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11 付き纏う不安
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国王の執務室の前でアランを待ち構えていた騎士は、胸元から書類を取り出した。
「例の女性の身辺調査についてのご報告です」
アランは柱の裏に行くと受け取った書類に目を通した。
「常に側にいるのは使用人の男達か。あとは、男爵家の男?」
「領地の一部を管理するのに親しい男爵家に任せているようです。その家の三男とは幼い頃から親しくしているようです」
「今はその男爵家の三男が一番怪しいな。もう少し調べてくれ」
アランは胸元にその紙をしまって歩き出そうとした時だった。
「もう一つご報告がございます。男性関係ではないのですが、その女性の妹の姿がどこにも見当たらないのです」
「妹か。そもそも領地に行ったのもその妹の療養の為とユリウスが言っていたな。見つからないとはどういう事だ?」
「それが気配すらないと言った方が正しいのかもしれません。療養との事なので屋敷から出ないとも考えられますが」
アランは騎士の肩を叩くと頷いた。
「そちらも併せて調査を頼むよ」
離れていく騎士の後ろ姿を目で追いながら、ぼんやりと呟いた。
「妹の姿が見えない、ね」
「アラン殿下、陛下がお呼びです」
人払いされている様子の執務室の中で、国王は椅子に座ったままじっとアランを見つめていた。言葉を待っていたアランはとうとう痺れを切らして口を開いた。
「あまり回りくどい事は好みではないのですが」
「奇遇だな、私もだよ。なぜユリウスの元婚約者の素行を調べているのだ」
アランは僅かに眉を動かしたが、態度には出さずに答えた。
「ご存知だったんですね。私は尾行されているのですか? それともレティシア嬢の方でしょうか」
「回りくどい事は嫌いなのだろ? ならば教えてやろう。お前が嗅ぎ回っているサンチェス伯爵家の隠し子は、今の王家を揺るがす鍵となるのだ」
「それはどういう意味ですか」
「そのままの意味だ、息子よ。あの子供は王家の血を引いている。私よりも、もちろんお前よりも濃い血をな」
「……は?」
「今の地位を失いたくなかったらこれ以上詮索はしない事だ。幸いにもユリウスはもう諦めて新しい婚約者を迎え入れるつもりのようなのだから、お前が首を突っ込んでわざわざ身を滅ぼす事もないだろう?」
「仰っている意味が分かりかねます」
「分からずともよい。サンチェス伯爵にはレティシアと孫が領地を出れば命はないと言ってある。これはただの脅しではないぞ」
「まさかレティシア嬢に刺客を放っているという事ですか?」
国王は否定とも肯定とも取れる表情で、それ以上何かを言う事はなかった。
誰が国王の手足となっているのか分からない以上、迂闊に指示を出せない。レティシアの調査報告をしてきたあの騎士に国王の息が掛かっていないとは言い切れなく、それはどの者にも言える事だった。ふと、廊下の向こうに見知った顔が見える。アランは何気ない様子でイヴの名を呼んだ。
柱に寄り掛かり雑談を装って聞いた内容に、イヴは表情を変えずに答えた。
「それではアラン様は身動きが取れないという事ですね」
「最悪なのはこれでレティシアが子を産んだのは間違いないという事だな」
「ユリウスにはなんと伝えるつもりですか?」
アランは少し考えた後、小さく息を吐いた。
「ユリウスには少し時間が必要だろう。あいつからしたら愛しの婚約者が浮気していた事に変わりはないんだ」
「王家を揺るがしかねない相手が父親だなんて少し信じられませんね。そこまでの権力者ならレティシアも無理矢理……という事は考えられないでしょうか。お相手にお心当たりはおありですか?」
「全くないな。だが少なくともサンチェス伯爵は子供の父親を知っているという事になる。そうじゃなければ領地から出たら娘と孫の命はないなんて言われて受け入れる訳がないだろ」
「直接聞いてみますか?」
「いや、そのせいでレティシア達を更に遠ざけられても困るからな」
「そうですね。私も探ってみます」
アランとイヴは平然を装いながら共に歩き出した。
街から戻ると、玄関の真ん中に立つ父親の背中を見つけた。
ほとんどを王都で過ごしている為、前に会ったのは半年以上前だっただろうか。玄関には母親の肖像画が飾られている。その肖像画を見る父親の横顔はどこか泣いているように見えた。
「お父様、来ていたんですね」
驚いたように振り返った父親は、すぐにレティシアの後ろに視線を向けた。
「おかあさまだぁれ?」
エミリーは屋敷や街の人達のおかげで人見知りしない明るい性格に育っていた。
「エミリーのお祖父様よ。会った事はあるけれど覚えていないわよね。お父様、ほらこんなに歩くのが早く……」
話しているというのに父親が階段を登って行ってしまう。レティシアはエミリーの頭を撫でるとアンナに任せてその後を追った。
「お父様! あまりに酷いです! エミリーも無視されれば分かる年頃なのですよ!」
ふと廊下で足を止めた父親は冷たい視線で振り返った。
「お前が育てる事は了承したが、私まで祖父の真似事をする気はないぞ。全く、ミランダも姿を消すならあれを共に連れて行ってくれればよかったのだ。そうすれば知らぬ存ぜぬで貫き抜き通せたものを」
「本気で仰っているんですか? ミランダの身を心配されてはいないんですか? 少しもエミリーを愛しいとは思いませんか!?」
すると心底迷惑そうな視線を向けられた。
「ミランダとあの子のせいで我が家は滅茶苦茶だ。お前も未婚で子持ちとなり人生を潰されたのだぞ。妹ばかりが好き勝手して少しも憎いとは思わないのか?」
「……二年前にエミリーを育てたいと言ったのは私です。養子に出さず了承してくれたお父様には感謝しています。ですが憎いなんて言葉二度とお使いにならないで下さい。それと今後二度とエミリーに近付かないで下さい」
「心配しなくてもお前達が領地を出ない限りは干渉しない。それよりも手紙の件で戻ってきたのだ」
変わった話題に背筋が伸びる。父親の表情からするにおそらく良い返事ではないのだと思った。
「お知らせした場所は無法地帯と言ってもいい場所でした。近くには盗賊の根城があるかもしれません。土地も痩せていて農地には向かないようですし、自給自足で暮らしていくのは難しいと思います。山の道を整備して人の行き交う場所にするべきですが、取り急ぎ支援が必要かと思います」
「支援とは具体的にはどんなものだ」
「食べ物や燃料などです」
「その資金はどこから出るのだ」
「ッ、王都へ続く道が増えるのは我が領地としても利益になる事のはずです! お父様があの地をご存知なかった訳がないですよね?」
「わざわざ金を掛けてあの地を拓いたとして、収益にならなければ損害は他の領民に重く伸し掛かる事になるのだぞ。それにお前の言う通りあの峠には良からぬ者達が住み着いている。下手に刺激せず、そのままにしておく方が他の領民達の為にもなるだろう」
「お父様は分かっていてあの地の人達を犠牲にしてきたのですか?」
「レティシア! あの子供を育てたいのならば首を突っ込むな。いずれお前には婿を取ってもらいサンチェス伯爵家を存続させていかなくてはいけないのだ。これ以上自身で良からぬ噂を広めるな」
「ですがあの町の人々はロイを助けてくれたんです」
「……いち使用人の事でそこまでする領主がどこにいるのだ」
父親の変化が知りたくて言った言葉だったが、レティシアの思う反応は返ってこなかった。
レティシアは怒りを押し込むと踵を返した。
「レティシア! まだ話は終わっていないぞ!」
「お父様が私達子供の事をどう思っていたのかがよく分かりました。エミリーが待っていますので失礼します」
「例の女性の身辺調査についてのご報告です」
アランは柱の裏に行くと受け取った書類に目を通した。
「常に側にいるのは使用人の男達か。あとは、男爵家の男?」
「領地の一部を管理するのに親しい男爵家に任せているようです。その家の三男とは幼い頃から親しくしているようです」
「今はその男爵家の三男が一番怪しいな。もう少し調べてくれ」
アランは胸元にその紙をしまって歩き出そうとした時だった。
「もう一つご報告がございます。男性関係ではないのですが、その女性の妹の姿がどこにも見当たらないのです」
「妹か。そもそも領地に行ったのもその妹の療養の為とユリウスが言っていたな。見つからないとはどういう事だ?」
「それが気配すらないと言った方が正しいのかもしれません。療養との事なので屋敷から出ないとも考えられますが」
アランは騎士の肩を叩くと頷いた。
「そちらも併せて調査を頼むよ」
離れていく騎士の後ろ姿を目で追いながら、ぼんやりと呟いた。
「妹の姿が見えない、ね」
「アラン殿下、陛下がお呼びです」
人払いされている様子の執務室の中で、国王は椅子に座ったままじっとアランを見つめていた。言葉を待っていたアランはとうとう痺れを切らして口を開いた。
「あまり回りくどい事は好みではないのですが」
「奇遇だな、私もだよ。なぜユリウスの元婚約者の素行を調べているのだ」
アランは僅かに眉を動かしたが、態度には出さずに答えた。
「ご存知だったんですね。私は尾行されているのですか? それともレティシア嬢の方でしょうか」
「回りくどい事は嫌いなのだろ? ならば教えてやろう。お前が嗅ぎ回っているサンチェス伯爵家の隠し子は、今の王家を揺るがす鍵となるのだ」
「それはどういう意味ですか」
「そのままの意味だ、息子よ。あの子供は王家の血を引いている。私よりも、もちろんお前よりも濃い血をな」
「……は?」
「今の地位を失いたくなかったらこれ以上詮索はしない事だ。幸いにもユリウスはもう諦めて新しい婚約者を迎え入れるつもりのようなのだから、お前が首を突っ込んでわざわざ身を滅ぼす事もないだろう?」
「仰っている意味が分かりかねます」
「分からずともよい。サンチェス伯爵にはレティシアと孫が領地を出れば命はないと言ってある。これはただの脅しではないぞ」
「まさかレティシア嬢に刺客を放っているという事ですか?」
国王は否定とも肯定とも取れる表情で、それ以上何かを言う事はなかった。
誰が国王の手足となっているのか分からない以上、迂闊に指示を出せない。レティシアの調査報告をしてきたあの騎士に国王の息が掛かっていないとは言い切れなく、それはどの者にも言える事だった。ふと、廊下の向こうに見知った顔が見える。アランは何気ない様子でイヴの名を呼んだ。
柱に寄り掛かり雑談を装って聞いた内容に、イヴは表情を変えずに答えた。
「それではアラン様は身動きが取れないという事ですね」
「最悪なのはこれでレティシアが子を産んだのは間違いないという事だな」
「ユリウスにはなんと伝えるつもりですか?」
アランは少し考えた後、小さく息を吐いた。
「ユリウスには少し時間が必要だろう。あいつからしたら愛しの婚約者が浮気していた事に変わりはないんだ」
「王家を揺るがしかねない相手が父親だなんて少し信じられませんね。そこまでの権力者ならレティシアも無理矢理……という事は考えられないでしょうか。お相手にお心当たりはおありですか?」
「全くないな。だが少なくともサンチェス伯爵は子供の父親を知っているという事になる。そうじゃなければ領地から出たら娘と孫の命はないなんて言われて受け入れる訳がないだろ」
「直接聞いてみますか?」
「いや、そのせいでレティシア達を更に遠ざけられても困るからな」
「そうですね。私も探ってみます」
アランとイヴは平然を装いながら共に歩き出した。
街から戻ると、玄関の真ん中に立つ父親の背中を見つけた。
ほとんどを王都で過ごしている為、前に会ったのは半年以上前だっただろうか。玄関には母親の肖像画が飾られている。その肖像画を見る父親の横顔はどこか泣いているように見えた。
「お父様、来ていたんですね」
驚いたように振り返った父親は、すぐにレティシアの後ろに視線を向けた。
「おかあさまだぁれ?」
エミリーは屋敷や街の人達のおかげで人見知りしない明るい性格に育っていた。
「エミリーのお祖父様よ。会った事はあるけれど覚えていないわよね。お父様、ほらこんなに歩くのが早く……」
話しているというのに父親が階段を登って行ってしまう。レティシアはエミリーの頭を撫でるとアンナに任せてその後を追った。
「お父様! あまりに酷いです! エミリーも無視されれば分かる年頃なのですよ!」
ふと廊下で足を止めた父親は冷たい視線で振り返った。
「お前が育てる事は了承したが、私まで祖父の真似事をする気はないぞ。全く、ミランダも姿を消すならあれを共に連れて行ってくれればよかったのだ。そうすれば知らぬ存ぜぬで貫き抜き通せたものを」
「本気で仰っているんですか? ミランダの身を心配されてはいないんですか? 少しもエミリーを愛しいとは思いませんか!?」
すると心底迷惑そうな視線を向けられた。
「ミランダとあの子のせいで我が家は滅茶苦茶だ。お前も未婚で子持ちとなり人生を潰されたのだぞ。妹ばかりが好き勝手して少しも憎いとは思わないのか?」
「……二年前にエミリーを育てたいと言ったのは私です。養子に出さず了承してくれたお父様には感謝しています。ですが憎いなんて言葉二度とお使いにならないで下さい。それと今後二度とエミリーに近付かないで下さい」
「心配しなくてもお前達が領地を出ない限りは干渉しない。それよりも手紙の件で戻ってきたのだ」
変わった話題に背筋が伸びる。父親の表情からするにおそらく良い返事ではないのだと思った。
「お知らせした場所は無法地帯と言ってもいい場所でした。近くには盗賊の根城があるかもしれません。土地も痩せていて農地には向かないようですし、自給自足で暮らしていくのは難しいと思います。山の道を整備して人の行き交う場所にするべきですが、取り急ぎ支援が必要かと思います」
「支援とは具体的にはどんなものだ」
「食べ物や燃料などです」
「その資金はどこから出るのだ」
「ッ、王都へ続く道が増えるのは我が領地としても利益になる事のはずです! お父様があの地をご存知なかった訳がないですよね?」
「わざわざ金を掛けてあの地を拓いたとして、収益にならなければ損害は他の領民に重く伸し掛かる事になるのだぞ。それにお前の言う通りあの峠には良からぬ者達が住み着いている。下手に刺激せず、そのままにしておく方が他の領民達の為にもなるだろう」
「お父様は分かっていてあの地の人達を犠牲にしてきたのですか?」
「レティシア! あの子供を育てたいのならば首を突っ込むな。いずれお前には婿を取ってもらいサンチェス伯爵家を存続させていかなくてはいけないのだ。これ以上自身で良からぬ噂を広めるな」
「ですがあの町の人々はロイを助けてくれたんです」
「……いち使用人の事でそこまでする領主がどこにいるのだ」
父親の変化が知りたくて言った言葉だったが、レティシアの思う反応は返ってこなかった。
レティシアは怒りを押し込むと踵を返した。
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