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第6話 入学式
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王立学院には遠方の生徒のための寮があり、入学式の2週間前から入寮できることになっていた。
王都に邸宅を持てるのはたいてい高位貴族か裕福な貴族なので、寮に入るのは低位貴族出身の者が多いのだ。
リアも学院に早く馴染めるようにと2週間前から入寮したおかげで、会話をかわす友人もすでに数人出来ていた。
その中でも、王都とアーロン領の中間くらいに領地がある子爵令嬢のシンシアとは特に仲良くなった。
シンシアはリード子爵家の一人娘で、リアと同じく婿探しもかねて学院に来ている一人だった。
置かれた状況が似ていて、気さくなシンシアは話しやすく、領地に同じ年の女友達が居なかったリアにとって、初めての友人といえるかもしれなかった。
シンシアは物語を読んだり書いたりすることが好きな女の子だった。
「私、王都に来たら、以前から好きだった物語を題材にした舞台を劇場に見に行きたかったの。リアもよかったら一緒に行こう。」
正直、リアは舞台に興味があったわけではなかったが、そういった都会的なものに憧れはあったし、王都にいる間くらい、ここでしか出来ないことをいろいろやってみたいと思っていた。
「うん。」
そうしてシンシアと町に出かけたり、学院で必要なものを買いそろえたりしてバタバタ過ごすうちに、あっという間に入学式の日を迎えたのだった。
入学式の会場に入ると、そこにはすでに上級生を含め大勢の生徒が集まっていた。
「わあ。同じ服を着た人がこんなに集まるなんてすごいね。」
田舎者まる出しのリアの言葉にシンシアが噴き出した。
「新年の騎士団の行進の方が大人数でしょ。」
「王都に来たのが初めてだもの。」
「フフ。そうだったわね。」
そんな会話をしながら座席をさがした。
席は家名によって決められた出席番号で振り分けられているようだった。
「私、アーロンだから前の方だわ。」
シンシアはリードなので後ろの方である。
「また後でね。」
シンシアと別れ、リアが自分の席を見つけた時、隣の席にはすでに女生徒が座っていた。
「初めまして。」
リアが挨拶をしながら座ると、その女生徒はギョっとしたようにリアを見てきた。
入寮後もしばしば似たような反応を取られることがあり、リアは苦笑した。
「リア・アーロンです。」
「スージー・ウーベルよ。あなた本当に15歳なの?」
初対面なのになかなか遠慮のない質問だ。
「ええ。昨日15歳になったばかりなの。」
「まあ、そうなの。これから大きくなるといいわね。」
きついなあ・・・
そう思いつつ、さっぱりした様子だったし、嫌な感じはしなかった。
そんな会話をしていると、壇上に校長先生が現れ、入学式が始まった。
王都に邸宅を持てるのはたいてい高位貴族か裕福な貴族なので、寮に入るのは低位貴族出身の者が多いのだ。
リアも学院に早く馴染めるようにと2週間前から入寮したおかげで、会話をかわす友人もすでに数人出来ていた。
その中でも、王都とアーロン領の中間くらいに領地がある子爵令嬢のシンシアとは特に仲良くなった。
シンシアはリード子爵家の一人娘で、リアと同じく婿探しもかねて学院に来ている一人だった。
置かれた状況が似ていて、気さくなシンシアは話しやすく、領地に同じ年の女友達が居なかったリアにとって、初めての友人といえるかもしれなかった。
シンシアは物語を読んだり書いたりすることが好きな女の子だった。
「私、王都に来たら、以前から好きだった物語を題材にした舞台を劇場に見に行きたかったの。リアもよかったら一緒に行こう。」
正直、リアは舞台に興味があったわけではなかったが、そういった都会的なものに憧れはあったし、王都にいる間くらい、ここでしか出来ないことをいろいろやってみたいと思っていた。
「うん。」
そうしてシンシアと町に出かけたり、学院で必要なものを買いそろえたりしてバタバタ過ごすうちに、あっという間に入学式の日を迎えたのだった。
入学式の会場に入ると、そこにはすでに上級生を含め大勢の生徒が集まっていた。
「わあ。同じ服を着た人がこんなに集まるなんてすごいね。」
田舎者まる出しのリアの言葉にシンシアが噴き出した。
「新年の騎士団の行進の方が大人数でしょ。」
「王都に来たのが初めてだもの。」
「フフ。そうだったわね。」
そんな会話をしながら座席をさがした。
席は家名によって決められた出席番号で振り分けられているようだった。
「私、アーロンだから前の方だわ。」
シンシアはリードなので後ろの方である。
「また後でね。」
シンシアと別れ、リアが自分の席を見つけた時、隣の席にはすでに女生徒が座っていた。
「初めまして。」
リアが挨拶をしながら座ると、その女生徒はギョっとしたようにリアを見てきた。
入寮後もしばしば似たような反応を取られることがあり、リアは苦笑した。
「リア・アーロンです。」
「スージー・ウーベルよ。あなた本当に15歳なの?」
初対面なのになかなか遠慮のない質問だ。
「ええ。昨日15歳になったばかりなの。」
「まあ、そうなの。これから大きくなるといいわね。」
きついなあ・・・
そう思いつつ、さっぱりした様子だったし、嫌な感じはしなかった。
そんな会話をしていると、壇上に校長先生が現れ、入学式が始まった。
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