吸血鬼の嫁(男)にされました。

にじいろ♪

文字の大きさ
12 / 13

決意

しおりを挟む
とうとう、ヒロが決意してくれた。

私達の、新たな第一歩。

これというのも、あのクソ配達員のお陰だ。

アイツを完膚無きまでに叩き潰したお陰で、ヒロが私との新たな一歩を踏み出す決意を固めてくれた。

雨降って地固まる。

クソ配達員蹴散らして愛深まる。

ふふ、素敵な句が出来た。
サラリーマン川柳に応募しよう。

「…ヴァン?どうしたの?」

ヒロが、不安そうに私を見つめていた。

「いや、ヒロに私の愛が伝わって嬉しくて嬉しくて…つい感慨に耽ってた」

私は、ヒロを優しく抱き寄せる。
ふんわりとヒロの甘い香りが鼻をくすぐる。

「でも、ちょっと不安なんだ…大丈夫かな」

「ヒロ…誰でも初めては不安なものだよ。私だって、不安だった」

する、と頬を撫で上げる。
ヒロが私を潤んだ瞳で見上げる。

「でも、初めては、乗り越えてこそ、新しい世界が見えてくるんだ」

「うん…俺、頑張るから。ヴァンの為にも…頑張るから」

好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き

あーーーっ!!!すきぃーーーーーーーっっ!!!


「じゃあ、ここを押して」

「分かった。あと、これ?」

「そうそう、上手だよ。この写真は?使う?」

「んー…いいんだけど、コッチの方が映り良いかも」

「そうだね、ソレを使おう…うん、いいね」

「えっと、これを…こうして…よし!出来た!」


とうとう…この日が来た。
待ちに待った二人の新たな記念日。

そう、今日、やっと、やっと…

ヒロが、メルカ○で初出品をした。

ヒロの手作りを売るなんて勿体無いけど、ヒロが私の役に立ちたいと、あの危険な街に何度も行こうとするから。
話し合いの結果、ヒロにも商品を自分で考えて作成、出品をしてもらうのが良いのでは、となった。
ヒロは、少し悩んでいたけれど。

そうしたら、もう街へ配達に行かなくても、ヒロの仕事は家の周りだけで済む。
それだけで、私の不安はかなり軽減される。
ゼロでは無いが。

「はぁ、遂にやっちゃったよ、ヴァン。売れるかな…」

「必ず売れるよ。ヒロ、こんな素晴らしい作品を買わないとしたら、この世界が間違ってる」

即ポチした。
勿論、私が。

「わあっ!!ヴァン、売れたよ!早っ?!すごい!えーっ、どんな人が買ってくれたんだろ!どうしよう、嬉しい!」

私だけど。

「きっと、芸術の分かる奴なんじゃないかな。世の中、まあまあセンスのある人間がいるもんだね」

私だけど。

「じゃあ、早速、街へ配達に行かないと!」

「それは私が行く」

荷物をヒロの手から掻っ攫う。
行かせてたまるか。
つい、この前もヒロを奪われそうになったばかりだ。
あのクソ配達員に。

「え、でも」

「すぐに行ってくるから、ヒロは次の作品の構想を練っててね。こういうのは、時間をおかずに次々と出した方が良いんだよ。じゃ、絶対に家から出ないで待っててね。あ、焼き立てのチョコチップマフィンが台所にあるから、食べて♡」

「あ、うん…ありがと」

私は、光の速さで街へと向かった。
これで、二度とヒロが外部と関わらなくとも済むと思うと、自然と笑いが込み上げて来る。

「やっと…これで、やっと、ヒロの全てが私のもの!!ははっ!」

配達の帰りには、何か記念品を買って帰ろうか。
そうだ、それがいい。
繊細な作品創りに必要なピンセット?
いや、もっとロマンチックな…
花束を買って帰ろうか。
薔薇?いや、ヒロにはもっと純粋で可愛らしい…

私は、無意識に街を踊りながら闊歩していた。
まるで映画のワンシーンのように。


「なんだべ、あれ」

「ヴァンさん?薬でもやってんのか?」

「見ちゃなんね。知らねぇ方がいいこともある」


周囲の雑音は一切耳に入らない。
私は、名曲を口ずさみながら、クルクルと舞い踊った。


「サブちゃんの歌でねぇか?」

「んだな。サブちゃん好きに悪い奴はいねぇ」

「あの人は、良い人なんだ。親切で」

「好きに歌わしてやんべ。何か良いことあったんだわ」


この世界は美しい。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あーあ…」

俺は、ヴァンの手作り焼き立てチョコチップマフィンを見てる。
チョコチップマフィンが悪いんじゃない。
とんでもなく美味しそうだ。
むしろ、店で売れるレベル。

「自分で作品出しに行きたかったなぁー」

外を眺める。
覚悟したけど、家から外に一人で出ないでって…
無理。
やっぱり、俺は街へと向かうことにした。
ヴァンに途中で会えれば文句も言われないだろう。

なんとなく、気分転換に、歩いて街まで行くことにした。
荷物も無いし、俺の体力は無限だし、歩くのまで速くなったし。
今なら、競歩世界一になれる、多分。

街への人通りの無い道すがら。
田舎だから、大抵誰も歩いていないんだけど。

後ろから声を掛けられた。

「やあ!ヒロくん、一人?」

あの配達員…サトシさんだっけ。
さっきは悪いことしちゃったかな…

「あ、さっきは、すみませんでした…」

「気にしないで?それより、ヒロくん、一人なんだね」

ニッコリ笑顔のサトシさん。
手には大きな段ボール。重そうだ。

「いや、こちらこそ、すみませんでした。荷物大丈夫ですか?重そう」

「あー、全然大丈夫ですよ」

何が起きたのか分からない。
急に目の前が暗くなった。

「ヒロくん、ゲットだぜ!!」

…はぁ?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺の力は普通の人間より遥かに強い。
なぜなら、俺はヴァンによって、神に近い存在にされたのだから。
なのに、なぜか。

俺は、いつの間にか梱包用ガムテープで両手をグルグル巻きにされ、段ボールに押し込まれ、ドナドナとサトシさんに運ばれている。
段ボールくらい蹴破れるはずなのに、この段ボール、一体…

「これはねー、自作の象が踏んでも大丈夫!な段ボールだから、壊せないよ?」

楽しげな声が外から聞こえる。
コイツ、何言ってるわけ?
頭、イかれてるだろ。
ついでに、口にもガムテープ貼られて俺はモガモガしか喋れない。

「ははっ、遂に、遂に、ヒロくんゲット!あー、嬉しいなぁ。ちゃーんと飼ってあげるからね。専用の飼育ケースも用意したんだ!きっと気に入るよ」

完全にイかれてた。

「オレはヴァンさんと違って、軟禁なんてしないから。時々、散歩にも連れて行ってあげるし。勿論リードは付けるけど。良い飼い主になるよ?オレ」

助けて!!ヴァン!!
俺、二度と勝手にどこかに行ったりしない!
ヴァン!!ヴァン!!ヴァン!!
俺は、グズグズと泣き出した。

「服は着なくて良いよね?部屋の温度管理はバッチリだから。トイレは、尿道カテーテルも買ってあるから問題無いし。大きい方は、散歩ついでに近くの畑ですれば肥料になるなー。喜ばれるかも」

誰に?
ねぇ、誰に喜ばれるって?!
無理!コイツ、無理!!

「そうそう、心配しないで。ちゃんと性欲処理もするよ。オレが仕事の間、一人で寂しいでしょ?だから、ペットが延々とイキッぱなしになれる機械作ったの。前も後ろも満足出来て喜ぶと思うな。オレさ、こう見えて案外器用なのよ。あ、大丈夫!オレが家に居る時には、ちゃんと犯してあげるから。外でも誰も気にしないし。田舎だから」

なんなの、やめてよ。
もう、聞きたくない。
吐き気がする。
ガタガタと震える身体を縮こませることしか出来ない。


「あれ?ヴァンさん」

「うん?なんだ、お前か」

ヴァン!!ヴァン!!!
助けてぇ!!!
俺は、思い切り内側から段ボールを蹴る。
モガモガと助けを呼ぼうとしても、泣いてて上手く声が出ない。
感情が爆発して泣いてしまう。

「…?その段ボール」

「ああ、これ?オレのです」

悪びれることなく言い放った。
誰が、お前のじゃあ!!!ふざけんな!

「ふぅん、何だか音がするな」

「粋がいいんです。さっきゲットしたばっかりだから」

「ゲット?おかしな奴だな」

訝しげなヴァンの声。
そうだよ!おかしいんだよ、コイツ!!
助けてぇ!!
俺に気付いて!!お願い!!
ぐずっと、鼻を啜る。 
口をガムテープで塞がれてるから、鼻が詰まると死にそうに苦しい。

「じゃ、オレ忙しいんで!!」

段ボールが揺れて、走り出す感覚がする。
ヴァンから離れちゃう!!
ヴァンーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!


「ちょっと待て」

「なんすか」

すぐ隣からヴァンの声。

「この匂いは…ヒロだ。ヒロの香りがする」

「えぇ、オレのヒロくんですよ」

バっキィーーーっ!!!………ドサッ

不穏な音に心臓が掴まれる。
まさか、ヴァンが?
ヴァンが、もしアイツにやられたら。

ベリベリベリーっ!!!とガムテープが剥がされた。
眩しい光と、険しい顔のヴァン。
泣きじゃくる俺。

「!!ヒロ?!」

俺は、子供みたいに泣いた。
ガムテープを剥がされて、ヴァンに抱きついて、わんわん泣いた。
なんだなんだ、と寄って来た人達に見られても関係なく泣いた。


警察も来て、事情を聞かれ、殴られて気を失っていたアイツは連行されて行った。
流石は俺のヴァン。
アイツを殴り飛ばしてくれたんだ。
胸が少し、スッキリした。

俺も警察に行って、ヴァンに手を握られながら、詳しい経緯を説明した。

アイツは、誘拐で逮捕されるらしい。
俺は、安心と蘇る恐怖で、警察でも何度も泣いてしまったけど、その度にヴァンが支えてくれた。

「やっぱり、俺…ヴァンしかいない。ヴァンと二人だけで生きてく」

「うん、うん。私もそう思っていたよ。それが良いね。外は危ないから」


俺は、二度と街へは行かなくなった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はぁ、あのバカのお陰でヒロは、完全に私にしか心を開かなくなった。街へも出掛けない。家に引きこもるようになった。最高。二度と会いたくないけど、アイツが死んだら花でも手向けてやろう」

私は、山で山菜を取りながら一人呟く。
現状は、まさに、今言った通り。

「私が少しでもいないと不安がって探すし、前よりも格段に甘えたがる。それに…」

夜も、どんどん積極的になっている。
私との繋がりを感じていたいのだと、離れると不安なのだとヒロは言う。

「むしろ、私の方が、どんどんと深みに嵌まってるが…」

夜だけでなく、朝も昼も。
時間さえあれば、ヒロは私を誘う。
この前なんて…



「ヴァン…ここで、しよ?」

山の中、作品に使う松ぼっくり探しの最中。

ヒロが、真っ昼間に外でお尻を出して私に向けた。

「えっ?!ヒロ?何を」

「俺…もう、我慢出来ない」

両脚を大きく開いて、クパァ、とピンクのソコを私に開いて見せつける。

明るい光の中で見るヒロの姿は、あまりに扇情的で、私は、背徳感に…
我慢出来なかった。


「はぁっ、はっ、はっ、ヒロっ」

木にもたれ掛かるヒロを、後ろからガツガツと貪る。

「ヴァンっ、ヴァンっ、ん、ああっ!」

互いに射精して終わるかと思いきや、ヒロは私に抱き着いて来た。

「ね…このまま、抱っこして?挿れたままにしよ?」

「ひ、ヒロ…そんな、そんなこと…」

「だめ?ヴァン…」

私は抗えない。
この魅惑の瞳には。

「あんっ、深いぃっ、ヴァンっ、あ、あんっ」

私の耳元で艶めかしく喘ぐヒロの声を聞きながら、私は抱っこしたヒロを思い切り貫く。
そのまま、ずっぽずっぽと音を立てて山を歩く。

「ヒロ、気持ち良い?」

「うっんっ、きもち、いっ、ヴァンっ、すきいっ」

きっとヒロは、あの日の恐怖を思い出さない為に、頭を空っぽにしたいんだろう。

「いくらでも、何度でも、頭を空っぽにしてあげるからね」

「ヴァンっ!ヴァンっ、すき、すきぃーっ」

腰を振りたくるヒロを落とさないように家まで辿り着く。

「アレもぉ、してぇ」

ベッドに寝かせて、ずるん、と抜くとヒロが寂しそうに私の裾を掴む。

「いいの?ほんとに」

「うん、して欲しい。ヴァンのモノって、印、して?」

ゴクリ、と喉が鳴る。
どこまで、私の理性を焼き切るつもりなのか。

「じゃあ…脱いでごらん」

ヒロは、私に見せつけるように、いやらかく服を脱いでいく。
こんな高級ストリッパーのように、誰がした。
私か。
控えめに言って最高。

「外すよ?」

ヒロの乳首から、金の輪を外す。
今もぷくんと膨らんでいる乳首が、ふるり、と揺れる。

「あん、もう戻らないかも、ここ」

ヒロが、両乳首を摘んで私に見せて笑う。
はぁ、もう下半身が辛抱できない。

「新しいのが、これね」

ヒロの目の前に翳して、新しい金の輪を見せる。
ほとんど同じに見えるけど、幅を5ミリ増やしてある。

「今までより、少し引っ張られるかも」

「ん、いい。ヴァンのモノって印だから。これで乳首が大きくなっていったら、もう他の人にも会えないでしょ?」

もう爆発しそうだ。

「だから、もっと俺の乳首、開発して?敏感過ぎて服に擦れただけで射精しちゃうくらい」

トロンとしたヒロの瞳と、晒されたピンクの乳首。

パチン、と金の輪を付ける。

「はぁっん、ずっと軽く引っ張られてるみたい。ん、気持ち良い…舐めて?」

私のヒロは、悪魔かもしれない。
サキュバスだ。

「んっ、おいひいよ、ヒロ」

「しゃべっちゃ、やぁっ、はんっ」

私は、悪魔に魂を奪われた神。
どんな状況だと、誰かツッコんでくれ。

それでも、私はヒロに堕ちていく。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

魔法使い、双子の悪魔を飼う

よんど
BL
「僕、魔法使いでよかった」 リュシーは宮廷専属の優秀な魔法使い。 人が寄りつけない程強い自身の力のせいで常に孤独なリュシーは、ある日何気なく街を歩いていた際に闇商人の話を聞いてしまう。貴重で価値ある''モノ''を高値で買い取る悪趣味な会が近くであるらしく気になったリュシーは其処で不思議な双子と出逢いを果たす。 本の見よう見まねで無償の愛を与え続けるリュシーに育てられた双子はいつしか胸の内に何とも言えない感情を抱く様になり... 独りぼっちだった魔法使いが出逢いを通して彼等と関係を紡いでいき幸せを知る微闇要素有りのBLファンタジー。 (※) 過激描写のある話に付けています。 *** 攻め視点 ※不定期更新です。 ※誤字脱字の報告助かるので嬉しいです。 ※何でもOKな方のみ拝読お願いします。 扉絵  YOHJI@yohji_fanart様 (無断転載×)

過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される

中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」 夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。 相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。 このお話はムーンライトでも投稿してます〜

平凡な俺が完璧なお兄様に執着されてます

クズねこ
BL
いつもは目も合わせてくれないのにある時だけ異様に甘えてくるお兄様と義理の弟の話。 『次期公爵家当主』『皇太子様の右腕』そんなふうに言われているのは俺の義理のお兄様である。 何をするにも完璧で、なんでも片手間にやってしまうそんなお兄様に執着されるお話。 BLでヤンデレものです。 第13回BL大賞に応募中です。ぜひ、応援よろしくお願いします! 週一 更新予定  ときどきプラスで更新します!

ヤリチン伯爵令息は年下わんこに囚われ首輪をつけられる

桃瀬さら
BL
「僕のモノになってください」 首輪を持った少年はレオンに首輪をつけた。 レオンは人に誇れるような人生を送ってはこなかった。だからといって、誰かに狙われるようないわれもない。 ストーカーに悩まされていたレある日、ローブを着た不審な人物に出会う。 逃げるローブの人物を追いかけていると、レオンは気絶させられ誘拐されてしまう。 マルセルと名乗った少年はレオンを閉じ込め、痛めつけるでもなくただ日々を過ごすだけ。 そんな毎日にいつしかレオンは安らぎを覚え、純粋なマルセルに毒されていく。 近づいては離れる猫のようなマルセル×囚われるレオン

囚われた元王は逃げ出せない

スノウ
BL
異世界からひょっこり召喚されてまさか国王!?でも人柄が良く周りに助けられながら10年もの間、国王に準じていた そうあの日までは 忠誠を誓ったはずの仲間に王位を剥奪され次々と手篭めに なんで俺にこんな事を 「国王でないならもう俺のものだ」 「僕をあなたの側にずっといさせて」 「君のいない人生は生きられない」 「私の国の王妃にならないか」 いやいや、みんな何いってんの?

博愛主義の成れの果て

135
BL
子宮持ちで子供が産める侯爵家嫡男の俺の婚約者は、博愛主義者だ。 俺と同じように子宮持ちの令息にだって優しくしてしまう男。 そんな婚約を白紙にしたところ、元婚約者がおかしくなりはじめた……。

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

処理中です...