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第四章 悪役令嬢は王女と共に戦場を駆ける
313.悪役令嬢は実験の進捗を確認する
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「そういえば、街の拡張案件で困っているみたいなこと、言ってなかった?」
私は思い出したようにそう言うとマリーは小さく「ああ、確かに……」と、何とも言えない表情でそう言った。
「とりあえず、リアも知ってると思うけど、街にいた多くの商会は元々もぬけの殻だったおかげで、大きな問題は無く、新規の工場として幾つかの建物を改装中なんだけど、今ある城壁の外側の土地を利用しようと思ったんだけど、どうも地盤に問題があって、思っているより作業が進まないって報告を受けているのよ」
「地盤の方の問題なの?」
「ええ、人夫は足りてるんだけどね。まぁ、建築関連の職人が圧倒的に足りてないってのもあるとは思うんだけど、どうも元々沼地だったのを埋めたってのを古い文献から見つけたわけだけど、思ったより柔らかい地盤のせいで適当に建てると沈む場所が幾つかあるそうよ」
うん、適当に建てるな。と、ツッコミを入れたいところだけどね。
「魔道具は使っていないの?」
「あまりにも私達は魔道具に頼り過ぎた生活を送っているのだと改めて気付かされたわよ。まぁ、これも何故スーリアルがこうなってしまっているのか? って、言いたいところではあるんだけどね」
マリーに言われて思わず溜息が漏れる。確かに魔道具というものは非常に高価ではあるけど、ミストリア含め中央諸国では建物を建てる時は必ず地盤を安定させる為、柱を立てた後に地盤を固める魔道具を埋め込む。後、大きな問題になっている話として、生活レベルの魔法を扱える平民がほとんどいないことによる弊害が多く報告されているらしい。
「距離的な話で言えば、ミストリアとスーリアルでそこまで大きな距離は無いのに何故、ここまで魔法が使える者が居ないのか不思議でならないわね。回復魔法が使える者もミストリアと比べてあまりにも少ないし」
これはウィンディから聞いた話ではあるけど、ナハリトの町にあるギルドで私達の多くが回復魔法を使えることに驚かれたらしい。
「ユーアフトリアやミストリア――中央諸国でも生活の至る所で魔法が使えることが当たり前。私も本当にそう思っていたわ。この街に来るまではね」
「リンリィの話によるとスーリアルの王族もそこまで大きな魔法は使えないらしいわ。まぁ、実際に魔法を使わせたわけでは無いけど、魔力もそれなりあるっぽいけど、私達みたいに息をするように魔法を使う――みたいなのは考えられないらしいわ」
「なんだか、すごく奇妙というか、違う意味で怖いわね。そういえば、保護したガスパール侯爵家の子達に魔法を教えるかどうか――悩みどころなんだけど」
マリーはそう言って苦笑した。色々とやること満載だったから、私は放置してたわけだけど、一度、会って確認した方がいいのかもしれないわね。うーん、でもなぁ。なんとなく気が進まないというか、なんと言えばいいのだろう。私が黙っているとマリーが小さく微笑む。
「悪い子達では無いわよ。それに真っ白なキャンパスだったから、教え甲斐があったしね」
「あら、マリーもなかなかの悪なのかしら?」
「いえいえ、エステリア様ほどではありませんわ」
と、悪代官と悪徳商人みたいなやり取りをしながら、二人で笑い合う。
「ってか、後々使えそうな子はいるのかしら?」
「んー、まだ10歳に満たない子ばかりだからね。でも、さすがに貴族令嬢ってところかな。魔力はそこそこあるし、ちゃんと勉強すればってところかな。今は色々と勉強するのが楽しいみたいだから」
「今後の実験を担えそうな人材は?」
私の言葉にマリーは小さく息を吐く。何とも微妙な反応ね。
「子供達は今後を担う人材として育てるのは可能だと思う。何より学ぶことに貪欲だから――でも、親や大人達は正直って貴族に連なる者達は微妙ね。スーリアルの罪は本当に重いわ。行き過ぎた男尊女卑、奴隷依存、他にも色々とあるけど、凝り固まった思想はそう簡単に変えれないってところを凄く感じちゃったわ。それも、色々と前に進めるのに時間が掛かり過ぎている要因なのよね」
「かといって、ミストリアから人員を多くつれて来るのにも限界がある――か」
マリーと私は同時に溜息を吐いた。現状、ミストリアでも問題になっている。お母様達が進めている魔術理論も思ったより広まっていない場所がある。まぁ、パルプスト公爵に連なる貴族家なのは当然なんだけど、時間が経てば経つほどにそれが顕在化している。
魔物素材の入手、販売でいえばリンガロイ伯爵領、魔晶石や魔石の産出に関してはハフルスト伯爵領がある。でも、加工や他の部品作成なんかは始めはハフルスト領などで行っていた部分もあったけど、現在は保守派や中立派の貴族家――まぁ、他領でも生産されるようになって来ている。
まぁ、基礎部分のところは我が家が牛耳っているわけだけど、大型機器の組み立てなんかは最近ではクラースト伯爵領で増えてる――ここは私とジェニーの関係が大きいわけだけど。マリーのところは紡績関連が主軸ではあるけど、美容系の生産工場なんかもある。面白かったのはフィン伯爵家――まぁ、ウチの領地の一部ではあるけど、フィン伯爵に任せている街で今、縫製系の商会が結果を出している。これも随分と思い切った出資をフィン伯爵がしたことでの結果なんだけど、そこのデザイナーがエルーサの妹だと聞いて思わず笑ってしまった。今は彼女に私の着る服の殆どを任せている。
閑話休題。ともかく、様々な事業において魔法は無くとも魔術や魔力を扱うことは絶対に切り離せない。故に魔力を多く持つ貴族というのは色々と有利である――というより、圧倒的に有利と言った方がいいだろう。
「即戦力が不足しすぎているってところが、一番困ってることなのね」
「ええ、全くその通りよ」
と、マリーは小さな溜息を再びつきながら優雅にお茶を飲むのであった。
私は思い出したようにそう言うとマリーは小さく「ああ、確かに……」と、何とも言えない表情でそう言った。
「とりあえず、リアも知ってると思うけど、街にいた多くの商会は元々もぬけの殻だったおかげで、大きな問題は無く、新規の工場として幾つかの建物を改装中なんだけど、今ある城壁の外側の土地を利用しようと思ったんだけど、どうも地盤に問題があって、思っているより作業が進まないって報告を受けているのよ」
「地盤の方の問題なの?」
「ええ、人夫は足りてるんだけどね。まぁ、建築関連の職人が圧倒的に足りてないってのもあるとは思うんだけど、どうも元々沼地だったのを埋めたってのを古い文献から見つけたわけだけど、思ったより柔らかい地盤のせいで適当に建てると沈む場所が幾つかあるそうよ」
うん、適当に建てるな。と、ツッコミを入れたいところだけどね。
「魔道具は使っていないの?」
「あまりにも私達は魔道具に頼り過ぎた生活を送っているのだと改めて気付かされたわよ。まぁ、これも何故スーリアルがこうなってしまっているのか? って、言いたいところではあるんだけどね」
マリーに言われて思わず溜息が漏れる。確かに魔道具というものは非常に高価ではあるけど、ミストリア含め中央諸国では建物を建てる時は必ず地盤を安定させる為、柱を立てた後に地盤を固める魔道具を埋め込む。後、大きな問題になっている話として、生活レベルの魔法を扱える平民がほとんどいないことによる弊害が多く報告されているらしい。
「距離的な話で言えば、ミストリアとスーリアルでそこまで大きな距離は無いのに何故、ここまで魔法が使える者が居ないのか不思議でならないわね。回復魔法が使える者もミストリアと比べてあまりにも少ないし」
これはウィンディから聞いた話ではあるけど、ナハリトの町にあるギルドで私達の多くが回復魔法を使えることに驚かれたらしい。
「ユーアフトリアやミストリア――中央諸国でも生活の至る所で魔法が使えることが当たり前。私も本当にそう思っていたわ。この街に来るまではね」
「リンリィの話によるとスーリアルの王族もそこまで大きな魔法は使えないらしいわ。まぁ、実際に魔法を使わせたわけでは無いけど、魔力もそれなりあるっぽいけど、私達みたいに息をするように魔法を使う――みたいなのは考えられないらしいわ」
「なんだか、すごく奇妙というか、違う意味で怖いわね。そういえば、保護したガスパール侯爵家の子達に魔法を教えるかどうか――悩みどころなんだけど」
マリーはそう言って苦笑した。色々とやること満載だったから、私は放置してたわけだけど、一度、会って確認した方がいいのかもしれないわね。うーん、でもなぁ。なんとなく気が進まないというか、なんと言えばいいのだろう。私が黙っているとマリーが小さく微笑む。
「悪い子達では無いわよ。それに真っ白なキャンパスだったから、教え甲斐があったしね」
「あら、マリーもなかなかの悪なのかしら?」
「いえいえ、エステリア様ほどではありませんわ」
と、悪代官と悪徳商人みたいなやり取りをしながら、二人で笑い合う。
「ってか、後々使えそうな子はいるのかしら?」
「んー、まだ10歳に満たない子ばかりだからね。でも、さすがに貴族令嬢ってところかな。魔力はそこそこあるし、ちゃんと勉強すればってところかな。今は色々と勉強するのが楽しいみたいだから」
「今後の実験を担えそうな人材は?」
私の言葉にマリーは小さく息を吐く。何とも微妙な反応ね。
「子供達は今後を担う人材として育てるのは可能だと思う。何より学ぶことに貪欲だから――でも、親や大人達は正直って貴族に連なる者達は微妙ね。スーリアルの罪は本当に重いわ。行き過ぎた男尊女卑、奴隷依存、他にも色々とあるけど、凝り固まった思想はそう簡単に変えれないってところを凄く感じちゃったわ。それも、色々と前に進めるのに時間が掛かり過ぎている要因なのよね」
「かといって、ミストリアから人員を多くつれて来るのにも限界がある――か」
マリーと私は同時に溜息を吐いた。現状、ミストリアでも問題になっている。お母様達が進めている魔術理論も思ったより広まっていない場所がある。まぁ、パルプスト公爵に連なる貴族家なのは当然なんだけど、時間が経てば経つほどにそれが顕在化している。
魔物素材の入手、販売でいえばリンガロイ伯爵領、魔晶石や魔石の産出に関してはハフルスト伯爵領がある。でも、加工や他の部品作成なんかは始めはハフルスト領などで行っていた部分もあったけど、現在は保守派や中立派の貴族家――まぁ、他領でも生産されるようになって来ている。
まぁ、基礎部分のところは我が家が牛耳っているわけだけど、大型機器の組み立てなんかは最近ではクラースト伯爵領で増えてる――ここは私とジェニーの関係が大きいわけだけど。マリーのところは紡績関連が主軸ではあるけど、美容系の生産工場なんかもある。面白かったのはフィン伯爵家――まぁ、ウチの領地の一部ではあるけど、フィン伯爵に任せている街で今、縫製系の商会が結果を出している。これも随分と思い切った出資をフィン伯爵がしたことでの結果なんだけど、そこのデザイナーがエルーサの妹だと聞いて思わず笑ってしまった。今は彼女に私の着る服の殆どを任せている。
閑話休題。ともかく、様々な事業において魔法は無くとも魔術や魔力を扱うことは絶対に切り離せない。故に魔力を多く持つ貴族というのは色々と有利である――というより、圧倒的に有利と言った方がいいだろう。
「即戦力が不足しすぎているってところが、一番困ってることなのね」
「ええ、全くその通りよ」
と、マリーは小さな溜息を再びつきながら優雅にお茶を飲むのであった。
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