転生したから思いっきりモノ作りしたいしたい!

ももがぶ

文字の大きさ
1 / 468
1巻

1-1

しおりを挟む




 1 プロローグ


 夜がけて寒くなってきたので、布団ふとんを敷いて横になる。

「さぁ寝るぞ。お前たち」

 周りにいる飼いねこたちに、そう声を掛ける。
 猫たちはのそのそと私のそばにやって来た。そして私の頭の両脇に二匹、両腕の下に二匹、胸の上に一匹、両足の間に一匹といういつもの位置で丸まる。
 猫たちの様子を確かめつつ、私も目を閉じて眠りにつく。


 ◇◇◇


 朝になり、そろそろ起きるかと思って目を開けようとしたら……あれ? 目が開かない!? それに体を起こそうとしても、うまく動かせない。
 拘束されてるわけじゃないのに、どういうことだろう。
 しゃべろうとしてみても「う~」という声がれるだけで、言葉にならない。
 不思議に思いながらもなんとか動こうとジタバタしていたら、遠くから足音が近付いてきた。
「バン!」と勢いよくドアが開く音がして、直後に誰かにっこされる。
 えっ? 私は男だし、そんなに背が低いわけでもないのだが。なのにこんなに軽々と抱き上げられるなんて、一体何が起きているんだ?
 驚いているうちに、柔らかいものを口に含まされる。柔らかいものからは、牛乳みたいな液体が出てきた。
 空腹だったのでつい飲んでしまったけれど、なんだったんだ? それにできれば、固形物を食べたいものだ。
 だが食べ物をくれるということは、とりあえず危険はないのか?
 色々と疑問が湧くが、満腹感からそのうち眠くなり、意識を手放してしまった。


 しばらくそんな感じで、一週間ほど寝たまま過ごした。
 相変わらず目は開けられないし、言葉を発することもままならず、体も動かせない。
 ただ食事については、私が「う~」と声を上げるたびに抱っこされて、例の牛乳みたいな液体を飲ませてもらっている。
 その際に人の話す声のようなものが聞こえるが、何を言っているのかは分からない。でも、なんとなく日本語ではないような気がする。
 ふと一緒に暮らしていた猫たちが気になった。元気にしているだろうか?
 そんなことを考えているうちに、またしても意識が遠のいていった。


 そうやって過ごすうちに、更に数日が経ったと思う。
 開かなかった目はなんとか開けられるようにはなったものの、ぼんやりと光を感じるだけだ。
 そして視覚がはっきりしないだけじゃなく、言葉も不明瞭ふめいりょうにしか聞こえない。
 一体私の身に何が起きているんだろう。
 そろそろ、ここがどこなのか知りたいのだが。


 それからまた数日が経ったところで、ようやく目が見えるようになった。
 それで分かったのだが、私の世話をしてくれているのは、外国人っぽい顔立ちをしたご婦人だった。彼女はこちらに近付いてきたかと思うと、おもむろに私を抱き上げる。
 以前も言ったが私は男だし、それほど背が低いわけでもない。そんな私をかかえるなんて、どうなっているんだ?
 慌てていると、視界の端に手が見えた。どうやら私の手らしいが、なんだか小さい。まるで赤ちゃんの手ではないか。
 試しに閉じたり開いたりしてみたら、思い通りに動く。やっぱり、私の手で間違いないようだ。
 私は赤ちゃんになってしまったのか……? というか、大人だった私が、なんらかの原因で赤ちゃんに生まれ変わったのか?
 ならつまり、転生したってこと!?
 ショックすぎて、また意識が遠のいていく……


 ◇◇◇


 私――マギーは、生まれたばかりの赤ちゃんの世話を終えたところだ。
 赤ちゃんを抱っこしてリビングに戻ると、夫のトミーが声を掛けてくる。

「この子、目が開いたんだな~。これからどんどん成長するんだな」

 トミーは嬉しそうだけど、私はちょっと心配なことがある。

「でもトミー。この子、少し様子が変なのよ。目が開いたのはいいけど、自分の手を閉じたり開いたりして、すごくビックリしたと思ったら気絶するみたいに眠ったのよ?」
「生まれたての赤ちゃんが、そんなことするわけないだろう。お前の気のせいじゃないのか?」

 トミーったら、まともに取り合ってくれないわ。本当なのに。

「ね~、もう弟の名前決まったの?」
「決まったの?」

 そう尋ねてきたのは、私の二人の息子たちだ。
 あら、そういえば赤ちゃんの名付けがまだだったわね。
 ちなみに息子たちの名前は兄がサム、弟はクリスっていうの。
 サムたちに尋ねられて、トミーはなぜか得意げに答える。

「よし、今決めた。赤ちゃんの名前はケインだ! これからお前たちは、ちゃんとケインの面倒をみてくれよ」
「「うん!」」

 元気よく返事をしたサムとクリスは、私の腕の中にいるケインをのぞき込む。

「ケイン、兄ちゃんだよ」
「よろしくね~」

 そして二人して、にっこりと微笑ほほえんだのだった。



 2 異世界に転生しました?


 私が転生して、あっという間に一年ほどが経った。
 周囲の人々の言葉は、今はなんとか理解できる。
 だけど、何語なのかはまったく分からない。
 もともと外国語は得意じゃないから確かなことは言えないが、英語でもフランス語でもない気がする。
 ところで私が寝ているベッドの側には、以前と同じ、外国人のような顔立ちのご婦人がいる。たぶんこのご婦人が、この世界での私の母親なのだろう。
 母はこの一年、私に向けて繰り返し「ケイン」と呼びかけてきた。
 つまり、私の名前はケインなのだろうな。
 そんなことを考えていたら、母が急に呪文じゅもんのような言葉をつぶやいた。すると母の目の前に、球形の光が現れる。
 これって、まさか魔法? ということは、ただ転生したわけじゃなく、まさかの異世界転生か!?
 私は前世で、活字中毒と呼ばれるほど色々な本を読みあさってきた。周囲にすすめられ、ラノベも数多く読破どくはしている。なので、これが噂の異世界転生か! とすぐに理解できたのだ。
 ラノベの異世界転生といえば、魔法を使う物語が多かったな。
 母が魔法を使っていたんだから、私も魔法を使える可能性があるんじゃないか? そう思って、ラノベでよく登場した『体内の魔力』を探ってみる。
 定番だと、心臓や丹田たんでんに魔力のみなもとがあることが多い。だがしばらく探っても、それらしきものはなかった。
 ラノベだとすんなり見つかっていたのにな。なかなかうまくいかない。
 魔力の源を探すのはいったんあきらめ、試しに指先に魔力が集まるイメージをしてみた。
 すると体の中から、何かが指先に向かって動く感触がある。もう一度試したら、指先と腹部の中心で、熱が行き来するのを感じた。
 お! この熱が魔力? ということは腹部が魔力の源だろうか?
 今度は発見した魔力が小さいかたまりになるようイメージし、体の中で動かせるかやってみる。
 しかしまたしても、うまくいかなかった。
 こういうのは、『チート系』の転生でないと難しいのだろうか?
 自分がチートであるかどうかは、異世界転生ならアレで確かめられるはず。そう思って、これもラノベでは定番の概念である『ステータス』が表示できないかと念じてみる。
 が、何も現れない。
 もしかしてこの世界には、『レベル』とか『スキル』とかの概念はないのか?
 うーん、ならせっかく魔力らしきものがあっても、すぐに魔法が使えるわけではなさそうだ。
 だけどとりあえず寝ているだけだから、幸いにも時間はたくさんある。気長に練習して、いつか魔法を使ってみせるぞ。
 私は一年前と違って、寝返りもハイハイも、掴まり立ちもできるようになった。乳児だった以前よりは自由が利くから、練習もしやすいだろう。


 こうして数日が過ぎ、私はいつものようにベッドで寝ている。
 そろそろ部屋の中は飽きたから、外に出たいものだ。
 しかし、私は赤ちゃん。ハイハイできるようになったとはいえ、まだ一人で部屋から出ることはできない。それに母が一緒にいても、部屋の外には出してもらえないのだ。
 庭で日光浴とか、赤ちゃんの発育には大切だと思うんですけど?
 外の様子も気になるし、なんとか外に出てみたい。
 どうしたものかと思案していたら、ドアの隙間から視線を感じた。
 どうやら兄たちがやって来たようだ。
 今世の私には、二人の兄がいる。彼らのことは、まとめて兄ズとでも呼ぼう。彼らが私の部屋に入ってくることはほとんどないから、まだ名前も分からないんだ。
 兄ズのうち、長兄っぽいやんちゃそうな方が私をじっと見つめる。そしてドアを更に開き、中に入ってこようとした。
 すると、次兄っぽい真面目まじめそうな方が慌てた様子で長兄にささやく。

「お、お母さんが……お母さんに……!」

 たぶん、母親に黙って部屋に入ったら怒られると伝えたいんだろう。
 次兄は必死に長兄の腕を掴み、引き止めようとしている。どうやら、兄ズはこの部屋に入るのを禁じられているようだ。
 しかし、私は外に出たいんだ。申し訳ないが、可愛かわいい弟の役に立ってもらおう。
 長兄に向けて両腕を伸ばし『抱っこして!』とアピールしてみる。
 私の仕草に興味を持ったのか、長兄が近付いてきた。
 よしよし、もう少しで手が届く……と思っていたら、突然体が宙に浮く。
 お、魔法が発動して浮いたのか? すげ~! なんて思った私が甘かった。
 私が浮いたのは魔法なんかじゃなく、兄ズの侵入に気付いた母が部屋に入ってきて、長兄より先に私を抱っこしただけだった。

「コラ! ここに来ちゃダメって言ったでしょ!」

 兄ズはやっぱりこの部屋への立ち入りを禁止されていたようで、母からそうしかられる。
 次兄は「僕は止めたよ!」と言いながら涙目になってしまっていた。
 私が誘惑したせいで、申し訳ない。
 しかし、なんで外に出ちゃダメなんだろう。家の外に出たら、危険がいっぱいなのだろうか?
 そういえばラノベでは、幼児の死亡率がやたら高いことが多かった気がする。その理由は、赤ちゃんはすぐ病気にかかってしまうからだ。
 母は病気を警戒して、私を外に出してくれないのだろうか。
 そんなに病気が流行はやっている世界なら、自分の身の回りを清潔にするよう心がけた方がよさそうだ。
 そのためには、ひとまずラノベ定番の生活魔法『クリーン』の習得に挑戦してみるか。
 魔力を体内で動かす練習を数日間続けた結果、どうやら私は魔力量が増えたようなのだ。なので今なら、クリーンを使える気がする。
 ちなみに魔力が増えた理由は、ラノベの定番の魔力循環まりょくじゅんかん――体内で魔力を循環させてるうちに、魔力量が増えるってやつだろうか?
 とにかく私は目を閉じ、意識を集中させた。風呂上がりの状態をイメージしながら、魔力を高め、体中を巡らせる。


 そして、何日か練習を重ねたある日のこと。
 クリーンと念じたら、風呂上がりのようなサッパリ感が体を包んだ。お尻の不快感も、一切なくなる。
 そう、赤ちゃんである私はオムツをしている。
 そのオムツの中まで綺麗きれいになってしまったのだ。クリーンってすごい。
 しかし結構な量の魔力を消費したようで、体がだるい。
 魔力を増やす訓練が必要だな、なんて思いつつ、疲れてそのまま眠ってしまった。


 ◇◇◇


 私――マギーは、夫のトミーと一緒にケインのオムツを替えにやって来た。
 だけど、ケインの様子がおかしい。

「トミー、ケインのオムツが綺麗だわ。今日はまだ替えてなかったのに。しかも、服が着せる前より綺麗になってる!」
「たまたまだろ? 気のせい、気のせい」

 トミーったら、いつもまともに取り合ってくれないんだから!


 ◇◇◇


 私――ケインは、微睡まどろみから目覚めた。
 さて、魔力の量をどうやって増やすか考えようか。
 魔力循環は続けるとして、魔法も試してみよう。魔法を使いこなせるようになれば、魔力の消費量を減らせるかもしれない。
 クリーンが使えるなら、他の魔法だって使えるだろう。
 ところで、以前母が使っていた光の球を出す魔法は、『ライト』というあかりの代わりとなる生活魔法らしい。この世界ではクリーンやライトなど、生活に必要な簡単な魔法であれば、誰もが使えるようだ。
 さて、なんの魔法を練習しようか。火魔法は危ないから、風魔法だろうか? だが風は目に見えないから、発動しているか分からない。
 光魔法は、急に明るくなったら練習しているのがバレてしまう。土魔法は汚れそうだから、ダメ。
 となると、残りは水魔法かな? 試しに『ウォーター』と念じたら、目の前に水の球が浮かんだ。
 おお~、成功した! 思わずパチパチと拍手してしまう。
 すると集中が切れたせいか、水球が落ちてきてはじけ、服を濡らす。
 魔力を使いすぎたせいか、私は体がだるくなり、また眠ってしまった。


 ◇◇◇


 私――マギーは、ケインの部屋に来ている。
 さっき、部屋から変な音が聞こえたのよね。

「って、なんで濡れてるの!?」

 ケインはなぜか、全身ビショビショになっていた。これ、おねしょじゃないわよね?
 まさか、サムたちの悪戯いたずら? でも、サムたちがここに入った形跡はないし……


 その後、私は帰宅したトミーに、この不思議な体験を話した。

「……ってことがあったのよ。トミー、あなたどう思う?」
「濡れてたのは寝汗のせいじゃないか? 気にしすぎだよ」

 まったく、トミーったら話にならないわ!


 ◇◇◇


 私――ケインは、反省していた。
 水魔法を使ってみたはいいけど、あんな風にずぶ濡れになっていたら、母が気味悪がるだろう。
 水とか火とか属性のある魔法の練習は、影響が大きいからダメだな。代わりに魔力を体外に出して、操作する練習でもしてみるか。
 というわけで、魔力の球を作れないかやってみることにした。
 まずはピンポン球くらいの大きさをイメージし、魔力の球を作ってみる。
 お~、できた! でも、この大きさでは見づらいな。魔力球まりょくだまは透明だから、よ~く見ないとどこにあるか分からないのだ。
 そうだ、色をつけられないだろうか? そこで水色をイメージしてみたところ、目の前の魔力球が水色になった。
 おお、イメージ通りだ。なら、動かすイメージをしたら操作できるのか?
 目の前の魔力球に『動け!』と念じてみたが、動かない。
 あれ? この方法は違うようだ。
 今度は頭の中で、ベッドと水平方向に動くようイメージしてみる。
 すると魔力球は、空中を少しだけ横に動いて止まった。
 今度は上や下に動かしてみる。おお、結構思った通りに動いているぞ。
 次に私の頭上で円を描くように動かしてみると、これも成功する。
 そこで試しに、もう一個魔力球を出せるかやってみたら、今出ている魔力球が消えてしまった。
 意識をらしてしまったせいか? うーん、同時に二個出すには練習が必要みたいだな。
 そんなことをやってるうちに魔力切れを起こしたみたいで、またしても意識が遠のいていった。



 3 三歳になりました


 魔力球での練習を繰り返すうちに、いつの間にか三歳になっていた。

「ケイン、もう三歳になったし、そろそろお外に出てみようか?」

 母さんの提案に、歓声を上げる。

「おそとにでられるの!? やった~!」

 側にいた兄ズも、飛び跳ねながら母さんに尋ねる。

「「母さん、ケインとお外で遊んでいいの?」」
「いいわよ。ただし、お庭だけでね。ケインが怪我けがしないよう、注意するのよ。頼むわね、お兄ちゃんたち!」
「「任せて! ケイン、いくよ!」」

 兄ズに右手と左手をそれぞれ握られ、庭に出る。
 ちなみに、ようやく兄ズの名前が判明した。
 長兄がサム、次兄がクリス。サム兄さんは『面倒見はいいが脳筋のうきんぎみの長男』、クリス兄さんは『長男の後始末をする心配性で思慮深い次男』という感じだ。

「「じゃあ、ケイン! 遊ぼう!」」

 テンション高く呼びかけてくる兄ズ。
 前世ではそれなりの年齢だった私にとって、兄ズと遊ぶのは子供をあやすような感覚だ。
 しかし今世でスムーズに生活するには、精神年齢を体に合わせていく必要があるだろう。少しずつ慣れていかなければ。
 とりあえず、一人称を『私』から『僕』にしてみるか。

「きょうは、なにしてあそぶの?」

 僕の問いかけに、サム兄さんとクリス兄さんがそれぞれ答える。

「いつもは家の外で、友達と遊んでいるからな~」
「サム兄さん、今日はケインと遊ぶんだから、小さい子でもできる遊びじゃないとダメだよ」
「にいさんたち、ぼくおもいっきりはしりたい!」

 僕が言うと、サム兄さんが頷く。

「そうだな、ケインは今までずっと家の中にいたし、とりあえずかけっこするか!」
「よしケイン、いくよ!」

 クリス兄さんがいきなり僕の手を握り、走りだした。
 それを見て、サム兄さんが追いかけてくる。

「じゃあ、かけっこじゃなくて、おにごっこだ! ま~て~」
「「きゃははは!」」


しおりを挟む
感想 254

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました

kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」 王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!

霜月雹花
ファンタジー
 神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。  神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。 書籍8巻11月24日発売します。 漫画版2巻まで発売中。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。