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第三章 悪役令嬢は学院生活を送る
189.悪役令嬢は久しぶりに王女と会う
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「はぁ~い! 第1回悪役令嬢最強決定戦を開催しま~す!」
「却下」
と、アリエルの言葉を即座に撃ち落す。なによ最強決定戦って。
「まぁ、冗談ではあるんだけど、今日は久々の悪役令嬢同盟のお茶会だし、真新しい事をしてみたいという気持ちが溢れただけなのよ。それに皆は今月来月にある学内催事でバトル上等な雰囲気なんじゃないの?」
アリエルがそう言うと全員が首を横に振り、アリエルは面白くなさそうに「え~」と、口を尖らせた。
「そもそも、今月にある魔法技術大会は対面での対戦では無いからね。魔法指定だったり、魔力量指定だったりとか、どちらかというと魔法の技術というより魔力操作の技術大会みたいな感じね。言っても10歳児の出来る事なんて普通はある程度限られているしね」
正直言って、ここにいる面子は皆が規格外と言ってもいい。魔力量は私とアリエルは10歳児としては限界突破レベルだし、後を追うウィンディも戦闘力だけで言えば大人顔負けだし、リンリィも最近は随分と魔力量も増えて、とても10歳児の魔力とは言えない。ま、彼女の場合はお母様の弟子として魔術の知識もグングン伸びている。因みに魔力量だけで言えばウィンディよりあるマリーは戦闘適正が微妙ではあるけれど、魔法の知識は結構なモノなのよね。
「全員、どちらの大会も出る予定なの?」
「私とウィンディは来月の武闘大会、今月の魔法技術大会はリンリィだけかな。マリーは出ないつもりでしょ?」
「ええ、胴元としては出るわけにはいかないでしょ」
あ、コイツ賭けの胴元をする気なのね。全く、どれだけお金スキーなのよ。
「マリーよ。気を付けねばならんぞ。一応、非公認の賭け事は学園の禁止事項にあったはずだ」
と、アリエルは王女様モードでそう言った。ん、確かにそんな事が書いてあった気がするわね。ぼんやりとした記憶だから、あれだけど。
「え、マジで?」
「マジで大マジよ。学園禁止事項の三項にあるわよ。一応、回避方法は学園長の許可と儲けから一定額を納めること」
「なるほど、学園公認にすればいいわけね。うーん、推薦とかあった方がいいのかしら?」
「あー、そういうことか。では、母上に頼んでみようか?」
アリエルの言葉にマリーはガシッとアリエルの両手を取って目を輝かせた。うーん、でも女王キャロラインが許すのか気になるところね。ま、その辺りは運次第じゃないからしね。
「あ~、私も早く学園に行きたい~~~~」
「年齢的な問題なのだから、どうしようもないでしょ」
「むぅー」
アリエルは頬を膨らませて唸る。まぁ、実は無くは無いんだけど――気付いてないのだから、別にいいよね? と、思っていたらリンリィがチラリと私を見る。あ、リンリィも気が付いたのね。学園の規則とか把握してるクセにこういうところがちょっと抜けてるところも、愛嬌があるわよね。
と、私はリンリィに言わないように笑顔で圧を掛けておく。
「そういえば、アリエルは謹慎中は何をしていたの?」
私がそう言うとアリエルは難しいそうな表情を浮かべて「ん~、まぁ」と、微妙な反応をした。後にアリエルはドッと沈んでブツブツと何かを呟き始め、うん、全員ドン引きよ。
「母上とお勉強……母上と鍛錬……母上とお勉強……母上と鍛錬……」
女王キャロラインと仲良く日々お勉強と鍛錬に費やしたわけね。まぁ、中々に壮絶な時間を楽しんだようね。まぁ、私も最近は毎日のようにお母様と仕合っているわけだけど、お母様は「キャロルの剣技は私より数段上よ」と、言っていたことを考えると――ま、頑張ったわね。
「それは随分とパワーアップしたってことじゃないんですか?」
「ハッ、さすがウィンディね。そう、今までの私はミジンコのようなモノだったわ。今は小動物くらいにはレベルアップしたハズ!」
と、アリエルは復活してそう言ったけれど、うん、アリエルで小動物なら多くの者達はミジンコ以下ということになりそうね。ま、世情的に聖イーフレイ帝国は乱世の時代に既に入っていると考えてもいいから、強くあることは悪いことではない。
「女王陛下から学ぶことは多いし、絶対にレベルアップするだろうから、いいじゃない」
「そう、そうよね。母上は『とにキラ』でも最強と言われていた女王だからね。あ、そういえばハーブスト公爵家で面白いモノが作られたと噂されているブツってどんなの?」
アリエルはアレの事を陛下から聞いたのか、そう言った。私は最新型を空間収納から取り出して、テーブルに置く。
「前に見せて貰った計算機に似ているけど、これ?」
「ええ、そうよ。最新型の魔導回路式計算機よ」
「魔導回路式?」
今までの魔道具でも回路的な部分はあったけれど、今の回路はリンリィとお母様の知識と技術で言えば今の魔導回路は全く別のモノと言って過言ではないのよ。だからこそ、魔導回路式と一応言っておいたのよ。
「ええ、今までの回路とは全く違う考え方で作られているのよ。そうね、アリエルそこのスイッチに魔力を流して起動してみて」
「オッケー、じゃ、いくわよ!」
と、彼女は計算機の起動スイッチをポチっとする。
「却下」
と、アリエルの言葉を即座に撃ち落す。なによ最強決定戦って。
「まぁ、冗談ではあるんだけど、今日は久々の悪役令嬢同盟のお茶会だし、真新しい事をしてみたいという気持ちが溢れただけなのよ。それに皆は今月来月にある学内催事でバトル上等な雰囲気なんじゃないの?」
アリエルがそう言うと全員が首を横に振り、アリエルは面白くなさそうに「え~」と、口を尖らせた。
「そもそも、今月にある魔法技術大会は対面での対戦では無いからね。魔法指定だったり、魔力量指定だったりとか、どちらかというと魔法の技術というより魔力操作の技術大会みたいな感じね。言っても10歳児の出来る事なんて普通はある程度限られているしね」
正直言って、ここにいる面子は皆が規格外と言ってもいい。魔力量は私とアリエルは10歳児としては限界突破レベルだし、後を追うウィンディも戦闘力だけで言えば大人顔負けだし、リンリィも最近は随分と魔力量も増えて、とても10歳児の魔力とは言えない。ま、彼女の場合はお母様の弟子として魔術の知識もグングン伸びている。因みに魔力量だけで言えばウィンディよりあるマリーは戦闘適正が微妙ではあるけれど、魔法の知識は結構なモノなのよね。
「全員、どちらの大会も出る予定なの?」
「私とウィンディは来月の武闘大会、今月の魔法技術大会はリンリィだけかな。マリーは出ないつもりでしょ?」
「ええ、胴元としては出るわけにはいかないでしょ」
あ、コイツ賭けの胴元をする気なのね。全く、どれだけお金スキーなのよ。
「マリーよ。気を付けねばならんぞ。一応、非公認の賭け事は学園の禁止事項にあったはずだ」
と、アリエルは王女様モードでそう言った。ん、確かにそんな事が書いてあった気がするわね。ぼんやりとした記憶だから、あれだけど。
「え、マジで?」
「マジで大マジよ。学園禁止事項の三項にあるわよ。一応、回避方法は学園長の許可と儲けから一定額を納めること」
「なるほど、学園公認にすればいいわけね。うーん、推薦とかあった方がいいのかしら?」
「あー、そういうことか。では、母上に頼んでみようか?」
アリエルの言葉にマリーはガシッとアリエルの両手を取って目を輝かせた。うーん、でも女王キャロラインが許すのか気になるところね。ま、その辺りは運次第じゃないからしね。
「あ~、私も早く学園に行きたい~~~~」
「年齢的な問題なのだから、どうしようもないでしょ」
「むぅー」
アリエルは頬を膨らませて唸る。まぁ、実は無くは無いんだけど――気付いてないのだから、別にいいよね? と、思っていたらリンリィがチラリと私を見る。あ、リンリィも気が付いたのね。学園の規則とか把握してるクセにこういうところがちょっと抜けてるところも、愛嬌があるわよね。
と、私はリンリィに言わないように笑顔で圧を掛けておく。
「そういえば、アリエルは謹慎中は何をしていたの?」
私がそう言うとアリエルは難しいそうな表情を浮かべて「ん~、まぁ」と、微妙な反応をした。後にアリエルはドッと沈んでブツブツと何かを呟き始め、うん、全員ドン引きよ。
「母上とお勉強……母上と鍛錬……母上とお勉強……母上と鍛錬……」
女王キャロラインと仲良く日々お勉強と鍛錬に費やしたわけね。まぁ、中々に壮絶な時間を楽しんだようね。まぁ、私も最近は毎日のようにお母様と仕合っているわけだけど、お母様は「キャロルの剣技は私より数段上よ」と、言っていたことを考えると――ま、頑張ったわね。
「それは随分とパワーアップしたってことじゃないんですか?」
「ハッ、さすがウィンディね。そう、今までの私はミジンコのようなモノだったわ。今は小動物くらいにはレベルアップしたハズ!」
と、アリエルは復活してそう言ったけれど、うん、アリエルで小動物なら多くの者達はミジンコ以下ということになりそうね。ま、世情的に聖イーフレイ帝国は乱世の時代に既に入っていると考えてもいいから、強くあることは悪いことではない。
「女王陛下から学ぶことは多いし、絶対にレベルアップするだろうから、いいじゃない」
「そう、そうよね。母上は『とにキラ』でも最強と言われていた女王だからね。あ、そういえばハーブスト公爵家で面白いモノが作られたと噂されているブツってどんなの?」
アリエルはアレの事を陛下から聞いたのか、そう言った。私は最新型を空間収納から取り出して、テーブルに置く。
「前に見せて貰った計算機に似ているけど、これ?」
「ええ、そうよ。最新型の魔導回路式計算機よ」
「魔導回路式?」
今までの魔道具でも回路的な部分はあったけれど、今の回路はリンリィとお母様の知識と技術で言えば今の魔導回路は全く別のモノと言って過言ではないのよ。だからこそ、魔導回路式と一応言っておいたのよ。
「ええ、今までの回路とは全く違う考え方で作られているのよ。そうね、アリエルそこのスイッチに魔力を流して起動してみて」
「オッケー、じゃ、いくわよ!」
と、彼女は計算機の起動スイッチをポチっとする。
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