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第二章 ようこそ、獣王国へ
第四話 救出作戦の前に
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そんなこんなで救出作戦を一人で実行することになった想太がそろそろかなとソファから腰を上げると朝香から待ったが掛かる。
「想太、もしかしてそれで行くつもりなの?」
「そのつもりだけど、どうして?」
「どうしてって、それ学生服そのままでしょ」
「そうだけど? 変かな?」
「変でしょ! なに考えているのよ。召喚勇者は学生服でこっちに喚ばれているのよ。分かるでしょ、それくらい!」
「ご、ごめん」
「分かったら、着替えて来なさい!」
「分かったよ」
朝香にダメ出しされた想太は二階の自室に向かい、衣装ケースや洋服ダンスから無難な服を選ぶと着替えてリビングに戻る。
「着替えてきたよ。これならいいでしょ?」
「……ダサ」
着替えてきた想太を一瞥した朝香がたった一言で想太を撃沈させる。
「もしかして、まだ服はオバさんセンスなの?」
「……」
朝香の質問に無言で頷く想太。朝香の言うように高校に入っても未だに私服は母にお任せで買って来たのを文句を言うことなく着ている。
「想太に服選びのセンスがないこと分かっていたけど、コレじゃ別の意味で目立つわよ。大体、潜入するのに『白』はないでしょ。下は厚手のデニムってのはいいけど、出来れば『黒』よね。まあいいわ。想太、黒と濃い茶系の厚手の布を用意して。そうね、デニム生地よりちょっと薄めでお願い」
「分かったよ」
想太は朝香のリクエスト通りの布地を創造すると朝香に渡すと、朝香は礼を言って想太を見る。
「ねえ、もしかして想太ってミシンとか作れたりする?」
「それなら、部屋にあると思うけど、ちょっと待ってて」
想太は一階の納戸の扉を開けると床に置かれていたミシンを手にリビングに戻る。
「はい」
「本当にあるのね。でも、これってここで使えるの?」
「使えるんじゃないかな。だって、点いてるし」
想太がそう言って、部屋の天井の想太達を照らしている照明を指差す。
「あ、そうか。じゃ、やってみるね。想太は、その間にトレッキングブーツとか、防刃の手袋も創造って」
「そうか、相手は騎士だもんね。分かった」
朝香に言われるまま想太は作り続ける。
それをリリとロロが不安そうに眺めているのに想太が気付く。
「どうしたの? 二人とも」
「どうして、助けてくれるの? 危ないんでしょ?」
「そうだよ。今日会ったばかりなのに、こんなに親切にしてくれて、美味しい物もお腹いっぱいに食べさせてくれたり……」
「そんなに変なことかな?」
「「変だよ!」」
「ふふふ、そうね。確かに変だよね。でもね、私達はあなた達もだけど、捕まった人達も助けたいと思うの」
ミシンを扱う手を止めて朝香がリリとロロの目を見ながら話す。
「それに想太はちっとも強そうに見えないからね。それも心配だよね」
「ちょっと非道くない?」
「想太はちょっと、黙ってて」
「はい……」
自分でも強面でもないし、筋骨隆々という体型でもないということが十分に分かっている想太だが、それを朝香に言われてしまい、ちょっと傷つき言い返しはしたものの朝香に少しだけ邪険にされてしまう。
「でもね、そんな想太でもね。人一倍優しいの。例え自分が怪我するかもしれないと思っても『助けたい!』って気持ちがいつもそれを上回るのよ。もう、何度となくそんな所を見てるとね、止めるよりも『どうやったら想太が怪我しなくなるのかな』『想太の役に立てることはないかな』って思えるようになったの。だから、心配するんじゃなくて応援してあげて。それが想太の力になるから。ね、想太」
「あ、ああ。そうだぞ。だから、そんなに心配されるより『絶対に父さん母さんを助けてね』って言われるくらいが俺にはちょうどいいかな」
「でも、そんなこと言ったらソウタ兄ちゃんが無理しちゃいそうだし……」
「そうだよ! 父さん達は大人だから、なんとかすると思う……でも、ソウタ兄ちゃんはまだ子供でしょ」
「ん~子供と言われれば、子供だけど、時代が時代なら大人扱いなんだよな~」
「「どっち?」」
「じゃあ、大人ということでお願いします」
「ぷっ変なの。変だよ、ソウタ兄ちゃん」
「自分で大人かどうか分からないって変だよ」
「そうかな」
想太が二人から揶揄われるように「変」を連呼されるが、二人が涙ぐんでいるのが分かると思わず二人を抱き寄せる。
「大丈夫だから。こう見えても俺は強いんだぞ。必ずリリとロロのお父さん達と一緒に帰って来るから。な、約束だ」
「約束?」
「ああ、ほら小指を出して」
リリとロロが怖ず怖ずと小指を想太の前に突き出すと想太が、それぞれの指に自分の小指を絡ませると「指切りげんまん……」と口ずさみ、最後に絡めた指を離すと朝香が自分の右手の小指を想太の目の前に突き出す。
「何? 私とは約束できないの?」
「いや、そんなことはないけど……」
小指とはいえ、朝香と手を繋ぐのは何時振りだろうと考えてしまう。
「何? もしかして照れてるの?」
「そ、そんなことはないよ」
「ふ~ん、もしかして何時振りとか考えているのかと思ったんだけど?」
「え?」
「ふふふ、やっぱり図星みたいね。ほら、いいから。はい『指切りげんまん……』」
朝香から小指を絡ませられ、半ば強引に指切りをさせられる。
「これで何が何でも私達との約束を守らなきゃいけなくなったね。いい? 絶対に怪我することなく戻ってくるのよ。分かった? 分かったなら、返事!」
「はい!」
「よろしい、じゃあこれに着替えて」
朝香から奇襲用に仕立てられた衣服を受け取る。
「ありがとう。じゃあ着替えてくるから」
「ねえ、スキルで早着替えみたいなのはないの? ほら、特撮の変身みたいに」
「え?」
『ないですけど、作りましょう! ソウタには不可能はないのですから。しっかりイメージしてからスキルを作って下さい。じゃあ、いきますよ』
「もう、分かったよ。イメージは特撮ヒーローの衣装チェンジね」
想太はそう言った後に、しばらく黙り込む。多分、イメージ作りに集中しているのだろう。
「よし、出来た。『変身』スキル創造!」
『『変身』スキルを創造しました』
「出来たの? やってみて」
「分かった。ちょっと離れててね」
「いいわよ。リリ達もちょっと離れようね」
「「うん」」
想太は朝香達が自分から少しだけ離れたのを確認すると両手を下に向け構える。
「想太、もしかしてそれで行くつもりなの?」
「そのつもりだけど、どうして?」
「どうしてって、それ学生服そのままでしょ」
「そうだけど? 変かな?」
「変でしょ! なに考えているのよ。召喚勇者は学生服でこっちに喚ばれているのよ。分かるでしょ、それくらい!」
「ご、ごめん」
「分かったら、着替えて来なさい!」
「分かったよ」
朝香にダメ出しされた想太は二階の自室に向かい、衣装ケースや洋服ダンスから無難な服を選ぶと着替えてリビングに戻る。
「着替えてきたよ。これならいいでしょ?」
「……ダサ」
着替えてきた想太を一瞥した朝香がたった一言で想太を撃沈させる。
「もしかして、まだ服はオバさんセンスなの?」
「……」
朝香の質問に無言で頷く想太。朝香の言うように高校に入っても未だに私服は母にお任せで買って来たのを文句を言うことなく着ている。
「想太に服選びのセンスがないこと分かっていたけど、コレじゃ別の意味で目立つわよ。大体、潜入するのに『白』はないでしょ。下は厚手のデニムってのはいいけど、出来れば『黒』よね。まあいいわ。想太、黒と濃い茶系の厚手の布を用意して。そうね、デニム生地よりちょっと薄めでお願い」
「分かったよ」
想太は朝香のリクエスト通りの布地を創造すると朝香に渡すと、朝香は礼を言って想太を見る。
「ねえ、もしかして想太ってミシンとか作れたりする?」
「それなら、部屋にあると思うけど、ちょっと待ってて」
想太は一階の納戸の扉を開けると床に置かれていたミシンを手にリビングに戻る。
「はい」
「本当にあるのね。でも、これってここで使えるの?」
「使えるんじゃないかな。だって、点いてるし」
想太がそう言って、部屋の天井の想太達を照らしている照明を指差す。
「あ、そうか。じゃ、やってみるね。想太は、その間にトレッキングブーツとか、防刃の手袋も創造って」
「そうか、相手は騎士だもんね。分かった」
朝香に言われるまま想太は作り続ける。
それをリリとロロが不安そうに眺めているのに想太が気付く。
「どうしたの? 二人とも」
「どうして、助けてくれるの? 危ないんでしょ?」
「そうだよ。今日会ったばかりなのに、こんなに親切にしてくれて、美味しい物もお腹いっぱいに食べさせてくれたり……」
「そんなに変なことかな?」
「「変だよ!」」
「ふふふ、そうね。確かに変だよね。でもね、私達はあなた達もだけど、捕まった人達も助けたいと思うの」
ミシンを扱う手を止めて朝香がリリとロロの目を見ながら話す。
「それに想太はちっとも強そうに見えないからね。それも心配だよね」
「ちょっと非道くない?」
「想太はちょっと、黙ってて」
「はい……」
自分でも強面でもないし、筋骨隆々という体型でもないということが十分に分かっている想太だが、それを朝香に言われてしまい、ちょっと傷つき言い返しはしたものの朝香に少しだけ邪険にされてしまう。
「でもね、そんな想太でもね。人一倍優しいの。例え自分が怪我するかもしれないと思っても『助けたい!』って気持ちがいつもそれを上回るのよ。もう、何度となくそんな所を見てるとね、止めるよりも『どうやったら想太が怪我しなくなるのかな』『想太の役に立てることはないかな』って思えるようになったの。だから、心配するんじゃなくて応援してあげて。それが想太の力になるから。ね、想太」
「あ、ああ。そうだぞ。だから、そんなに心配されるより『絶対に父さん母さんを助けてね』って言われるくらいが俺にはちょうどいいかな」
「でも、そんなこと言ったらソウタ兄ちゃんが無理しちゃいそうだし……」
「そうだよ! 父さん達は大人だから、なんとかすると思う……でも、ソウタ兄ちゃんはまだ子供でしょ」
「ん~子供と言われれば、子供だけど、時代が時代なら大人扱いなんだよな~」
「「どっち?」」
「じゃあ、大人ということでお願いします」
「ぷっ変なの。変だよ、ソウタ兄ちゃん」
「自分で大人かどうか分からないって変だよ」
「そうかな」
想太が二人から揶揄われるように「変」を連呼されるが、二人が涙ぐんでいるのが分かると思わず二人を抱き寄せる。
「大丈夫だから。こう見えても俺は強いんだぞ。必ずリリとロロのお父さん達と一緒に帰って来るから。な、約束だ」
「約束?」
「ああ、ほら小指を出して」
リリとロロが怖ず怖ずと小指を想太の前に突き出すと想太が、それぞれの指に自分の小指を絡ませると「指切りげんまん……」と口ずさみ、最後に絡めた指を離すと朝香が自分の右手の小指を想太の目の前に突き出す。
「何? 私とは約束できないの?」
「いや、そんなことはないけど……」
小指とはいえ、朝香と手を繋ぐのは何時振りだろうと考えてしまう。
「何? もしかして照れてるの?」
「そ、そんなことはないよ」
「ふ~ん、もしかして何時振りとか考えているのかと思ったんだけど?」
「え?」
「ふふふ、やっぱり図星みたいね。ほら、いいから。はい『指切りげんまん……』」
朝香から小指を絡ませられ、半ば強引に指切りをさせられる。
「これで何が何でも私達との約束を守らなきゃいけなくなったね。いい? 絶対に怪我することなく戻ってくるのよ。分かった? 分かったなら、返事!」
「はい!」
「よろしい、じゃあこれに着替えて」
朝香から奇襲用に仕立てられた衣服を受け取る。
「ありがとう。じゃあ着替えてくるから」
「ねえ、スキルで早着替えみたいなのはないの? ほら、特撮の変身みたいに」
「え?」
『ないですけど、作りましょう! ソウタには不可能はないのですから。しっかりイメージしてからスキルを作って下さい。じゃあ、いきますよ』
「もう、分かったよ。イメージは特撮ヒーローの衣装チェンジね」
想太はそう言った後に、しばらく黙り込む。多分、イメージ作りに集中しているのだろう。
「よし、出来た。『変身』スキル創造!」
『『変身』スキルを創造しました』
「出来たの? やってみて」
「分かった。ちょっと離れててね」
「いいわよ。リリ達もちょっと離れようね」
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