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第140話 東の離宮 2日目
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東の離宮に来て2日目。
今日は離宮の裏にある花園に行く予定だと朝食の時アルフォンスに伝えられた。
「動きやすくて、汚れてもいい格好にしておいてね。」
リアは首をかしげた。
「花園に行くのに、汚れてもいい格好なんですか?」
アルフォンスが微笑んだ。
「花園の隣に果樹園があるんだよ。今ならオレンジもなってる。」
「そうなんですか?」
リアは目を丸くした。
王宮の庭園内にそんなところがあったとは。
ホールで集合してから果樹園に直行した。
木の種類について説明してもらったり、果樹をもいだりして楽しい時間が過ぎていった。
先生って、私の趣味を完全に把握してるわよね・・・。
大きく熟れたオレンジを収穫しながら、リアはしみじみそう思った。
キラキラした高級店で買い物をしたりするより、こういう風に身体を動かしたり、自然の中でゆっくり過ごす方が心地よいのだ。
穏やかで優しいアルフォンスはホッとできるし、一緒に過ごしても楽しいと思える。
そんな時、ふとジークフェルドの顔が思い浮かんだ。
”俺がリアのことを好きだということを忘れないでほしい”
恋情を含んだ熱い瞳で告げられたその言葉は、リアの心に深く刻まれている。
アルフォンスは物腰が柔らかでも大人であるし、今も気付いたら彼のペースで行動させられているような気がする。
このまま一緒に過ごしていたら、そのまま流されて彼の思うように物事を運ばれそうな予感がする。
やっぱり先生と結婚できないってちゃんと伝えなきゃ。
昼食の時、意を決してアルフォンスに自分の気持ちを伝えた。
「私やっぱり、せ・・アルとは結婚できないです。」
覚悟を決めて伝えた言葉は笑顔で一蹴された。
「リア。まだ約束の期日になっていないのに、僕に3日間のチャンスもくれないのかい?」
3日間彼と過ごすと約束したのはリアだ。
言い返せずに、その話題はなかったことにされてしまった。
午後は昨日と同じガラス張りのテラスでゆっくり過ごした。
ボードゲームなどをして過ごした後、アルフォンスがポケットから小さな箱を取り出してきた。
「これ、リアにプレゼント。」
「ありがとうございます?」
渡された箱を開けるとアルフォンスの瞳のような透明感のある紫色の石がついた小さなピアスが入っていた。
余計な装飾が全くない使いやすそうでシンプルなデザインだ。
「きれいな石ですね。」
「アメジストだよ。つけてみて。」
一瞬、彼の色をまとうことにためらいを感じたが、突き返すわけにもいかずリアはピアスをつけようとした。
部屋には鏡がなくモタモタしていたら、ひょいとアルフォンスにピアスを奪われた。
「僕がつけてあげるよ。」
アルフォンスの顔が近づき、彼の手が耳に触れた。
リアはドキドキしながら身体を固くしていた。
「つけれたよ。うん、よく似合ってる。」
アルフォンスは満足そうに笑った。
今日は離宮の裏にある花園に行く予定だと朝食の時アルフォンスに伝えられた。
「動きやすくて、汚れてもいい格好にしておいてね。」
リアは首をかしげた。
「花園に行くのに、汚れてもいい格好なんですか?」
アルフォンスが微笑んだ。
「花園の隣に果樹園があるんだよ。今ならオレンジもなってる。」
「そうなんですか?」
リアは目を丸くした。
王宮の庭園内にそんなところがあったとは。
ホールで集合してから果樹園に直行した。
木の種類について説明してもらったり、果樹をもいだりして楽しい時間が過ぎていった。
先生って、私の趣味を完全に把握してるわよね・・・。
大きく熟れたオレンジを収穫しながら、リアはしみじみそう思った。
キラキラした高級店で買い物をしたりするより、こういう風に身体を動かしたり、自然の中でゆっくり過ごす方が心地よいのだ。
穏やかで優しいアルフォンスはホッとできるし、一緒に過ごしても楽しいと思える。
そんな時、ふとジークフェルドの顔が思い浮かんだ。
”俺がリアのことを好きだということを忘れないでほしい”
恋情を含んだ熱い瞳で告げられたその言葉は、リアの心に深く刻まれている。
アルフォンスは物腰が柔らかでも大人であるし、今も気付いたら彼のペースで行動させられているような気がする。
このまま一緒に過ごしていたら、そのまま流されて彼の思うように物事を運ばれそうな予感がする。
やっぱり先生と結婚できないってちゃんと伝えなきゃ。
昼食の時、意を決してアルフォンスに自分の気持ちを伝えた。
「私やっぱり、せ・・アルとは結婚できないです。」
覚悟を決めて伝えた言葉は笑顔で一蹴された。
「リア。まだ約束の期日になっていないのに、僕に3日間のチャンスもくれないのかい?」
3日間彼と過ごすと約束したのはリアだ。
言い返せずに、その話題はなかったことにされてしまった。
午後は昨日と同じガラス張りのテラスでゆっくり過ごした。
ボードゲームなどをして過ごした後、アルフォンスがポケットから小さな箱を取り出してきた。
「これ、リアにプレゼント。」
「ありがとうございます?」
渡された箱を開けるとアルフォンスの瞳のような透明感のある紫色の石がついた小さなピアスが入っていた。
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「きれいな石ですね。」
「アメジストだよ。つけてみて。」
一瞬、彼の色をまとうことにためらいを感じたが、突き返すわけにもいかずリアはピアスをつけようとした。
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「僕がつけてあげるよ。」
アルフォンスの顔が近づき、彼の手が耳に触れた。
リアはドキドキしながら身体を固くしていた。
「つけれたよ。うん、よく似合ってる。」
アルフォンスは満足そうに笑った。
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