不本意恋愛

にじいろ♪

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夜勤前

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明るい日差しの中、私達は、食事とお風呂以外、お互いを貪り続けた。

「ンンッ、愛っ」

「出しちゃダメ」

今は、彼の願いを叶えている。
早漏気味を悩んでいるから、私に鍛えて欲しいらしい。
私は、ただ言われた通りにしている。

「こんなに先っぽヌルヌルにして。気持ちいいの?」

「うんっ、出して、いい?」

私は、彼に何度、出して良いかと聞かれても決して許さない役。

「ダメ」

少し強く根本を握り込めば、彼が恍惚とした表情で喘ぐ。

「イきそうっ、もう出ちゃうよぉっ」

「ダメ」

彼に渡された筒のような物に、更にローションを足す。
彼の屹立は、先端の膨らみの下までが納まって涎を垂らし続けている。
筒の中は沢山の突起があるようで、彼はイきたくて仕方ないらしい。

「あぁっ、こっちも、あはぁっ」

彼が感じてウネウネ動くと、お尻のナカも締め付けて気持ちよくなる仕組みらしい。
彼は辛抱出来ないと私にあの棒を指さした。

「挿れてっ」

「うん、分かった」

すっかり手慣れた私がローションを垂らして、細い棒を挿れようとする。

「あ、あっちの、ボコボコした、やつぅ」

「ボコボコ?」

ベッド横に散乱した大人のおもちゃの中にあった細い棒を入れていた容器に、まだ細い棒があった。
そちらは、確かに真っ直ぐではなく、ボコボコと凹凸がある。

「これ?」

「そう、それぇ…挿れて」

私はその棒を持ち彼の股ぐらへ戻る。
彼は私を潤んだ瞳で見ている。

今の私には、何のおもちゃも挿ってない。
けれど、とても興奮していた。

「こんなの挿れて気持ち良いなんて、涼ってば変態だね」

ツプ、と先端に少しだけ差し込む。 

「ああっ!や、変態なんか、じゃ」

身体をビクビクさせながら涼が首を振る。

「へぇ?変態じゃないの?私、変態すきなのに」

「変態、すき…?」

ツポツポと浅く出し入れすれば、彼の腰がヘコヘコと犬のように揺れる。

「変態、好きよ」

「じゃあ、あんっ、僕も、変態になるっ」

「涼はこれから、変態だね」

「うんっ、僕、変態っ」

ズプンッと一気に奥まで押し込んでやる。

「やあああっっ!!!」

「変態だもん、気持ち良いんでしょ?」

ハッハッと、短く息をしながら、焦点の合わない彼が頷く。

「このまま動かしてあげる」

筒をムギュっと掴んで上下に擦りながら、ボコボコした棒も小刻みに奥を突く。

「がっ、らめっ、いっしょ、らめぇっ」

彼が錯乱して暴れようとする。
だが、自分で望んでベッドに両手両足を縛り付けさせたのだ。
ギシギシとベッドが軋むだけだ。私は興奮していた。

「コレ、付けてあげる」

おもちゃの中から、直径5センチ程のリングを見つけて手に取る。

「やっ、も、むりっ」

彼の根本に取り付ければ、キツく締め付ける。パンパンに勃起したソコが苦しそうだ。

「これで、出せなくなったね」

そのまま筒とボコボコ棒の動きを再開させる。
筒の中の屹立が、ずっとビクビクして軽くイってるのかもしれない。

「や、も、ゆるし、あい」

言葉が上手く出なくなっている彼を尻目に、私は没頭していた。
棒の隙間から、少しずつ白濁が溢れて来ている。リングでも棒でも抑えきれなかったのだろう。

「や、イって、イっでるっ」

「ダメだよ?イっちゃダメって教えたでしょ?変態な涼は、お仕置きされたいの?」

「ご、ごめんな、さ、あぐうっ!」

棒で奥をグリグリと押し潰す。
棒の隙間からは、白濁が耐えきれないと溢れてくる。

「こんなに精子をお漏らししちゃって、いけない子ね。でも、私、変態でダメな涼が好きよ」

「変態、ダメなぼく、好き?」

ぼんやりとした彼が瞬きをする。
私は彼に笑い掛けてあげる。

「そう。変態でダメなあなたが大好き」

唇に口吻を落とせば、彼は恍惚とした表情になる。
同時に、彼の屹立から棒を一気にズルんっと抜く。
タラタラと白濁が垂れ流しのように出続けている。

「ァァァ……イってる、とまらな…」

「こっちも」

お尻に入っていたへんてこな道具も、一気にズロロっと引き抜く。

「あがあっ!!」

びゅるっと勢い良く白濁が出るが、まだ止まらないらしい。

「たす、け、イくの、こわ」

身体を反らしながら、白濁を垂れ流す彼の髪を撫でて優しく微笑みかける。

「恐いことなんて無いよ。私がいるから」

「はぁ、あい、あい…」

突起だらけの筒をギュウと握れば彼の顔が青褪める。

「だから、たくさん、イっていいよ」

ローションを注いで、首を振る彼に笑い掛け、グチュグチュと上下に激しく動かしてやる。根本をリングに締め付けられ、彼のソコはいつもより敏感なのだろう。

「やあっ、はずしてっ、輪っか、はず、してぇっ!」

涎を飛ばしながら叫ぶ。
彼の口の中にタオルを押し込んであげる。

「ご近所迷惑になるから声は我慢して?」

「もがあっ!」

まだ、何かくぐもった声で言う彼の額の髪を撫で付けてやれば、うっとりとしている。

「好きよ、涼」

彼の瞳が潤んで私を愛し気に見詰めてくる。
うん、この瞳が好き。
筒を再び動かすが、今度はゆっくり。
ゆっくりだが、敏感なところを擦られ、ピクピクと腰が揺れてイきそうになるのが分かる。

「ダメよ、涼」

ピタリと動きを止める。
彼が物干しそうに腰を揺らして私の手に押し付けて来る。

「早くイくのが困るんでしょ?それなら我慢を覚えないと」

彼がブンブンと首を振る。

「我慢出来たら、ご褒美あげる」

彼の瞳に光が宿る。
なんてかわいい生き物なんだ。私の胸は高鳴る。

「じゃあ、我慢しようね」

リングは外さず、突起にグリグリと刺激され続けて限界の彼のモノを、再び優しく上下に擦る。
彼は私からのご褒美のために、必死にタオルを噛んで我慢している。
健気だ。かわいい。好き。

「あと一時間我慢出来たら、外してあげる」

健気に頑張る彼の顔に絶望の色がのった。
ゾクゾクと私の背筋が震える。

「好きよ、涼」

青褪めていた顔が一瞬で溶ける。
彼は私の一言で、こんなにも変わる。
かわいい。愛してる。

私の涼。
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