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問4 異なる2点間の距離を求めよ
答4-3
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ローディングが明け、フィールドからランク戦控室に戻った俺は首をかしげながらミューミューにTELを飛ばす。2コール目で通話が繋がった。
「お疲れ様でした。楽勝でしたね」
「一発良いのもらったけど」
「油断しすぎです」
「おっしゃる通りで」
ミューミューの声は少し嬉しそうに聞こえた。一方俺は勝利の余韻にはあまり浸れていないので、彼女のように楽しい声ではないだろう。伝わってしまうだろうか。
「……つまらなかったですか?」
どうやら伝わってしまっているらしい。
「……まぁ、正直拍子抜けした。なんというか……全く高揚出来る瞬間が無かった。反撃された時は焦ってたくせに、こんな事言うのもどうかとは自分で思うけど」
「仕方ないですよ。使っていたカードを見ても、レベルで70くらいでしょうか? まだランク戦どころか対人戦にすら慣れていない様子でしたし」
「そうだよなぁ。勝ちは勝ちだから喜びたいんだけど、いつもの対戦相手の火香とかチョッキと違って手応えがなさ過ぎるのがなんとも……」
俺はデッキケースをくるくる回しながら硬い椅子に腰掛けた。
控室はランクに応じて部屋の雰囲気も変わる。
まだ7万位台の俺にあてがわれる控室は、コンクリート打ちっぱなしの6畳ほどの空間に木の椅子と机が置いてあるだけ。檻が無い事以外は、まるで独房だ。
「比べる相手が悪いです」
「まだ当分アレくらいの相手?」
「ですね。もちろん、唐突に強い相手と当たる事もあるので気を抜かない方が良いですよ」
「確率的にはどんなもんかな?」
「私の経験による大雑把なものですが……2、3%と言ったところでしょうか」
うーん、モチベが上がらない。
ぎしりと椅子をきしませながら壁に寄りかかって机に足を乗せる。
――よし、切り替えよう。これは練習だ。
デッキを動かす練習だと思えば、実はやりたい「検証」はいくつか発見したので、試すには良い機会だと言える。
「よっしゃ、とにかく今はランクを上げるために割り切って行くよ。あ、そういえば……普通に強いカードを普通に使うだけでも、やっぱ強いな。シナジーでのダメージの伸び方もいつもの俺のプチロマン砲並だったわ」
「プチロマン砲なんてのもあるんですね……。大きいのか小さいのかはっきりして欲しいところですが、苦言を呈すのは今はやめておきます」
「呈していらっしゃるように聞こえますが」
「そうですか、それは失礼」
ミューミューはそう言いながらまた笑ってる。
「頭じゃ分かってるんだけど、どうもこの手のカードは避けて来たからさ。まぁ……だから意外と新鮮で面白かったんだけどね」
「避けてきたにしては上手に使っていましたね」
「1度は起動確認の為にどのカードも触ってるからかな。デッキ内で満足に使ったことがあるのはキーカード2枚と【刀身の苦無】くらいで、他はまだ研究の余地があるって感じ」
そう俺が言ったところで、ミューミューからの返答が数秒止まった。
「え……? 1度は触った程度で……あの使いこなしなんですか? アクションから効果が出るまでのタイミングの読み方とか完璧だったように見えたのですが」
「あぁ、俺1度触った時に射出時間とかカードに書かれて無い情報をデータにして取ってあるんだよね」
「それは……すごいですね。データ化ですか。あれ……まさか、全部覚えてるなんて言わないですよね?」
おや? その言い方。もしかしてこれで覚えてるって言ったら引かれる感じ?
「お、お、覚えているような……そうでないような……」
「嘘、ヘッタクソですね」
ため息が聞こえる。
俺も今のは駄目だと思う。
「……すんません、覚えてます」
「隠すことじゃないですよ、良いことですから」
「まぁ、アクションの確認なんてのは只の副次効果で、本来の目的としてはデータを使って他のカードと比較をすることなんだけどね」
「比較ですか」
「そう。同じ様な効果を持ったカード同士を比べると、データ上は完全上位互換があるカードとかが分かるじゃん?」
「それは……レアリティの差があるんですから、そういうカードもあるでしょう、と思いますが」
「いや、それが面白くってさ」
俺は怖い話でもするかのように声を潜める。
「わざとかどうかは未だに分からないんだけど、そういう下位互換に見えるカードには、高い確率で隠しステータスとか、はたまた何らかのデータに出ないアドバンテージだとか、何かに使えそうな『種』が仕込んである」
「へぇ……! なるほど、それは興味深いですね」
「あ、でも今使ってる普通に強いカードにもちょこちょこ怪しい雰囲気があるから、全然間違った仮説かも」
実際【萬】ばっかり使っていたが、【玖】にはまだ研究の余地がある。
「だから今から試してくるよ、色々とね」
ちょうどいいタイミングで壁一面がスクリーンになり【対戦相手の準備が出来ました】と大きく表示された。
「では、お気をつけて、とはあまり言う必要が無いですから――」
うーん、とミューミューが考えている間に、デッキをもう一度視界ディスプレイにリストアップさせて次の目標を再確認した。
「――良い成果を。でしょうか」
「うん、ありがとう。報告は一通り終わってからするよ」
「連絡お待ちしてます。私も今から戦ってきますね」
「おっと、そっちもか。じゃあ『楽しんで』」
「はい!」
通話が切れた。俺は視界ディスプレイに表示された「準備完了」を選ぶと、全てがゆっくりと暗転した。
2戦目の相手は「ダージリン亭吉松」だった。なんだその名前。
戦績:キーカード揃わず。【鳴神:玖】が2発しっかり当たって終わり。
3戦目の相手は「やめて!貴方の恋人のミシェルよ!」だった。名前で遊ぶんじゃない。誰だミシェルって。
戦績:キーカード揃ったタイミングで相手が爆散。南無ミシェル。
4戦目の相手は「ドスカマキリ♂」だった。アバターが全身緑色なのは気合が入っていて良いと思います。
戦績:キーカードが揃ったが、もうちょっと強い相手の為にとっておく事にした。カマキリは攻撃も斬撃系だらけで本当にカマキリになりきっていた。だから何というわけでもなくノーダメで撃破。
5戦目の相手は「孤狼丸」だった。嫌な予感オブザデイに期待のニューカマー参戦!
戦績:今からやる。
「お疲れ様でした。楽勝でしたね」
「一発良いのもらったけど」
「油断しすぎです」
「おっしゃる通りで」
ミューミューの声は少し嬉しそうに聞こえた。一方俺は勝利の余韻にはあまり浸れていないので、彼女のように楽しい声ではないだろう。伝わってしまうだろうか。
「……つまらなかったですか?」
どうやら伝わってしまっているらしい。
「……まぁ、正直拍子抜けした。なんというか……全く高揚出来る瞬間が無かった。反撃された時は焦ってたくせに、こんな事言うのもどうかとは自分で思うけど」
「仕方ないですよ。使っていたカードを見ても、レベルで70くらいでしょうか? まだランク戦どころか対人戦にすら慣れていない様子でしたし」
「そうだよなぁ。勝ちは勝ちだから喜びたいんだけど、いつもの対戦相手の火香とかチョッキと違って手応えがなさ過ぎるのがなんとも……」
俺はデッキケースをくるくる回しながら硬い椅子に腰掛けた。
控室はランクに応じて部屋の雰囲気も変わる。
まだ7万位台の俺にあてがわれる控室は、コンクリート打ちっぱなしの6畳ほどの空間に木の椅子と机が置いてあるだけ。檻が無い事以外は、まるで独房だ。
「比べる相手が悪いです」
「まだ当分アレくらいの相手?」
「ですね。もちろん、唐突に強い相手と当たる事もあるので気を抜かない方が良いですよ」
「確率的にはどんなもんかな?」
「私の経験による大雑把なものですが……2、3%と言ったところでしょうか」
うーん、モチベが上がらない。
ぎしりと椅子をきしませながら壁に寄りかかって机に足を乗せる。
――よし、切り替えよう。これは練習だ。
デッキを動かす練習だと思えば、実はやりたい「検証」はいくつか発見したので、試すには良い機会だと言える。
「よっしゃ、とにかく今はランクを上げるために割り切って行くよ。あ、そういえば……普通に強いカードを普通に使うだけでも、やっぱ強いな。シナジーでのダメージの伸び方もいつもの俺のプチロマン砲並だったわ」
「プチロマン砲なんてのもあるんですね……。大きいのか小さいのかはっきりして欲しいところですが、苦言を呈すのは今はやめておきます」
「呈していらっしゃるように聞こえますが」
「そうですか、それは失礼」
ミューミューはそう言いながらまた笑ってる。
「頭じゃ分かってるんだけど、どうもこの手のカードは避けて来たからさ。まぁ……だから意外と新鮮で面白かったんだけどね」
「避けてきたにしては上手に使っていましたね」
「1度は起動確認の為にどのカードも触ってるからかな。デッキ内で満足に使ったことがあるのはキーカード2枚と【刀身の苦無】くらいで、他はまだ研究の余地があるって感じ」
そう俺が言ったところで、ミューミューからの返答が数秒止まった。
「え……? 1度は触った程度で……あの使いこなしなんですか? アクションから効果が出るまでのタイミングの読み方とか完璧だったように見えたのですが」
「あぁ、俺1度触った時に射出時間とかカードに書かれて無い情報をデータにして取ってあるんだよね」
「それは……すごいですね。データ化ですか。あれ……まさか、全部覚えてるなんて言わないですよね?」
おや? その言い方。もしかしてこれで覚えてるって言ったら引かれる感じ?
「お、お、覚えているような……そうでないような……」
「嘘、ヘッタクソですね」
ため息が聞こえる。
俺も今のは駄目だと思う。
「……すんません、覚えてます」
「隠すことじゃないですよ、良いことですから」
「まぁ、アクションの確認なんてのは只の副次効果で、本来の目的としてはデータを使って他のカードと比較をすることなんだけどね」
「比較ですか」
「そう。同じ様な効果を持ったカード同士を比べると、データ上は完全上位互換があるカードとかが分かるじゃん?」
「それは……レアリティの差があるんですから、そういうカードもあるでしょう、と思いますが」
「いや、それが面白くってさ」
俺は怖い話でもするかのように声を潜める。
「わざとかどうかは未だに分からないんだけど、そういう下位互換に見えるカードには、高い確率で隠しステータスとか、はたまた何らかのデータに出ないアドバンテージだとか、何かに使えそうな『種』が仕込んである」
「へぇ……! なるほど、それは興味深いですね」
「あ、でも今使ってる普通に強いカードにもちょこちょこ怪しい雰囲気があるから、全然間違った仮説かも」
実際【萬】ばっかり使っていたが、【玖】にはまだ研究の余地がある。
「だから今から試してくるよ、色々とね」
ちょうどいいタイミングで壁一面がスクリーンになり【対戦相手の準備が出来ました】と大きく表示された。
「では、お気をつけて、とはあまり言う必要が無いですから――」
うーん、とミューミューが考えている間に、デッキをもう一度視界ディスプレイにリストアップさせて次の目標を再確認した。
「――良い成果を。でしょうか」
「うん、ありがとう。報告は一通り終わってからするよ」
「連絡お待ちしてます。私も今から戦ってきますね」
「おっと、そっちもか。じゃあ『楽しんで』」
「はい!」
通話が切れた。俺は視界ディスプレイに表示された「準備完了」を選ぶと、全てがゆっくりと暗転した。
2戦目の相手は「ダージリン亭吉松」だった。なんだその名前。
戦績:キーカード揃わず。【鳴神:玖】が2発しっかり当たって終わり。
3戦目の相手は「やめて!貴方の恋人のミシェルよ!」だった。名前で遊ぶんじゃない。誰だミシェルって。
戦績:キーカード揃ったタイミングで相手が爆散。南無ミシェル。
4戦目の相手は「ドスカマキリ♂」だった。アバターが全身緑色なのは気合が入っていて良いと思います。
戦績:キーカードが揃ったが、もうちょっと強い相手の為にとっておく事にした。カマキリは攻撃も斬撃系だらけで本当にカマキリになりきっていた。だから何というわけでもなくノーダメで撃破。
5戦目の相手は「孤狼丸」だった。嫌な予感オブザデイに期待のニューカマー参戦!
戦績:今からやる。
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