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第一部
2度目の死、そして3度目のリスタート
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目を覚ますと見慣れた天井が姿を現す。
どうやら、また死んだみたいだ。
最初の頃は死んだことに対する恐怖と生き返った、いや時間が巻き戻ったことに対する驚きでしばらく現実を受け入れられなかったが、しかし、2回目ともなるとまた死んでしまったのか、という感想しか抱けなくなってしまった。
初代国王が精霊と共に創ったと言われるこの国は、10歳になると同時に精霊様の加護を得る。火の精霊、水の精霊、氷の精霊、光の精霊、闇の精霊、子供達はたいていこの5種類のうちのいずれかの加護を託され、その証左として手に文様が浮かび上がる。貴族は強く逞しい、そして、王族には黄金に輝く文様が。
文様を持つ者は貴族であれば1属性、王族であれば光と闇以外の3属性の加護を得ることができる。
この文様こそが貴族の証でありこの国の誇りである。その為、文様がなく属性魔法を使えない平民は見下される傾向があった。
俺も10歳になるまでは黄金の文様が浮かび上がると、そう信じてた。しかし、1月待っても、1年待っても、文様が浮かぶことはない。
それでも、王の1人息子という肩書は取り上げられることなく、王太子の座も維持された。だからこそ、誓ったんだ。
貴族から、父以外の王族から侮蔑されようとも弱きを助け正義を為す、そんな存在になりたいと。貴族主義が蔓延するこの国を変え、貧困に喘ぐ民を救おうと。
そんな志も、もう折れてしまったが。
今はもう、死ななければ何でもいい。
ベッドから体を起こすことなく、そのまま思考を巡らせる。
1回目の人生では、侯爵家の縁談を反故にし平民の少女と婚姻を交わした。そして、平民と貴族両者が分け隔てなく暮らせるような国を目指した。まあ結果はというと、革命が起き余計国が混乱し、最後には斬首されてしまったわけだが。
2回目の人生では、婚約を維持したまま父の貴族重視の方針を引き継いだ。
しかし、こちらも革命が起き国はまたもや混迷し、最後には斬首。
死ななければいいとはいえ、革命が起きてしまったら王太子という立場上命を落とす確率は高い。
革命を防ぐというのは、必須条件だ。
その為にも、もう少し詳しく振り返ろう。
当時通っていた学園には貴族主義が蔓延っていたが、それでも入学自体は平民も許可されていた。入学後は、平民というだけで侮蔑の対象となるわけだが。
そんな中、貴族にも劣らぬ才覚を学園中に見せつけたのが最初の人生での妻、ナタリアだった。
この国では数十年確認されていなかった光属性の加護を得ていた彼女は、その事実のみで学園中から一目置かれる存在となった。
光属性には傷を癒し、病を治す力が備わっている。
最後に光属性の文様が現れたのは数十年前であり、当時の使い手聖女マリーは疫病が蔓延していたこの国を救ったとされている。
そのような逸話も手伝い光属性の者はそれだけで特別視されるのだ。
だが、そんなナタリアを良く思わない貴族も少なくない。
俺の婚約者であり、侯爵家の令嬢ミリアリアもその1人である。
ミリアリアは自身の立場を利用し、数々の嫌がらせをナタリアに行っていた。
俺は見かける度に咎めていたが、一向に止まる気配はない。
そんなミリアリアに呆れると同時に執拗な虐めに屈しない強い志、貴族には見られない柔らかな雰囲気にどんどん惹かれていき、やがて婚約破棄へと至る。
そして、ナタリアと婚姻し平民重視の政策を実施していたが、やがて革命が起きた。しかも、平民による。
2回目の生では、反省を生かし婚約破棄もせず貴族を重視した父の政策を維持したが、これもまた大衆の反感を買い革命が起きた。
婚約者の身分に応じて、方針を決めなければならない。平民の妻を持ちながら、貴族重視の政策を取れば平民の反感を買うだろうし、逆も然りだ。
つまり婚約破棄をするか、しないかがターニングポイントなのだろう。
にも関わらず、どちらを選んでも失敗してしまう。
正直、もうお手上げだ。
・・・ならもう何もしなくても良いのではないだろうか。このまま一日中ベッドで過ごしたとしてもどうせ結末は同じだ。
そうして起きて、ご飯を食べ、本を読み、眠る。そんな何でもないような生活を送り一週間が経とうとしていた。
「ロイ様、お客様が来ております」
侍女が自室の前で呼びかける。
「分かった」
読んでいた本を閉じ、応接間に向かう。王宮への訪問者は大抵応接間に通される。
「誰が来たかお尋ねにならないのですか?」
訪問者を気にする様子もなく歩く俺に、少し驚いた様子の少女が背から問いかける。
「誰が来たか検討は付くからな」
前回も死へのショックから一週間自室に引き籠ったところ、その人物が訪ねてきた。
だから、予想ぐらいは付く。
応接間に辿り着くと、その人物は腰あたりまで伸びた煌びやかな黄金の髪をたなびかせつつ優雅に紅茶を飲んでいた。
「思ったよりもお元気そうですね、兄上殿」
予想通りだ。
王族の証である黄金の紋章を携え、同じく黄金の髪と緑玉色の瞳、絵画と見紛う程の美貌と肢体を持ち、頭脳明晰、文武両道、全てを欲しいままにする少女は、紅茶を持ったまま語り掛ける。
「一週間以上も姿が見えないので、心配していましたが良かったです」
王族の一員であるエドワード家息女、リーナ・エドワード。相変わらず惚れ惚れする美貌、そして優雅さだ。まさに王族に相応しい。
王族といっても、分家に当たるので王位継承権はないのだが。
それでも、金と権力を持て余す大貴族ですら彼女を目にしたら思わず立ち止まりそのまましばらく見惚れているだろう。
だが、優れている者が必ずしも全ての人間から敬愛されるとは限らない。
昔の俺が怨嗟を抱いていたように。
精霊の加護も無く、聡明でも無い。家柄しかない俺にとって彼女は目の上のたんこぶ以上に邪魔な存在だった。いや、憎むべき存在だったと言ってもいいかもしれない。
彼女はそんな内心に気付いていたのだろう。俺と必要以上に関わることは決してなかった。
接する機会と言ったら王家主催の舞踏会や学内でのイベントごと、そして王族の人間に緊急事が起きた時くらいだ。
いくら優れていると言っても彼女は分家であり、それゆえ本家に何かあった時は顔を出さずを得ない。今回の訪問も背景にはそんな事情があったりする。
まあ、革命を2度も起こされ王家のプライドをボキボキにへし折られた今の俺には、そんな確執微塵もないが。
「別に病気に掛かっていたわけじゃないからな」
「では何故お休みに?」
「・・・ただ、ちょっと、、、」
俺が言い淀むと、リーナは机上のポットを手に取り手元のコップに紅茶を注ぎながら
「私で良ければ、話を聞きますよ」
と促した。
・・・彼女の才は俺が誰よりも知っている。だからこそこの行き詰った状況を打破できるきっかけをくれる可能性はきっとある、少なくとも今の俺にはそう思えた。
昔ならば愚かしい虚栄心を守るため、助言を乞うという発想すら抱けなかっただろう。
だが、これで少しでも違った未来に進めるのならば。希望が有るかもしれないのならば。
劣等感もプライドも無用だ。
「少し話を聞いて欲しい」
彼女は静かに頷き、続きを促す。
「婚約破棄を、すべきだと思うか?」
どうやら、また死んだみたいだ。
最初の頃は死んだことに対する恐怖と生き返った、いや時間が巻き戻ったことに対する驚きでしばらく現実を受け入れられなかったが、しかし、2回目ともなるとまた死んでしまったのか、という感想しか抱けなくなってしまった。
初代国王が精霊と共に創ったと言われるこの国は、10歳になると同時に精霊様の加護を得る。火の精霊、水の精霊、氷の精霊、光の精霊、闇の精霊、子供達はたいていこの5種類のうちのいずれかの加護を託され、その証左として手に文様が浮かび上がる。貴族は強く逞しい、そして、王族には黄金に輝く文様が。
文様を持つ者は貴族であれば1属性、王族であれば光と闇以外の3属性の加護を得ることができる。
この文様こそが貴族の証でありこの国の誇りである。その為、文様がなく属性魔法を使えない平民は見下される傾向があった。
俺も10歳になるまでは黄金の文様が浮かび上がると、そう信じてた。しかし、1月待っても、1年待っても、文様が浮かぶことはない。
それでも、王の1人息子という肩書は取り上げられることなく、王太子の座も維持された。だからこそ、誓ったんだ。
貴族から、父以外の王族から侮蔑されようとも弱きを助け正義を為す、そんな存在になりたいと。貴族主義が蔓延するこの国を変え、貧困に喘ぐ民を救おうと。
そんな志も、もう折れてしまったが。
今はもう、死ななければ何でもいい。
ベッドから体を起こすことなく、そのまま思考を巡らせる。
1回目の人生では、侯爵家の縁談を反故にし平民の少女と婚姻を交わした。そして、平民と貴族両者が分け隔てなく暮らせるような国を目指した。まあ結果はというと、革命が起き余計国が混乱し、最後には斬首されてしまったわけだが。
2回目の人生では、婚約を維持したまま父の貴族重視の方針を引き継いだ。
しかし、こちらも革命が起き国はまたもや混迷し、最後には斬首。
死ななければいいとはいえ、革命が起きてしまったら王太子という立場上命を落とす確率は高い。
革命を防ぐというのは、必須条件だ。
その為にも、もう少し詳しく振り返ろう。
当時通っていた学園には貴族主義が蔓延っていたが、それでも入学自体は平民も許可されていた。入学後は、平民というだけで侮蔑の対象となるわけだが。
そんな中、貴族にも劣らぬ才覚を学園中に見せつけたのが最初の人生での妻、ナタリアだった。
この国では数十年確認されていなかった光属性の加護を得ていた彼女は、その事実のみで学園中から一目置かれる存在となった。
光属性には傷を癒し、病を治す力が備わっている。
最後に光属性の文様が現れたのは数十年前であり、当時の使い手聖女マリーは疫病が蔓延していたこの国を救ったとされている。
そのような逸話も手伝い光属性の者はそれだけで特別視されるのだ。
だが、そんなナタリアを良く思わない貴族も少なくない。
俺の婚約者であり、侯爵家の令嬢ミリアリアもその1人である。
ミリアリアは自身の立場を利用し、数々の嫌がらせをナタリアに行っていた。
俺は見かける度に咎めていたが、一向に止まる気配はない。
そんなミリアリアに呆れると同時に執拗な虐めに屈しない強い志、貴族には見られない柔らかな雰囲気にどんどん惹かれていき、やがて婚約破棄へと至る。
そして、ナタリアと婚姻し平民重視の政策を実施していたが、やがて革命が起きた。しかも、平民による。
2回目の生では、反省を生かし婚約破棄もせず貴族を重視した父の政策を維持したが、これもまた大衆の反感を買い革命が起きた。
婚約者の身分に応じて、方針を決めなければならない。平民の妻を持ちながら、貴族重視の政策を取れば平民の反感を買うだろうし、逆も然りだ。
つまり婚約破棄をするか、しないかがターニングポイントなのだろう。
にも関わらず、どちらを選んでも失敗してしまう。
正直、もうお手上げだ。
・・・ならもう何もしなくても良いのではないだろうか。このまま一日中ベッドで過ごしたとしてもどうせ結末は同じだ。
そうして起きて、ご飯を食べ、本を読み、眠る。そんな何でもないような生活を送り一週間が経とうとしていた。
「ロイ様、お客様が来ております」
侍女が自室の前で呼びかける。
「分かった」
読んでいた本を閉じ、応接間に向かう。王宮への訪問者は大抵応接間に通される。
「誰が来たかお尋ねにならないのですか?」
訪問者を気にする様子もなく歩く俺に、少し驚いた様子の少女が背から問いかける。
「誰が来たか検討は付くからな」
前回も死へのショックから一週間自室に引き籠ったところ、その人物が訪ねてきた。
だから、予想ぐらいは付く。
応接間に辿り着くと、その人物は腰あたりまで伸びた煌びやかな黄金の髪をたなびかせつつ優雅に紅茶を飲んでいた。
「思ったよりもお元気そうですね、兄上殿」
予想通りだ。
王族の証である黄金の紋章を携え、同じく黄金の髪と緑玉色の瞳、絵画と見紛う程の美貌と肢体を持ち、頭脳明晰、文武両道、全てを欲しいままにする少女は、紅茶を持ったまま語り掛ける。
「一週間以上も姿が見えないので、心配していましたが良かったです」
王族の一員であるエドワード家息女、リーナ・エドワード。相変わらず惚れ惚れする美貌、そして優雅さだ。まさに王族に相応しい。
王族といっても、分家に当たるので王位継承権はないのだが。
それでも、金と権力を持て余す大貴族ですら彼女を目にしたら思わず立ち止まりそのまましばらく見惚れているだろう。
だが、優れている者が必ずしも全ての人間から敬愛されるとは限らない。
昔の俺が怨嗟を抱いていたように。
精霊の加護も無く、聡明でも無い。家柄しかない俺にとって彼女は目の上のたんこぶ以上に邪魔な存在だった。いや、憎むべき存在だったと言ってもいいかもしれない。
彼女はそんな内心に気付いていたのだろう。俺と必要以上に関わることは決してなかった。
接する機会と言ったら王家主催の舞踏会や学内でのイベントごと、そして王族の人間に緊急事が起きた時くらいだ。
いくら優れていると言っても彼女は分家であり、それゆえ本家に何かあった時は顔を出さずを得ない。今回の訪問も背景にはそんな事情があったりする。
まあ、革命を2度も起こされ王家のプライドをボキボキにへし折られた今の俺には、そんな確執微塵もないが。
「別に病気に掛かっていたわけじゃないからな」
「では何故お休みに?」
「・・・ただ、ちょっと、、、」
俺が言い淀むと、リーナは机上のポットを手に取り手元のコップに紅茶を注ぎながら
「私で良ければ、話を聞きますよ」
と促した。
・・・彼女の才は俺が誰よりも知っている。だからこそこの行き詰った状況を打破できるきっかけをくれる可能性はきっとある、少なくとも今の俺にはそう思えた。
昔ならば愚かしい虚栄心を守るため、助言を乞うという発想すら抱けなかっただろう。
だが、これで少しでも違った未来に進めるのならば。希望が有るかもしれないのならば。
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