旦那様は獣 〜比喩でなく〜

一 千之助

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 現実との遭遇

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「チイは、まだ幼い。子供だから分からないんだよ。論より証拠だ。お前が乱れる様をみせてやれ」

「そうだな。これは怖いことじゃないと教えてやろう。妻のつとめだと」

「へあっ? ま…っ、待ってっ!」

 慌てるショーンを軽々と抱え、ヒューがその服を剥ぎ取った。そして、ゆるゆる指を滑らせ、ショーンの半勃ちな御立派様を掴む。
 軽く上下に扱かれただけで硬く猛り狂う陰茎。ひゅっと息を呑み、震えるショーンを艶かしく見つめるヒュー。

「気持ち悦いなあ? 俺達の手で触られただけでイけちゃうもんなあ? ん? 可愛いよ、ショーン」

「ちょ……っ! あっ! あふっ!」

 そのように調教されてきたのだ。キスでイけるよう、乳首でイけるよう。幼い陰茎に玩具を捩じ込み、その射精を阻みながら、ラウルとヒューは徹底的にショーンを嬲ってきた。
 その身体に被虐や嗜虐の歓びを刻み込み、叩かれることにすら身悶えて快感を得る身体にと。
 肉食系の性である。余す所なく支配し、絶対の服従を強いる雄の本能。

 にやけの止まらない顔で、ヒューはショーンの蕩けた御立派様に指を這わす。根本から鈴口まで何度も指を往復させ、つー……っと忍ばせた指の腹で震える一物の先端に透明な先走りを塗りつけた。

「ふあっ?! あっ! あぁ…っ! 兄さ……んっ!」

 グリグリ鈴口を抉じ開けるように撫で回され、ショーンの背筋がしなる。忙しない息が熱く蕩け、焦れったい刺激で疼く腰が無意識に揺れていた。

「やーらしぃぃ…… まだ触ってるだけだぞ? もっと頑張れ。千里が見てるんだから。簡単に果てるなよ?」

 言われてショーンの眼がハッと見開く。
 恐る恐る振り返った彼の視界に、ラウルの膝にに抱かれてこちらを凝視する千里がいた。

「ほら、もっと佳がってみせてやれ。これは気持ち悦いことなんだと。泣きたくなるくらい幸せで堪らないと」

 毒のように染み入るヒューの声。

 ああ、そうだ。気持ち悦くて堪らないんだ…… くそっ! 
 
 はあはあ途切れるショーンに視線を流され、ヒューは小さく頷くと、虐めていた彼のモノから手を離してその最奥に指を突っ込む。
 
「んう……っ! んんっ…!」

 ぐぐもった呻きがショーンの口からもれ、深々と指を捩じ込んだヒューは、その指を中で大きく掻き回した。
 ショーンの先走りまみれな指だ。天敵である精を感じ、粘液を出して暴れるスライム様。
 ぶわりと噴き出した粘液が体内を満たし、ヒューの指を伝って根本まで濡らしていく。

「おう……ぅふ、うう……っ、あ……ぁぁ! 兄…さ……っ! イく、イく、イぃぃーーっ!!」

 体内で暴れ回るスライムが、ゾワゾワした快感をショーンに与えた。ただでさえ結腸あたりに居座るスライムの暴挙。喩えようもない愉悦の波に溺れたショーンの最奥は、こともなげにヒューのどデカい一物を呑み込んでいく。
 途端に弾けるショーンの陰茎。びゅるっと噴き出した白濁悦にまみれ、びくん、びくんっと撥ねるソレをみせつけるよう、ヒューは背後からショーンを抱えて大きく足を開かせた。
 
「なあ? すっげぇ悦んでるだろ? 挿れただけでイっちまうんだぜ、こいつ。可愛いなあ?」

 深々と捩じ込まれたヒューのモノが滲ませる精に怯え、ショーンの体内のスライムが死物狂いで暴れまわる。その感触が堪らなく心地良いらしく、ヒューの顔がしだいに蕩けていった。

「あ……が……っ、あ……っ、イったぁ……ぁぁああっ?! ひいぃぃぃっ!!」

 背中越しにショーンの膝裏を抱え、ヒューは床に座り込むと細い弟の身体を激しく動かす。狭い肉壁に自分の一物を包みこませるよう、先端から根本まで何度も抜き差しし、ヒューは恍惚とした顔で良い笑みを浮かべた。
 最奥を穿ったびにねっとり絡まり悶絶するスライム。がぽっと何度も先端を突っ込んで、ヒューがスライムを脅かしまくるため、暴れるスライムの反動はショーンの最奥で爆発する。

「が……っ! う……ぐ、ぁ…がっ! あああぁぁっ!! イっ…きゅ……いいぃぃっ!!」

「あふ……、ふふ、悦い顔だ。えっろ……っ!」

 頭を打ち振るって佳がり狂うショーン。もはや何度イったのかも分からず、彼は兄に揺すぶられるまま、ガクガクと細い四肢を痙攣させていた。
 最奥で何度も爆発するスライムや、悦いところ全てをゴリゴリ抉るヒューの猛り。ショーンのしまりない口から、呑み込みきれない唾液が顎を伝い糸を引く。だらりと垂れ下がった弟の舌先をもて遊び、ヒューは御満悦顔で頷いている。 

「見てみろ。もう出るモノもないのにエレクトが止まらない。あの状態が妻だ。おっ勃てながら、中でイくだけの……… 千里と同じだな」

 にっこり笑って恐ろしいことを言うラウルに、千里は恐怖で言葉もない。

 ……違う。洗脳でしょ、これ。そういう風に調教されただけ。私も…… そうされる?

 絶句したままな彼女をクッションに座らせて、ラウルもおもむろに前を寛げた。そしてヒューに目配せし、それに気付いたヒューが軽く身体を壁にもたせかける。
 そしてショーンの両足を受け取ると、ラウルは前かがみになってショーンに覆いかぶさった。

「ーーーーーっっ!! うああぁぁーーーっ!!」

 涙の飛沫を飛び散らせて仰け反るショーン。絶叫を迸らせる彼の柔らかな尻には、二本の猛りが絡まるように突き刺さっていた。
 ごちゅごちゅ濡れた音をたてて暴れるわんぱくな御立派様達。それが突き上げられるたびにショーンは全身を強張った。

「あーっ! あっ! ひぃ…ぁあああっ!!」

「狭いな……悦いぃ、くそっ!」

「動くな、兄貴っ! 出るっ! う……うぅぅっ!」

 どちゅばちゅ腰を叩きつけるラウルに揺すぶられ、ショーンとヒューが苦悶に眉を寄せた。ショーンに至ってはもはや抜け殻のようになっている。ぁ…… ぅ……ぁあ、と胡乱げな眼差しを宙に漂わせて。
 すでに何度か精を注いでいたヒューも、ラウルの猛りに擦られ、みるみる復活していく。
 人形のようにだらりと下がったショーンの四肢が、時折、大きく痙攣して硬直し、そのたびに兄らの眼が獰猛に輝いた。

「ふ……っ、上手にイけるなあ? 堪らんぞ、お前っ!」

 どうやら意識が混濁してもショーンはイき続けているらしい。そう躾られてきたのだろう。無惨に捲れ上がり、二人の一物を呑み込む姿だけでも、どのように調教されてきたのか分かるというものだ。
 そんな二人に貪り尽くされたショーンは、ラウルが幾度目かの精をぶちまけた瞬間、とうとう眼を裏返して失神した。

 それを愛おしそうに見つめ、口づける二人。

……いったい、アタシは何を見せられているのだらう。……盛るなら、他でやってくれ。

 千里は、思わず能面のような顔で宙に眼を彷徨わせてしまう。そんな彼女の生暖かい眼差しにも気づかず、ラウルとヒューは蕩けた笑みで、くったりと眠るショーンの頭を撫で回していた。

「ああ、これだ。……美しい。俺達に愛されて悦ぶ姿も、愛され過ぎて泣き叫ぶ姿も…… そして何より、意識を手放す瞬間が、ゾクゾクするほど愛らしいな」

「……ふふ、苦労したしね。二本差しが出来るまで、泣いて叫んで愉しませてくれたよな。こいつを壊さないように受け入れさせるのは大変だった。裂けたこともあったっけ。兄貴が治癒を使えて良かったぜ」

 ……うわあ。

 何でもない思い出話のように交わされる不穏な会話。

 如何にショーンを可愛がり愛してきたか。三人で愛し合うために心を鬼にし、幼く泣き叫ぶショーンを調教してきたか。
 事細かに語り、二人は意識のないショーンを毛布にくるんで横たわらせると、遥か高みから千里を見下ろす。

「女は孔が二つあるし拡張の手間が省けて良い」

「そうだな。口を使えば三人一緒に愉しめる。ショーンみたいに腕を突っ込んで広げるのは大変だから」

 ぞ…っと背筋を震わせる千里。

 いやいやいやいやっ!! え? なにそれっ?!

 さも愉しそうな彼等の口調に邪気はない。
 ……と、彼女は周囲の喧騒にも気がついた。
 そこここから艶めかしい喘ぎや悲鳴が聞こえる。

 まさか……? 

 ごくりと固唾を呑み、千里は異世界オウチの現実を直視した。
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