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 お題 初イキ

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《redys &gentleman!! 今宵も淫靡な一時を貴方にっ!! さあ、今回のお題は何でしょうかっ?》

 ダララララ.....と鳴り響くドラムロールのあと、ヴィジョンを一杯に埋めた文字。

 初イキ&玩具イキ。

《おーっと、これまた優しいお題だぁーっ、皆様分かっておられますねぇっ♪》

 耳障りなブギーマンのアナウンス。

《玩具と言ってもディルドウはダメですよぉ? 花を散らしたらペナルティがありますからねぇ♪ さあ、奴隷の皆様、レッツ・プレイっっ!!》

 拉致被害者らを奴隷と呼び、もはや隠しもしないブギーマン。
 被害者らも諦めたのか、ヴィジョンの中で、それぞれ動き出している。
 毅はしばし考えて、並んだ淫猥な道具の一つに円香を案内した。

 他のカップルは当たり前のようにベッドを使い女性らを愛撫するが、毅は違うようである。

「毅? あの.....っ?」

 円香もされる事は分かるのだろう。チラチラと部屋の中央に置かれたベッドに視線を振っていた。

「俺を信じて?」

 薄く笑む毅に、円香も小さく頷く。

 彼が案内したのは歪な椅子。手前左右に湾曲した鉄パイプがあり、大きな背凭れにのついた不思議な椅子だ。
 それに円香を座らせ、毅は湾曲した鉄パイプ部分に円香の脚を乗せる。

 そこでようやく円香は椅子の持つ意味を覚った。

「毅っ?? やだっ、恥ずかしいぃぃっ!」

「大丈夫。するのは俺だよ? 怖くも恥ずかしくもないよ?」

 優しく宥めながら、毅は円香の脚をベルトで鉄パイプに固定し、その両手も背凭れ後ろにあった拘束ベルトで固定する。
 円香は容赦なく、M字開脚で脚を大きく拡げられた形にされてしまった。

「毅ぃぃぃ」

 恥ずかしさに赤面して眼も開けられない円香。

「綺麗だよ。凄くそそるね、円香」

「.....うぇっ、どうするの?」

「どうしようか? 円香はどうされたい?」

「ふぇ?」

 クローゼットには着替えが用意されており、二人は昨日と違う服装だった。
 毅は黒いスラックスに前開きなルーズシャツ。
 円香は清楚な白いワンピース。こちらも前開きだ。
 毅はこういった状況を想定して、シンプルかつ過不足なく脱ぎやすい服装を選んで着ていた。

「見ていて欲しい? 触って欲しい? どうやってイキたい?」

 優しげな顔で円香の頭を撫でながら囁く毅。

「.....毅に任せりゅぅぅ」

 羞恥のあまり、噛むとかっ!! 狙ってんのかっ?! わざとだろっ!! .....そんな器用な娘なら、ここに拉致られてはいないな。うん。

 心の葛藤を押し堪え、毅は捲り上がったスカートを引き上げた。
 下着が丸見えになり、円香が悲鳴を上げる。

「きゃーーーっ、えっちぃぃっ!!」

「えっちて。俺なんか昨日丸出しでお前に咥えられたんだが?」

「.....あ」

 いや。そこで騙されるな、円香。俺、何か悪い人になった気分だ。

 好きでさせた毅と、嫌でもされる円香では雲泥の差だろう。
 だが、ショーは待ってくれない。せめてお題だけでも完遂せねば。
 毅は円香の脚を撫で回して舌を這わせ、ねっとりと舐めていく。

「ひゃっ、毅っ、くすぐったいぃっ」

 最初は微かにはにかんでいた円香だが、その指や舌先がどんどん下がり、脚の付け根あたりまで来ると反応が変わった。

「毅.....? なんか変..... え?」

 毅の指や舌から逃れようと、腰をモジモジさせる円香。
 それを無視して、円香の反応が強い場所を毅は執拗にねぶった。うっすらと散らされる朱色の花びらが艶めかしい。
 チロチロと小刻みに舌を動かし、ときおり強く吸い上げる。花びらが増えるにつれ、円香の身体が火照っていく。

「毅ぃぃっ、やだっ、気持ち悪いぃーっ、御腹が変だよぅぅっ!!」

「そっか。じゃ、ここは?」

 身を捩る彼女を眺めつつ、毅は下着の上から、そっと割れ目を撫でた。

「やだやだやだっっ! 触んないでーっ!」

 必死に暴れる円香だが、脚の付け根と膝をベルトが固定しているため、腰を揺らめかせる程度にしか動けない。
 頭を打ち振って嫌がる円香に、毅の劣情が燃え上がる。

「なんで嫌? 俺の好きにしてって言ったじやない?」

 何度も割れ目に指を滑らせ、毅は布の上からぐっと指をめり込ませた。
 そこはしっとりと湿り気をおび、指の動きに合わせてくちゅくちゅと淫猥な音をたてている。

「ぁーはぁん。なるほど。濡れちゃってたから触って欲しくなかったんだ?」

 ニヤニヤと人の悪い笑みを浮かべ、毅は舐めるように円香の耳元へ囁いた。

「.....違うのぉ、それはぁっ」

 息を荒らげて否定する円香。相変わらず周囲には小さなドローンが飛んでいる。

「何が違うの? 言ってみ?」

 どんどん湿り気を帯びる下着をこすりつけ、ふと毅は小さな突起に気がついた。
 布の上からでも分かる微かな膨らみ。それに親指を当ててコスコス擦ってやれば、円香が喉を鳴らして大きく仰け反る。

「.....ゃっ。ぁーっ、だめぇ、ソレだめぇぇぇっ!」

 涙眼で嫌がる円香が死ぬほど可愛い。
 コスコスを続けながら、毅は円香にキスをして切なげに呟いた。

「なんで? 嫌なの?」

「ひぅっ、だってぇ.....っ」

「俺は気持ち悦かったよ? 円香に愛撫されて、咥えてもらえて気持ち悦かった。円香は違うの?」

 コスコスとさすっていたお豆を摘まみ、今度はクリクリと捏ね回す。
 するとさらに円香の背がしなり、ガクガク腰を震わせた。

「ひぃーっ、だめぇっ、.....やっ、違くてっ、でもっ、ぅぇぇんっ」

 初めての愉悦が怖いのだろう。昂る身体に追い詰められていく恐怖に半泣きな円香。
 それを理解していながら、毅はさらに円香を追い詰めた。

「何が違うの? 気持ち悦くない? こことか、凄く濡れてるんだけど?」

 ひーっと泣き叫ぶ円香の下着をずらし、毅は直接割れ目に指を入れた。
 にゅくにゅくと入り口をほぐして、ず.....っと指を埋めていく。

「ひゃぁぁっ、毅っ、毅ぃぃっ」

 第二間接辺りまで埋め込んだ指を曲げて、ふっくらと絡まる内部を穿つように揉んでやると、中からじゅわっと蜜が溢れてきた。

「ほら。こんなにお汁を垂らして。これが何かなんて円香も知ってるよね?」

「知らない.....っっ、ひぅっ!」

 惚ける円香のお豆を捻り上げ、さらに毅は脅すように彼女を追い詰める。
 与えられる刺激が円香の腹の奥にどんどん溜まり、ずくりと子宮を疼かせていった。

「知ってるよね? これって何かな?」

「~~~っっ」

「何かな? 円香。もっとエロいことして教えてあげようか?」

 ぐっと毅の指に力がこもり、お豆を潰すように引っ張り上げた。
 鈍い痛みが円香を襲い、彼女は慌てて眼を見開く。

「.....愛液ぃーっ! 円香の愛液ですぅーっ!」

 茹で蛸のように真っ赤な顔で、必死に叫ぶ円香。

「良く出来ました。愛液が何で溢れるのかも知ってるよね?」

「~~~からぁ.....」

「聞こえないよ? さっきみたいに大きな声で」

「.....気持ち悦いからぁっ」

「そう。気持ち悦いんだよね。円香、可愛い♪ もっと欲しい?」

「ぅ.....っ、ぅ~っ」

 クニクニとお豆を捏ねる毅の指に、初心な円香は虫の息である。
 身体が熱くて仕方がない。蕩けるような愛撫に悶え狂いそうだ。

「円香?」

 やや低くなった毅の声に驚き、円香は腹の奥に積もっていく熱さに屈服した。もう、解放されたい。

「.....してぇっ、もっと! 毅にして欲しいよぅぅっ!」

「良い子だね、良く出来ました」

 円香の真っ赤な泣き顔に満面の笑みを浮かべ、毅はずらした下着の横から熟れたお豆に舌を滑らせた。
 チロチロと舐め回し、唇に吸い込むと、舌先を使ってちゅるるるっと吸い上げる。

「きゃああぁぁんっっ!」

 いきなりの強烈な刺激に翻弄され、円香は呆気なく果ててしまった。
 初めての絶頂で、眼の奥が真っ白になる円香。
 ガクガクと痙攣する四肢を足の指まで仰け反らせて絶頂した円香の姿に、またもや大きな拍手が轟いた。

《素晴らしいっ!! ほぼ着衣なまま言葉責めを織り混ぜ、さらにはおねだりまでさせるかっ? 初イキ完遂、おめでとうっ!! あとは玩具かな? 何を見せてくれるか楽しみですね♪》

「はあ? 惚けんなよ。コレが眼に入らねぇのか? ブギーマン」

 毅が手を置いたのは特殊な使用目的の椅子。円香を拘束しているモノである。

「これだって立派な玩具だろうよ? むしろサービスし過ぎたくらいじゃん? なあ、皆様?」

 ニタリと挑戦的に嗤う毅。

 思わず眼を剥くブギーマンを余所に、さらなる投げ銭が加わり、その主張が支持された。

 こうしてたった一回で二つのお題を終わらせ、毅らは二日目もトップに立つ。

 今日の獲得賞金、千五百万ちょい。

 ちゃくちゃくと自分達の身代金を稼ぐ二人である。
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