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◆ニートを雇いました
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ガンツさんがアンジェさんの前で必死に土下座しているのを見てカーティスさんが呟く。
「あれはダメだ。ケイン君も気を付けないとね。」
「(前世でも覚えあるけどアレはキツイ。中々許してくれないし。)ですよね~」
とは言え、数十分は経っていると思う。
このままでは話も出来ないので、仕方なく仲裁に入る。
「アンジェさん、もうそろそろその辺で許してあげてもらえないかな?」
「ケイン君、ごめんなさいね。でもね、嬉しさで空を飛んでいた様な気持ちだったのにいきなり、どん!と一気に地下数百メートルまで下げられたのよ。だから、もう少しいいかしら。」
「お気持ちは分かりますが、もう時間も遅いですしリーサさんのご家族も見ているので…出来ればキリがいい所で一旦、止めてもらってですね、後はお家の方でお願い出来ませんか?」
「はぁそうね、リーサさん達がいたわね。じゃガンツ!残りは帰ってからよ!さあ、帰るわよ。」
「(ケイン、恩にきる。だが出来ればもっと早く…)」
「ガンツ!」
「(どうかご無事で。)」
「………」
ガンツさんが引き摺られる様に帰っていくのをリーサさんの家族と一緒に見送った。
「じゃ、リーサさん俺も帰るね。」
ゲートを家に繋ぎ帰ろうとすると腕を掴まれる。
「…リーサさん?」
「…ケイン、少し冷たくないか?」
「ええ…何でそうなるの?」
「何でって、今日一日一緒にいなかったんだけど。」
「そうだね、リーサさんはご家族と一緒だったしね。」
「そうだな、私は家族を案内して一日が終わった。」
「そうだね、楽しかったでしょ?」
「ああ、いいね。このドワーフタウンは、いいよ。エルフの里と違って色んな物があるし海もある。それに領都まで行くのもあの魔導列車ですぐだった。」
「あとねお店にも色んな服が置いてあったの。見たことがない下着が売られているお店もあったわ。もう少し見ていたかったけど、リーサがね、すぐにお店から出てしまうのよ。『私には無用だ。』って、ケイン君は違うのよね?だってお店の店員さんが、『ケイン君のお身内なら』って割り引いてくれたもの。ねえ、どういうことなのかしら?義母として聞かせて欲しいんだけど。」
「なあ、俺もあの車とかバイクとか運転するにはどうしたらいいんだ?なあ、聞いたらよケインに言え!って言われたんだけどさ、どういうことなのかな?」
「私もまだ遊び足りない!どうにかしてよ、未来のお兄さん!」
「僕も!」
「ええと…リーサさん?ご家族はエルフの里に送らなくてもいいの?」
「…そうだ!この連中がいるから、私はケインと一緒にいられないんだ!よし、ケイン送り返そう、さあゲートをエルフの里に繋いでくれ。頼む!」
「待て!リーサ、『この連中』って何を言うんだ!これでも一応家族なんだからな。」
「そうよ、それに『送り返す』って何?私は残るからいいけどね。」
「何言ってんだ母さん、残るのは俺に決まっただろ?昨夜の話をもう忘れたのか、ボケる歳じゃないだろ、しっかりしてくれよ。」
「兄さんも何言ってんの?何をトチ狂って妹の部屋に泊まり込もうとしているのよ。信じられない!ここは可愛い妹の私が長年会えなかった深~い溝を埋めるために残るんだから。ほら、ケイン君さっさとこいつらを送っちゃって!」
「僕…僕が残る理由がない!ケインお兄ちゃん、何か教えて!お願い!」
「教えてって言われても…ねえリーサさんはどうしたいの?」
「構わん!全員送り返す。それが一番私のためになるんだ。皆んなも分かってくれるはず。」
「「「「「え~」」」」」
「『え~』じゃない!いつまでもここに居られると私がケインと一緒にいられないじゃないか。なぜ分からない?」
「エルフの里って、そんなに住みづらいの?」
「だって森だけだし。」
「だって日用品しかお買い物出来ないし。」
「だって仕事がないし。」
「「…」」
「(ほら何してんだ、お前達も何か言わないと帰れって言われるんだぞ。)」
「(そうよ、ほら何かあるでしょ。)」
「(そうだぞ、まあ別にお前らが居なくてもいいけどな。)」
ご家族が何かを言い合っているが、聞かない振りをしておく。
「そう言えばさ、エルフの里に結界?になるのかな、幻術か何かしてたでしょ?アレって前からなの?」
「そう言われれば、前は無かったような気がするな。いつからなんだろう。」
「リーサさんも知らないんだ。ねえカーティスさん。」
「何だい?婿殿。」
「…まだ違いますから。それでエルフの里の結界なんですけど。」
「ああ、アレな。アレすっごく面倒臭いんだよな。里から出ると分からなくなる時もあるし。」
「いつからなんですか?」
「いつだったかな~確か長がこのままじゃダメだって言ってから、始めたんだよな。なあ母さん、アレは何が原因でするようになったんだっけ?」
「そうね~確か人攫いが増えたって言ってた様な気がするわね。」
「え~人攫いってダメじゃん。何呑気に構えてんの!」
「だって、対象はイケメンだけだって聞いたよ。ねえ対象外のお兄ちゃん。」
「…ああ、そう聞いてる。」
エルフの世界っていうかイケメン見慣れている人にはこのお兄さんでも対象外なのか、俺には厳しいな。
これで里で男の人をあまり見かけなかった理由も分かったよ。
「でもね、長から聞いたんだけどね、何とか逃げ帰った人から聞いた話だと奴隷にされるとか虐待されるとかじゃないらしいよ。ちゃんと世話してくれるんだって。」
『へぇラノベだと奴隷とか男娼とかになるんだけど現実は違うのか。』
「それでね、危なくないってことは分かったんだけど、黙って攫われるのも気味が悪いってんで『結界を始めました』って感じみたいよ。」
「リーサさん、俺には何だかよくわからないよ。」
「ああ、私もだ。」
「それとクレイグさんの仕事がないってのは関係があるの?男手が減っているのなら、職はいっぱいありそうだけど?」
「………」
「クレイグさん?」
「ケイン君、クレイグはね………すっごく不器用なんだよ。本当に身内がひくぐらいに不器用なんだ。だから、未だにお付き合いもしたことがないし、身内以外の女性と話すことも出来ない。そんなどうしようもない不器用なんだよ。」
「え~と、カーティスさん?不器用なのは女性に対しての話ですか?」
「え?ああ、すまん。もちろん手先も不器用でな、狩はダメだし、木工とかの技術系もダメ、だからこの子は本ばかり読んでいるのさ。」
「(あれ?もしかしたらイケるかも。)クレイグさんは研究とか興味あります?」
「研究かい?机に向かうのは好きだけど、研究が好きかと聞かれたら分からないな。大体研究ってどういうのを研究するんだい?」
「今、考えているのは海図作成とそれを元にした魚介類の分布と、養殖ですかね。」
「へぇ面白そうだね。それは手先の器用さは必要ないよね?」
「そうですね、その辺は俺や他の人でカバー出来るんで不要ですね。」
「後は何が必要になる?」
「一番目は好奇心、二番目は地道な作業を続けられる忍耐力?とか集中力かな。それと想像力も欲しい。」
「ふ~ん、好奇心はある。忍耐力もあると思う。想像力か~これはどういうこと?」
「何も考えずに言われたことを研究、調査するのもいいんだけど、例えば『これを実現するためには何が必要』ってのを想像しながら研究を進めるのも必要だと考えています。」
「そうか、うんうん…分かった。ケイン君、俺にその研究を任せてくれないか。お願いします。」
「いいですよ。」
「…ケイン君もリーサの兄だからとかそんなことは関係なく君の話に興味が湧いた。それに海を調べるってのも面白そうだ。頼む、いや頼みます。俺…私に研究させて下さい。」
「だから、いいですって。」
「…そうか、ダメか。また無職か~」
「だから、いいですって言ってるじゃないですか。明日からでもお願いしますね。」
「へ?いいの?」
「え~と、リーサさん人の話を聞かないのは家系ですか?」
「「「「ごめんなさい。」」」」
「ケイン君、クレイグでいいのかい?僕は父として嬉しいけどさ、リーサの兄だからと同情からなら、今ここではっきりと断ってくれ。」
「だから、構いません。同情なんかしていません。」
「だが、ここまで不器用な男なんだぞ。それこそ親が心配するぐらいに。」
「だから、器用さは求めていませんから。」
「それに…」
「だから、同情とかそんなのは最初っからないし、こっちは早めに見つかってラッキーぐらいにしか思っていません。それにダメならダメで送り返しますから。」
「「「「「そこは返すんだ。」」」」」
「あれはダメだ。ケイン君も気を付けないとね。」
「(前世でも覚えあるけどアレはキツイ。中々許してくれないし。)ですよね~」
とは言え、数十分は経っていると思う。
このままでは話も出来ないので、仕方なく仲裁に入る。
「アンジェさん、もうそろそろその辺で許してあげてもらえないかな?」
「ケイン君、ごめんなさいね。でもね、嬉しさで空を飛んでいた様な気持ちだったのにいきなり、どん!と一気に地下数百メートルまで下げられたのよ。だから、もう少しいいかしら。」
「お気持ちは分かりますが、もう時間も遅いですしリーサさんのご家族も見ているので…出来ればキリがいい所で一旦、止めてもらってですね、後はお家の方でお願い出来ませんか?」
「はぁそうね、リーサさん達がいたわね。じゃガンツ!残りは帰ってからよ!さあ、帰るわよ。」
「(ケイン、恩にきる。だが出来ればもっと早く…)」
「ガンツ!」
「(どうかご無事で。)」
「………」
ガンツさんが引き摺られる様に帰っていくのをリーサさんの家族と一緒に見送った。
「じゃ、リーサさん俺も帰るね。」
ゲートを家に繋ぎ帰ろうとすると腕を掴まれる。
「…リーサさん?」
「…ケイン、少し冷たくないか?」
「ええ…何でそうなるの?」
「何でって、今日一日一緒にいなかったんだけど。」
「そうだね、リーサさんはご家族と一緒だったしね。」
「そうだな、私は家族を案内して一日が終わった。」
「そうだね、楽しかったでしょ?」
「ああ、いいね。このドワーフタウンは、いいよ。エルフの里と違って色んな物があるし海もある。それに領都まで行くのもあの魔導列車ですぐだった。」
「あとねお店にも色んな服が置いてあったの。見たことがない下着が売られているお店もあったわ。もう少し見ていたかったけど、リーサがね、すぐにお店から出てしまうのよ。『私には無用だ。』って、ケイン君は違うのよね?だってお店の店員さんが、『ケイン君のお身内なら』って割り引いてくれたもの。ねえ、どういうことなのかしら?義母として聞かせて欲しいんだけど。」
「なあ、俺もあの車とかバイクとか運転するにはどうしたらいいんだ?なあ、聞いたらよケインに言え!って言われたんだけどさ、どういうことなのかな?」
「私もまだ遊び足りない!どうにかしてよ、未来のお兄さん!」
「僕も!」
「ええと…リーサさん?ご家族はエルフの里に送らなくてもいいの?」
「…そうだ!この連中がいるから、私はケインと一緒にいられないんだ!よし、ケイン送り返そう、さあゲートをエルフの里に繋いでくれ。頼む!」
「待て!リーサ、『この連中』って何を言うんだ!これでも一応家族なんだからな。」
「そうよ、それに『送り返す』って何?私は残るからいいけどね。」
「何言ってんだ母さん、残るのは俺に決まっただろ?昨夜の話をもう忘れたのか、ボケる歳じゃないだろ、しっかりしてくれよ。」
「兄さんも何言ってんの?何をトチ狂って妹の部屋に泊まり込もうとしているのよ。信じられない!ここは可愛い妹の私が長年会えなかった深~い溝を埋めるために残るんだから。ほら、ケイン君さっさとこいつらを送っちゃって!」
「僕…僕が残る理由がない!ケインお兄ちゃん、何か教えて!お願い!」
「教えてって言われても…ねえリーサさんはどうしたいの?」
「構わん!全員送り返す。それが一番私のためになるんだ。皆んなも分かってくれるはず。」
「「「「「え~」」」」」
「『え~』じゃない!いつまでもここに居られると私がケインと一緒にいられないじゃないか。なぜ分からない?」
「エルフの里って、そんなに住みづらいの?」
「だって森だけだし。」
「だって日用品しかお買い物出来ないし。」
「だって仕事がないし。」
「「…」」
「(ほら何してんだ、お前達も何か言わないと帰れって言われるんだぞ。)」
「(そうよ、ほら何かあるでしょ。)」
「(そうだぞ、まあ別にお前らが居なくてもいいけどな。)」
ご家族が何かを言い合っているが、聞かない振りをしておく。
「そう言えばさ、エルフの里に結界?になるのかな、幻術か何かしてたでしょ?アレって前からなの?」
「そう言われれば、前は無かったような気がするな。いつからなんだろう。」
「リーサさんも知らないんだ。ねえカーティスさん。」
「何だい?婿殿。」
「…まだ違いますから。それでエルフの里の結界なんですけど。」
「ああ、アレな。アレすっごく面倒臭いんだよな。里から出ると分からなくなる時もあるし。」
「いつからなんですか?」
「いつだったかな~確か長がこのままじゃダメだって言ってから、始めたんだよな。なあ母さん、アレは何が原因でするようになったんだっけ?」
「そうね~確か人攫いが増えたって言ってた様な気がするわね。」
「え~人攫いってダメじゃん。何呑気に構えてんの!」
「だって、対象はイケメンだけだって聞いたよ。ねえ対象外のお兄ちゃん。」
「…ああ、そう聞いてる。」
エルフの世界っていうかイケメン見慣れている人にはこのお兄さんでも対象外なのか、俺には厳しいな。
これで里で男の人をあまり見かけなかった理由も分かったよ。
「でもね、長から聞いたんだけどね、何とか逃げ帰った人から聞いた話だと奴隷にされるとか虐待されるとかじゃないらしいよ。ちゃんと世話してくれるんだって。」
『へぇラノベだと奴隷とか男娼とかになるんだけど現実は違うのか。』
「それでね、危なくないってことは分かったんだけど、黙って攫われるのも気味が悪いってんで『結界を始めました』って感じみたいよ。」
「リーサさん、俺には何だかよくわからないよ。」
「ああ、私もだ。」
「それとクレイグさんの仕事がないってのは関係があるの?男手が減っているのなら、職はいっぱいありそうだけど?」
「………」
「クレイグさん?」
「ケイン君、クレイグはね………すっごく不器用なんだよ。本当に身内がひくぐらいに不器用なんだ。だから、未だにお付き合いもしたことがないし、身内以外の女性と話すことも出来ない。そんなどうしようもない不器用なんだよ。」
「え~と、カーティスさん?不器用なのは女性に対しての話ですか?」
「え?ああ、すまん。もちろん手先も不器用でな、狩はダメだし、木工とかの技術系もダメ、だからこの子は本ばかり読んでいるのさ。」
「(あれ?もしかしたらイケるかも。)クレイグさんは研究とか興味あります?」
「研究かい?机に向かうのは好きだけど、研究が好きかと聞かれたら分からないな。大体研究ってどういうのを研究するんだい?」
「今、考えているのは海図作成とそれを元にした魚介類の分布と、養殖ですかね。」
「へぇ面白そうだね。それは手先の器用さは必要ないよね?」
「そうですね、その辺は俺や他の人でカバー出来るんで不要ですね。」
「後は何が必要になる?」
「一番目は好奇心、二番目は地道な作業を続けられる忍耐力?とか集中力かな。それと想像力も欲しい。」
「ふ~ん、好奇心はある。忍耐力もあると思う。想像力か~これはどういうこと?」
「何も考えずに言われたことを研究、調査するのもいいんだけど、例えば『これを実現するためには何が必要』ってのを想像しながら研究を進めるのも必要だと考えています。」
「そうか、うんうん…分かった。ケイン君、俺にその研究を任せてくれないか。お願いします。」
「いいですよ。」
「…ケイン君もリーサの兄だからとかそんなことは関係なく君の話に興味が湧いた。それに海を調べるってのも面白そうだ。頼む、いや頼みます。俺…私に研究させて下さい。」
「だから、いいですって。」
「…そうか、ダメか。また無職か~」
「だから、いいですって言ってるじゃないですか。明日からでもお願いしますね。」
「へ?いいの?」
「え~と、リーサさん人の話を聞かないのは家系ですか?」
「「「「ごめんなさい。」」」」
「ケイン君、クレイグでいいのかい?僕は父として嬉しいけどさ、リーサの兄だからと同情からなら、今ここではっきりと断ってくれ。」
「だから、構いません。同情なんかしていません。」
「だが、ここまで不器用な男なんだぞ。それこそ親が心配するぐらいに。」
「だから、器用さは求めていませんから。」
「それに…」
「だから、同情とかそんなのは最初っからないし、こっちは早めに見つかってラッキーぐらいにしか思っていません。それにダメならダメで送り返しますから。」
「「「「「そこは返すんだ。」」」」」
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