Girl in Love

もぉるる

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第一章

第5話

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よし、時間!さっさとやんないとダメだからなぁ……。

カタカタカタカタ……

5分後…...

よし!いった!危なかったぁ~。あと一個のやつあったし……。ま、買えたし届くのを待つのみ!いつ届くんだろ......。......2週間後、か。.....っておっそ!まあ、超有名で人気な我が推しのグッズですから買えることが幸福であると思った方がいいんですけどね!
「お嬢様、明日の学校の用意はなさったのですか?」
「え?……あ、やってないや。明日何あるんだっけ?」
「明日は球技大会ですね」
「え?!まじで?!完全に忘れてたし!まじめんどくさー!私、スポーツは短距離走とアイススケートしかできないのに?なんで球技大会という名のドッチボール大会とやらをやんなきゃいけないのー!」
「……頑張ってください」
「変わってよー!纐纈ー」
「そのようなことはできません、お嬢様」
「むぅー……」
あー、なんで短距離走とアイススケートしかできない私に球技をやらせるかねぇ……。どうしよほんとに……。天才なイメージであろう私のイメージが……。ま、隠キャだしね。誰も見てない見てない。てか纐纈って結構珍しい名字だよね。まじで漢字最初見た時分かんなかったし、覚えるのにも時間かかったし......。ってそんなことは置いといて、ツイートツイート......。

Samond
暇!!!誰か構ってww

よし、おっけー。……お、早速反応。

Afred
俺も暇やわww

まあ、私は特別暇って訳じゃないんだけど。……そういえばあふれっどって男?女?性別不詳なんよね。聞いてみよ。

『あふれっどって男?女?ww【Samond】』
『あー、俺女wwww 言ってなかったっけ?ww【Afred】』
『あ、まじ?言ってなかったよww【Samond】』

さすがあふれっど。反応が早い。ってゆーか明日まじで休もっかな……。ワンチャンあるかも......?よし、纐纈に言ってみよ。
「纐纈、明日休んでいい?」
「駄目です」
「えー……」
まあ、そうなるか。しょうがない、行ってやるかぁ……。めんどくさいなぁ。なんでこんな陰キャにはいらない、陽キャだけが楽しむイベントがあるのだろうか。ほんとに謎すぎるし、行く意味を感じない。そ・し・て!打ち上げとやらは毎年全員参加(強制)だしさ?私はそういうの興味ないのに?参加を強いられる苦しみを誰か分かってくれ......。


『心優様のグッズ全部買ったぜww【Afred】』
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