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第49話 ラブレター
文化祭の翌日、リアが靴箱を開けるとパラパラと何かが下に落ちた。
「?」
かがんで拾うと、それは可愛いピンクの封筒に入れられた手紙だった。
表にはリアの名前が書かれてあり、裏を見ると差出人の名前が書いてあった。
「ハリル・ポッター・・・知らない人だ。」
リアは中を開けてみた。
『 はじめまして。
2年生のハリル・ポッター、子爵家の次男です。
昨日の劇を見て、君に一目ぼれしました。
よければ、結婚を前提に僕と付き合ってもらえないでしょうか?
お返事はいつでも構いません。
どうぞ、よろしくお願いします』
これってラブレター・・・?
リアは真っ赤になった。
話をする男友達は何人かいるが、子供扱いされ、女性として扱われた経験がほとんどなかったのだ。
どんな人か分からないけど、一度会ってみるべきよね。
ドキドキしながら手紙をカバンにしまうと、リアは教室へと向かったのだった。
※
その日の放課後。
生徒会室に入ると、クリスとヘンドリックの二人が仕事をしていた。
そわそわするリアを見て、ヘンドリックが声をかけた。
「リアちゃん、そわそわして何かあった?」
「ヘンドリック先輩、ハリル・ポッターさんって方ご存じですか?」
「ポッターって、2年生の?ああ、もちろん知ってるよ。彼がどうかしたの?」
「ラブレターを貰ったんです。結婚を前提にお付き合いしてくださいって。」
「えっ!」
ヘンドリックは目を見開いて驚いた。
「へえー。驚いたな。」
「先輩からみて、ポッターさんってどんな方ですか?」
リアに尋ねられ、ヘンドリックはチラッとクリスの方を見た後、視線をリアに戻した。
「うーん、そうだなあ。まあ、いい奴だと思うよ。細身で小柄な方かな。黒髪に緑の瞳で、丸いメガネをかけていて、穏やかな感じだね。」
「お付き合いしてもいいと思います?」
「僕が決めることじゃないけど、反対するような人物でもないし。まずはお友達からって言ってみたらどうかな。」
ヘンドリックの返答を聞いて、リアは目を輝かせた。
「そうですよね。いきなり結婚前提でお付き合いって、ちょっと重いかなって思ってたんです。そうお返事してみます。」
そんな会話をしていると、ジークフェルドとルーファスが一緒に生徒会室に入って来た。
「外まで声が響いてたぞ。何やら話が弾んでたみたいだが、何を話してたんだ?」
ジークフェルドがカバンを下ろしながら尋ねてきた。
「私、2年の先輩にラブレターを貰ったんです。それで、どんな人かヘンドリック先輩に教えてもらってたんです。」
リアは嬉しそうに目を輝かせている。
「「へえ?」」
ジークフェルドとルーファスの声が重なった。
心なしか二人とも声が低い。
「2年の誰?」
ルーファスが尋ねてきた。
「ハリル・ポッターさんという方です。ルーファス先輩はご存じですか?」
「ああ、同級生だしもちろん知ってる。とりたてて特徴のない普通の生徒だな。」
容赦ないルーファスの言葉にリアはシュンとした。
「そうなんですか?」
「ルーファスの言う普通は、別に悪いところは無いっていう意味だよ。」
落ち込むリアを慰めるようにクリスがフォローしてくれた。
「今日は、文化祭の報告書の整理や会計処理がいっぱいあるんだ。みんな揃ったし仕事を始めようか。」
クリスの一言で、各自の席に座り、もくもくと事務仕事を始めたのだった。
それから小一時間たった頃、お茶休憩をとることになった。
リアがお茶とお菓子を取り分けていると、ルーファスが話しかけてきた。
「リア、この前言ってた学食の件だけど、明日でもいいか?」
「オズワルド先生のお祝いの件ですね。はい、わかりました。」
「髪飾りはつけれそうか?」
今日、体育の授業があったから、明日は大丈夫だ。
「はい、明日は体育はないので大丈夫です。」
「?」
かがんで拾うと、それは可愛いピンクの封筒に入れられた手紙だった。
表にはリアの名前が書かれてあり、裏を見ると差出人の名前が書いてあった。
「ハリル・ポッター・・・知らない人だ。」
リアは中を開けてみた。
『 はじめまして。
2年生のハリル・ポッター、子爵家の次男です。
昨日の劇を見て、君に一目ぼれしました。
よければ、結婚を前提に僕と付き合ってもらえないでしょうか?
お返事はいつでも構いません。
どうぞ、よろしくお願いします』
これってラブレター・・・?
リアは真っ赤になった。
話をする男友達は何人かいるが、子供扱いされ、女性として扱われた経験がほとんどなかったのだ。
どんな人か分からないけど、一度会ってみるべきよね。
ドキドキしながら手紙をカバンにしまうと、リアは教室へと向かったのだった。
※
その日の放課後。
生徒会室に入ると、クリスとヘンドリックの二人が仕事をしていた。
そわそわするリアを見て、ヘンドリックが声をかけた。
「リアちゃん、そわそわして何かあった?」
「ヘンドリック先輩、ハリル・ポッターさんって方ご存じですか?」
「ポッターって、2年生の?ああ、もちろん知ってるよ。彼がどうかしたの?」
「ラブレターを貰ったんです。結婚を前提にお付き合いしてくださいって。」
「えっ!」
ヘンドリックは目を見開いて驚いた。
「へえー。驚いたな。」
「先輩からみて、ポッターさんってどんな方ですか?」
リアに尋ねられ、ヘンドリックはチラッとクリスの方を見た後、視線をリアに戻した。
「うーん、そうだなあ。まあ、いい奴だと思うよ。細身で小柄な方かな。黒髪に緑の瞳で、丸いメガネをかけていて、穏やかな感じだね。」
「お付き合いしてもいいと思います?」
「僕が決めることじゃないけど、反対するような人物でもないし。まずはお友達からって言ってみたらどうかな。」
ヘンドリックの返答を聞いて、リアは目を輝かせた。
「そうですよね。いきなり結婚前提でお付き合いって、ちょっと重いかなって思ってたんです。そうお返事してみます。」
そんな会話をしていると、ジークフェルドとルーファスが一緒に生徒会室に入って来た。
「外まで声が響いてたぞ。何やら話が弾んでたみたいだが、何を話してたんだ?」
ジークフェルドがカバンを下ろしながら尋ねてきた。
「私、2年の先輩にラブレターを貰ったんです。それで、どんな人かヘンドリック先輩に教えてもらってたんです。」
リアは嬉しそうに目を輝かせている。
「「へえ?」」
ジークフェルドとルーファスの声が重なった。
心なしか二人とも声が低い。
「2年の誰?」
ルーファスが尋ねてきた。
「ハリル・ポッターさんという方です。ルーファス先輩はご存じですか?」
「ああ、同級生だしもちろん知ってる。とりたてて特徴のない普通の生徒だな。」
容赦ないルーファスの言葉にリアはシュンとした。
「そうなんですか?」
「ルーファスの言う普通は、別に悪いところは無いっていう意味だよ。」
落ち込むリアを慰めるようにクリスがフォローしてくれた。
「今日は、文化祭の報告書の整理や会計処理がいっぱいあるんだ。みんな揃ったし仕事を始めようか。」
クリスの一言で、各自の席に座り、もくもくと事務仕事を始めたのだった。
それから小一時間たった頃、お茶休憩をとることになった。
リアがお茶とお菓子を取り分けていると、ルーファスが話しかけてきた。
「リア、この前言ってた学食の件だけど、明日でもいいか?」
「オズワルド先生のお祝いの件ですね。はい、わかりました。」
「髪飾りはつけれそうか?」
今日、体育の授業があったから、明日は大丈夫だ。
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