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第二部
マーチペイン
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それからしばらくは学園家を交互に行き来するだけの生活を送り、安静に過ごしていた。
保健室の教諭に、しばらくは静養するように言われたためである。
・・・退屈だ。体にもう痛みはないんだし、そろそろ学園と家以外にも足を延ばしてもいいだろう。
そう思い、俺は部室へ向かうべく部活棟へ歩き出した。
「す、すみません!」
道中、1人の女生徒に話し掛けられる。
見覚えがあるようなないような貴族の少女は、頭を下げ高級感溢れる白い袋を手渡してきた。
「この前は、助けて頂いてありがとうございます!お陰様で本当に、助かりました!
これはお礼の品です。ぜひ、召し上がってください!」
ああ、そうか。見覚えがあると思ったら、この前巨人化した男に襲われていた娘だ。
リーナの言う通り目立った怪我もないようだし、無事でよかった。
「ありがとう」
袋を受け取ると、少女は満足そうな表情を浮かべもう一度「本当にありがとうございました!あと、できれば今日中に食べて頂きたいです!」と謝意を述べた。
真っすぐに感謝を伝えられると、さすがに照れるな。
そういえば、袋の中身はなんなんだろう。甘い香りが漂ってくることを踏まえると、何らかの菓子のようだが。
袋の中身を取り出し、丁寧に包装された包みをほどいてみるとそこにはマーチペインというアーモンドと砂糖をすり潰し混ぜ合わせこんがり焼いた焼き菓子が温かさを保ちつつぎっしりと詰まっていた。
形が不均一なのを見ると、手作りなんだろう。ありがたい。
さっそくその中の1つを摘み、口に放り込む。
さくさくとした食感に、アーモンドと仄かな甘みが口全体に広がり・・・
「美味しい!」
焼き加減にばらつきがあるせいか、食感や味にばらつきがあった。
だが、そこが均一化された市販のものとは違う良さに繋がっている。
「よかったです」
安心したように顔を綻ばせ、柔らかに微笑むと少女は「それでは」と言い残し去っていった。
部室への道中ひたすら口に放り込んでいたが、量が多かったのか俺が小食なのか両の手いっぱいほどあった焼き菓子は片手に収まるほどの状態のまま一切減らない。
袋から取り出した際、ほのかに温かった。彼女は今日中に食べてもらいたいと言ってたし、今朝焼いた物なんだろう。
一度冷却すると、味が変わってしまうかもしれない。明日に回すのは最終手段にして、できる限り今日中に食べるか。
最悪、部室の奴らにも手伝ってもらおう。
半分ほど残っている焼き菓子がそこからまた3分の1ほど減った頃、俺は部室へとたどり着く。
そして、扉に手を掛けた。
そこにはフレイやアーサーといった見慣れた人影はなく、代わりにナタリアが机の上の書物と睨み合いをしている。
彼女は俺に気付くと、思い切り顔をしかめる。しかし、出ていこうとはしなかった。
何か早急に終わらせないといけない作業でもしているか?
そう思い覗き込むと、数学の教科書らしき書物と問題が書かれた紙の2つ。どうやら、宿題のようだった。
俺のクラスは確か宿題はなかったはず。ナタリアの方はあるのか。大変だな。
そんな他人事の感想を抱きつつ、俺は残った焼き菓子の討伐に入った。
「うっぷ、もう限界だ」
両手に乗るほどあった甘味は、いまや両手で数えるほどにまで減った。
できれば最も美味しい形で食べてやりたい。しかし、もう腹に収まりそうにない。
・・・そうだ。
「これ、食べないか?」
1つ手に取り、ナタリアの方へ差し出す。
「・・・」
無視。しかし、匂いが香ったのか僅かに視線を寄越したのを俺は見逃さなかった。
チャンスはあるな。そう思った俺はもう片方の手で仰ぎ、さらに強く甘く柔らかい芳香を送る。
「ぐぅ」
ナタリアの腹の音が鳴り、彼女は恥ずかしさを紛らわせるように顔を歪める。
そして、痺れを切らしたのか、彼女が固く閉ざした口を開いた。
「・・・それ、いくらした」
手作りだろうから品の値段はないが、材料費でいうと5シリングくらいだろうか。
「5シリングくらいじゃないか?」
「それだけあれば、1年は過ごせる」
ナタリアは冷たく言い放つ。
その瞳には、怒りと諦めが入り混じっていた。
「お前達はその金でどれだけの食物が買えるかしらない。どれだけの人間が腹を満たせるか知らない。知ろうとすらしない。だから、貴族は嫌い」
・・・その通りだ。ぐうの音も出ない。
だが──正論が必ずしも正解ではないことを俺は知っている。
例えば個人でお金を出し、支援するとする。
俺の金では家1つが限界だろう。確かに、その家自体は恵まれた生活を送れるかもしれないが、他の村人からは白い目で見られ時には嫌がらせも受けるかもしれない。それに、そもそもほとんどの村は各領主の直轄にあたる。そこを踏み越えてしまうのは、後々ろくなことにならないだろう。
・・・それでも、目の前の人間くらいは助けたいが。
そもそも、可能性の話をし出したらきりがない。それに、目の前の少量の甘味を残した所で何かが変わるわけでもない。
「それはそうだな。でも、俺は出された物は全て食べろと教わってるんだ」
無理やり口に押し込み、水を汲んで流し込む。
「うっぷ。はぁはぁ、ナタリアは、違うのか?」
やばい、吐きそう。
限界近い俺を見ている少女の表情は、さきほどまでの冷たい凍土のような軽蔑のものではなくむしろ湯気が出るようほど真っ赤に染まっていた。
唇がわなわなと震え、全身から怒りを、瞳からは悔しさを醸し出している。
皮肉めいた質問の返答として、ナタリアは俺の目の前に置かれていたいくつかの焼き菓子をまとめて取ると一気に喉元に流し込んだ。
「そんなに一気で食べたら・・・」
「げほっげほっっ」
心配した通り、苦しそうにせき込む。
しかし、吐き出すことはせず必死に飲み込み、涙目になりながら俺を睨みつける。そして、バンッと扉を乱暴に閉め、部室を出ていく。
残された甘い香りだけが、静かな部室に漂っていた。
保健室の教諭に、しばらくは静養するように言われたためである。
・・・退屈だ。体にもう痛みはないんだし、そろそろ学園と家以外にも足を延ばしてもいいだろう。
そう思い、俺は部室へ向かうべく部活棟へ歩き出した。
「す、すみません!」
道中、1人の女生徒に話し掛けられる。
見覚えがあるようなないような貴族の少女は、頭を下げ高級感溢れる白い袋を手渡してきた。
「この前は、助けて頂いてありがとうございます!お陰様で本当に、助かりました!
これはお礼の品です。ぜひ、召し上がってください!」
ああ、そうか。見覚えがあると思ったら、この前巨人化した男に襲われていた娘だ。
リーナの言う通り目立った怪我もないようだし、無事でよかった。
「ありがとう」
袋を受け取ると、少女は満足そうな表情を浮かべもう一度「本当にありがとうございました!あと、できれば今日中に食べて頂きたいです!」と謝意を述べた。
真っすぐに感謝を伝えられると、さすがに照れるな。
そういえば、袋の中身はなんなんだろう。甘い香りが漂ってくることを踏まえると、何らかの菓子のようだが。
袋の中身を取り出し、丁寧に包装された包みをほどいてみるとそこにはマーチペインというアーモンドと砂糖をすり潰し混ぜ合わせこんがり焼いた焼き菓子が温かさを保ちつつぎっしりと詰まっていた。
形が不均一なのを見ると、手作りなんだろう。ありがたい。
さっそくその中の1つを摘み、口に放り込む。
さくさくとした食感に、アーモンドと仄かな甘みが口全体に広がり・・・
「美味しい!」
焼き加減にばらつきがあるせいか、食感や味にばらつきがあった。
だが、そこが均一化された市販のものとは違う良さに繋がっている。
「よかったです」
安心したように顔を綻ばせ、柔らかに微笑むと少女は「それでは」と言い残し去っていった。
部室への道中ひたすら口に放り込んでいたが、量が多かったのか俺が小食なのか両の手いっぱいほどあった焼き菓子は片手に収まるほどの状態のまま一切減らない。
袋から取り出した際、ほのかに温かった。彼女は今日中に食べてもらいたいと言ってたし、今朝焼いた物なんだろう。
一度冷却すると、味が変わってしまうかもしれない。明日に回すのは最終手段にして、できる限り今日中に食べるか。
最悪、部室の奴らにも手伝ってもらおう。
半分ほど残っている焼き菓子がそこからまた3分の1ほど減った頃、俺は部室へとたどり着く。
そして、扉に手を掛けた。
そこにはフレイやアーサーといった見慣れた人影はなく、代わりにナタリアが机の上の書物と睨み合いをしている。
彼女は俺に気付くと、思い切り顔をしかめる。しかし、出ていこうとはしなかった。
何か早急に終わらせないといけない作業でもしているか?
そう思い覗き込むと、数学の教科書らしき書物と問題が書かれた紙の2つ。どうやら、宿題のようだった。
俺のクラスは確か宿題はなかったはず。ナタリアの方はあるのか。大変だな。
そんな他人事の感想を抱きつつ、俺は残った焼き菓子の討伐に入った。
「うっぷ、もう限界だ」
両手に乗るほどあった甘味は、いまや両手で数えるほどにまで減った。
できれば最も美味しい形で食べてやりたい。しかし、もう腹に収まりそうにない。
・・・そうだ。
「これ、食べないか?」
1つ手に取り、ナタリアの方へ差し出す。
「・・・」
無視。しかし、匂いが香ったのか僅かに視線を寄越したのを俺は見逃さなかった。
チャンスはあるな。そう思った俺はもう片方の手で仰ぎ、さらに強く甘く柔らかい芳香を送る。
「ぐぅ」
ナタリアの腹の音が鳴り、彼女は恥ずかしさを紛らわせるように顔を歪める。
そして、痺れを切らしたのか、彼女が固く閉ざした口を開いた。
「・・・それ、いくらした」
手作りだろうから品の値段はないが、材料費でいうと5シリングくらいだろうか。
「5シリングくらいじゃないか?」
「それだけあれば、1年は過ごせる」
ナタリアは冷たく言い放つ。
その瞳には、怒りと諦めが入り混じっていた。
「お前達はその金でどれだけの食物が買えるかしらない。どれだけの人間が腹を満たせるか知らない。知ろうとすらしない。だから、貴族は嫌い」
・・・その通りだ。ぐうの音も出ない。
だが──正論が必ずしも正解ではないことを俺は知っている。
例えば個人でお金を出し、支援するとする。
俺の金では家1つが限界だろう。確かに、その家自体は恵まれた生活を送れるかもしれないが、他の村人からは白い目で見られ時には嫌がらせも受けるかもしれない。それに、そもそもほとんどの村は各領主の直轄にあたる。そこを踏み越えてしまうのは、後々ろくなことにならないだろう。
・・・それでも、目の前の人間くらいは助けたいが。
そもそも、可能性の話をし出したらきりがない。それに、目の前の少量の甘味を残した所で何かが変わるわけでもない。
「それはそうだな。でも、俺は出された物は全て食べろと教わってるんだ」
無理やり口に押し込み、水を汲んで流し込む。
「うっぷ。はぁはぁ、ナタリアは、違うのか?」
やばい、吐きそう。
限界近い俺を見ている少女の表情は、さきほどまでの冷たい凍土のような軽蔑のものではなくむしろ湯気が出るようほど真っ赤に染まっていた。
唇がわなわなと震え、全身から怒りを、瞳からは悔しさを醸し出している。
皮肉めいた質問の返答として、ナタリアは俺の目の前に置かれていたいくつかの焼き菓子をまとめて取ると一気に喉元に流し込んだ。
「そんなに一気で食べたら・・・」
「げほっげほっっ」
心配した通り、苦しそうにせき込む。
しかし、吐き出すことはせず必死に飲み込み、涙目になりながら俺を睨みつける。そして、バンッと扉を乱暴に閉め、部室を出ていく。
残された甘い香りだけが、静かな部室に漂っていた。
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