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アルフォンスとの甘い夜1※
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数度口付けを交わした後、アルフォンスはわたくしから身を離そうとした。
離れたくない……そんな気持ちが沸き起こって彼の服をぎゅっと掴んで引き止めるとアルフォンスは困ったような顔をする。
そして彼の服を掴むわたくしの手をそっと握ってから優しく微笑んだ。
「ビアンカ、その。こういうことは、結婚してからね?」
アルフォンスは頬を染め、眉を下げて恥ずかしそうな表情で言った。
……可愛い。なんですかその恥じらい顔。
でもそうじゃないの。先ほどの強引なアルフォンスはどこへ行ってしまったの……!
婚前交渉は、はしたないことなのはわかっているけれど、わたくしは今アルフォンスに抱いて欲しい。
アルフォンスが本当にわたくしのものになったのだと、そしてわたくしはアルフォンスのものなのだと。
報われないはずの恋が報われたのだと実感したいのだ。
「さっきは抱いてくれようとしたのに!」
「その、あれは君が手に入らないと焦ってしまったから……」
アルフォンスはそう言って気まずそうに目を泳がせた。
そうよね、アルフォンスは幼い頃から妹にべたべたしていた一点を除けば極めて常識人なのだ。
だけど……。
わたくしはナイトドレスのリボンを解き、布地をそっと下に落とした。
ナイトドレスの下は更に一枚薄い透ける生地の水色の下着と横を紐で留めたパンツしか身に着けていない。
わたくしの素肌や胸……更に言うとその頂までも……が、その下着からほんのり透けてアルフォンスに見えてしまっているはずだ。
透明感のある白い肌、ささやかな膨らみの胸、その胸の頂きは薄い桃色。
……アルフォンスがお気に召してくれる体だといいのだけど……。
男性を誘惑をするのにわたくしの小さな胸は心もとない気がして少しだけ不安になってしまう。
アルフォンスが小さいお胸が好きだと、信じるしかないわ。
「ビア……ンカ……」
アルフォンスの目が、わたくしの体に釘付けになるのがわかった。
それを意識してしまい顔が真っ赤になるけれど、ここで止めるわけにはいかない。
わたくしは残っていた下着を全て脱ぎ去り、アルフォンスの前に裸身をさらけ出した。
「抱いて欲しいの、アルフォンス……」
懇願するようにアルフォンスに抱きつくと、彼はわたくしの体を受け止め困惑を滲ませながらも抱きしめた。
「ビアンカ……君って子は……」
呆れたような口調のアルフォンスに、こんなはしたないことをするわたくしは嫌いかもしれない、と不安な気持ちになってしまう。
どうしよう、早まったのかしら。
「そんなことをされたら、我慢が出来なくなるよ」
抱きしめる力を強くされ、熱を持った口調で耳元で囁かれてほっと安堵する。
「全部アルフォンスのものだから。……アルフォンスの思う通りにして」
恥ずかしくなってしまい小さな声でアルフォンスにそう言うと、彼ははにかんだ微笑みを浮かべた。
そしてわたくしの頬に手を添えると、優しい口付けを落とした。
アルフォンスの美しい唇が、何度も何度も唇を塞ぐ。
それは最初は遠慮がちに、だけど徐々に熱を増していった。
「ビアンカ、お口を開けて」
アルフォンスに囁かれ口を開き、入ってきた彼の舌に応えようとそっと自分の舌を伸ばす。
その舌はすぐに彼の舌に捕らえれ、絡められ、軽く吸われ、官能を開くようにゆっくりと時間をかけて嬲られた。
アルフォンスの少しざらりとした舌がやらしい水音を立てながら口内を這い回ると痺れるような感覚が体中に広がりそれに翻弄されまいとわたくしは彼の服をぎゅっと掴んだ。
「――ふぅっ……」
長いキスをしながらアルフォンスは胸にそっと触れ、小さなふくらみを柔らかな動きで揉みしだく。
彼の手で直に触られる感覚に思わず体を震わせると、アルフォンスが少し笑う気配がした。
「やっぁ……おにーさまぁ……」
「ビアンカ、アルフォンスでしょう?」
キスをされながら頂きを軽く摘ままれ優しく捏ねられると吐息と共に甘い声が漏れてしまう。
以前の癖で『お兄様』と呼ぶとアルフォンスが子供を叱るように訂正し、軽く音を立てて唇を離すとわたくしの首筋に唇を落とした。
「アルフォンスっ……」
首筋にも何度もキスをされ、優しく食まれ、時間をかけて舌がなぞっていく。
アルフォンスが触れるところに熱が生まれ、体が溶けていくような錯覚に陥って思わず彼に縋り付くと宥めるように頭を撫でられた。
彼は首筋から鎖骨に、乳房に、丁寧にわたくしの体に唇を落としていき、その唇はついに胸の頂きに吸い付いた。
「んっ……やっ……!」
アルフォンスは頂きを口に含むと、舌で何度も転がし、優しく吸い上げる。
その甘くてむず痒い刺激に、声を上げるとアルフォンスに楽しそうな目を向けられた。
「ビアンカ、可愛い。ビアンカが僕の腕の中で可愛い声を上げてるなんて、奇跡みたいだね」
アルフォンスの言葉に、目頭が熱くなる。
彼が触れてくれている今が、わたくしにとっても奇跡だ。
ふと彼の下腹部に目をやると、トラウザーズの前が大きく膨らんでいるのに気がついた。
「アルフォンス……大きくなってるわ……」
「そりゃそうでしょう……僕も男なんだから。好きな子が目の前で可愛い声を上げていたら、こうなってしまうよ」
アルフォンスの恥ずかしげな表情と『好きな子』という響きに胸がきゅんとしてしまう。
「アルフォンスの、触ってみてもいいかしら?」
「えっ……」
アルフォンスが戸惑う声を出したけれど、わたくしは構わずにそれに指で触れた。
トラウザーズ越しではあるもののアルフォンスのものが硬くなり膨らんでいるのがダイレクトに感じられて、わたくしの体でこうなったんだわ、という妙な達成感で心が満ちて思わず得意げな顔になってしまう。
うん、ちっさいお胸でも大丈夫だった。本当によかった。
随分大きいのね、なんて思いながらさわさわと形を確認するように指で触れていると、アルフォンスの手がわたくしの手を覆ってそれ以上の動きを止めさせた。
「こら、ビアンカ。悪戯しないの」
アルフォンスは頬を膨らませ、突然わたくしの膝裏を持って足を押し開いた。
アルフォンスに、恥ずかしいところが全て見えてしまう。
その恥ずかしさに手で隠そうとするけれど『隠しちゃダメ』という彼からの制止の声が入った。
「ア……アルフォンス……!」
「悪戯っ子には、ちゃんとお仕置きをしないとね?」
そう言ってにっこりと笑うアルフォンスのお顔はまるで美しい天使様のようなのに……わたくしには、悪魔のように見えてしまった。
離れたくない……そんな気持ちが沸き起こって彼の服をぎゅっと掴んで引き止めるとアルフォンスは困ったような顔をする。
そして彼の服を掴むわたくしの手をそっと握ってから優しく微笑んだ。
「ビアンカ、その。こういうことは、結婚してからね?」
アルフォンスは頬を染め、眉を下げて恥ずかしそうな表情で言った。
……可愛い。なんですかその恥じらい顔。
でもそうじゃないの。先ほどの強引なアルフォンスはどこへ行ってしまったの……!
婚前交渉は、はしたないことなのはわかっているけれど、わたくしは今アルフォンスに抱いて欲しい。
アルフォンスが本当にわたくしのものになったのだと、そしてわたくしはアルフォンスのものなのだと。
報われないはずの恋が報われたのだと実感したいのだ。
「さっきは抱いてくれようとしたのに!」
「その、あれは君が手に入らないと焦ってしまったから……」
アルフォンスはそう言って気まずそうに目を泳がせた。
そうよね、アルフォンスは幼い頃から妹にべたべたしていた一点を除けば極めて常識人なのだ。
だけど……。
わたくしはナイトドレスのリボンを解き、布地をそっと下に落とした。
ナイトドレスの下は更に一枚薄い透ける生地の水色の下着と横を紐で留めたパンツしか身に着けていない。
わたくしの素肌や胸……更に言うとその頂までも……が、その下着からほんのり透けてアルフォンスに見えてしまっているはずだ。
透明感のある白い肌、ささやかな膨らみの胸、その胸の頂きは薄い桃色。
……アルフォンスがお気に召してくれる体だといいのだけど……。
男性を誘惑をするのにわたくしの小さな胸は心もとない気がして少しだけ不安になってしまう。
アルフォンスが小さいお胸が好きだと、信じるしかないわ。
「ビア……ンカ……」
アルフォンスの目が、わたくしの体に釘付けになるのがわかった。
それを意識してしまい顔が真っ赤になるけれど、ここで止めるわけにはいかない。
わたくしは残っていた下着を全て脱ぎ去り、アルフォンスの前に裸身をさらけ出した。
「抱いて欲しいの、アルフォンス……」
懇願するようにアルフォンスに抱きつくと、彼はわたくしの体を受け止め困惑を滲ませながらも抱きしめた。
「ビアンカ……君って子は……」
呆れたような口調のアルフォンスに、こんなはしたないことをするわたくしは嫌いかもしれない、と不安な気持ちになってしまう。
どうしよう、早まったのかしら。
「そんなことをされたら、我慢が出来なくなるよ」
抱きしめる力を強くされ、熱を持った口調で耳元で囁かれてほっと安堵する。
「全部アルフォンスのものだから。……アルフォンスの思う通りにして」
恥ずかしくなってしまい小さな声でアルフォンスにそう言うと、彼ははにかんだ微笑みを浮かべた。
そしてわたくしの頬に手を添えると、優しい口付けを落とした。
アルフォンスの美しい唇が、何度も何度も唇を塞ぐ。
それは最初は遠慮がちに、だけど徐々に熱を増していった。
「ビアンカ、お口を開けて」
アルフォンスに囁かれ口を開き、入ってきた彼の舌に応えようとそっと自分の舌を伸ばす。
その舌はすぐに彼の舌に捕らえれ、絡められ、軽く吸われ、官能を開くようにゆっくりと時間をかけて嬲られた。
アルフォンスの少しざらりとした舌がやらしい水音を立てながら口内を這い回ると痺れるような感覚が体中に広がりそれに翻弄されまいとわたくしは彼の服をぎゅっと掴んだ。
「――ふぅっ……」
長いキスをしながらアルフォンスは胸にそっと触れ、小さなふくらみを柔らかな動きで揉みしだく。
彼の手で直に触られる感覚に思わず体を震わせると、アルフォンスが少し笑う気配がした。
「やっぁ……おにーさまぁ……」
「ビアンカ、アルフォンスでしょう?」
キスをされながら頂きを軽く摘ままれ優しく捏ねられると吐息と共に甘い声が漏れてしまう。
以前の癖で『お兄様』と呼ぶとアルフォンスが子供を叱るように訂正し、軽く音を立てて唇を離すとわたくしの首筋に唇を落とした。
「アルフォンスっ……」
首筋にも何度もキスをされ、優しく食まれ、時間をかけて舌がなぞっていく。
アルフォンスが触れるところに熱が生まれ、体が溶けていくような錯覚に陥って思わず彼に縋り付くと宥めるように頭を撫でられた。
彼は首筋から鎖骨に、乳房に、丁寧にわたくしの体に唇を落としていき、その唇はついに胸の頂きに吸い付いた。
「んっ……やっ……!」
アルフォンスは頂きを口に含むと、舌で何度も転がし、優しく吸い上げる。
その甘くてむず痒い刺激に、声を上げるとアルフォンスに楽しそうな目を向けられた。
「ビアンカ、可愛い。ビアンカが僕の腕の中で可愛い声を上げてるなんて、奇跡みたいだね」
アルフォンスの言葉に、目頭が熱くなる。
彼が触れてくれている今が、わたくしにとっても奇跡だ。
ふと彼の下腹部に目をやると、トラウザーズの前が大きく膨らんでいるのに気がついた。
「アルフォンス……大きくなってるわ……」
「そりゃそうでしょう……僕も男なんだから。好きな子が目の前で可愛い声を上げていたら、こうなってしまうよ」
アルフォンスの恥ずかしげな表情と『好きな子』という響きに胸がきゅんとしてしまう。
「アルフォンスの、触ってみてもいいかしら?」
「えっ……」
アルフォンスが戸惑う声を出したけれど、わたくしは構わずにそれに指で触れた。
トラウザーズ越しではあるもののアルフォンスのものが硬くなり膨らんでいるのがダイレクトに感じられて、わたくしの体でこうなったんだわ、という妙な達成感で心が満ちて思わず得意げな顔になってしまう。
うん、ちっさいお胸でも大丈夫だった。本当によかった。
随分大きいのね、なんて思いながらさわさわと形を確認するように指で触れていると、アルフォンスの手がわたくしの手を覆ってそれ以上の動きを止めさせた。
「こら、ビアンカ。悪戯しないの」
アルフォンスは頬を膨らませ、突然わたくしの膝裏を持って足を押し開いた。
アルフォンスに、恥ずかしいところが全て見えてしまう。
その恥ずかしさに手で隠そうとするけれど『隠しちゃダメ』という彼からの制止の声が入った。
「ア……アルフォンス……!」
「悪戯っ子には、ちゃんとお仕置きをしないとね?」
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