11 / 16
結婚からのノンフィクション
しおりを挟む
籍いれたのは夏だった、いつでもいいって言ってくれたんだけど実は俺は考えてその日にしたんだよねー。全部14で統一してみた!ってことに嫁は気がついてくれてたのかなぁ。
結婚してからは、本当に本当に、幸せだったな。
仕事が忙しくてさ、先に寝ててって連絡してもさ、起きててくれんの。ニコニコしてさぁ、俺を驚かそうとして隠れてたり寝たふりしたりしてさ、可愛いなぁって。
俺は結婚する前からまぁ、思ってた事なんだけど、俺はこの子の子供の父親になりたい、って思ってたんだよね。自分と血が繋がってなくてもいい、ただただ、俺は彼女にちゃんとお母さんになって欲しかったんだよね。
一時期、結婚する前、まだ離れて暮らしてた頃ね、言われたんだ。
自分のおなかの中にあのときのが残っててまた妊娠するかもしれない、生理が遅れてる、怖い、ってねー。
俺はバカだからさ、上手いこととか全然言えないし、どうしてやったらいいかもわかんなくて。そんなはずは無いこともわかるし、あり得ないことだって分かってるけどね。
安心するために彼女は病院行って、心配させてごめんね。って言ってくれるんだ。
こんな、こんなことなんで言葉にしなきゃいけないような苦しみを彼女は抱えなきゃいけなかったんだろうな。
なんでこんなに俺は何もしてやれないんだろうって思ったよ。
もしもさ、本当に妊娠してても、そのお腹の子は俺の子供なんだ!って思ってたよ。まだ子供出来る事してなかったけど、彼女の子供なら俺の子供だ!って確信してた。今でもその感覚は間違ってないと思うわ。血が繋がってるだけが家族じゃねぇからね。
まぁ、そんな話を経て、俺たちは幸せな当たり前の毎日を生きていこうとして、当たり前を手に入れたんだよね。
そうだなぁ、当たり前に愛してたんだよね。
結婚してからは、本当に本当に、幸せだったな。
仕事が忙しくてさ、先に寝ててって連絡してもさ、起きててくれんの。ニコニコしてさぁ、俺を驚かそうとして隠れてたり寝たふりしたりしてさ、可愛いなぁって。
俺は結婚する前からまぁ、思ってた事なんだけど、俺はこの子の子供の父親になりたい、って思ってたんだよね。自分と血が繋がってなくてもいい、ただただ、俺は彼女にちゃんとお母さんになって欲しかったんだよね。
一時期、結婚する前、まだ離れて暮らしてた頃ね、言われたんだ。
自分のおなかの中にあのときのが残っててまた妊娠するかもしれない、生理が遅れてる、怖い、ってねー。
俺はバカだからさ、上手いこととか全然言えないし、どうしてやったらいいかもわかんなくて。そんなはずは無いこともわかるし、あり得ないことだって分かってるけどね。
安心するために彼女は病院行って、心配させてごめんね。って言ってくれるんだ。
こんな、こんなことなんで言葉にしなきゃいけないような苦しみを彼女は抱えなきゃいけなかったんだろうな。
なんでこんなに俺は何もしてやれないんだろうって思ったよ。
もしもさ、本当に妊娠してても、そのお腹の子は俺の子供なんだ!って思ってたよ。まだ子供出来る事してなかったけど、彼女の子供なら俺の子供だ!って確信してた。今でもその感覚は間違ってないと思うわ。血が繋がってるだけが家族じゃねぇからね。
まぁ、そんな話を経て、俺たちは幸せな当たり前の毎日を生きていこうとして、当たり前を手に入れたんだよね。
そうだなぁ、当たり前に愛してたんだよね。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
幼馴染の許嫁
山見月 あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる