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 お題 破瓜

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《今宵も張り切って参りましょうーっ♪ レッツ・ルーレットっ!!》

 何時ものようにドラムロールが鳴り響く。

 拉致されてから二週間。毅達はこの異常な空間に慣れつつあった。
 あれからも、口淫や舌責め、アナルビーズやクリ磨きなど、様々なお題が飛び出して二人を苦しめた。
 舌責めなんて、全身を舐め回させるモノで、舐めていない部分があるとアウト。
 泣いて嫌がる円香のアナルまで舐め回した毅である。



「だからさぁーっ! 何で君がやっちゃうのっ!! 彼女にさせなさいってーっ!!」

 後でブギーマンに文句を言われるのも慣れた今日この頃。

「どっちが舐めたって同じだろうが」

「それでリクエスト食らってたら意味ないでしょーっ!」

 そう。円香にアナル舐めさせようとリクエストが入った。一蹴したが。

「五本だよ? 五本。全く。アレを蹴るとか、こっちの儲けも考えてよね」

 ……勝手な事を。

 前々回はクリ磨きなんてモノが来て、絶叫する円香を延々苦しめたのだから。

 これくらい良いじゃないか。

 膣にカウント用の機械が入れられ、十回イカせる速さを競うものだったため、手加減もしてやれなかったのだ。

「ひぃぁっ! もぅ、やだぁっ! イキたくなぃぃぃっ」

 痙攣が止まらず、身悶え泣き叫ぶ円香を、お漏らしさせてまでイカせた毅である。



 今日は何になるのか。

 シンバルが鳴り、今日のお題が出た。

 破瓜。

 毅は険しい顔で天を仰ぐ。

 ..........来たか。

 とうとう、これが来てしまった。

 毅は円香を見つめ、抱き上げるとベッドに運んだ。

「今日は繋がる日みたいだ。俺で良い?」

 円香の顔が、ぼんっと火を噴く。

 それに苦笑して毅がキスをしようとした時、またもや耳障りの悪い声が聞こえた。

《おーっとお待ちあれっ! お題は破瓜ですっ! SEXではありませーんっ♪》

 つまり.....

 毅は茫然と顔を上げる。

 ..........調教か。

「ごめん、円香。嫌な事をやらなきゃならないみたいだ」

「良いよぅ。毅なら、なんでも」

 にぱっと笑う愛しい幼馴染み。

 そうだ、俺はもう円香が愛しくて仕方無い。ブギーマンに何と言われようとも、俺は円香を守る。
 ショー的に良く見える方が好まれるだろう。
 こうなればトコトンだ。円香のために稼げる見せ方をしなくては。

 毅は産婦人科の診察台を模した調教台に円香を拘束する。

「ゆっくり優しくやるからね。力を抜いていて」


 不安そうな円香の頭を撫でて、毅は円香の恥丘が良く見えるよう陰毛を剃った。

 それ用のローションをたっぷり塗って、丁寧にショリショリと剃刀を滑らせる。
 ティッシュで綺麗に拭うと、そこにはツルリとした無毛の恥丘。

 真っ白なソレは酷く扇情的で艶かしい。

 観客らからも、ほぅっと溜め息が聞こえ、淫猥な空気が辺りを満たす。
 それを愛おしげに撫でて、毅は中まで良く見えるよう両端に小さなピンチのついた伸縮性のある紐で左右から花弁を開いた。
 脚の付け根を拘束しているベルトに片側を取り付け、もう一方で花弁を挟む。
 すると紐に引かれ、うっすらと赤味を帯びた花弁の内部が丸見えになった。
 左右三本ずつつけて、ぱっくりと開いた秘処の上にあるお豆を摘まみ、毅は丁寧に扱きあげる。

「濡らすね。気持ち悦くなってね、円香」

 挟んだピンチの微かな痛みに顔をしかめていた円香だが、陰核を擦られて甘く細い溜め息を吐いた。
 ぬちゅぬちゅとローションの滑りで扱いてやると、敏感なソレはみるみる勃ちあがっていく。

「凄い、おっきくなったよ? 円香のお豆。気持ち悦い?」

「悦ぃ..... 毅ぃ、もっとぉ」

 ふにゃりと顔を緩め、可愛く喘ぐ円香が、卑猥過ぎる。童顔なせいか、その幼い恥態から受ける背徳感も半端ない。

「お豆が尖ってプルプルしてるね。ほら、お汁も垂れてきた。いやらしくて素直な身体だねぇ?」

 じゅわっと染み出してきた愛液を掬い、さらに陰核をこすると、円香が頭を打ち振るって身悶える。
 極まる事を覚えた身体は、簡単に愉悦に屈した。空き時間に頑張って慣らした甲斐がある。

「ぬちゃぬちゃだね、円香。すっごい、いやらしい眺め。ほら、俺の指を呑み込んで、もっともっとって言ってるよ」

「.....ゃぁっ、ふぅ.....ん、んんんんっ!」

 ぬちぬちと、ねっとり指を含ませ、その数を増やしながら毅は円香の秘処をこじ開けていく。
 ざらりと指の腹で柔肉を撫で上げ、中をトロトロに溶かしつつ毅は最奥の子宮口をクルリと指先でなぞった。

「ひゃんっ! 毅っ、毅っ!」

 執拗な愛撫に背筋を震わせ、ゾクゾクした愉悦の波が円香を狂わせていく。
 こうなる事は分かっていた。いつかは円香の初花を散らすのだと。
 だから毅は、普段の時間も円香の調教に勤しんだのだ。
 気持ち悦くなれるよう、毎日せっせと円香の身体を開発し、その性感帯を無理やり抉じ開けた。

「我慢してね? こうしないと、この先、円香が辛くなるんだ」

 耳から首筋、胸や脇。円香の反応を窺いながら、脚の指の間まで責めまくり、今では立派な淫乱である。
 乳首だけでもイケるように開発し尽くした円香を、毅は、うっとりと見つめた。
 部屋にあったカタログには、当然のように調教道具のモノもあり、毅は複数購入して円香を丁寧に調教してきたのだ。

 何故か増え続けていく賞金メーター。

 おかげで購入にも二の足を踏まずに済んだ。

 開通していないと言うだけで、円香の秘処も調教済み。
 ぬちゅぬちゅと撫で回し、抉るように突き動かせば、面白いほど蜜が溢れてくる。
 円香は特に最奥のポルチオの感度が良い。小さな玉のついた細長いバイブで丹念に奥を弄ってやったら、簡単に中イキするようになった。
 だからこうして指で弄られるだけでも堪らないのだろう。
 首を仰け反らせて悶絶する円香の姿に、毅は凄く興奮する。

「ゃっ、はぁっ! イクっ、イっちゃうぅぅっ!」

 こうして素直に口に出すよう調教するのにも苦労した。
 円香を焦らして泣かせて、散々虐め倒して覚えさせた毅。
 こうした声は男の劣情に火をつける。観客を煽るにも役立つ大切なファクターだ。

 案の定、興奮気味にドローンを飛ばしまくって観戦している観客達。

「まだダメだよ、我慢して?」

「.....ぅぅぅんっ、ひぅっ、.....んっ」

 ドロドロに熱く蕩かした秘処から指を抜き、ディルドウの棚からバイブを取り出す。
 赤黒いソレは、エラのあたりで最大五センチ、直径平均四センチほどの太い玩具だ。
 通常なれば、こんな太いモノを無理やり入れられたら裂けてしまう危険もある。
 しかし丁寧にほぐし、蕩けた今の円香ならギリ受け入れられるだろう。

 地獄のような激痛は避けられまいが。

 念のためバイブにもローションを塗りたくり、毅は円香の柔肉にソレを充てがった。

 最初は俺がしてやりたかったんだけどな。

 この状況では仕方がない。魅せるプレイをしないと。

「痛いと思う。力を抜いて我慢してね?」

 覚悟はあったのだろう。円香は上気し潤んだ瞳で毅に頷いた。

 随喜の涙でぐちゃぐちゃな円香の顔とか。眼福です、ありがとうございます。

 艶かしい幼馴染みの嬌態を堪能しつつ、毅はピンチで丸見えな円香の秘処を抉じ開けていく。
 ず.....っと押し込む凶器から感じる肉の抵抗。それを無視して、彼は力を入れて無理やり先端を呑み込ませた。

「ひぎ.....っっ?! ゃぁああっっ!!」

 ぐぷっと捩じ込まれた先端だけで、身体を二つに割られるような激痛が円香の股間に走る。だが、それは触りに過ぎない。
 溢れた蜜とローションの滑りをかりて、その太い凶器はメリメリ音をたてて円香の肉襞を限界まで押し広げていった。

 固唾を呑むような雰囲気の観客達。

「痛いっ、痛いぃーーっ!! ひーーーっ!!」

 悲痛に泣き叫ぶ円香に毅の気持ちが挫けそうになる。しかし、これを終わらせねばショーも終わらないのだ。

「……痛いね。ごめんよ。我慢してね」

 狂ったかのように絶叫し、頭を打ち振るう円香。しかし、全身がベルトで拘束されているため、身を捩らせる程度にしか動けない。
 大きく開かされた脚の間に穿たれた楔が灼けつくような痛みを彼女にもたらす。
 ガクガク痙攣する円香の中に、半ばまでバイブを呑み込ませた毅は、一瞬迷いながらも、そのスイッチをいれた。
 途端にうねり出す極悪な凶器。破瓜の血を絡ませて、それが強烈に柔肉を掻き回す。
 ミチミチな狭い肉襞の中を暴れまわる無慈悲な玩具。

 おお.....っ、と誰とはなしに感嘆の溜め息が観客らから漏れ出でた。

「きゃあああぁぁーーっっ?! あーーーっっ!!」

 喉が張り裂けんばかりに絶叫する円香。その眼は見開き、ぶわっと涙が溢れ零れ落ちている。
 肉襞の限界を嘲笑うかのようにゴリゴリと動くバイブを更に捩じ込み、最奥まで呑み込ませてから、毅は舐めるように熱く円香へ囁いた。

「おめでとう、円香。終わったよ? これで君は女になったんだ」

 うおおおおぉぉーーっと獣じみた歓声が上がり、賞金メーターの表示が凄まじい勢いで回る。
 息も絶え絶えな円香が愛らしくて、毅は彼女の顔中にキスを落とした。

「.....終わり? なら、もう抜いてぇぇっ! ひうっ!!」

 大きく開いた脚の間には未だに深々とバイブが突き刺さっている。
 その嬌態を観察するように、目まぐるしく飛び回るドローン達。
 ぐにぐにと動き、中を蹂躙するバイブにも慣れたのか、円香は苦しげに喘ぎつつ、その息は甘い。

 人間とは慣れる生き物なのだ。痛みなど一過性のモノ。

 散々開発された円香の身体は、激痛の奥に燻る愉悦の疼きを的確に捉えていた。
 愛液で泡立つ結合部から、ポタリ、ポタリと淫猥な雫が糸を引くのが、その証拠。

 それを見逃す、毅や観客様ではない。

 各ヴィジョンにリクエストの文字が乱舞する。

『リクエスト、中イキ』

『リクエスト、おねだり』

『リクエスト、三点責め』

『リクエスト.....』

『リクエスト.....』

 ほくそ笑むブギーマンと毅。

 止まる事のない賞金メーターの回転が、円香を終わりの見えぬ悶絶地獄に貶める。
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