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第18話 魔物たちvs家電
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俺たちはお掃除ロボットの案内に従って、魔物がいる場所へ向かっていた。
俺はエアガンのハンドガンを強く握って、いつ魔物が来てもいいように心がける。
すると、ぴこんっとお掃除ロボットから音がして、ウインドウを表示した。
『魔物が接近中。距離100メートル。お掃除を開始しますか?』
俺は表示されたウインドウを見て首を横に振る。
「とりあえず、エアガンの威力を確かめたいから、お掃除ロボットは俺が危険な状態になるまでは手を出さないで」
俺がそう言うと、お掃除ロボットは追加のウインドウを表示させた。
『了解しました』
俺はそのテキストを読んでから、視線を魔物が向かってくる方に向ける。すると、そこにはこちらに向かってきている五体の魔物たちがいた。
少し小さなヒグマくらいの大きさをした黒色の狼の魔物と、大型犬くらいの大きさの灰色の狼のような魔物。
……ダークウルフとグレーウルフか。
この世界に魔物がいると知ってから、俺はこの世界にいる魔物についてある程度調べていた。
理由は単純で、魔物がカッコいいからだ。なんか男の子なら魔物かっけーって思うだろ。
まさか、実戦で相手にする日が来るとは思わなかったけど。
ダークウルフとグレーウルフはよく商人などを襲う魔物だ。狙いは商人たちが持っている珍しい魔物の肉などだ。
きっと、ラインさんたちが無事だったのは、初めから狙いが荷物だったからだろう。
確か、ハイウルフの群れの中でボスだと認められると、ダークウルフになるんだったかな?
「アオーーン!!」
俺がそんなことを思い出していると、魔物たちは俺たちの敵意に気づいたのか、威嚇のように遠吠えをしながらこちらに向かってきた。
俺がここで向かい打つつもりで空中で止まると、俺の後ろを特定小型原付で走っていたアリスも止まった。
「旦那様、私の後ろへ」
アリスはそう言うと、背負っていたデッキブラシを下ろしてピシッと魔物たちに向けて構えた。
その立ち姿があまりにも様になっていたので、俺は一瞬言葉を失ってしまった。
「いやいや、アリスが前にいると危ないでしょ。俺が倒すから、アリスは下がっていて。それにエアガンの威力が試したいし」
俺はそう言って一丁のエアガンのハンドガンを構えながら、アリスの前に立った。
さすがに、デッキブラシで戦おうとしている女の子に任せるわけにはいかないでしょう。
「旦那様が私を気遣って……分かりました。でも、危なくなったらすぐに変わりますかね」
俺がそう思っていると、何やら悶絶するようなアリスの声が聞こえてきた。
いや、こんな状況で悶絶する訳がないか。
俺はすぐに思考を切り替えて迫ってくる魔物たちに銃口を向ける。
「それじゃあ、まずはグレーウルフからだな」
俺は短く深呼吸をしてから、トリガーに置いた指を引いた。
パシュッ!
すると、エアガンから火花が散って勢いよく弾丸が飛んでいった。その勢いに反して撃った時の反動はエアガンより少し大きいくらいで押さえられている。
これって、本当に元がエアガンなのか?
魔法の世界だというのに、銃が一般的な魔法の威力を軽く上回っているのはいかがなものなのか。
俺はそんなことを考えながら、エアガンの威力がどのようなものか胸に期待を膨らませる。
チュンッ!
しかし、その弾丸は魔物の耳をかすめただけで、仕留めるには至らなかった。
まずいな、案外当てるのって難しいのかもしれない。
そう考えた俺は、反動があまりないことを言い事に、何度もトリガーを引いて連射に切り替えた。
パシュッ! パシュッ! パシュッ!
「「キャンッ!」」
すると、三発撃ったうちの二発がグレーウルフの胴を捉えた。
銃弾を受けた二体の魔物は勢いよくその場に転び、それっきり動かなくなった。
「よっし! あと三体」
俺は続いて大きなダークウルフを狙うために、ベルトに垂らしておいたもう一丁のハンドガンを手に取った。
そして、俺はよく狙いを定めて魔物の頭を狙って、銃のトリガーを引いた。
ドンッ!
「ギャン!」
さっきまでの銃声と違う重い音と強めの振動。その銃から発射された銃弾を脚に食らったダークウルフは、脚を吹っ飛ばされて勢いよく体を地面に強打して動かなくなった。
俺が打ち込んだ弾は、マグナム弾をイメージして作ったモノ。当然、初めにグレーウルフたちに打ち込んだ銃弾とは威力がまるで違う。
……まさか、どちらも一撃で魔物を倒してしまうとは思わなかった。それにしても、マグナム弾の方の威力強すぎないか?
やっぱり、異世界に銃を持ち込むのはエアガンと言えど、チートだよな。
「「キャンキャン!!」」
俺がそう考えていると、突然俺たちに向かってきていたグレーウルフたちが高くジャンプをして、俺の頭を超えた。
どうやら、俺に敵わないと考えたのか、逃亡を図ったみたいだ。
ん? いやいや、止めないとまずい! すぐに追わないとラインさんたちが危ない!
俺は慌てて振り返ってグレーウルフたちを追いかけようとした。しかし、俺は振り向いた先に見た光景を前に一瞬固まってしまった。
俺が振り向いた先、ジャンプしたグレーウルフたちの落下点にはなぜかアリスがいた。
嘘だろ。なんでアリスがあんな所に!
「アリス! 逃げて!」
俺は大声でアリスにグレーウルフたちの接近を知らせるために叫んだ。
しかし、アリスは逃げることなく、俺の言葉に気づいてニコッと笑った後、表情をふっと消して構えているデッキブラシを軽やかに振り回した。
ゴッ、ゴッ!
「「キャン!」」
すると、アリスに襲い掛かろうしていたグレーウルフたちが空中で車に轢かれたみたいに跳ねた。
「……え?」
俺が何が起きたのか分からずにいると、どちゃっとグレーウルフたちは変な姿勢のまま地面に落ちた。
「アリス? え、アリスが倒したのか?」
あまりにも一瞬の出来事過ぎて分からなかったが、アリスがデッキブラシでグレーウルフたちを殴ったのは分かった。
でも、ただぶん殴ったのとは違う、棒術のような動きをしていた気がする。
あれ? もしかして、アリスって滅茶苦茶強い?
「旦那様! そいつ、まだ息があります!」
「え?」
俺がアリスから目が離せなくなっていると、突然アリスがそう叫んだ。
「ぐ、ぐぉっ」
俺が慌てて正面を向くと、さっき倒したはずのダークウルフが立ち上がろうとしていた。どうやら、片足を持っていかれただけでは死なないらしい。
「くっ、それならもう一発!」
ぼしゅっ!!
しかし、俺がマグナムが込められている方のエアガンを構えるよりも早く、俺の足元から素早く何かが発射された。
「ガァア!」
そして、それをもろに食らったダークウルフは大きな断末魔を上げて、力なく地面に倒れてしまった。
「あ、あれ?」
俺がトリガーを引けえずに固まっていると、ぴこんっとウインドウが現れた。
『危険を感知したので、排除いたしました』
俺はウインドウに書かれた文字を読んで、ちらっと俺を支えてくれているお掃除ロボットを見る。
そうだった。このお掃除ロボットは自動迎撃ミサイルみたいなスペックを積んでるんだった。
「そ、そっか。えっと、ありがとう」
俺は俺を守ってくれたお掃除ロボットにお礼を言ってから、倒れている魔物たちを見渡した。
なんか凄い短時間で魔物の討伐を終えてしまったな。
どうやら、俺が思っている以上にアリスもお掃除ロボットも強いらしかった。
そんな新たな発見もあって、初めての魔物との戦闘は無事終了したのだった。
俺はエアガンのハンドガンを強く握って、いつ魔物が来てもいいように心がける。
すると、ぴこんっとお掃除ロボットから音がして、ウインドウを表示した。
『魔物が接近中。距離100メートル。お掃除を開始しますか?』
俺は表示されたウインドウを見て首を横に振る。
「とりあえず、エアガンの威力を確かめたいから、お掃除ロボットは俺が危険な状態になるまでは手を出さないで」
俺がそう言うと、お掃除ロボットは追加のウインドウを表示させた。
『了解しました』
俺はそのテキストを読んでから、視線を魔物が向かってくる方に向ける。すると、そこにはこちらに向かってきている五体の魔物たちがいた。
少し小さなヒグマくらいの大きさをした黒色の狼の魔物と、大型犬くらいの大きさの灰色の狼のような魔物。
……ダークウルフとグレーウルフか。
この世界に魔物がいると知ってから、俺はこの世界にいる魔物についてある程度調べていた。
理由は単純で、魔物がカッコいいからだ。なんか男の子なら魔物かっけーって思うだろ。
まさか、実戦で相手にする日が来るとは思わなかったけど。
ダークウルフとグレーウルフはよく商人などを襲う魔物だ。狙いは商人たちが持っている珍しい魔物の肉などだ。
きっと、ラインさんたちが無事だったのは、初めから狙いが荷物だったからだろう。
確か、ハイウルフの群れの中でボスだと認められると、ダークウルフになるんだったかな?
「アオーーン!!」
俺がそんなことを思い出していると、魔物たちは俺たちの敵意に気づいたのか、威嚇のように遠吠えをしながらこちらに向かってきた。
俺がここで向かい打つつもりで空中で止まると、俺の後ろを特定小型原付で走っていたアリスも止まった。
「旦那様、私の後ろへ」
アリスはそう言うと、背負っていたデッキブラシを下ろしてピシッと魔物たちに向けて構えた。
その立ち姿があまりにも様になっていたので、俺は一瞬言葉を失ってしまった。
「いやいや、アリスが前にいると危ないでしょ。俺が倒すから、アリスは下がっていて。それにエアガンの威力が試したいし」
俺はそう言って一丁のエアガンのハンドガンを構えながら、アリスの前に立った。
さすがに、デッキブラシで戦おうとしている女の子に任せるわけにはいかないでしょう。
「旦那様が私を気遣って……分かりました。でも、危なくなったらすぐに変わりますかね」
俺がそう思っていると、何やら悶絶するようなアリスの声が聞こえてきた。
いや、こんな状況で悶絶する訳がないか。
俺はすぐに思考を切り替えて迫ってくる魔物たちに銃口を向ける。
「それじゃあ、まずはグレーウルフからだな」
俺は短く深呼吸をしてから、トリガーに置いた指を引いた。
パシュッ!
すると、エアガンから火花が散って勢いよく弾丸が飛んでいった。その勢いに反して撃った時の反動はエアガンより少し大きいくらいで押さえられている。
これって、本当に元がエアガンなのか?
魔法の世界だというのに、銃が一般的な魔法の威力を軽く上回っているのはいかがなものなのか。
俺はそんなことを考えながら、エアガンの威力がどのようなものか胸に期待を膨らませる。
チュンッ!
しかし、その弾丸は魔物の耳をかすめただけで、仕留めるには至らなかった。
まずいな、案外当てるのって難しいのかもしれない。
そう考えた俺は、反動があまりないことを言い事に、何度もトリガーを引いて連射に切り替えた。
パシュッ! パシュッ! パシュッ!
「「キャンッ!」」
すると、三発撃ったうちの二発がグレーウルフの胴を捉えた。
銃弾を受けた二体の魔物は勢いよくその場に転び、それっきり動かなくなった。
「よっし! あと三体」
俺は続いて大きなダークウルフを狙うために、ベルトに垂らしておいたもう一丁のハンドガンを手に取った。
そして、俺はよく狙いを定めて魔物の頭を狙って、銃のトリガーを引いた。
ドンッ!
「ギャン!」
さっきまでの銃声と違う重い音と強めの振動。その銃から発射された銃弾を脚に食らったダークウルフは、脚を吹っ飛ばされて勢いよく体を地面に強打して動かなくなった。
俺が打ち込んだ弾は、マグナム弾をイメージして作ったモノ。当然、初めにグレーウルフたちに打ち込んだ銃弾とは威力がまるで違う。
……まさか、どちらも一撃で魔物を倒してしまうとは思わなかった。それにしても、マグナム弾の方の威力強すぎないか?
やっぱり、異世界に銃を持ち込むのはエアガンと言えど、チートだよな。
「「キャンキャン!!」」
俺がそう考えていると、突然俺たちに向かってきていたグレーウルフたちが高くジャンプをして、俺の頭を超えた。
どうやら、俺に敵わないと考えたのか、逃亡を図ったみたいだ。
ん? いやいや、止めないとまずい! すぐに追わないとラインさんたちが危ない!
俺は慌てて振り返ってグレーウルフたちを追いかけようとした。しかし、俺は振り向いた先に見た光景を前に一瞬固まってしまった。
俺が振り向いた先、ジャンプしたグレーウルフたちの落下点にはなぜかアリスがいた。
嘘だろ。なんでアリスがあんな所に!
「アリス! 逃げて!」
俺は大声でアリスにグレーウルフたちの接近を知らせるために叫んだ。
しかし、アリスは逃げることなく、俺の言葉に気づいてニコッと笑った後、表情をふっと消して構えているデッキブラシを軽やかに振り回した。
ゴッ、ゴッ!
「「キャン!」」
すると、アリスに襲い掛かろうしていたグレーウルフたちが空中で車に轢かれたみたいに跳ねた。
「……え?」
俺が何が起きたのか分からずにいると、どちゃっとグレーウルフたちは変な姿勢のまま地面に落ちた。
「アリス? え、アリスが倒したのか?」
あまりにも一瞬の出来事過ぎて分からなかったが、アリスがデッキブラシでグレーウルフたちを殴ったのは分かった。
でも、ただぶん殴ったのとは違う、棒術のような動きをしていた気がする。
あれ? もしかして、アリスって滅茶苦茶強い?
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「くっ、それならもう一発!」
ぼしゅっ!!
しかし、俺がマグナムが込められている方のエアガンを構えるよりも早く、俺の足元から素早く何かが発射された。
「ガァア!」
そして、それをもろに食らったダークウルフは大きな断末魔を上げて、力なく地面に倒れてしまった。
「あ、あれ?」
俺がトリガーを引けえずに固まっていると、ぴこんっとウインドウが現れた。
『危険を感知したので、排除いたしました』
俺はウインドウに書かれた文字を読んで、ちらっと俺を支えてくれているお掃除ロボットを見る。
そうだった。このお掃除ロボットは自動迎撃ミサイルみたいなスペックを積んでるんだった。
「そ、そっか。えっと、ありがとう」
俺は俺を守ってくれたお掃除ロボットにお礼を言ってから、倒れている魔物たちを見渡した。
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―・―・―・―・―・―・―・―
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『追放された錬金術師は、神スキル【物質創造】で辺境に楽園を築きます ~今さら戻ってこいと泣きつかれても、もう遅い。周りには僕を信じてくれる仲間がいるので~』という感じ。ありそう。
※「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」に同内容のものを投稿しています。
※この作品以外にもいろいろと小説を投稿しています。よろしければそちらもご覧ください。
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