圧が強い演劇部部長がリア充になった件について

もぉるる

文字の大きさ
7 / 12
《第一章》

第6話

しおりを挟む
──部室にて……

「おはようございます!」
「おはよー」
「おっはー」
「あれ、今おはようじゃなくないですか?」
あ、そっか、一年生になんも教えてないんだった……。
「あとで一年生揃ったら色々言うからちょっと待ってて」
「はい!わかりました!」
「あっ、あの……さち……先輩」
「ん?どしたの?静香」
「私が演劇部に入って、よかったのでしょうか……」
「よかったに決まってんじゃん!近所の知り合いが入ってくれたとか超心強い!」
「……そう、ですか……?あ、ありがとう、ございます……」
「今日一緒に帰らない?」
「えっ?……いいんですか?」
「もち!」
「えー!ずるいです!私も一緒に帰りましょうよせんぱーい!」
「私も私もー!」
……まーた始まった……。
「桃香も梨花も、分かったから……」
『やったー!』
「ごめんね、なんか……」
「いえ……!大丈夫です……」

ガラガラガラ……

「先生!おはようございます!」
『おはようございます!』
「おはよう、一年生は揃った?」
「あと3人です」
「了解」
「先生!昨日部長がすごいことおっしゃってたんですよ!」
ちょ、紗奈???
「え、何々?なんて言ってたの?」
「『同じ台詞、同じ動き、同じ心……。こんなことは時間を戻す以外にない』って!」
「恥ずかしいって~……」
「名言じゃん!流石部長!」
「いやいや、事実言っただけですから……」
「何遠慮してんの!いいことじゃない!」
「え、えぇ……」

──5分後……

「すみません!遅くなっちゃって……」
「大丈夫よ!美結ちゃんと優來ちゃんの行方知ってる?」
「美結と優來はちょっと今日学校来てないです……」
「そうなのね……。おっけ!じゃあ揃ったところで、昨日言い忘れたこと言うからちゃんと聞いてね!」
『はーい!』
小学生かっ。まあ、ついこの間まで小学生だったしね。
「演劇の挨拶はいつでも『おはようございます』で、終わったときは『お疲れ様です』だから、それを徹底してね!」
「先輩!廊下とかですれ違ったときもおはようございますですか?」
「そうそう!飲み込みが早くて助かるよ。でも他人の目が気になる時は、こんにちはでもいいよ」
「分かりました!ありがとうございます」
よし、じゃあ基礎練だな。こんな大人数の1年生に教えられっかなぁ……。

──基礎練終わり
「はいっ、これで基礎練終わりー!じゃあうがいしてきてー。2年生水道連れてってあげてー」
『はい!さち部長!!!』
「よし、いい返事だ」
……そういえば部活のノートどこ行ったんだろ。基礎練メニューとか書いてあるのに……。教室置いてきたかなぁ……。とりま教室行ってみるかぁ……。
「さち先輩!早く行きましょうよー」
「ちょっと教室に忘れ物した疑惑あるから教室行ってから行くわー」
「えーまじですかぁ……。じゃあついて行きますよ!……いいですか?」
「いいよ!一緒行こ!」
「やったぁ!さち先輩とデートだぁ……!」
「デートっていうほどじゃないでしょ。じゃあ行くよ、桃香」
「はい!先輩!」
……可愛いやつめ……。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

【完結】離婚を切り出したら私に不干渉だったはずの夫が激甘に豹変しました

雨宮羽那
恋愛
 結婚して5年。リディアは悩んでいた。  夫のレナードが仕事で忙しく、夫婦らしいことが何一つないことに。  ある日「私、離婚しようと思うの」と義妹に相談すると、とある薬を渡される。  どうやらそれは、『ちょーっとだけ本音がでちゃう薬』のよう。  そうしてやってきた離婚の話を告げる場で、リディアはつい好奇心に負けて、夫へ薬を飲ませてしまう。  すると、あら不思議。  いつもは浮ついた言葉なんて口にしない夫が、とんでもなく甘い言葉を口にしはじめたのだ。 「どうか離婚だなんて言わないでください。私のスイートハニーは君だけなんです」 (誰ですかあなた) ◇◇◇◇ ※全3話。 ※コメディ重視のお話です。深く考えちゃダメです!少しでも笑っていただけますと幸いです(*_ _))*゜

隣人の幼馴染にご飯を作るのは今日で終わり

鳥花風星
恋愛
高校二年生のひよりは、隣の家に住む幼馴染の高校三年生の蒼に片思いをしていた。蒼の両親が海外出張でいないため、ひよりは蒼のために毎日ご飯を作りに来ている。 でも、蒼とひよりにはもう一人、みさ姉という大学生の幼馴染がいた。蒼が好きなのはみさ姉だと思い、身を引くためにひよりはもうご飯を作りにこないと伝えるが……。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

処理中です...