感じにね」
『は? だから、何を言っているんだよ。寝ているアイツを起こす理由にはならないだろうが!』
「あ!」
『あ! ってなんだよ。いいかよく聞けよ。寝ているアイツを起こすようなマネをするんじゃねえ!』
「遅かったみたいだよ」
『何がだよ!』
「ほら!」
『あ? あ!』
「もう、キュリが大きな声で騒ぐからだよ」
『俺か? 俺が悪いのか?』
「そんなことはいいから。ほら、実験を手伝ってね。ちゃんと数えててよ。先ずは一つだ。『風刃』……よし、一~つ。ちゃんと数えてる?」
「あ、ああ……」
「じゃあ、次ね。『風刃』!」
俺の魔法でヒュドラがこちらに攻撃する前に首を刈る。ヒュドラの首は刈られて落ちるが直ぐに再生するので次々に魔法を叩き付ける。
「ふぅ~結構切ったけど、まだまだ再生するね。五十まではなんとか数えたけど、まだ続きそうだよ。イヤになるね」
『……』
「どうしたの?」
『いや、なんでもない』
「ふ~ん、そう。まだまだやるよ『風刃』……もう数えないよ」
俺が放った魔法でヒュドラの首が落ちるが、もういくつなのかが分からない。ヒュドラの周りには今まで刈った首が転がっていてちょっとしたホラーだ。
『ねえ、まだ掛かるの?』
「ん~多分もうちょっとだと思うよ」
『どうしてそう思うんだ?』
「だってさ、再生する速さが少しずつ遅くなっているよね」
『そうか? 俺にはそう変わらない様に見えるがな』
「違うよ。全然、違うよ。最初は刈った後に『スポン!』で感じだったけど今は『ニュ~スポン』って感じじゃない。ほら、見ててよ『風刃』……ほら!」
『分からん』
『ボクは分かったよ』
結果、首が再生されなくなってから、残された首を一つずつ刈っていくとヒュドラはその体を静かに横たえる。
そして周りには怨念に満ちたたくさんのヒュドラの首が転がっている。数えるのが面倒だったがアイテムボックスに詰め込むと『ヒュドラの首X百二十八個』と表示された。
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