ありふれた話 ~追放された錬金術師は、神スキル【物質創造】で辺境に楽園を築きます。今さら戻ってこいと言われても以下略

ゆきむらちひろ

文字の大きさ
12 / 36
第二章 エルダ村、楽園創造への道

12:猫獣人のミミ

しおりを挟む
 僕たちのエルダ村楽園創造計画は、さらなるステージへと進む。マルコさんが持ち帰ってくれた大量の魔石のおかげで、僕はさらに高性能なゴーレムを増産することができた。農業の完全自動化は目前となり、村の生産力は飛躍的に向上した。

 マルコさんとの交易も順調に進み、村には安定した収入がもたらされるようになった。その資金で、僕たちは衣服や書籍、さらには子供たちのための玩具といった、生活を豊かにするための品々を手にすることができた。村人たちの顔からは、かつての絶望の色は完全に消え去り、穏やかで幸福な笑顔が溢れていた。

 そんな穏やかな日々が続いていた、ある夜のこと。
 その日、僕は村の警備を担うリーダーゴーレム「ゴレム」の定期メンテナンスを行っていた。ゴレムの視覚情報を僕の意識とリンクさせ、村の周囲に異常がないかを確認する。

 視界のほとんどは、静かな夜の森を映し出すだけだった。しかし、村の北側、魔の森へと続く獣道を監視していたゴーレムの視界に、突如として何かが猛スピードで駆け抜けていくのが映った。

(なんだ?)

 それは、魔物にしては小さすぎる影だった。俊敏な動きは、まるで猫科の動物のよう。でも、明らかに二足歩行をしている。
 少し遅れて、その小さな影を追うように、松明の明かりを持った数人の屈強な男たちの姿が現れた。男たちの服装は粗野なもので、その目つきは獲物を追う狩人のようにギラついていた。

「ちくしょう、どこ行きやがった! あの猫娘、すばしっこいだけが取り柄かよ!」
「こっちだ! 足跡が残ってる! 絶対に逃がすなよ! あれ一匹で金貨百枚になるんだからな!」

 男たちの下品な会話が、ゴーレムの聴覚センサーを通して僕の耳に届いた。
 猫娘。金貨百枚。
 その言葉から、彼らが奴隷商人で、獣人の少女を追っているのだと理解した。

 獣人。
 人間と動物、双方の特徴を併せ持つ亜人種。その希少性と特異な能力から、不当な差別の対象となり、時には高値で売買される商品として扱われることがある。僕がいた王都でも、そんな悲劇を何度か見聞きしたことがあった。

 小さな影は、必死に村の方向へと逃げてきているようだった。おそらく、村の灯りを見つけ、助けを求めてきたのだろう。
 なるほど。
 何かを考えるでもなく、動き出そうと立ち上がる。
 僕の心は、決まっていた。

「ゴレム、対象を保護。追跡者たちの侵入を阻止しろ」

 僕はゴーレムに簡潔な命令を下す。それと共に、ルナに事情を話して、村人たちが騒ぎにならないように頼んだ。
 そして、自分も村の北側の入口へと急ぐ。

 僕が柵の近くにたどり着いたのと、小さな影が森の中から転がり出るように飛び出してきたのは、ほぼ同時だった。
 月明かりに照らし出されたその姿を見て、僕は息を呑んだ。

 それは、ボロボロの衣服をまとった、ひとりの小さな少女だった。年は十歳くらいだろうか。汚れた亜麻色の髪からは、ぴんと立った猫の耳がのぞき、背後の着衣の隙間からは、同じ色の尻尾が力なく垂れている。猫の獣人だ。
 彼女の身体は、茨で引っ掻いたような無数の傷だらけだった。足がもう限界なのか、もつれて地面に倒れ込んでしまった。

「はぁ……っ、はぁ……っ! た、助け……」

 か細い声で助けを求める彼女。だがその背後から、松明を持った奴隷商人たちが、獰猛な笑みを浮かべて姿を現す。

「へへへ。手こずらせやがったな、猫娘。大人しく捕まっていれば、痛い目には遭わずに済んだものを」

 リーダー格らしき、顔に大きな傷跡を持つ男が、下卑た笑みを浮かべながら一歩前に出る。

 少女は絶望に顔を歪め、ぎゅっと目を閉じた。
 その小さな身体が、男の汚い手に捕らえられようとした。
 その瞬間。

 ゴゴゴゴゴ……!

 地響きと共に、巨大な影が男たちの前に立ちはだかった。
 僕が命令を下しておいた、リーダーゴーレムのゴレムだ。身長三メートルの岩のような巨体が、無言で奴隷商人たちを見下ろしている。その頭部の窪みで、赤い光が不気味に明滅していた。

「な、なんだぁ、こいつは!?」
「ゴーレムか!? なんでこんな辺境の村に……!」

 奴隷商人たちは、予期せぬ邪魔者の登場に狼狽した。
 傷跡の男は一瞬怯んだものの、すぐに虚勢を張るように叫んだ。

「うろたえるな! ただの土くれ人形だ! 叩き壊して、あの猫娘を捕まえろ!」

 ふたりの男が腰に下げた剣を抜き、ゴーレムに斬りかかった。
 しかし、彼らの鋼の剣は、ゴーレムの岩のように硬い身体に当たって、カン! という甲高い音を立てて弾き返されただけだった。ゴーレムの身体には傷ひとつついていない。

 ゴレムはゆっくりと、しかし圧倒的な質量を感じさせる動きで、その巨大な腕を振り上げた。
 そして、振り下ろす。
 男たちが立っていた地面に、巨大な拳が叩きつけられた。

 ズウウウウン!!

 凄まじい衝撃で大地が揺れ、クレーターのような穴が空いた。
 男たちは間一髪でそれを避けたが、その顔は恐怖で真っ青になっていた。本気で殴られていれば即死だっただろう。
 ゴレムは、彼らを殺すつもりはない。ただ、圧倒的な力の差を見せつけ、威嚇しているのだ。

「ひぃっ……! か、怪物だ!」
「だめだ、こいつには敵わねえ!」

 男たちは戦意を完全に喪失し、武器を放り出して逃げ出した。蜘蛛の子を散らすように、森の奥へと退散していく。
 唯一、傷跡の男だけが、悔しそうにこちらを睨みつけていた。だが再び拳を振り上げるゴレムの姿を見て、悪態をつきながら闇の中へと消えていった。

 騒動が過ぎ去った後、そこには静寂だけが残った。
 僕は、地面に倒れ込んだまま震えている猫獣人の少女に、ゆっくりと近づいた。

「もう大丈夫だよ。怖い人たちは、みんないなくなったから」

 僕はできるだけ優しい声で話しかけ、手を差し伸べた。
 少女は、おそるおそる顔を上げた。その大きな琥珀色の瞳は、怯えと不信感で潤んでいた。彼女は、これまでの人生で、人間に優しくされたことなど一度もなかったのかもしれない。

 僕が辛抱強く待っていると、彼女は僕の手を取る代わりに、自らの力でゆっくりと立ち上がった。その瞳には、まだ警戒の色が濃く浮かんでいる。

「……なんで、助けたの?」

 強気だけれど、どこか伺うように訪ねてくる彼女。
 その声は、か細いけれど芯のあるものだった。

「困っているように見えたから、だよ。それ以上の理由はない」
「……わたしを、売らないの? 高く売れるって、あの人たちが言ってた」
「売るわけないだろう。君は、物じゃない。ひとりの人間だ」

 僕の言葉に、少女の琥珀色の瞳が、わずかに揺らいだ。
 その時、村の方からルナが心配そうな顔をしながら駆けつけてきた。彼女の手には、清潔な布と、水を入れた桶が抱えられている。

「アルト! ご無事でしたか! ……こちらのお嬢さんは」

 ルナは僕への心配を口にしてから、すぐ横にいる猫獣人の彼女に気づく。
 傷だらけな姿を見て、ツナは胸を痛めたように眉を寄せた。

「ルナ、彼女の手当てをお願いできるかい。ひどい怪我をしている」
「はい、お任せください」

 ルナは少女の前にしゃがみ込むと、その琥珀色の瞳をまっすぐに見つめ、優しく微笑みかけた。

「大丈夫ですよ。もう何も怖いことはありませんからね」

 ルナの穏やかで慈愛に満ちた雰囲気に、少女の頑なだった表情が少しだけ和らいだ。彼女は、ルナがその傷口を聖水で清め、薬草を塗ってくれる間、黙ってされるがままになっていた。

 僕たちは、少女を村まで連れて帰った。
 家に入るなり、戸惑う彼女をもてなすべく、温かいスープと焼きたてのパンを差し出した。彼女は最初こそ警戒していたが、あまりの空腹には勝てなかったのか、夢中になって食べ始めた。その食べっぷりは、何日もまともな食事をしていなかったことを物語っていた。

 食事が終わり、少しだけ落ち着きを取り戻した彼女に、僕たちは改めて自己紹介をする。そして、彼女の名前を尋ねた。

「……ミミ」
「ミミ、っていうんだね。素敵な名前だ」
「…………」

 ミミと名乗った少女は、まだ僕たちに完全に心を開いてはいないようだった。彼女は部屋の隅で膝を抱え、まるで怯えた子猫のように、僕たちの様子をじっと窺っている。
 彼女がこれまでに受けてきた仕打ちは、そう簡単に癒えるものではないだろう。時間はかかるかもしれない。でも僕たちは焦らず、彼女が心を開いてくれるのを待つつもりだった。

 ルナが、ミミのために温かい寝床を用意してくれた。ふかふかの毛布に包まれたミミは、疲れと安堵からか、すぐに寝息を立て始めた。
 そのあどけない寝顔を見ていると、僕の胸に、守ってあげたいという強い気持ちが込み上げてきた。

 しばらくして、村長のギデオンさんが訪ねてきた。
 つい先ほどの騒ぎは、村の人たちにも聞こえていたらしい。詳しいことまでは分からないまでも、僕が逃げ込んできた何者かを保護したことは把握しているようだった。

「アルト様。彼女は、どうするつもりでしょうか?」
「もちろん、この村で保護します。彼女が行きたい場所が見つかるまで。あるいは、彼女がずっとここにいたいと望むなら、それでも構いません」
「……そうですか。アルト様らしいお考えじゃな」

 ギデオンさんは、何かを少し躊躇うように口ごもる。
 そうした後、意を決したように言った。追ってきた奴隷商人たちは、まだ彼女を諦めてはいないだろう、と。

「奴らは執念深い。ゴーレム一体では、心許ないやもしれませぬ」
「えぇ、分かっています。だから、村の防衛体制をもっと強化する必要があります」

 僕は、この村がただ豊かなだけの場所であってはならないと、改めて痛感した。
 豊かさは、時として、悪意ある者たちを引き寄せる。
 その悪意から、僕たち自身の手で、僕たちの楽園を守り抜かなければならない。
 ミミの存在は、僕にその覚悟を、改めて問いかけているようだった。

 翌朝、僕が目を覚ますと、ミミの姿が寝床から消えていた。
 慌てて家の中を探すと、彼女は台所にいた。ルナが朝食の準備をするのを、ちょこんと座って眺めている。

「あ、アルト。おはようございます」
「おはよう、ルナ。ミミも、よく眠れたかい?」

 僕が声をかけると、ミミはこくりと小さく頷いた。昨日よりも、少しだけ表情が和らいでいるように見える。

 その時、僕は気づいた。
 ミミの鼻が、ひくひくと動いている。その視線は、テーブルの上に置かれた焼きたてのパンに釘付けになっていた。彼女の猫の尻尾が、期待にぱたぱたと揺れている。
 あまりに素直な反応だった。僕とルナは思わず顔を見合わせて、くすりと笑ってしまう。僕たちの反応に、ミミははっとしたように顔を赤らめ、ぷいとそっぽを向いてしまった。
 その仕草は、彼女が見せた初めての子供らしい感情表現だった。

 僕たちの新しい家族は、まだ少し人見知りな、小さな猫の女の子。
 この子の笑顔を、そして、この村に住むすべての人の笑顔を守るために、僕はもっと強くならなければならない。

 僕の心に、新たな決意の炎が灯った。
 それは、ただ創造するだけではない。「守る」ための力への渇望だった。
 僕たちの楽園を脅かすものが現れるなら、僕は躊躇わない。
 この神の力を、守るための「牙」として振るい、すべてを振り払ってみせる。
 僕はそう改めて決意した。


 -つづく-






次回、第13話。「頑固なドワーフと伝説の金属」。
不思議な鉱脈の奥深くで起きた、奇妙な出会い。

ブックマークや「いいね」での評価、感想などいただけると励みになります。
応援のほど、よろしくお願いします。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【鑑定不能】と捨てられた俺、実は《概念創造》スキルで万物創成!辺境で最強領主に成り上がる。

夏見ナイ
ファンタジー
伯爵家の三男リアムは【鑑定不能】スキル故に「無能」と追放され、辺境に捨てられた。だが、彼が覚醒させたのは神すら解析不能なユニークスキル《概念創造》! 認識した「概念」を現実に創造できる規格外の力で、リアムは快適な拠点、豊かな食料、忠実なゴーレムを生み出す。傷ついたエルフの少女ルナを救い、彼女と共に未開の地を開拓。やがて獣人ミリア、元貴族令嬢セレスなど訳ありの仲間が集い、小さな村は驚異的に発展していく。一方、リアムを捨てた王国や実家は衰退し、彼の力を奪おうと画策するが…? 無能と蔑まれた少年が最強スキルで理想郷を築き、自分を陥れた者たちに鉄槌を下す、爽快成り上がりファンタジー!

「お前は無能だ」と追放した勇者パーティ、俺が抜けた3秒後に全滅したらしい

夏見ナイ
ファンタジー
【荷物持ち】のアッシュは、勇者パーティで「無能」と罵られ、ダンジョン攻略の直前に追放されてしまう。だが彼がいなくなった3秒後、勇者パーティは罠と奇襲で一瞬にして全滅した。 彼らは知らなかったのだ。アッシュのスキル【運命肩代わり】が、パーティに降りかかる全ての不運や即死攻撃を、彼の些細なドジに変換して無効化していたことを。 そんなこととは露知らず、念願の自由を手にしたアッシュは辺境の村で穏やかなスローライフを開始。心優しいエルフやドワーフの仲間にも恵まれ、幸せな日々を送る。 しかし、勇者を失った王国に魔族と内通する宰相の陰謀が迫る。大切な居場所を守るため、無能と蔑まれた男は、その規格外の“幸運”で理不尽な運命に立ち向かう!

外れスキル【アイテム錬成】でSランクパーティを追放された俺、実は神の素材で最強装備を創り放題だったので、辺境で気ままな工房を開きます

夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティで「外れスキル」と蔑まれ、雑用係としてこき使われていた錬金術師のアルト。ある日、リーダーの身勝手な失敗の責任を全て押し付けられ、無一文でパーティから追放されてしまう。 絶望の中、流れ着いた辺境の町で、彼は偶然にも伝説の素材【神の涙】を発見。これまで役立たずと言われたスキル【アイテム錬成】が、実は神の素材を扱える唯一無二のチート能力だと知る。 辺境で小さな工房を開いたアルトの元には、彼の作る規格外のアイテムを求めて、なぜか聖女や竜王(美少女の姿)まで訪れるようになり、賑やかで幸せな日々が始まる。 一方、アルトを失った元パーティは没落の一途を辿り、今更になって彼に復帰を懇願してくるが――。「もう、遅いんです」 これは、不遇だった青年が本当の居場所を見つける、ほのぼの工房ライフ&ときどき追放ざまぁファンタジー!

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜

桜井正宗
ファンタジー
 能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。  スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。  真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

【状態異常無効】の俺、呪われた秘境に捨てられたけど、毒沼はただの温泉だし、呪いの果実は極上の美味でした

夏見ナイ
ファンタジー
支援術師ルインは【状態異常無効】という地味なスキルしか持たないことから、パーティを追放され、生きては帰れない『魔瘴の森』に捨てられてしまう。 しかし、彼にとってそこは楽園だった!致死性の毒沼は極上の温泉に、呪いの果実は栄養満点の美味に。唯一無二のスキルで死の土地を快適な拠点に変え、自由気ままなスローライフを満喫する。 やがて呪いで石化したエルフの少女を救い、もふもふの神獣を仲間に加え、彼の楽園はさらに賑やかになっていく。 一方、ルインを捨てた元パーティは崩壊寸前で……。 これは、追放された青年が、意図せず世界を救う拠点を作り上げてしまう、勘違い無自覚スローライフ・ファンタジー!

「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。

夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。 もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。 純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく! 最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!

《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた

夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。 無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。 やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。

追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る

夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!

処理中です...