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「友達の頭の心配をすることができるなんてびゃくちゃんはとてもいいこに育ったんだね。俺は嬉しいよ」
ふふっ、と和やかな笑い声をもらして、口元に手をあて漫画に出てくるような良きお母さん笑いをする琉聖。一瞬、着ていないエプロンの花柄模様が見えた。
「……おい、俺を母親目線で見るのをやめろ」
シャンプーが嫌で我慢している犬のような不満げな低い声で唸る。居心地がとても悪い。
「ももちゃんのママってことはびゃくちゃんのママってことにもなるしさ」
真剣な顔で冗談で言っている様子はない。
「ならねーよ。琉聖にとって俺は憧れの先輩ポジションであり続けたいから俺はパス。で、なんで、百花のママになりたいんだ?アホなきっかけはなんだ?」
アホなきっかけ、と決めつけて琉聖を厳しい面接官の鋭い眼差しでい抜くように見つめる。
ふふっ、と和やかな笑い声をもらして、口元に手をあて漫画に出てくるような良きお母さん笑いをする琉聖。一瞬、着ていないエプロンの花柄模様が見えた。
「……おい、俺を母親目線で見るのをやめろ」
シャンプーが嫌で我慢している犬のような不満げな低い声で唸る。居心地がとても悪い。
「ももちゃんのママってことはびゃくちゃんのママってことにもなるしさ」
真剣な顔で冗談で言っている様子はない。
「ならねーよ。琉聖にとって俺は憧れの先輩ポジションであり続けたいから俺はパス。で、なんで、百花のママになりたいんだ?アホなきっかけはなんだ?」
アホなきっかけ、と決めつけて琉聖を厳しい面接官の鋭い眼差しでい抜くように見つめる。
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