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本編2
モブ令嬢と第二王子は出奔する2※
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弟が出奔した後……母上が、荒れに荒れている。
可愛い可愛い末っ子が舞踏会で暴れ回った末に絶縁状を叩きつけ、ご機嫌を必死に取ろうとしていた最中に出奔してしまったのだ。
しかもあの舞踏会の一幕は噂好きの人々を介し世間にすっかり広まっており、出奔したシャルルと義妹殿へは世間の同情が集まっている。
……母上の行動は、裏目裏目に出てしまったのだ。
だから荒れる気持ちはわからなくてもないが。
――すべて母上の、自業自得だ。
シャルルが出奔まではするまいと思っていた母上は、油断していた。なので彼らを逃し、足跡を消し、隠すのは造作もなかった。
父上も母上も。俺が工作した偽の情報に踊らされ、見当違いの場所を探している。
俺は紅茶を一口飲みつつ、シャルルの婚約者の顔を思い浮かべた。義妹殿に対しては本当に……『気の毒に』と『申し訳ない』という二つの言葉しか思い浮かばない。
王家に入る心構えも教育もできていないのにシャルルに無理やりものにされ、母上には可愛い末っ子を急に奪われた八つ当たりをされ、周囲には理不尽な噂を立てられて。
挙句の果てには大勢の前で恥をかかされ、最悪の形での否定を受け、貞操まで脅かされそうになった。
このままでは母上や他家の者がどこまでエスカレートするかわからない。そう思ったから俺は、シャルルの出奔に協力することにした。安全のために義妹殿は隔離した方がいい。
……そして母上には少し熱すぎるくらいのお灸をすえた方がいい。
愛を注いだ末っ子の反抗と出奔は相当堪えたらしく、母上は最近めっきり老け込んでいるが……まだまだ足りないな。
母上と、義妹殿には手出しをしないという取り決めをした上で、シャルルを説得し二人を連れ戻すつもりではあるのだが……。母上が改心しないうちは、シャルルが何年戻らなくても仕方がないと思っている。
その間に義妹殿は孕むかもしれないな……。正直叔父になるには早すぎると思うんだが。
……しかし愛する人と愛し合えるのは、なんとも羨ましい話である。
「俺も愛する人と愛し合いたいな……」
そんな言葉がつい漏れてしまう。悲しいことに俺はとある女性に絶賛片想い中なのだ。
母上に惚れ込み尻に敷かれている父上には一連の母の所業に関しては逐一伝えているが、シャルルたちの出奔に俺が関わっており、動向を把握していることは伝えていない。
父上に話せばすぐに母上に伝わり面倒なことになるのは目に見えている。
父上は善き為政者ではあるが、母上が関わることに関しては役に立たないのだ。
母上だけでなく……他にも伝わると面倒な相手はいる。
エレオノール嬢もその一人だ。彼女の家は舞踏会の一件の処罰として領地を一部取り上げられ、彼女自身も屋敷で軟禁をされている。第二王子の婚約者を害しようとした割にはなんともぬるい処罰だと思うが、母上の介入があったのかもしれないな。
容姿が美しく、いかにも高位貴族のご令嬢という雰囲気の彼女は母のお気に入りだ。母上は自分の同族のような女を、シャルルの妻に据えたいらしい。
影からの報告では、エレオノール嬢は、恨みを晴らさんと義妹殿を探し出すのに躍起になっているそうだ。……逆恨みもいいところだと思うのだが。
彼女の動向にも、気をつけておこう。なにがきっかけで居場所がバレるかなんてわからないのだ。
外を見ると曇天で……秋が過ぎ去り、冬が来るのだなとそんなことを思わせる天気だ。寒さが苦手なシャルルは大丈夫かな。風邪をひかないといいが。
俺はそんなことを思いながら紅茶を啜った。
☆★☆
「人肌は暖かいな……」
お忍びスタイルで一週間ほど移動をしたどり着いた、隣国の外れにあるお屋敷で私とシャルル王子はまったりとしていた。……その、寝台の上で、ですね。
このお屋敷はシャルル王子が偽名で買ったもので、没落した大商人が持っていたお屋敷の一つだとお聞きした。……私の実家の子爵家の屋敷よりも立派だなぁ。
使用人はメイド二人。彼女たちの本職はメイドではなく、護衛や諜報を行う『影』……と呼ばれる方々だそうだ。どこからどう見てもそんな血生臭さとは無縁な、綺麗なお姉さんたちにしか見えないけど。彼女たちはシャルル王子個人に忠誠を誓っている『安全』な人たちらしい。この方たちに加えてフィリップ王子の『影』も毎日こっそりと護衛をしているとのこと……。
毎日は不足なく、実に快適である。
手に手を取って、市井で苦労して、みたいな駆け落ち生活を思い描いていた私的には至れり尽くせりすぎる出奔は拍子抜けというか……。庶民生活って言っていいのかな、これ。
シャルル王子は子供が何人いたら貯蓄が何年でいくらまで減って……という計算をしながら、いつ冒険者ギルドに登録をするかの思案をしていらっしゃったし庶民生活でいいのかな。というか子沢山は確定なんだなぁ。彼は、子供が好きみたいだ。
世間のしがらみから解放されたこの生活は気楽でよい。シャルル王子曰くの庶民服で屋敷をふらふらできるのも最高だ。コルセットとパニエからの解放万歳である。
……油断しているとすぐに脱がされてしまうのが、玉に瑕だけど。
外から見える風景は一面の野原で、買い物には不便そうだなぁ……なんて思っていたけれど。地下の貯蔵庫にある食料を見て一冬どころか春も余裕で過ごせそうだと彼の用意周到さに舌を巻いた。
「んっ……」
シャルル王子に後ろから胸を揉まれ、私は小さく声を上げた。ここに着いてからは体を合わせてばかりだ。単純に暇なのもあるのだけれど……うん。周囲にはなにもないものね。
フィリップ王子が用意してくれた小さなトランクには、生活必需品とともにあの『避妊薬』が大量に入っていた。『義妹殿の体に負担がかかることだし、二人でちゃんと時期を話し合いなさい』というお手紙とともに……。なんとも、お恥ずかしい話である。
そうなんだよなぁ。医療が発展している王都で産むならともかく、ここは人里離れた場所なのだ。なにがあるかわからないし……。
そしてシャルル王子との話し合いの結果しばらくは避妊をしよう、という結論に至り。ほっとしたような、少し残念なような……という心境だ。
「アリエルとこうして、のんびり過ごせるなんて夢のようだな……」
彼はそう言いながら太腿の間に熱杭を滑り込ませた。
「シャルル様、さっきしたばかりでしょう……!」
「足りない」
尻朶を小さな手で広げられ、先ほど散々した行為で精液と蜜とでぐちゃぐちゃになったそこに熱を当てがわれた。
シャルル王子の物が少し抵抗する隘路をかき分け奥へと入ってくる。あつらえたようにぴったりと内側から密着するそれで肉壁を擦られると、理性は一気に蕩けてしまう。
「やっ……シャルル様っ……」
ゆっくり膣内を擦られ甘い声を上げる。すると彼が嬉しそうに笑う気配がした。……得意げな貴方も、可愛い、好き。彼は『可愛い』と言うと不満そうな顔をするけれど、あと二年もしないうちにため息とともに『かっこいい』としか言えないような容姿になってしまうのだろうから。可愛いと言える今のうちにたくさん可愛いと言わせて欲しい。
彼は両手で胸を弄びながら、腰をぱちゅぱちゅと打ち付けてきた。胸の頂を捏ねられながら、奥を突かれるのが気持ちいい。
私の体の喜ぶところを心得ている彼の物に気持ちいいところをたくさん突かれると力が抜けて、へにゃりとベッドに突っ伏しお尻だけを上げている恥ずかしい体勢になってしまう。
「シャルル様……あっ……! やあっ……」
「アリエル、可愛いな。……もっと啼け」
嬌声を上げながら、獣のように背後から貫かれるのは嫌いではない。シャルル王子に貪られているのだと、女としての喜びが湧き上がるから。
「好き、シャルルさま、好きっ……」
「アリエル……すまない。私もだ」
好きだ、と言うと最近のシャルル王子は時々詫びを言う。王妃様のことで色々と思うところがあるのだろうけれど。
謝らなくてもいいのに。誰になにをされても、貴方への気持ちだけは揺るがないんだから。
獣のような体勢のまま熱杭を貪っていると、彼の体が小さく震えて中にまた精を吐き出された。
体を仰向けに返され、抱きしめられ。優しくキスをされて金色の瞳に見つめられる。
「アリエル、愛してる」
囁かれて、またキスをされて。
これからへの不安はあるけれど……幸せ、だなぁ……。
なんてしみじみ思いながら私は笑みを漏らしてしまった。
可愛い可愛い末っ子が舞踏会で暴れ回った末に絶縁状を叩きつけ、ご機嫌を必死に取ろうとしていた最中に出奔してしまったのだ。
しかもあの舞踏会の一幕は噂好きの人々を介し世間にすっかり広まっており、出奔したシャルルと義妹殿へは世間の同情が集まっている。
……母上の行動は、裏目裏目に出てしまったのだ。
だから荒れる気持ちはわからなくてもないが。
――すべて母上の、自業自得だ。
シャルルが出奔まではするまいと思っていた母上は、油断していた。なので彼らを逃し、足跡を消し、隠すのは造作もなかった。
父上も母上も。俺が工作した偽の情報に踊らされ、見当違いの場所を探している。
俺は紅茶を一口飲みつつ、シャルルの婚約者の顔を思い浮かべた。義妹殿に対しては本当に……『気の毒に』と『申し訳ない』という二つの言葉しか思い浮かばない。
王家に入る心構えも教育もできていないのにシャルルに無理やりものにされ、母上には可愛い末っ子を急に奪われた八つ当たりをされ、周囲には理不尽な噂を立てられて。
挙句の果てには大勢の前で恥をかかされ、最悪の形での否定を受け、貞操まで脅かされそうになった。
このままでは母上や他家の者がどこまでエスカレートするかわからない。そう思ったから俺は、シャルルの出奔に協力することにした。安全のために義妹殿は隔離した方がいい。
……そして母上には少し熱すぎるくらいのお灸をすえた方がいい。
愛を注いだ末っ子の反抗と出奔は相当堪えたらしく、母上は最近めっきり老け込んでいるが……まだまだ足りないな。
母上と、義妹殿には手出しをしないという取り決めをした上で、シャルルを説得し二人を連れ戻すつもりではあるのだが……。母上が改心しないうちは、シャルルが何年戻らなくても仕方がないと思っている。
その間に義妹殿は孕むかもしれないな……。正直叔父になるには早すぎると思うんだが。
……しかし愛する人と愛し合えるのは、なんとも羨ましい話である。
「俺も愛する人と愛し合いたいな……」
そんな言葉がつい漏れてしまう。悲しいことに俺はとある女性に絶賛片想い中なのだ。
母上に惚れ込み尻に敷かれている父上には一連の母の所業に関しては逐一伝えているが、シャルルたちの出奔に俺が関わっており、動向を把握していることは伝えていない。
父上に話せばすぐに母上に伝わり面倒なことになるのは目に見えている。
父上は善き為政者ではあるが、母上が関わることに関しては役に立たないのだ。
母上だけでなく……他にも伝わると面倒な相手はいる。
エレオノール嬢もその一人だ。彼女の家は舞踏会の一件の処罰として領地を一部取り上げられ、彼女自身も屋敷で軟禁をされている。第二王子の婚約者を害しようとした割にはなんともぬるい処罰だと思うが、母上の介入があったのかもしれないな。
容姿が美しく、いかにも高位貴族のご令嬢という雰囲気の彼女は母のお気に入りだ。母上は自分の同族のような女を、シャルルの妻に据えたいらしい。
影からの報告では、エレオノール嬢は、恨みを晴らさんと義妹殿を探し出すのに躍起になっているそうだ。……逆恨みもいいところだと思うのだが。
彼女の動向にも、気をつけておこう。なにがきっかけで居場所がバレるかなんてわからないのだ。
外を見ると曇天で……秋が過ぎ去り、冬が来るのだなとそんなことを思わせる天気だ。寒さが苦手なシャルルは大丈夫かな。風邪をひかないといいが。
俺はそんなことを思いながら紅茶を啜った。
☆★☆
「人肌は暖かいな……」
お忍びスタイルで一週間ほど移動をしたどり着いた、隣国の外れにあるお屋敷で私とシャルル王子はまったりとしていた。……その、寝台の上で、ですね。
このお屋敷はシャルル王子が偽名で買ったもので、没落した大商人が持っていたお屋敷の一つだとお聞きした。……私の実家の子爵家の屋敷よりも立派だなぁ。
使用人はメイド二人。彼女たちの本職はメイドではなく、護衛や諜報を行う『影』……と呼ばれる方々だそうだ。どこからどう見てもそんな血生臭さとは無縁な、綺麗なお姉さんたちにしか見えないけど。彼女たちはシャルル王子個人に忠誠を誓っている『安全』な人たちらしい。この方たちに加えてフィリップ王子の『影』も毎日こっそりと護衛をしているとのこと……。
毎日は不足なく、実に快適である。
手に手を取って、市井で苦労して、みたいな駆け落ち生活を思い描いていた私的には至れり尽くせりすぎる出奔は拍子抜けというか……。庶民生活って言っていいのかな、これ。
シャルル王子は子供が何人いたら貯蓄が何年でいくらまで減って……という計算をしながら、いつ冒険者ギルドに登録をするかの思案をしていらっしゃったし庶民生活でいいのかな。というか子沢山は確定なんだなぁ。彼は、子供が好きみたいだ。
世間のしがらみから解放されたこの生活は気楽でよい。シャルル王子曰くの庶民服で屋敷をふらふらできるのも最高だ。コルセットとパニエからの解放万歳である。
……油断しているとすぐに脱がされてしまうのが、玉に瑕だけど。
外から見える風景は一面の野原で、買い物には不便そうだなぁ……なんて思っていたけれど。地下の貯蔵庫にある食料を見て一冬どころか春も余裕で過ごせそうだと彼の用意周到さに舌を巻いた。
「んっ……」
シャルル王子に後ろから胸を揉まれ、私は小さく声を上げた。ここに着いてからは体を合わせてばかりだ。単純に暇なのもあるのだけれど……うん。周囲にはなにもないものね。
フィリップ王子が用意してくれた小さなトランクには、生活必需品とともにあの『避妊薬』が大量に入っていた。『義妹殿の体に負担がかかることだし、二人でちゃんと時期を話し合いなさい』というお手紙とともに……。なんとも、お恥ずかしい話である。
そうなんだよなぁ。医療が発展している王都で産むならともかく、ここは人里離れた場所なのだ。なにがあるかわからないし……。
そしてシャルル王子との話し合いの結果しばらくは避妊をしよう、という結論に至り。ほっとしたような、少し残念なような……という心境だ。
「アリエルとこうして、のんびり過ごせるなんて夢のようだな……」
彼はそう言いながら太腿の間に熱杭を滑り込ませた。
「シャルル様、さっきしたばかりでしょう……!」
「足りない」
尻朶を小さな手で広げられ、先ほど散々した行為で精液と蜜とでぐちゃぐちゃになったそこに熱を当てがわれた。
シャルル王子の物が少し抵抗する隘路をかき分け奥へと入ってくる。あつらえたようにぴったりと内側から密着するそれで肉壁を擦られると、理性は一気に蕩けてしまう。
「やっ……シャルル様っ……」
ゆっくり膣内を擦られ甘い声を上げる。すると彼が嬉しそうに笑う気配がした。……得意げな貴方も、可愛い、好き。彼は『可愛い』と言うと不満そうな顔をするけれど、あと二年もしないうちにため息とともに『かっこいい』としか言えないような容姿になってしまうのだろうから。可愛いと言える今のうちにたくさん可愛いと言わせて欲しい。
彼は両手で胸を弄びながら、腰をぱちゅぱちゅと打ち付けてきた。胸の頂を捏ねられながら、奥を突かれるのが気持ちいい。
私の体の喜ぶところを心得ている彼の物に気持ちいいところをたくさん突かれると力が抜けて、へにゃりとベッドに突っ伏しお尻だけを上げている恥ずかしい体勢になってしまう。
「シャルル様……あっ……! やあっ……」
「アリエル、可愛いな。……もっと啼け」
嬌声を上げながら、獣のように背後から貫かれるのは嫌いではない。シャルル王子に貪られているのだと、女としての喜びが湧き上がるから。
「好き、シャルルさま、好きっ……」
「アリエル……すまない。私もだ」
好きだ、と言うと最近のシャルル王子は時々詫びを言う。王妃様のことで色々と思うところがあるのだろうけれど。
謝らなくてもいいのに。誰になにをされても、貴方への気持ちだけは揺るがないんだから。
獣のような体勢のまま熱杭を貪っていると、彼の体が小さく震えて中にまた精を吐き出された。
体を仰向けに返され、抱きしめられ。優しくキスをされて金色の瞳に見つめられる。
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