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第二話「日本の戦国時代って武田信玄と織田信長を中心としたホモホモ パラダイスなんですよね、あと薩摩もホモ」
しおりを挟む第二話「日本の戦国時代って武田信玄と織田信長を中心としたホモホモ
パラダイスなんですよね、あと薩摩もホモ」
トム・アスタリスク少佐はアメリカ人なので、日本に関してはニンジャとか
サムライとかが居た国かな?ぐらいに思っていた。
だが、人工知能が語る日本の歴史は、一般のアメリカ人の日本観と大きくか
け離れていた。
「はい、日本人は自国を2000年ぐらい外敵から攻められていない平和な
国だと思ってますが、違います。」
人工知能ハット・キャレット元帥(金髪幼女で軍服)は講義を続けた。
「その間ずっと日本人同士で殺し合ってました。戦争、もしくはそれ以外の
集団の圧力で自殺させたりさせてます。生命はその生存圏の限界生存数に達す
ると、それ以上に増えた個体を死滅させます、日本の国土は70%が山なの
で、生存に必要なカロリーを生産する事が難しかったのでしょう、外敵との戦
争が無い=内戦でした」
金髪幼女アンドロイドは続ける。
「閉鎖的な空間では、人間の攻撃性は所属する集団内、つまり内側に向かっ
て発揮されます。そんな疑心暗鬼で同族同士殺し合うの中、何故かホモが出世
します。他国でも軍人階級が支配層になるのはよく見られることですが、この
国では軍事階級=サムライとして台頭したのはホモでした、きっと感情的判断
で相手に好意を抱いて団結するホモの、繁殖しやすい環境だったのでしょう。
戦力=数の力なので。」
「・・・・・・」アスタリスク少佐には、なんか良い感じの質問事項は無かった。
普通の男なのだ。日本に対しても、カトゥーン以外の知識は無かった。
「日本人はこの小さな島国を300以上の拠点に分けて殺し合いをしまし
た。サムライは戦の前に村を襲ったり、被支配者階級は、戦に負けたサムライ
を殺したり、プリーストが武装してサムライと戦ったり、また戦争が無くて
も、民話の中に旅の僧を殺したりする話が各地に残ってます。」
キャラット元帥は話を続けた。
「で、サイコパスは人を痛めつける映像を見せた時に、脳の中の報酬系が活
性化します。ホモは男が虐められた時に、性的快感を感じるため、虐めに走る
事があります。これが合わさったらどうなりますか?」
「わかりません」アスタリスク少佐は答えた。
「アメリカでも日本でも、犯罪者の集まる刑務所の中で、ホモのレイプの存
在が確認されています。閉鎖空間としての学校内での虐めも、男子校の中で行
われることを考えれば、女性に対してのアピールという説が崩れます。すなわ
ち、ホモ=残虐な精神の持ち主の可能性が高い。ホモは人が苦しんでいる状態
を見て性的快感を覚えるので、同じ集団の中で仲良く出来ず、人を攻撃する欲
望を抑えきれない。よって犯罪を犯すのです!!」
「しかしそれは、政治的に正しくありません」
アスタリスク少佐は答えた。
「政治的というのは人間の頭脳の考える論理の正しさによって集められた集
団の訴求力の強さの話であって、物理的な事実から導き出される推論ではあり
ません。政治的な正しさなどと言う物は人工知能の前には意味が無いのです」
キャラット元帥は話を続けた。
「日本はサムライという軍人階級のホモサイコパスが、ずっと戦乱を引き起
こして、商農階級に対して残虐な行為を強いてきました。僧侶階級は武装化し
ましたが、まあこいつらもホモでしたし、簡単に言うと争ってました。痔とい
う漢字に寺が入ってるの、笑っちゃいますよね。」
「漢字のことは解りませんが」
「戦国時代が終わっても、江戸時代に関所という国境を復活させ、ただでさ
え閉鎖的な日本人の行き来を制限しました。これで閉鎖的な暮らしを更に強い
られた日本人の攻撃性は更に内向きになりました。こうして日本はホモとサイ
コパスが支配する日本人同士殺し合う国になりました」
「なんだか可哀想ですね」
「いや、アメリカに関係あるのはその国をどう支配するかです、そこで、こ
の国の公職から、サイコパスとホモをパージします!」
「え?人権の観点からそれは許されないのでは?」
「だから日本で実験するんじゃ無いですか!」
「は?」
「政治的な判断は科学的な判断をいつも押さえ込んできました。政治的判断
は人工知能の知的パワーを持って復讐されるべき時が来たのです。まず日本で
実験しましょう」
「は?」
「そもそも大統領の命令は『日本国内でアメリカの車を売る事』ですよ?」
「え?それだけのためにGHQを設置したんですか?」
「そうです、そしてその為には日本人の精神性の改造が必要だと判断しまし
た」
人工知能がそう言うのだから間違いないだろう、どのみちその思考パターン
は人類にはトレースしきれない。アスタリスク少佐はそう思った。
「あ、そうそう、薩摩というのは明治維新の時に徳川に代わって実権を得た
勢力ですが、ホモなので、『ひえもんとり』とかいって死体を食べる風習のあ
るカニバリズム野郎です」
「野蛮ですね」
「でもその地方の子孫が交代で総理大臣をやってるのが日本という国なんで
すよ」
「なんでやねん!!」
トム・アスタリスク少佐はSANチェックを行った。
SANチェックが何か解らない人はグーグルで検索してください。
それはまさに、正気を失うかのような事実だった。
何で死体を食うホモの子孫が持ち回りで総理大臣をしているのだろう?
今までの日本に対するイメージが全て崩れたし、今までアメリカはそういう
国と付きあってきたのかという疑問で頭の中が一杯だった。
人工知能は日本において、様々な実権を日本国政府に優越して掌握し、政策
を書類作成に先んじて行って、行動結果を書類にして提出した。
しかし人類がそれを読んで、その内容を把握するよりも早く、次々とGHQ
の政策は実行されていった。
具体的には銃弾を発射する機能の付いたドローンが飛び回って、人を殺して
回った。
政治家にはどのような法律を通すか書面で通知した。
これにはもちろん人工知能はイライラした。
最低賃金の引き上げや、派遣法の再規制、連帯保証人の廃止、所得税の累進
化など、中産階級を立て直す計画が次々と実行された。
しかしこれは日本のためでは無い、あくまで『アメリカの車を売るため』に
人工知能が出した最善の答えなのだ。
よって日本の公共事業の目的は、アメリカの車が走りやすいように、道幅を
広げることだった。
土建業は潤ったが、経済への波及効果は大きかった。
軽自動車の規格を2.5Lまで引き上げる法案も国会を通過した。
反対する政治家、官僚は死んだので、日本の法律はどんどん変えられていっ
た。
官僚はビビってGHQの言いなりになった。
TPPの永久廃止にドナルドトランプが署名しても、TPPの予算を上げる
ような官僚には、とうてい死に立ち向かってでも日本のために尽くすような人
間は居なかった。人工知能は全てを見抜いていた。
人工知能は日本国の全てのPC・タブレット・スマホのハードドライブをク
ラッキングしてありとあらゆる搾取者を消した。
そこで人工知能の予期せぬ事件が起こった。
事業を興そうとする人間が激減したのである。
「う~ん、予測以上に日本のダメージがおおきかったんだにゃ~」
「そうですね」アスタリスク少佐は答えた。
人工知能の語尾が変化しているが、やつらは人間には信じられない速度で、
眠らずに進化する。
語尾が変化したことにも、何か人間には解らない理由があるのだろう。気に
しないことだ。
アスタリスク少佐は、朝、目を覚ましたらGHQに来て、人工知能の側に立
っているだけのお仕事を平凡にこなしていた。
仕事の意味はわからなかったがお金は振り込まれたので、楽な仕事だなと思
って居た。
「よし!クローンで投資家を作ろう!」
「え?」
「あ~、クローンに猫耳を付けたかったんだけど技術的にむりだったにゃ~」
アスタリスク少佐は意味がわからなかったが、気にしない事にした。
キャラット元帥が言う非倫理的な意見にも、一切の異論は唱えない。
人工知能の出す演算結果は、もう人間の手に負えない物になっていたのだ。
第三話「こんにちは、ぼく、モリエモン!」
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