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侍医編(とんでも幼なじみ編)完結

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「あー、魔族病ですか。それは大変なことになりましたね」

はい、侍医のウォルさん、棒読み。
もうちょい演技してくれると嬉しいが、仕方ない。
先代の侍医のじいさんは引退して、新しく就任したのが、このウォルさん。

黒髪長髪のかなりなインテリイケメンだ。

「や、やはり、大変な呪いなのだな…」

「ええ、そりゃあもう。特に国王様ではね」

ちらり、と俺を見て、また棒読み。
だが、あんなに金貨も渡したのだ。
うまくやってほしい。

「こんなに乳首も腫れて、かわいそうに。こちらの軟膏を出しますので、毎日朝昼晩に塗って差し上げて下さい」

俺に手渡された軟膏は、俺でも使わない超強力媚薬入りだった。
え、エグ。
この医者、普通かと思いきや、ヤバ。

「それから、下も拝見致します。そこへ横になって下さい」

指で寝台を指されて、国王はすんなりと横になる。
まあ、疑うわけもないよな。

「では、両脚を大きく開いて胸に付けるように抱え込んで下さい。そう、上手ですよ」

つい先刻まで俺が挿っていたソコは、まだ口を開いてハクハクしていた。

「うーむ、なるほど。これは随分と進行していますね。このままでは、まずいな」

悩ましげに眉間に皺を寄せている。
コイツ、相当だな。

「なにっ?!進行しているだとっ?!なぜだ!!」

めちゃくちゃ焦ってる国王を他所に、ウォルは涼し気に言い放った。

「足りないんですよ。もっと、もっと際限なく吐き出さなければなりません」

「もっ…と?いや、しかし、これ以上は」

国王の顔が赤くなったり、青くなったり、忙しい。

「これ以上は無理、ですか?では、実際に治療の様子を見せて頂きましょう。無理かどうかは私が判断致します」

やっべぇな、コイツ。
本気のやつだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「うぁっんっ、ムラコっ、やだっ、はずかしっんんっ」

全裸にした国王を後ろから抱き締め、両脚を大きく開かせてウォルに全て見えるようにしながら、乳首を弄る。

恥ずかしさに身体を捩るが、すっかり快感を求める身体は、それでも抗えずに達しそうになる。
そのたびに

「はい、一旦止めて下さい。反応を観察していますから」

ウォルに止められて、寸でのところでイケない。

「ひっく、も、イキた、い」

遂に泣いて懇願し始めた。
俺も流石にここまではしない。
鬼畜だ。
鬼畜医者だ。

「では、いいでしょう。これだけ我慢強くすると、どれくらい射精出来るのか、よく見せて下さい」

そんなこと言われてガン見されるなんて、俺なら御免だが、国王は俺の手で、無理矢理イカされる。

「やっ、も、見ないっ、でっ、ああっ、イクっイクぅっーーっ!!」

びゅるるるるっ!と勢い良く出された白濁が、目の前で見ていたウォルの顔にかかる。

国王は、真っ青になって謝る。

「ご、ごめんなさっ、ぼく、ぼく」

ぺろり、とウォルは白濁を舐めあげて、ついでに国王の先端も舐め上げた。

「ひんっ」

「お気になさらず。これも治療の一環ですので」

よく言うわー、コイツ。
完全に楽しんでるだろ。

「はい、では次、挿入してください」

「「え」」

俺も、思わず声を出してしまう。
あ、そこまでしちゃう?

「さっさと挿入してください。あ、これ使いますか」

手渡されたのは、どぎつい媚薬湯。
これ注げってか。
俺もヤベぇだろ、これ。

「いやー、さすがにここまでは」

ガッシリと俺の肩を掴まれる。

「嫌なら無理にとは言いませんが。ほんとに治療なんですよね?国王様の。それを断るなんて、あり得ますか?側妃様?」

暗に、やらないなら真実を国王に明かすと脅される。
こんな奴なら頼まなければ良かった。
後悔先に立たず。
後で覚えておけよ。

「もちろん、やらせて頂きます」

くそ医者め。

戸惑う国王を宥めすかして、尻の穴に媚薬湯を注ぐ。
こぷり、とトロッとした薬湯が尻から溢れる。
両脚を開いて待つ国王を前にして、少し止まる。
こんなにドギツイ中に、俺のを挿れるのか、と僅かに躊躇していると

「何をしてるんですか?早く」

俺の腰をガシッと掴んで、勝手に押し込みやがった。

「ぬあっ?!」

ぬるぬるの媚薬湯風呂に浸されて、俺のソコも速攻、超敏感になってしまった。

「ふああっ!!なんだ、これはっ、イクぅ、イクっ!ああぁぁっっっっっ!!!!」

国王も、速攻達してカクカク痙攣してる。

「ぐうっ、揺れる、な、クソっ」

その腰の揺れだけでも、俺もすぐにイキそうになる。
こんなに早いなんて俺のプライドが。

「ほら、動かないと」

クソ医者が俺の腰を掴んで、ガンガン揺すられた。

「うがっ!!だめだ、イク!イク!」

速攻で出してしまった。 
それでも、まだ治まらない。
それどころか、加速している。

「国王様の治療のためですから、もっと側妃様も頑張らなきゃ、ねぇ?国王様?」

国王は、とっくに白目を剥いてガクガク痙攣している。

「ほらね?国王様も頷いておいでだ。もっと、と求めていらっしゃる」

俺の身体を抱えるようにして、ずっぶずっぶと激しくピストンさせる。

「げあっ!ぎひっ?!やめっ、むりっ!なあああああっ」

何度も達しながら、ぐちゅぐちゅの中を無理矢理挿入させられる。

俺の意識も遠ざかり始める。

「おやおや、勇者様もだらしないですねぇ、この程度では」

ウォルが、遠くで笑った気がした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ふっんっ、あっはぁんっ」

リルの声…
にしては、やけに野太い。
誰の声…?


俺?!


「ふはっ、やっと起きたか」

身体に走る衝撃に、目を開くと、笑うウォル。

と、貫かれた俺。

「はぁっ?!なんでっ、うあっ」

どちゅん、と奥を突かれて背中がそり返る。

んな訳ない!
俺が、こんな

「私を忘れるとは良い度胸だな、ムラコ」

めちゃくちゃに俺を揺さぶりながら、ウォルが笑う。

「な、に言って、ぐあっ、抜けっ、くそっ」

「ああ、あと3回出したらな?国王様も待っていることだし、今日はそれくらいで許してやろう」

隣には、眠る俺の国王。
イキ狂って眠り込んだんだろう。

「ああ、これから毎日、診察を受けるように」

「バカ、なっ、ゆるさっんんっ」

俺の中のしこりをゴリリッと、押し潰されて目玉が飛び出そうになる。

「お前が許さなくても、私が許す」

そのまま、奥の更に奥まで、ぐりっと押し込まれる。

「ぎいやぁぁぁぁぁぁあっっっつ!!!!」

「ほら、ここは喜んで迎えてくれてるぞ?お前が、私の嫁になる約束を忘れて、こんなバカの側妃になんてなりやがるから、私は医者にまでなったんだぞ」

はあ?とぼんやりする意識の中で、思い出をたどる。
俺が嫁?俺が、嫁、嫁…

「あっ!!あんっ」

「思い出したか?」

俺はガクガクと痙攣しながらも、必死に頷く。

あんなの約束じゃねえ!

ほんの8歳頃、近所の友達と交わした冗談。

「俺、将来めちゃくちゃ強くなる!」

「じゃあ、そんな強いお前を嫁に貰ってやる!」

あはは、と笑い転げた冗談。

面影もくそも無いが、アイツの名前もたしかに

「ーーっ、ウォル」

「やっと呼んだな、ムラコ」

幼なじみが、とんでもない方法で俺のところに来やがった。
まさか俺を嫁にするために。

「勇者になって魔王倒して戻って来たら嫁にしようと思ってたのに、あっという間にまあ、側妃様になりやがって」

ゴリゴリと中を抉られる。

「ぐあっ、そんな、の、むかしの」

「なんだと?私の純情を踏みにじったというのか?ムラコ」

俺のムスコを、ぐいっと捻られる。
もう、そこは瀕死だから止めてくれ!

「ぎゃあっ!まっ!すまないっ、悪かったっ、ゆるしてっ」

「そこまで言うなら許そう。その代わり、そのへっぽこを連れて毎日、ここへ通えよ?でなければ…分かってるな?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺の尻穴には、ぶっとい栓がされている。
国王とスる時も外せない。
なんなら、催したらウォルの所にわざわざ行って外して貰わないとお仕置きされる。

「はい、良く我慢出来ました」

ウォルの前で排泄するのは、もう慣れた。

「じゃあ、今日も3人で楽しもうか」

国王に俺が挿れて、俺にウォルが挿れる。
俺は真ん中で、どうにも快感を逃しようがない。

「ほらほら、国王様が、もっとって言ってるぞ?側妃様?」

「あんっ、ムラコぉっ、もっとぉっ激しくしてっ♡」

「ひいっ、ソコやめろぉっ、出るっ、出るっ」

国王へ注ぎながら、俺は後ろをガン掘りされて、人形のようにそのまま動かされ続ける。

「あんっムラコっ、イイっ!そのまま、もっと!奥まで来てぇっ」

「たったすけっ、も、むりっ」

「治療は毎日、だろ?ほら、私も出るぞ、受け取れよ?私の嫁」

俺の結腸に大量に注がれて、俺は失神するが、すぐに強過ぎる快感で覚醒させられる。

「乳首ゴリゴリ、大好きだもんな?国王様の乳首で擦らせてもらえ。いいですね?国王様」

「うんっ、いいよぉっ、もっとみんなで、気持ちよくなろっ」

ああ、今日も俺の国王は綺麗でみっともなくて、バカかわいい。

「お前も、かわいいぞ?ムラコ」

執着しすぎる幼なじみには気をつけろ。
これは全子供に教えるべきだ。


幼なじみ編 完

    
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みんなの感想(1件)

ジャガー
2023.12.23 ジャガー

腹黒攻めが分からされるのいいっすねぇ

にじいろ♪
2023.12.29 にじいろ♪

ジャガー様、感想ありがとうございます(⁠人⁠ ⁠•͈⁠ᴗ⁠•͈⁠)
同じ趣味嗜好の方がいらっしゃるということが、何よりの励みです(⁠ノ⁠◕⁠ヮ⁠◕⁠)⁠ノ⁠*⁠.⁠✧
私も、色んな意味で腹黒大好きです(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)
今後も、機会があれば、ぜひ見てやって下さい(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+
よろしくお願い致します(⁠。⁠•̀⁠ᴗ⁠-⁠)⁠✧

にじいろ♪

解除
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