ありふれた話 ~追放された錬金術師は、神スキル【物質創造】で辺境に楽園を築きます。今さら戻ってこいと言われても以下略

ゆきむらちひろ

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第二章 エルダ村、楽園創造への道

11:自動人形(ゴーレム)とインフラ革命

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 マルコさんが街へと旅立ってから、エルダ村は新たな段階へと足を踏み入れる。それは僕の【物質創造】の力を、本格的に村の基盤――インフラストラクチャーの整備へと注ぎ込むという、壮大なプロジェクトの始まりだ。マルコさんが次に戻ってくるまでに村をさらに発展させ、増大するであろう生産量に対応できる体制を整えるのだ。

 その計画の中心は、先日、僕が創造した土くれの自動人形・ゴーレムだ。

「よし。今日から君たちの仲間を増やしていく。これからよろしく頼むよ」

 僕は村の外れに設けた作業用の広場で、一体だけだったゴーレム「ゴレム」にそう語りかけた。ゴレムは僕の言葉に反応し、頭部の光を一度だけ強く点滅させた。単純な肯定の合図だ。

「アルト、本当に大丈夫ですか? ゴーレムを何体も創造するとなると、あなたの魔力に相当な負担がかかるはずです……」
「ありがとう、ルナ。でも、大丈夫だよ。一度『設計図』が完成してしまえば、あとはそれを複製するだけだから。一体目を作った時ほどの負担はないんだ」

 傍らで、ルナが少し心配そうな顔で僕を見守っていた。見るだけではなく、ついつい、という感じで心配を口にしてくれている。
 その気持ちはすごく嬉しい。でも、心配ご無用。

「それに、君が隣にいてくれるからね。君の精霊魔法が僕の魔力の循環を助けてくれるおかげで、以前よりもずっと効率よくスキルが使えるんだ」

 僕はにやりと笑いながら、そう言ってあげる。
 その言葉に、ルナは頬をぽっと赤らめた。

「わ、私がお役に立てているのなら、嬉しいです……!」

 彼女の存在は、僕にとって精神的な支えであるだけではない。僕のスキルの性能を底上げしてくれる、ブースターのような役割も果たしていた。彼女の癒しの力は、僕の魔力消費の燃費を劇的に改善してくれたのだ。

「さて。じゃあ、いくぞ」

 改めて、僕は広場に山と積まれた粘土質の土に向き直る。
 深呼吸をして、意識を集中させた。

「【物質創造】――『ゴーレム量産(Mass Production)』!」

 僕の脳裏に浮かぶのは、一体の完成されたゴーレムの完璧な設計図。それをテンプレートとして、僕の魔力は十の奔流に分かれていく。
 同時に、十体のゴーレムの創造が始まった。

 土くれが意志を持ったかのように蠢き、盛り上がり、次々と人型を成していく。一体一体の内部に精密な魔力回路と組み上げられ、核となる部分に小さな石ころを埋め込まれる。マルコさんが魔石を持ってくるまでの代用品だ。

 その光景は、まるで神が自らの兵士を創造しているかのようで。傍らで見ていた村人たちは、もはや驚くことも忘れ、ただただ呆然と立ち尽くしていた。

 それなりに時間が経過して。ゴーレムたちが完成した。
 僕が最初に作ったゴレムをリーダーとして、合計十一体のゴーレム部隊が整然と列を成していた。身長三メートル、岩のような筋肉を持つ彼らが無言で佇む姿は、圧巻の一言に尽きる。

「すごい……。本当に、できてしまった……」

 村長のギデオンさんが、感嘆の声を漏らした。村の人たちも、それに同意するかのようにウンウンとうなずいている。
 呆然自失と言った感じな彼らの様子に、心の中に満足感が込み上げてきた。

 でも、本番はこれからだ。
 僕はゴーレム部隊の前に立つと、彼ら一体一体に命令を与えていった。

「君たち五体は『農業班』だ。畑を耕し、種を蒔き、水やりをする。作物を傷つけないよう、力加減には細心の注意を払うように」

「そして、残りの五体は『建設班』。これから僕が指示する通りに、村のインフラを整備してもらう」

「リーダーのゴレムは、全体の指揮と、村の周囲の警備を。不審な者や魔物を見つけたら、すぐに僕に報告するように」

 命令を受けたゴーレムたちは、一斉に頭部の光を点滅させる。そして、それぞれの役割に従って整然と、しかし力強く動き始めた。


  ◇   ◇   ◇


 その日から、エルダ村の日常風景は革命的に変化していった。

 まず、農業班のゴーレムたちが、その圧倒的な労働力で村の農業を根底から変えた。彼らは人間では何日もかかる畑の開墾を、わずか半日で終えてしまう。正確無比な動きで畝を作り、等間隔に種を蒔き、聖水が満ちる井戸から巨大な桶で水を汲んでは、畑全体に効率よく散水していく。
 村人たちは、これまで自分たちを苦しめてきた重労働から完全に解放された。彼らの仕事は、成長した作物の手入れをしたり、収穫を手伝ったりする、負担の少ないものへと変わった。

「すげえや……俺たちが一週間かかってた仕事が、半日で終わっちまった」
「おかげで、子供と遊んでやる時間が増えたよ」
「腰の痛みも、最近はすっかり良くなったわ」

 村人たちに時間的な、そして精神的な余裕が生まれていた。おかげで村人同士の交流が増え、村の中で楽しそうな会話や笑顔が絶えないようになった。

 そして、僕が直接指揮を執る建設班のゴーレムたち。彼らは村の生活基盤そのものを劇的に向上させていった。

 僕が最初に着手したのは、「水路の整備」だった。
 これまで村人たちは、水を求めて中央の井戸まで桶を運ばなければならなかった。これは、特に老人や子供にとっては大変な重労働だ。
 僕は、井戸を起点として、村の各家に水を供給するための水路を作ることにした。

「よし。建設班、いくぞ!」

 僕は地面に、緻密に計算された水路の設計図を木の枝で描いた。緩やかな勾配をつけ、水の流れが滞らないようにカーブの角度まで計算に入れる。
 ゴーレムたちは、僕の設計図に従い、その巨大な腕で地面を掘り進めていく。硬い岩盤にぶつかれば、僕がその場で錬成した頑丈なツルハシでそれを砕き、掘り出した土は別のゴーレムが運び出す。その連携は、まるでひとつの生き物のように滑らかで、効率的だった。

 水路の溝が掘り終わったら、次の作業だ。僕は水路の内壁をコーティングする作業に取り掛かる。ただの土の溝では、水が漏れたり、土砂で詰まったりしてしまう。それらに対処するため、水路に手を加えていく。

 僕は水路の土壁に手を触れ、【物質創造】を発動させた。
 土の粒子を高温で焼き固め、表面をガラス質でコーティングする。それは、古代文明で使われていたという、セラミックの技術の応用だった。

 いくらか日が傾くくらいの時間が過ぎて。
 水路が完成した。井戸から村の各家庭の近くまで、清潔で頑丈なセラミック製の水路が、美しい幾何学模様を描いて張り巡らされた。
 僕が井戸の取水口を開くと、聖なる水が、せせらぎのような心地よい音を立てて水路を流れ始めた。

「おお……! 水が、家のすぐそばまで!」
「これはすごい……」
「もう、重い桶を運ばなくていいんだ!」

 村の女性たちは、家のすぐ近くに設置された共同の洗い場で歓声を上げた。洗濯や料理が、これまでとは比べ物にならないほど楽になったのだ。

 次に僕が取り組んだのは、「住居の改築」だった。村の家々はどれも古く、壁には隙間風が吹き込み、雨漏りすることも珍しくなかったのだ。

 僕は建設班のゴーレムたちに指示し、村の家々を一軒ずつ補強していった。
 粘土と藁を混ぜ、僕が特殊な錬金術で強化した「強化煉瓦」をその場で創造。それで壁の隙間を埋めていく。屋根は薄くスライスした石材を、水を通さない特殊な漆喰で固めて葺き替えた。

 さらに、僕は各家庭に「竈」と「煙突」を設置した。
 これまでは、家の中で焚き火のような直火で調理していたため、家の中は常に煙たく、火事の危険も高かった。しかし、熱効率の良い竈と、煙を家の外に排出する煙突を設置したことで、室内環境は劇的に改善された。

「アルト様、見てください! 家の中が全然煙たくないんです!」
「夜も、前よりずっと暖かいわ。隙間風がなくなったおかげね」

 村人たちは、安全で快適になった我が家で、以前よりもずっと質の高い生活を送れるようになった。

 インフラ革命は、村の衛生環境にも大きな変化をもたらした。
 僕は、村の共同の「トイレ」と、そこから繋がる「下水処理施設」を建設した。
 下水処理施設と言っても、それほど複雑なものではない。汚水を一度、砂と炭を重ねた濾過槽に通し、最後に僕のスキルで浄化能力を持つ微生物を繁殖させた槽を通過させることで、水を無害化して川へ流すという仕組みだ。
 この施設の完成により、村に疫病が蔓延するリスクは大幅に減少する。村全体の衛生レベルは、王都の一部の上流階級のそれに匹敵するものとなった。

 ルナも、このインフラ革命に大きな貢献をしてくれた。
 彼女は精霊魔法を使い、建設作業で荒れた地面に美しい花や薬草を根付かせてくれた。殺風景だった村は、色とりどりの花が咲き誇る、美しい庭園のような景観へと生まれ変わった。
 また、彼女は僕が作った水路に水の精霊を宿らせ、水が常に清浄に保たれるようにしてくれた。

「すごいです、アルト。まるで世界そのものを新しく作り変えているみたい」

 ルナは、活気に満ち、日に日に美しくなっていく村の様子を眺めながら、感嘆のため息をついた。
 そう言ってくれるのは嬉しい。
 でも、僕のスキルだけでは、こうはいかなかったと思う。

「僕ひとりの力じゃないよ。ルナや、村のみんな、そしてゴーレムたちがいてくれるからできることだ」

 僕はこの村に来たことで、初めて心の底からの充実感を覚えていた。
 勇者パーティーにいた頃の僕は、常に誰かの「後処理」をする役回りだった。壊れたものを直し、失われたものを補う。それは、決して創造的な仕事ではなかった。
 でも、今は違う。僕は何もない場所に、新しい価値を、新しい生活を、新しい未来を「創造」している。これこそが、僕が本当にやりたかったことなのだ。

 数週間後。マルコさんが大量の物資を積んで村に戻ってきた時、彼は変わり果てた(良い意味で)村の姿を見て、腰を抜かさんばかりに驚いていた。

「なんだこりゃあ!? おい、アルトさん! 俺は道を間違えちまったのか!? ここは、どっかの貴族様が作った保養地か何かかい!?」

 セラミックの水路を流れる清らかな水。強化煉瓦で建て直された美しい家々。そして、村の中を黙々と、しかし効率的に動き回るゴーレム部隊。
 マルコさんは、自分が留守にしていたわずかな間に起こった信じがたいほどの変化に、しばらく口をあんぐりと開けたまま固まっていた。
 僕は、そんな彼に悪戯っぽく笑いかける。

「おかえりなさい、マルコさん。驚くのはまだ早いですよ」

 僕は、マルコさんと、彼が連れてきた数人の部下たちを労いながら、村の変化を紹介すべく案内する。その先々で、マルコさんがどんな反応を見せてくれるのか。楽しみで仕方がなかった。

 でも、こんなものじゃない。エルダ村はもっと素敵な場所になる。
 皆が笑顔でいてくれる故郷。住み心地のいい、魅力溢れる楽園。
 そうなれるように、この能力を惜しみなく使う。
 僕は何度目か分からない、そんな決意をするのだった。


 -つづく-






次回、第12話。「猫獣人のミミ」。
村に飛び込んできたのは、訳ありな猫耳の女の子だった。
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