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完結した幻想譚~その3~
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既にかなりの出血量かもでした。何かを喋ろうとしても思いっきり鼻声に
なってしまいそうなのが恥ずかしく、段々慌てふためいてきました二人を
見かねて――自分で治してしまいます。すうっと血が引き、ドレスの色も
あっという間に元通りです。
「あ! もしかして、上手くいったのかな?」
「いいえ、ごめんなさい。自分で治してしまいましたわ……これは、困り
ましたわね。祝福の儀が失敗するなんてありえないことなのですけれど」
「鼻血ってとても小さな怪我にあたりますし、時間がかかりすぎるなんて
こともありませんよね……やっぱり異世界からいらっしゃったユーマさん
には、魔法は使えないということなのでしょうか……」
「ああ……。いや、すいません」
う~ん、と少し空気が重くなると同時に、少しだけ酔いが醒めました。
「って、暗くなることじゃないっすよ! 確かに折角なら魔法が使えれば
楽しいだろうなとは思いましたけど、ほら、使えたからどうだってことは
全く無いっすよね。他に使える人がゴロゴロいる中で、怪我をしている人
がいないわけですし」
あっ――!
「もし、オトギ話で聞いたような戦争のまっただ中に降り立ってたら話は
別でしたけど、この平和な世界なら何にも困らないんじゃないかなぁ」
「……それもそうでしたわね」
異世界からのお客様であるユーマさんに、良い思いをさせてあげられない
ことだけが残念のはずですのに――そのご本人にこそ気を使わせてしまう
なんて元も子もないお話でした。それに何より、仰る通りですわ。
「魔法が使えないということが、逆に異世界からいらっしゃった何よりの
証拠かもしれませんよねっ」
クロナも元気良く同調してくれます。
「はは、使えないのが証拠ってのも変な話っすけどね。でも、明日からは
どうしようかなぁ……元の世界に帰る方法を探す前に、とりあえず今の俺
にもできる仕事とかって貰えますかね」
「仕事……ですの? わざわざ転職なさらなくても今のまま、旅人さんで
よろしいのではありません?」
「いやまあ最初は俺、ゲームみたいに魔法やスキルを覚えるために転職が
必要なのかと勘違いしてたんですけど……ファイナルなファンタジーでも
ドラゴンのクエストでもない普通の平和な世界だと分かったら、それこそ
逆にタダ飯を食らっているのは申し訳ない気がして」
ええと、ドラゴンという単語も気になりましたけれど――。
「タダメシって何でしょう?」
「お金を払わずに食べるご飯ってことですけど、ああ……またやらかした
っすね。この世界での普通にまだまだ慣れなくて」
ああ、そういえばそのお話は夕方にもなさっていましたわね。ユーマさん
の世界では食事ごとに必要になるとか。どの食べ物のことかとまた勘違い
してしまったみたいでした。
「ええ。食べ物や日常生活に必要なものを手に入れますのに普通、信用札
なんて必要ありません――人が仕事を行いますのは人に認められるため、
そして自らの記録とお墓を飾るためです。信用札は現在の功績を確認する
ためのもので……それを使うとしましたら、誰かにわがままをお願いする
ときや、感謝の印を送りたいときくらいですわね」
そもそも、基本的には使うとか送るものではなくて、貯めるための物です
ので、ユーマさんの世界のお金とは根本的に違うのかもしれませんわね。
結婚の届けを行うために一枚以上必要だったり、お城の外に一軒家を持つ
場合に十枚以上必要だったりとか色々あるのですけれど、細かい話はまた
その内で良いですわよね……むぅ、異世界からのお客様であるユーマさん
にも、必要なものかしら?
「どうしても手にお仕事が欲しいということでしたら、何か用意致します
けれど……慣れない中、無理はなさらなくても良い気がします。それに、
旅人というのも立派な職業ですわ――あっ でも……」
大切な、そしてとても困ったことを思い出してしまいました。
「文字が読み書きできないと、厳しいですわね」
「あぁ……」
「代筆を立てるという手もありますけれど、そうですわね――とりあえず
明日正式に謁見の間で申請いただいてから、文字を学ぶことに取り組んで
いただくのはいかがでしょう? 何をなさるにしても、まず文字は必要に
なってくるものですし……手空きの賢者に命じればきっと早いですわ」
我ながら、これは名案だと思います! どのような仕事であっても、結局
報告のためには文字が必要です。無理に適当な仕事をお願いするよりも、
しっかりと学んでいただくほうがきっと近道なのですわ。仮に空白ばかり
のキャラクター・シートを作って差し上げても、文字が読めなければ使い
ようもないでしょうし……まずは、文字を学ぶお仕事、なのです。
「なるほど! ええ、是非お願いします。でも――この年でまた学生へと
逆戻りかぁ……うーん。大体、異世界に召喚されるアニメとかなら最初に
チートスキルとか色々貰えたりが当たり前っぽいのに現実は厳しいな……
職なしスキルなし、文字も読めないところのスタートってね。まあ平和で
良い人ばかりの世界なら、逆にそれでいいのかな」
後半、ぶつぶつと独り言になってましたユーマさんを見つめます。ええ、
名案でした……例えばなのですけれど文字さえ覚えていただいたなら――
"現領主の夫"なんてお仕事も紹介できたりしてキャアアー!!
「レプリオーネ様!? またお鼻から血がいっぱい出てますよ!」
あら? ずびばせん……再び失礼しましたわ。
こほん。そんなこんなで、ほろ酔いの中でのサパーを済ませました私達は
そのまま雑談を続けました。ユーマさんの元の世界での話をお願いすると
……さすが、尽きることがありません。ただ――お仕事の話をなさるとき
「営業というのは単調でつまらないものでした」とか、「とにかく忙しい
だけで時間ばかりが飛ぶように過ぎて」とか妙に自嘲気味になさっていた
のが印象的でした。「合っていないと思われるなら、やめてしまった方が
皆幸せになれるのではありません?」とつい言ってしまったのですけれど
……ユーマさんの世界では、そうもいかないみたいでした。やはり魔法が
存在しないことが問題なのでしょうか。でも、飛行機とか携帯電話とか、
もしかして魔法よりもすごそうな道具もいっぱいあるそうですのに、なぜ
ご不満な生活だったのか不思議でいっぱいです。また、「忙しくなる前は
毎日」なさっていたという"ゲーム"のお話はとても興味深いものでした。
中でも、世界の危機を救う真似事を行うゲームなどにおいては私達の世界
と良く似た景観が使われていたそうです。そうそう、今でも"ヨーロッパ"
という別の国なら似ているかもしれないとか仰っていましたわね。最初は
もしかして、そのゲームの中に入ってしまわれたのではないかと疑われた
そうでした。残念ながら? この世界には"ドラゴン"も"スライム"も存在
しませんし、神人様のおかげで平和そのものだったわけですわね。
あとは元の世界のご家族についてもお伺いしてしまったのですけれど――
これは申し訳ないことをしました。唯一のご家族でしたお母様を数年前、
あまりに早く亡くされたばかりだそうです……夜に教えていただく話では
ありませんでした。独身でいらっしゃったことには正直心躍ってしまった
のですけれど、眠る前に悲しみはいけません。お母様のこと……私も全く
同じでしたけれど、口には出さず留め置きます。代わりに、お祭りの話や
お菓子、果物の話などで夜が更けてゆきました。そして――さあ、続きは
また明日です。まだ正式にではありませんけれど、ユーマさんには賓客と
して向かいの部屋を使っていただくことにしました。ありがとうクロナ。
私達の世界は、オトギ話がとうに完結してしまった平和な世界です。でも
それでも人は何らかの使命をもって生きています。仕事なら持っていない
人も結構いらっしゃいますけれど――使命とは、生きています全ての者に
あるものだと聞きます。朝日が昇るかぎり、何かきっと。
ああ。でもまだ夜ですのに……テンションが、あがったままですわ!
なってしまいそうなのが恥ずかしく、段々慌てふためいてきました二人を
見かねて――自分で治してしまいます。すうっと血が引き、ドレスの色も
あっという間に元通りです。
「あ! もしかして、上手くいったのかな?」
「いいえ、ごめんなさい。自分で治してしまいましたわ……これは、困り
ましたわね。祝福の儀が失敗するなんてありえないことなのですけれど」
「鼻血ってとても小さな怪我にあたりますし、時間がかかりすぎるなんて
こともありませんよね……やっぱり異世界からいらっしゃったユーマさん
には、魔法は使えないということなのでしょうか……」
「ああ……。いや、すいません」
う~ん、と少し空気が重くなると同時に、少しだけ酔いが醒めました。
「って、暗くなることじゃないっすよ! 確かに折角なら魔法が使えれば
楽しいだろうなとは思いましたけど、ほら、使えたからどうだってことは
全く無いっすよね。他に使える人がゴロゴロいる中で、怪我をしている人
がいないわけですし」
あっ――!
「もし、オトギ話で聞いたような戦争のまっただ中に降り立ってたら話は
別でしたけど、この平和な世界なら何にも困らないんじゃないかなぁ」
「……それもそうでしたわね」
異世界からのお客様であるユーマさんに、良い思いをさせてあげられない
ことだけが残念のはずですのに――そのご本人にこそ気を使わせてしまう
なんて元も子もないお話でした。それに何より、仰る通りですわ。
「魔法が使えないということが、逆に異世界からいらっしゃった何よりの
証拠かもしれませんよねっ」
クロナも元気良く同調してくれます。
「はは、使えないのが証拠ってのも変な話っすけどね。でも、明日からは
どうしようかなぁ……元の世界に帰る方法を探す前に、とりあえず今の俺
にもできる仕事とかって貰えますかね」
「仕事……ですの? わざわざ転職なさらなくても今のまま、旅人さんで
よろしいのではありません?」
「いやまあ最初は俺、ゲームみたいに魔法やスキルを覚えるために転職が
必要なのかと勘違いしてたんですけど……ファイナルなファンタジーでも
ドラゴンのクエストでもない普通の平和な世界だと分かったら、それこそ
逆にタダ飯を食らっているのは申し訳ない気がして」
ええと、ドラゴンという単語も気になりましたけれど――。
「タダメシって何でしょう?」
「お金を払わずに食べるご飯ってことですけど、ああ……またやらかした
っすね。この世界での普通にまだまだ慣れなくて」
ああ、そういえばそのお話は夕方にもなさっていましたわね。ユーマさん
の世界では食事ごとに必要になるとか。どの食べ物のことかとまた勘違い
してしまったみたいでした。
「ええ。食べ物や日常生活に必要なものを手に入れますのに普通、信用札
なんて必要ありません――人が仕事を行いますのは人に認められるため、
そして自らの記録とお墓を飾るためです。信用札は現在の功績を確認する
ためのもので……それを使うとしましたら、誰かにわがままをお願いする
ときや、感謝の印を送りたいときくらいですわね」
そもそも、基本的には使うとか送るものではなくて、貯めるための物です
ので、ユーマさんの世界のお金とは根本的に違うのかもしれませんわね。
結婚の届けを行うために一枚以上必要だったり、お城の外に一軒家を持つ
場合に十枚以上必要だったりとか色々あるのですけれど、細かい話はまた
その内で良いですわよね……むぅ、異世界からのお客様であるユーマさん
にも、必要なものかしら?
「どうしても手にお仕事が欲しいということでしたら、何か用意致します
けれど……慣れない中、無理はなさらなくても良い気がします。それに、
旅人というのも立派な職業ですわ――あっ でも……」
大切な、そしてとても困ったことを思い出してしまいました。
「文字が読み書きできないと、厳しいですわね」
「あぁ……」
「代筆を立てるという手もありますけれど、そうですわね――とりあえず
明日正式に謁見の間で申請いただいてから、文字を学ぶことに取り組んで
いただくのはいかがでしょう? 何をなさるにしても、まず文字は必要に
なってくるものですし……手空きの賢者に命じればきっと早いですわ」
我ながら、これは名案だと思います! どのような仕事であっても、結局
報告のためには文字が必要です。無理に適当な仕事をお願いするよりも、
しっかりと学んでいただくほうがきっと近道なのですわ。仮に空白ばかり
のキャラクター・シートを作って差し上げても、文字が読めなければ使い
ようもないでしょうし……まずは、文字を学ぶお仕事、なのです。
「なるほど! ええ、是非お願いします。でも――この年でまた学生へと
逆戻りかぁ……うーん。大体、異世界に召喚されるアニメとかなら最初に
チートスキルとか色々貰えたりが当たり前っぽいのに現実は厳しいな……
職なしスキルなし、文字も読めないところのスタートってね。まあ平和で
良い人ばかりの世界なら、逆にそれでいいのかな」
後半、ぶつぶつと独り言になってましたユーマさんを見つめます。ええ、
名案でした……例えばなのですけれど文字さえ覚えていただいたなら――
"現領主の夫"なんてお仕事も紹介できたりしてキャアアー!!
「レプリオーネ様!? またお鼻から血がいっぱい出てますよ!」
あら? ずびばせん……再び失礼しましたわ。
こほん。そんなこんなで、ほろ酔いの中でのサパーを済ませました私達は
そのまま雑談を続けました。ユーマさんの元の世界での話をお願いすると
……さすが、尽きることがありません。ただ――お仕事の話をなさるとき
「営業というのは単調でつまらないものでした」とか、「とにかく忙しい
だけで時間ばかりが飛ぶように過ぎて」とか妙に自嘲気味になさっていた
のが印象的でした。「合っていないと思われるなら、やめてしまった方が
皆幸せになれるのではありません?」とつい言ってしまったのですけれど
……ユーマさんの世界では、そうもいかないみたいでした。やはり魔法が
存在しないことが問題なのでしょうか。でも、飛行機とか携帯電話とか、
もしかして魔法よりもすごそうな道具もいっぱいあるそうですのに、なぜ
ご不満な生活だったのか不思議でいっぱいです。また、「忙しくなる前は
毎日」なさっていたという"ゲーム"のお話はとても興味深いものでした。
中でも、世界の危機を救う真似事を行うゲームなどにおいては私達の世界
と良く似た景観が使われていたそうです。そうそう、今でも"ヨーロッパ"
という別の国なら似ているかもしれないとか仰っていましたわね。最初は
もしかして、そのゲームの中に入ってしまわれたのではないかと疑われた
そうでした。残念ながら? この世界には"ドラゴン"も"スライム"も存在
しませんし、神人様のおかげで平和そのものだったわけですわね。
あとは元の世界のご家族についてもお伺いしてしまったのですけれど――
これは申し訳ないことをしました。唯一のご家族でしたお母様を数年前、
あまりに早く亡くされたばかりだそうです……夜に教えていただく話では
ありませんでした。独身でいらっしゃったことには正直心躍ってしまった
のですけれど、眠る前に悲しみはいけません。お母様のこと……私も全く
同じでしたけれど、口には出さず留め置きます。代わりに、お祭りの話や
お菓子、果物の話などで夜が更けてゆきました。そして――さあ、続きは
また明日です。まだ正式にではありませんけれど、ユーマさんには賓客と
して向かいの部屋を使っていただくことにしました。ありがとうクロナ。
私達の世界は、オトギ話がとうに完結してしまった平和な世界です。でも
それでも人は何らかの使命をもって生きています。仕事なら持っていない
人も結構いらっしゃいますけれど――使命とは、生きています全ての者に
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