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完結した幻想譚~その1~
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意外にも、まだ日が沈みきるまでには猶予がありました。時計の針だけは
午後6時に迫っていましたけれど、西側の窓から差し込む光は絨毯の隅や
妹夫婦の席、壁の一部を優しく照らしています。
「こちらに」
中央玉座の後ろのカーテンを開けて、女神像の安置されている今は薄暗い
小部屋と謁見の間とを直接つなげます。毎年三月終わりの、学校の卒業生
に対する"祝福の儀"では中央玉座を下げたり、部屋の模様を替えて行うの
ですけれど……さすがに今は、そこまでする時間がありませんわね。急な
お引越しに対応します場合はこんな感じですし、問題ないでしょう。
「中に進んで、女神像の右手に触れて祈って下さい。心の中で今の願いを
となえたり、あるいはただ自己紹介なさるだけでも大丈夫ですわ」
「思ったより、小さいものっすね……あと、仏像とか自由のあれを混ぜた
みたいな、不思議な既視感があるなぁ」
女神像に触れるユーマさんの姿を見ながら、私も魔法を使うときのように
心の中で静かに祈ります。
――彼を、あなたの庇護の下へ受け入れたまえ――
これだけで大丈夫です。でもふと思ったのですけれど、ちょっと悪戯して
「目と口を閉じたまましばらく動かないで下さい」とか「まずここで服を
脱ぎます」とか嘘を言ってもバレなかったのではないかしら……ハッ!
だめでした。謁見の間の入り口に、地味にクロナが配置されていました。
薄暗くて良くは見えませんけれど、きっとこちらを見ながらニコニコして
いることでしょう……危なかったですわ。
ところで、苗字とは家族に共通して付けられるもう一つの名前であるそう
でした。私達の世界とは違って、孫世代祖父世代まで血のつながりを重視
されてるのかもしれませんわね。苗字も全て明かすという意の"フルネーム"
では苗字の次に名前が来るのが日本語でハナタカ――ではなく英語の場合
は名前の次に苗字が来るとか。ショージでしたら苗字、ジョージでしたら
名前の可能性が高いとかも色々ややこしそうでした。
ふふ。でもこの世界で言えば、ユーマさんもこれで"ブレイパスの家族"と
言えますわね。時の公爵家の立会いの下、祝福の儀を受けることによって
民も魔法を使うことができるようになります。ただ、その力の強さは人に
よってそれぞれですけれどね。一説には、もともとその時点で最も魔法の
力が強かった者が、一斉に行われます世代交代のタイミングで公爵家継承
の対象となるとも言われています。
「いかがでしょう? これでブレイパスの民として、癒しの魔法が使える
ようになったはずですけれど」
「えっと、わからないんすけど……女神像に触れている間だけ、目の前が
ぼんやり緑色に光っている感じでしたね」
「ええ。ブレイパスの――その女神像に封じられたとされています癒しの
魔法は、緑の魔法とも呼ばれます。そのように見えるはずでした」
「他の国での魔法は、別の色ってことですか?」
「ええ、その通りです。ああ……そうでしたわね。私の髪の色のことなの
ですけれど、これも元来ブレイパスの公爵なら緑色になるのが本当だった
そうですわ。でも、偶に時の公爵同士が結婚することを繰り返した結果に
髪の色の入れ替わりがあったとか」
ツインテの毛先を、何となく弄ります。また何度でも「綺麗だ」と言って
下さって一向に構いませんからね! もともとはそこまで気に入っていた
わけでもないのですけれど、今はピンク色で良かったと強く思いますわ。
……父上のときは、とても残念な色でした気がしましたけどね。
「髪の色も。他には、どんな色があるんです?」
「えっと、青とか赤とか、それこそ色々ですわね」
「なるほど……う~ん……?」
なぜか、考え込まれました。
「ユーマさん?」
「いや、何かを思い出しそうになったんっすけど、何だろ。すみません」
……? とにかく、まずは試していただかないとですわね。って、
「ええと……どうしましょう。怪我をしているかたがいらっしゃらないと
試すことができませんでしたわね」
痛いのは誰だって嫌ですし、クロナに「血を流してもらえますかしら?」
なんて頼むわけにもゆきません。
「あの~……」
そのクロナが、ふいに近づいてきました。
「ど、どうしましょう。使います?」
表情が良く見えません中でスーっと近づいてきます彼女の胸元に、キラリ
と光る刃物。怖ッ!? そういえばクロナに怪我をしてもらうのではなく
私がザクッとやられて差し上げる選択肢もあるかし……ないですわーっ
「ああ。じゃあ俺、自分で試しますね。手の甲に、チクッとお願いしても
いいっすか?」
もう一つの選択肢でした、ユーマさんが行かれました。でも――
「あの! 待って下さいな。癒しの魔法を試しますのに、痛い思いをする
のは何か間違っている気がしますわ。ちょうど夕闇の時間ですし、探せば
どなたか怪我を放置しているかたがいらっしゃるかもしれません」
「でもあの、そろそろ"サパー"にしないとですよね。私……」
クロナが珍しく私の言葉を遮るように呟き、そわそわと語尾を濁します。
あ。サパーとは眠る前に摂ります簡単な夕食のことです。"ディナー"または
"ブレイクファスト"である朝食の残りを取り置いて……あるいは夕方までに
新たに食堂で受け取っておいて、自室で各々温めていただくものでした。
「そうでしたわね、ごめんなさい。こちらは置いて、用意をお願いします
わね――お茶の延長で、三人分を。あ、あと! 私の向かいの部屋って、
すぐ使えるようになっているかしら?」
「あっ はーい! ではそちらも用意しておきますね。行ってきます~」
「では私たちはぶらりと、怪我をしている人を探しに、参りましょうか。
ちょうど、お城の案内がてらになるかもしれませんわね」
ユーマさんを連れて、夕闇の迫るお城の中を歩き回ります。と言っても、
グレートホールや西棟一階などはクロナと鉢合わせしてじゃまになっては
いけませんし――何より、あの左遷した子に遭遇しましたら、ものすごく
気まずいです。そこで思いつくのは、ヴィッラでした。
「これは姫様、こんな時間にお珍しい。どうなさいましたか?」
「ご苦労様です。少しヴィッラに確認したいことがありまして。もちろん
すぐに戻りますわ」
「よろしければ、私が伝令いたしますが」
「いえ。あ、こちら旅人をなさっているユーマさんです。折角ですので、
ついでにご案内しようと思いますの」
「分かりました。もう足元暗くなりますので、こちらをお使いください」
「ありがとう。あ、ところでなのですけれど、兵士の中で怪我をしたまま
のかたっていらっしゃらないかしら?」
「怪我をしたままですか……? いえ、聞いておりませんね」
受け取った瑠璃灯を手に、裏庭の北西にありますヴィッラへと続く小道を
歩いてゆきます。ユーマさんが先ほどから無口なのが気になりますけれど
……もしかして、夜を怖く思われているのでしょうか。何でも話しかけて
いただいて構わないのですけれど、振り返ることができずにいる間だけは
不思議な沈黙が続きました。でも大丈夫ですわ。主に職人さんたちが集う
裏庭のヴィッラは、とても賑やかですもの。
格子模様を基調にした、上部にはガラスも使われていますヴィッラの扉を
押して開けると――室内の瑠璃灯の光だけでなく、音楽が漏れ出でます。
そして――。
「おかえりなさい~! いかがでした?」
瑠璃灯に照らされた室内からは、普通に良い匂いがしました。
「ふふ、もちろん――いいえ」
私は上機嫌で、投げやりに応えます。
「何の成果も! 得られませんでしたわーっ!」
「ぷっ、ははっ あっはっはははっ」
すると急に、晴れやかに笑い声をあげたのはユーマさんでした。これまで
笑顔はあっても終始穏やかになさっていた彼でしたのに、どうなさったの
かしら。涙が出るくらい大笑いなさっていても、やっぱり可愛いお顔です
……全く、アヒルみたいなお口しやがってですわ! あ、そうでした。
お酒のせいかもしれませんわね。
午後6時に迫っていましたけれど、西側の窓から差し込む光は絨毯の隅や
妹夫婦の席、壁の一部を優しく照らしています。
「こちらに」
中央玉座の後ろのカーテンを開けて、女神像の安置されている今は薄暗い
小部屋と謁見の間とを直接つなげます。毎年三月終わりの、学校の卒業生
に対する"祝福の儀"では中央玉座を下げたり、部屋の模様を替えて行うの
ですけれど……さすがに今は、そこまでする時間がありませんわね。急な
お引越しに対応します場合はこんな感じですし、問題ないでしょう。
「中に進んで、女神像の右手に触れて祈って下さい。心の中で今の願いを
となえたり、あるいはただ自己紹介なさるだけでも大丈夫ですわ」
「思ったより、小さいものっすね……あと、仏像とか自由のあれを混ぜた
みたいな、不思議な既視感があるなぁ」
女神像に触れるユーマさんの姿を見ながら、私も魔法を使うときのように
心の中で静かに祈ります。
――彼を、あなたの庇護の下へ受け入れたまえ――
これだけで大丈夫です。でもふと思ったのですけれど、ちょっと悪戯して
「目と口を閉じたまましばらく動かないで下さい」とか「まずここで服を
脱ぎます」とか嘘を言ってもバレなかったのではないかしら……ハッ!
だめでした。謁見の間の入り口に、地味にクロナが配置されていました。
薄暗くて良くは見えませんけれど、きっとこちらを見ながらニコニコして
いることでしょう……危なかったですわ。
ところで、苗字とは家族に共通して付けられるもう一つの名前であるそう
でした。私達の世界とは違って、孫世代祖父世代まで血のつながりを重視
されてるのかもしれませんわね。苗字も全て明かすという意の"フルネーム"
では苗字の次に名前が来るのが日本語でハナタカ――ではなく英語の場合
は名前の次に苗字が来るとか。ショージでしたら苗字、ジョージでしたら
名前の可能性が高いとかも色々ややこしそうでした。
ふふ。でもこの世界で言えば、ユーマさんもこれで"ブレイパスの家族"と
言えますわね。時の公爵家の立会いの下、祝福の儀を受けることによって
民も魔法を使うことができるようになります。ただ、その力の強さは人に
よってそれぞれですけれどね。一説には、もともとその時点で最も魔法の
力が強かった者が、一斉に行われます世代交代のタイミングで公爵家継承
の対象となるとも言われています。
「いかがでしょう? これでブレイパスの民として、癒しの魔法が使える
ようになったはずですけれど」
「えっと、わからないんすけど……女神像に触れている間だけ、目の前が
ぼんやり緑色に光っている感じでしたね」
「ええ。ブレイパスの――その女神像に封じられたとされています癒しの
魔法は、緑の魔法とも呼ばれます。そのように見えるはずでした」
「他の国での魔法は、別の色ってことですか?」
「ええ、その通りです。ああ……そうでしたわね。私の髪の色のことなの
ですけれど、これも元来ブレイパスの公爵なら緑色になるのが本当だった
そうですわ。でも、偶に時の公爵同士が結婚することを繰り返した結果に
髪の色の入れ替わりがあったとか」
ツインテの毛先を、何となく弄ります。また何度でも「綺麗だ」と言って
下さって一向に構いませんからね! もともとはそこまで気に入っていた
わけでもないのですけれど、今はピンク色で良かったと強く思いますわ。
……父上のときは、とても残念な色でした気がしましたけどね。
「髪の色も。他には、どんな色があるんです?」
「えっと、青とか赤とか、それこそ色々ですわね」
「なるほど……う~ん……?」
なぜか、考え込まれました。
「ユーマさん?」
「いや、何かを思い出しそうになったんっすけど、何だろ。すみません」
……? とにかく、まずは試していただかないとですわね。って、
「ええと……どうしましょう。怪我をしているかたがいらっしゃらないと
試すことができませんでしたわね」
痛いのは誰だって嫌ですし、クロナに「血を流してもらえますかしら?」
なんて頼むわけにもゆきません。
「あの~……」
そのクロナが、ふいに近づいてきました。
「ど、どうしましょう。使います?」
表情が良く見えません中でスーっと近づいてきます彼女の胸元に、キラリ
と光る刃物。怖ッ!? そういえばクロナに怪我をしてもらうのではなく
私がザクッとやられて差し上げる選択肢もあるかし……ないですわーっ
「ああ。じゃあ俺、自分で試しますね。手の甲に、チクッとお願いしても
いいっすか?」
もう一つの選択肢でした、ユーマさんが行かれました。でも――
「あの! 待って下さいな。癒しの魔法を試しますのに、痛い思いをする
のは何か間違っている気がしますわ。ちょうど夕闇の時間ですし、探せば
どなたか怪我を放置しているかたがいらっしゃるかもしれません」
「でもあの、そろそろ"サパー"にしないとですよね。私……」
クロナが珍しく私の言葉を遮るように呟き、そわそわと語尾を濁します。
あ。サパーとは眠る前に摂ります簡単な夕食のことです。"ディナー"または
"ブレイクファスト"である朝食の残りを取り置いて……あるいは夕方までに
新たに食堂で受け取っておいて、自室で各々温めていただくものでした。
「そうでしたわね、ごめんなさい。こちらは置いて、用意をお願いします
わね――お茶の延長で、三人分を。あ、あと! 私の向かいの部屋って、
すぐ使えるようになっているかしら?」
「あっ はーい! ではそちらも用意しておきますね。行ってきます~」
「では私たちはぶらりと、怪我をしている人を探しに、参りましょうか。
ちょうど、お城の案内がてらになるかもしれませんわね」
ユーマさんを連れて、夕闇の迫るお城の中を歩き回ります。と言っても、
グレートホールや西棟一階などはクロナと鉢合わせしてじゃまになっては
いけませんし――何より、あの左遷した子に遭遇しましたら、ものすごく
気まずいです。そこで思いつくのは、ヴィッラでした。
「これは姫様、こんな時間にお珍しい。どうなさいましたか?」
「ご苦労様です。少しヴィッラに確認したいことがありまして。もちろん
すぐに戻りますわ」
「よろしければ、私が伝令いたしますが」
「いえ。あ、こちら旅人をなさっているユーマさんです。折角ですので、
ついでにご案内しようと思いますの」
「分かりました。もう足元暗くなりますので、こちらをお使いください」
「ありがとう。あ、ところでなのですけれど、兵士の中で怪我をしたまま
のかたっていらっしゃらないかしら?」
「怪我をしたままですか……? いえ、聞いておりませんね」
受け取った瑠璃灯を手に、裏庭の北西にありますヴィッラへと続く小道を
歩いてゆきます。ユーマさんが先ほどから無口なのが気になりますけれど
……もしかして、夜を怖く思われているのでしょうか。何でも話しかけて
いただいて構わないのですけれど、振り返ることができずにいる間だけは
不思議な沈黙が続きました。でも大丈夫ですわ。主に職人さんたちが集う
裏庭のヴィッラは、とても賑やかですもの。
格子模様を基調にした、上部にはガラスも使われていますヴィッラの扉を
押して開けると――室内の瑠璃灯の光だけでなく、音楽が漏れ出でます。
そして――。
「おかえりなさい~! いかがでした?」
瑠璃灯に照らされた室内からは、普通に良い匂いがしました。
「ふふ、もちろん――いいえ」
私は上機嫌で、投げやりに応えます。
「何の成果も! 得られませんでしたわーっ!」
「ぷっ、ははっ あっはっはははっ」
すると急に、晴れやかに笑い声をあげたのはユーマさんでした。これまで
笑顔はあっても終始穏やかになさっていた彼でしたのに、どうなさったの
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