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初夜

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まったく、よく知らない相手から渡される酒を国王の癖にあんなにガバガバ飲んで、ほんと警戒心は幼児並だ。

おかげで酒に混ぜた弛緩剤が、よく効いてくれている。
身体だけでなく、後ろの蕾も、すぐにでも挿れられそうに綻ぶ。
でも、まだだ。
せっかく、ここまで用意したのだから、最高に美味しく頂かねば。

その美しい瞳を、ぎゅっと閉じて耐えている国王の髪を優しく撫でる。
これで終わりじゃねぇぞ。


「それから…ここには、これを」

身動きが取れないリルの乳首に、果物をすり潰した物を乗せる。

「つめたっ!な、なんだ?これは」

「これは、魔族病に効果のある木の実です。これをここに乗せてしっかり擦り込むことで、少しずつですが、呪いの効果を薄めていくのです。これも呪いを解く為に必要なことです」

もちろん嘘だ。 
これも催淫効果のある果実。
赤い果実を国王の桃色乳首と合わせて指で挟み込み、ぐちゅぐちゅとすり潰していく。
ねっとりとした甘い香りが立ち昇る。
くちゅくちゅん、と音を立てながら両方を攻め続けると、少しずつリルの息が荒くなってくる。

「なんだか、あっ、そこが熱くなって、変な感覚が、んんッ」

ハァハァと荒い息を吐きながら腰をゆらめかせる。
少し勃ち始めて先から透明の雫が溢れている。
本当に極上の獲物だ。

「それは、呪いを解く効果が出てきた証拠です。もう少し頑張りましょう、リル。さぁて、こちらは、どうですか?」

国王の両脚はぴったり閉じていたが、耐えきれない初めての快感に、うねうねと揺れていた。
その両脚を大きく左右に開いて蕾を見る。
入り口はぱっくりと既に開いており、指をぐりっと入れてみると植物の蔓が触れた。
種から瞬く間に成長した蔓からは、催淫効果のある粘液を出し始めている。
よく育ってくれて、嬉しい限りだ。
これは人の体内で排泄物などを吸収して急速に成長する、こういう目的に使われる催淫植物だ。
純粋培養の国王は当然知らない。
快感を逃すのに精一杯だ。

「よし、こちらも順調です。この分なら夜明けまでには最終段階まで行けるでしょう」

熱い息を吐いて俺を見つめるリルは少し安心したようだが、腰はゆるゆると揺れ切なげに喘ぎ声も上げている。
その痴態が俺の腰にもズンズン来る。

「ふぁっ、ならば、あんっ、助かるな。こんなことで、ああんっ、我は負けぬ、うぅんっ、後世に残る、はあぁっ、賢王となるのだっ、くぅっん」

いや、どう考えても無理でしょ。 
傀儡王と城の皆が知ってるおバカ王。
今、まさに裸の国王だな。
そういうところも全てが愛おしい。

「はっあっああっ、ふっんっ、やっだめっ、そこはっ!ああっ!ひぅっ」

蔓がナカを縦横無尽に動いて、ナカの膨らみも刺激されているのだろう。
先程から腰が動きっぱなしで、すっかり勃ち上がった先端からは、タラタラと涎が垂れて止まらない。
蕾のナカから膨らみを押されると国王の背中も大きく反るので、それに合わせて更に乳首への攻めを強める。
くちゅくちゅ、くりくり、ちゅこちゅこ、と左右同時に、しっかりと育てるようにシコる。
乳首だけでイケるように育てるから忙しい。

「ああっっ!ムラコぉ、ああんっ、だめだ、もうわれはっ、むりぃっんあっ」

「リル、これを勇者は一人で乗り越えます。このような呪い、魔王討伐に比べれば苦労とも言えないほどのこと。だから、この呪いのことを誰も知らないのです。まさか、いずれ賢王と讃えられる国王様が、このような呪いに負けることなどありませんよね?」

ぐぅっとリルは紅く色付く唇を噛み締めて耐える。

もちろん嘘だ。
誰でも即陥落する脅威の催淫植物をダブル使いなんて、どんな娼館でもやらないだろう。
俺なら、既にギブアップしてる。
こんなの快楽落ちしかない。

「わかったっ、あひっいっ、やっそこはぁっ、やめてくれったのむっ、いや、われはあっ、はあんっ、がんば、る、ああああっ!だめぇっ!んんんーっ」

どんどん成長した蔓の一部が蕾からスルスルと前へ伸びて、陰茎へと巻き付いていく。
国王は、その刺激だけでも泣いている。
かわいいから涙を拭ってやると助けを求める瞳で俺を見る。
うるうるとした上目遣い…最高。

蔓は、ぬるぬるとした粘液を出しながら、ピンクの陰茎を上下にヌルヌルとしごき出す。

「ぐっうあっ、そんな、こと、いっあっ!」

それだけでなく、先端の穴に蔓から染み出す粘液を流し込んでいる。

「これは治療ですよ、リル」

乳首を延々と攻めながらも優しく髪を撫でるが、国王はそれどころではないようだ。
とうとう、陰茎の先のクパクパと開いていた穴から、細い蔓が侵入していく。
先に媚薬が蔓から注がれたソコは、痛みなど無く、耐え難い程の快感を生むらしい。
聞いただけで俺は経験無いけど。

「うああああっ!!!???やだっ!やめっ!!ひぐっ、たのむ、ムラコぉ、もう、ムリっ、いやああぁぁぁッ!!!抜いてぇっ、ぐすっ」

涙を流して懇願するリル。
あーかわいい。
マジ最高。

「だがリル…ここで止めれば、リルは一生寝たきりです。指一本、動かせなくなります。それで良いんですか?賢王になる国王様が?さあ、恐かったら目を閉じていれば終わります」

そう言えば、俺の嘘を鵜呑みにしてボロボロ泣きながらもギュッと目を閉じてどうにか耐えようとする国王。
ほんと、チョロ。
目を閉じてるから、余計に敏感になってるし。

「ぐっあっ、わ、れはっ、たえ、るっ、うぐぅっ」

頑張るリルを他所に、蔓は伸び続ける。
俺は乳首をニュルニュルちゅこちゅこ苛み続け、後ろの蕾は本体にぐっちゅぐちゅに大暴れされて、陰茎には蔓まで侵入されてちゅぷちゅぷ出入りされてる。
なんて哀れな国王様。

遂に、蔓が陰茎の奥まで届いて、トントン、と最奥をノックしたようだ。

「はっあああああっ!!!!ひあっはあっはあっひゅっはっ!!!!」

蔓は、既に二本程が先端の穴から侵入しており国王は達しても出すことが出来ないでいる。
ガクガクと痙攣し、はく、はく、と息を吐いて、焦点の合わない目で涙を流す。

うん、いい感じに出来上がってきてる。

しばらく乳首を弄りながら、蕾のナカも様子を見ていたが、国王の反応が薄くなってきた。
強過ぎる快感に意識が遠のいてきたのだろう。

くんっと陰茎に入り込む蔓を掴む。
そのまま蔓を勢い良く陰茎の先から引き抜くと、その小さな穴から白濁が吹き出す。

「いぎぃいいぃぃぃぃぃぃーーーっ!!!」

「ほら、これが呪いの一部です。もっと出さなくてはいけませんよ?リル」

既に俺の声も届いていないようだ。
あまりの快感に我を忘れているらしい。
これで、たっぷりと尿道口から内側の奥までに媚薬を塗りたくられた国王様は、射精の度にとんでもない快感に落とされる。
はぁ、最高。

「よし、良く溶けてる。そろそろいいか?リル」

涎を垂らす国王様の唇をペロリと舐める。
もはや、何も言わないし、ぼんやりと俺を見詰めているだけだ。

ずるり、と蔓の本体を蕾から抜き取る。
ヌルヌルと粘り気のある粘液が、たらりと寝台へ垂れる。
良い仕事をしてくれたソレは、箱へヒョイと放る。
街の娼館からまとめ買いしたが、思いのほか良かった。
まだまだ在庫はあるから、毎日使おう。
そうしよう。

すっかり開いて熟れた国王の蕾は、物欲しげにハクハクと収縮を繰り返している。
ぬるぬるの粘液が蕾から溢れている。
俺は、かなり大きいと言われる自身のモノをあてがうと、一気に奥まで貫いた。

「あがあああぁぁぁぁぁあああぁぁぁッっーーー!!!!???」

あまりの衝撃に僅かに意識が戻ったらしいリルは俺を見て、繋がった箇所を見て、信じられないという表情をしている。

「仕方がないのです。あまりにリルに魔族病の耐性が無くて、このままでは夜が明けてしまいます。そうなればあなたは治らない…私も辛いのです。これは治療です。我慢してください」

そう言いながら、奥までしっかりとズップズップと挿送する。
最高だな、リルのナカ。
グズグズに溶けて熱くて絡み付いて気持ち良すぎる。
ボンクラ国王様だがコッチの才能はあったか。
もっとしたい。
ずっとしたい。

「やっあっはっ、む、ら、あっ、こぉっ」

グズグズに溶けた顔で俺の名前を呼ぶ国王様。
唇に吸い付き、舌を差し込んで唾液を吸う。
気持ち良さそうにリルも応じる。

「もっとぉっおくまで、ちょーらいっ、ちりょーしてぇっ」

既に媚薬も抜けて身体は動くようになっているのだが、そのことにも全く気付かないリルは、自らの両手で尻を掴み、穴を開いて誘う。

「ほんとに仕方ないですね、リルは」

要望通りに、ばちゅんばちゅん、と真上から強く奥まで叩き付けてやる。
国王の陰茎からは、白い液体も透明な液体も、すっかり出なくなっても、延々と俺を求めて止まなかった。


ーーーーーーーーーー


「本当に、本当に…すまなかった」

朝日がとっくに高く登った頃。
国王が勇者に土下座ばりに謝ってる。
ベッドに着くくらいに深々と頭を下げてる。
いや、そんなことしちゃだめでしょ。
あんた国王なんだから。

「なんと詫びれば良いか。あんなことに勇者を使うとは、我は、我は…」

恥ずかしさと後悔で真っ赤になっている。
それより俺はリルのぷっくり腫れた乳首舐めたい。
最後には乳首だけでもイケるようになっていたから、繰り返し練習しないと。

「リル、いいのですよ。これも勇者の務め。しかし…この呪いの本当の恐ろしさは、これからなのです」

「なにっ?!まだなにかあるのか?」

尻が気になるのだろう。
謝りながらも、しきりに尻を気にしている。
あー、かわいい。

「この呪いは一人で解けなかった場合、解いた者と毎日交わらねば、再び動けない身体になってしまうのです。普通は勇者は一人で解きますから、そんなことは起きないのですが…困ったことになりました…」

俺はものすごーく考え込んでるように俯く。
笑いを堪えられず肩が震える。

「な、なんてことだ!我の力不足が、そんな事態を招くとは…ムラコ、本当に…すまない…」

いや、俺の演技、そんな上手い?
めちゃくちゃ分かりやすく下手くそだぞ?

あーあ、いい大人が泣いちゃったよ。
ほんっとに、いい子なんだよねー、この子。
いや、国王。

「リル。これも勇者、さらに言えば側妃としての務めとも言えましょう。私のことはお気になさらず、呪いからの脱却を目指しましょう。いついかなる時でも、ご協力いたします」

ガッと真剣な目の国王に両手を握られる。
完全に信じちゃってるよ。
いや、普通に考えれば分かるよね?
ありえないって、そんな呪い(笑)
まあ、侍医も買収してるから心配ないけど。

「ありがとう、ムラコ。そなたは真の勇者だ。しかし、だ。毎日ということは…もしや、今宵も…?」

俺はにっこり笑ってリルの肩をスルリと撫でる。
ひくん、と国王の身体が反応する。
よし、順調に調教は進んでいるな。

「もちろんです。一晩でも空けば、リルは動けなくなります…これも、賢王となるための修業と思って、共に頑張りましょう!」

がっくりと項垂れるリルの尻には、先程、治療後の炎症を抑える為の軟膏と偽り、たっぷりと媚薬を塗りつけた。

がっくしていたはずなのに、もうリルはもじもじと上目遣いに俺を見ていて、我慢出来ないようだ。
元々、王妃との一度の経験しか無かった国王様は、俺との一夜を過ごして、イケナイ治療にすっかりハマったらしい。

「侍医にも…相談したほうが、良いだろうか?」

不安そうにもじもじと前を隠してるけど、そこはもう、すっかり兆してるのを知っている。

「そうですね…手っ取り早く、治療の様子を見て頂きますか?呪いの解き方は、あまりご覧になったこともないでしょうし、その方がわかりやすい。私からご連絡を」

国王は、途端に真っ赤になり首をブンブン振って拒絶してる。
その割に、尻を振り始めて、ヘコヘコさせている。
案外、そういうのも好きなんだな。
次は侍医の前で喘がせてみよう。

「それは、出来ない…こんな姿、ムラコにしか見せられない…はぁっ、我の身体は…すっかり呪われて…ムラコっ、ここが、また、つらい…たすけて…」

国王様が自ら両脚を開いて軟膏が溶け出してヒクヒクと誘う穴を両手でくぱっと開いて見せる。
呪いで身体が辛くなったら、異常が無いか俺がナカを確認しないといけないからと、必ずこうするように教えたんだ。
お利口さんで、ほんとバカかわいい。

「もう少し、お尻を上げて下さい…そう、上手です。しっかり脚を押さえていて下さいね」

くちゅり、と指を挿し込むと、穴が喜んで吸い付いてくる。
既にソコは、俺専用だ。

「あっ…そのっ、もう少し、奥、も…」

「奥までは届きません…リル、指だけでいいんですか?」

俺の言葉に戸惑いながらも、顔を真っ赤に染め、震える唇で、ゆっくりと続きを重ねる。

「ムラコの…硬くて…太い、おちんちん、ここに…リルのぐちゅぐちゅで涎を垂らしたイヤらしいお尻に、挿れて、ください…」

「よし、上手に言えましたね。これは頑張ったリルの呪いを解く為の治療…しっかり、味わって下さいね」

真っ赤に染まる耳を喰みながら、指を引き抜いて、本当に欲しがってる太く硬いモノを奥まで思い切り良く深く突き挿れてやる。

「んんんーーーーーーっ!!!!!!」

全身を震わせながら、残りわずかな白濁をこぼして、リルは達した。

「ほーら、気持ちいいですね、リル。大丈夫、これは呪いを解く為の治療ですから、ただ気持ちよくなっていればいいのです。仕事は、他の皆がしっかりやってくれていますから、安心して治療に専念しましょう。宰相には、私から伝えておきますから」

うっすらと目を開け、リルは安心したように、ふわりと笑った。


国王がいなくとも、王政は回る。
大事な行事で手を振ってくれさえすれば、俺と裏で手を組んだ奴らが、しっかりこの国を支えて、ついでに奴らの懐も潤う仕組みだ。
元から操り人形だった国王がいなくても何の問題もない、と宰相は笑っていた。

「それでこそ、未来の賢王です。愛していますよ、リル」

明るい日差しを浴びながら、全身を紅く染める夫を延々と愛し続ける日々は、まさに至福。

「勇者になって、マジ良かったわー。最高」


ほんと、努力って大事ね。

揺すられ続ける夫を抱き締めて、尽きない愛情に心を震わせた。


ーーーーーーーーーー

あれから一週間程経ったか。

次の国王の仕事は、ひと月後、城の園庭でのパーティ。
それだけあれば、完全に快楽落ちさせられる。
既に、ほとんど墜ちてるし。

「あんっ、もっと、おくまでっ、あんっ、いいっ!」

もはや治療そっちのけで喘ぐ国王様の痴態に、また、ぐん、と俺のモノが大きくなる。

「ひゃあっ、やら、おっきい、きついぃっ、ぐあっ」

そのまま、どちゅんどちゅん、と奥まで突いてやると、悦び始めた。

「あんっ、おっきいの、ぎもぢいっ、ぎちぎち、すきいっ」

舌をピンと伸ばして、何度もイキ狂う国王様。

「あー、勇者になって、マジ良かったわー。最高だよ、リル。これから、もっと気持ち良いことしような?」

国王の乳首専用に付けた水晶の輪飾りは、乳首の根本を優しく括って更に美しくリルを飾っている。
この輪飾りごと乳首をシコシコゴリゴリされるのが、最近の国王のお気に入りだ。
特に、先端を舐めながらのゴリゴリが大好きですぐに達するから、言うことを聞けない時のお仕置き、エンドレス乳首イキ用として大活躍している。

今は国王の陰茎用にも作っている。
これを鬼頭に付けたら、どれほど喜ぶかと楽しみだ。


毎日が、この上ない幸せ。
周りから何と言われても関係ない。
俺は努力して、この国の王まで手に入れた。
ほんと、努力って大事だと国中の子供へ教えてやりたい。
国王を目の前で犯しながら。

揺すられ続けるバカかわいい夫を抱き締めて、そんなことを考えて笑う。
尽きない愛情に心を震わせて、リルを思い切り衝き上げる。

「はー、勇者って最っ高♡」



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