哲学科院生による読書漫談

甲 源太

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女装と日本人(5)

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みんなの感想(1件)

アイム
2016.10.25 アイム

 もしも、運営がこの小説、と言うかエッセイですか、に文句を言うとすればR指定していないことかもしれませんねw 直接書いているわけではないので、難しいところですが・・・・・・。あ、あとは画像も問題かもしれません。
 白拍子などにそういった側面があることは聞いていましたが、肯定的に受け止められていたことは初耳でした。学会などでは今はそちらの意見が主流派なのでしょうか。また、とくに宗教は性行為またはそう言った欲望を穢れと扱うイメージが強いのですが、神道以外はどうなのでしょうか。って、変な感想ですいません。

甲 源太
2016.10.26 甲 源太

貴重なご意見ありがとうございます。
アイムさんがおっしゃるとおり画像には気をつけたほうがいいですね。
正直、学会の主流派がどうなっているのかは判断できません、しかし『遊女の文化史』が出版されたのは1987年ですので、新しい見解というわけではないんですね。

神道に限らず古代の宗教には、性に対して類似の見方があります。一神教や儒教などの宗教が性を否定していきますので、それ以前の宗教、習俗というものは性に対しておおらかなものであったようです。
ただ、ヨーロッパや中東で一神教が広まり、アジアでは儒教(仏教の場合は欲望全般否定)が広まっていく過程で性をタブー視するようになるわけですが、日本では両者が入ってきたにも関わらずそれらに染まらなかったんですよね。もちろん影響はありましたが。
ですから、明治時代まで農村において古の習慣である性的豊穣儀礼が続いていながら、近代化を成し遂げるという無茶苦茶なことが起きたのです。

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