The ミリオネア 〜億万長者を創る方法〜

一 千之助

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 お題 エネマ 〜後編〜

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「ああ、上手だねぇ。ほら、みんな入ったよ?」

 五百CCほどの薬液を全て呑み込ませ、毅は円香の様子を窺った。
 グルグルと唸るお腹。それに苦悶を浮かべて歪む可愛らしい顔。
 毅はシリンジに水を吸い上げ、再びカテーテルから中に注入していった。

「ひっ? 冷たっ、えっ?」

 驚く円香が可愛い。

「中の薬を薄めてるの。まだ入るよね?」

 毅がゆっくりと入れるのは、円香の体内の温度を急激に下げないためだ。
 少しずつ。温まるように呑み込ませていく。
 だがそれは円香にとって、ただただ長く御腹を軋ませる拷問に過ぎない。

「ひゃっ、.....ぅぅ、ぅうーっ」

 頭を打ち振るって身悶える円香。額に浮かぶ汗が艶かしい。

「御腹、.....痛いぃぃっ、あーっ!」

「痛いねぇ。凄く動いてるよ、ここ」

 毅はさらに五百CCほどの水を呑み込ませると、その柔らかな腹を優しく撫でた。
 ハーネスで固定してあるため、腹部に負担はかからない。
 その滑らかな腹は大きく歪みながら、内部を満たす薬液で、グルグルと唸っていた。

 やや、膨らんだそれを毅は愛おしげに撫で回す。

「ここに..... 俺が入れたお薬が入ってるんだ。円香、嬉しいかい?」

 思わぬ言葉に円香の涙目がうっすらと開いた。

 高揚して息も絶え絶えな可愛い雌犬。なんと扇情的な姿か。

「俺が円香を苦しめてる。分かる? ここが凄く痛くて苦しいのは俺のせいなんだよ?」

「ふぁ.....っ? えっ? んんんんっっ!」

 苦しがる円香の腹を、毅はさらに揉みだした。緊張して張りつめたソコに食い込む毅の指。

 あまりの苦しさに円香は呻く。

「痛い? ああ、我慢する円香が、すっごく可愛い。我慢して? 出来るね?」

 力を入れて中を揉みほぐしながら、毅はうっとりとした顔で甘く囁いた。

「ひいぃぃぃっ! ゃっ、あっ?! 痛いぃぃっ!」

「うん。痛いねぇ。円香は良い子だ。.....苦しいけど、気持ち悦いんだよね?」

 くすりと笑う毅。

 円香の秘処は熱く蕩けて、愛液がポタリと糸を引いていた。
 バリバリ御腹を軋ませるおぞましい薬に、愉悦を感じている円香。
 痛い、苦しいと呻きながら、その刺激に股間を昂らせて身悶えている。

 毅の与える苦しみが、それを顕著にした。

「俺にされて興奮してるでしょ? こんな苦しくても気持ち悦いんでしょ? 俺にされるなら、なんでも嬉しいんだよね? 円香は♪」

 さも愉しそうに囁く毅。

 円香は否定したいが、出来ない。

 お浣腸するよと毅に言われて、彼女は確かに興奮したのだ。
 こうして凄絶な腹痛や排泄感に見舞われても、嬉しそうに蕩けた毅の声を聞くと、ゾクゾクした快感が背筋を這い上っていく。
 毅が喜ぶなら何でも良い。何でもされたい。何をされても、すこぶる気持ち悦い。
 円香は本人も知らぬ間に、毅に依存した雌犬となっていた。丁寧に丁寧に、しつこいくらい施した性感マッサージも引き金の一つだろう。

 それに気づかなかった毅。

 こうして悶絶の苦しみに愉悦を覚える円香を見て、毅も、ようやくそれに気がついた。

「やらしい身体だね、円香ぁ。お薬が気持ち悦いなんて、恥ずかしい子だなぁ?」

「ぃやぁ~っ、.....言わないで、毅ぃぃぃ」

 否定しない円香。

 毅の身体に凄まじい劣情が滾る。自分でも驚くほどの獰猛な欲望が腹の奥から噴き出してきた。

「妬けるなぁ。お薬がそんなに気持ち悦いの? 俺より?」

 意地の悪い囁きに、円香が慌てて顔を上げる。

「違っ、毅? 違ぅぅっ」

 はぁはぁと小刻みに震える唇で、円香は必死に言い訳をする。
 それを残忍に見据え、毅はその細い顎を指で掴んだ。

「何が違うの? こんなにお汁垂らして..... ん? 御腹が痛くて苦しくて感じちゃってるんでしょ?」

「違っ、んんっ、違うぅ、毅が.....っ、毅が好きぃぃっ!」

「へぇ? じゃあ我慢してね? コレ呑み込んで?」

 毅は前を寛げ、既にガチガチな一物を引き出した。
 そして吊るしてあるロープを下げて、円香の顔を一物の正面に固定する。

「俺を好きなら、コレ呑み込めるよね? 御腹一杯だけど、こっちのが良いよね、円香ぁ?」

 うっとりと見下ろして囁く毅。

「お薬より俺の方が好きなんだよね? なら、コレでイッてみせてよ」

 そういうと、すでに喘いで涎だらけな円香の口に、毅は熱く滾る己の一物を呑み込ませていった。
 ゆっくりと喉を抉じ開けて呑み込まされる猛りに、円香の眼が見開く。
 深々と捩じ込まれ、呼吸も出来ない。

「ぅぐっ、う゛ぅぅーーーっ!」

 ぐちゅぐちゅ抜き差しされ、泡立つ唾液が糸を引いて滴り落ちてゆく。
 毅は両手で円香の頭を掴み、ゆっくりとその喉を掻き回した。

 激しい抵抗をみせる喉の柔肉が堪らない。

 嘔吐く痙攣が毅の一物を心地好く刺激する。

「あああ、気持ち悦いぃぃ、円香? ほら、俺のモノがここにあるよ? 嬉しい? 気持ち悦い?」

 すりすりと円香の喉をなでて、毅は御満悦だ。

「お薬のことなんか忘れさせてあげる。ほら、俺を感じて?」

 そう言うと、毅は激しく腰を動かし始めた。

 夢中になってガンガン最奥を突き上げる毅のモノに、円香は気が狂いそうなほど悶絶する。
 喉を限界まで拡げて、嬲り尽くす毅の大きな一物。
 微かな痛みを伴うその苦しさに、円香は恐ろしいほど感じた。
 全身がビクビクと跳ね上がり、腹の奥がきゅんきゅん疼く。

 なにこれっっ?! 毅っ! 毅ぃぃっ!!

「ぅ……ぅぅーーーーーっっ!」

 ぐぐもった悲鳴をあげて、円香は果てた。

 首を仰け反らせ、ぴくぴく痙攣する円香の頭を毅は優しく撫で回した。

「あは。イッちゃったの? イラマで果てちゃうなんて、ホントに淫乱なんだねぇ、円香は。可愛いよ」

 観客から興奮気味な溜め息が漏れる。

「お薬より俺の方が良いんだね? 良く出来ました。御褒美を上げよう」

 嘔吐く円香の喉からずるりと一物を引き抜き、毅は棚を漁るとピンチのついたローターを持ってくる。

「円香の苦しさを忘れさせてあげるよ。お薬の事なんか忘れて気持ち悦くなろうね」

 毅は歌うように呟き、円香の胸の頂をピンチで挟んだ。ワニ歯型のピンチに敏感な部分を挟まれ、円香が小さく呻く。

「さ、気持ち悦くなってね?」

 そう言うと毅はローターのスイッチを入れた。

「きゃーーーっっ!」

 吊られた円香にぶら下がり、激しく振動するローター。

「痛いっ! あっ、千切れるぅぅーーーっっ!!」

 しかしそれを上回る凄まじい快感。円香の秘処から、ぶわっと蜜が溢れるのを毅も観客も見逃さない。

 さらに興奮気味にどよめく観客達。

「千切れちゃうかぁ。大丈夫、小さいモノだしね。こっちにも欲しい?」

 毅は蜜のしたたる秘処を撫でると、カチカチに勃ちあがり、熟れきったお豆をトントンと指先で叩く。

「やっ! 無理ぃぃっ! やだあーーっっ!」

 必死の形相で泣きわめく円香。それに優しく微笑み、毅は容赦なく陰核をピンチで挟んだ。

「あ゛ぁぁーーーーっ!!」

 胸のソレとは比べ物にならない痛みに円香は絶叫する。
 お豆にぶら下がるローターを弾き、毅はさも嬉しそうに円香の涙を舐めた。

「堪らないな、円香。その泣き顔が最高だ」

 ぐず……っと深まる凶暴な愉悦に、毅自身が驚いている。
 痛みに絶叫しつつも快感に身悶える円香。彼女が感じていると分かるからこそ、こんな酷い行為に堪らなく興奮する。
 はぁはぁと円香の顔を舐め回し、毅は未だ果てていない己の一物をそっと撫でた。

「円香に挿れて良い? 妊娠しちゃうかもだけど、円香の中に出しても良い?」

 驚く円香の顔が愛しい。

 苦悶に眉を歪めつつ、暫し逡巡してから、円香は真っ赤な顔で小さく頷いた。

 あああああっ、もーっっ、堪らないねっ! 俺のワンコはーーーっっ!!

 嬉しそうに破顔し、毅は円香の後ろに回る。

 そして円香に気づかれぬよう、己のモノにゴムをはめ、ぬちゅっと柔らかい肉襞を抉じ開けた。

「ああ、入っちゃったよ。俺のモノが円香の中に。出したら、赤ちゃん出来ちゃうね? きっと可愛い赤ちゃんだよ? 出して欲しい? ねぇ、円香ぁ?」

 ぬちぬちと先端を出し入れしつつ、毅はそのなだらかな尻たぶを掴む。

「トロトロだね、気持ち悦い? ふふ、孕ませてあげるよ。大っきなお腹の円香も可愛いだろうなぁ」

 ぐっと腰を押し進め、中を探るように掻き回す毅。

 ……赤ちゃん。出来ちゃうの? ふあっ! あ……っ、毅の……赤ちゃ…んんん…んん!!

 その絶妙な動きに円香の唇から嬌声が上がる。

 熱い楔に抉じ開けられた秘処は、ねっとりと毅のモノに絡み付き、呑み込むように淫猥な伸縮を繰り返す。

「うはっ、......キっッ、狭いね円香の孔は..... 気持ち悦いぃぃ」

 あれから何度か楽しんだ円香の中は、いつもキツく絡み付きトロトロである。
 きゅんきゅんと締め付ける律動が、彼女の得ている愉悦を物語っていた。

「ほら、奥に当たってる。円香? 欲しい? 種付けして欲しい?」

 円香の本イキを見てから、毅は自分でもさせたくなって、何度も彼女を責め立てた。
 面白いようにイキまくるソレに溺れ、翌日、腰がたたなくさせた事もある。

 やりたい盛りのお猿な中学生だ。仕方がない。

「ほら、円香。言わなきゃ分からないよ?」

 ゆるやかに腰を前後しながら、達せない絶妙な力加減で奥を穿つ毅。
 激しく振動するローターも止められ、円香は物足りない刺激に虫の息である。

「ひぅっ、.....っはぁ、イっ、イキたぃ、イカせてぇっ」

「あれぇ? 教えたのと違うなぁ。円香?」

 蕩けた声で、ねぶるように耳元で囁く毅。

 ぶるっと全身を震わせて、円香は小さく呟いた。

「..........にくださぁいぃ」

「ん? なに? 聞こえないよ?」

「.....円香の子宮に、おちんぽミルクくださぁぁぁいっ! 種付けしてぇぇっ!!」

 真っ赤な顔で泣きながら懇願する可愛い円香。

 満面の笑みを浮かべて毅は腰を鋭く突き上げた。

「良く出来ましたぁっ!! 最っ高だよ、円香はぁーーっ!」

 ぱちゅぱちゅと淫猥な水音をたてて、激しく穿たれる毅の楔に円香は果てる。
 しかしそれで終わる訳もなく、尻たぶを掴まれたまま、何度も揺らされる円香。

「女はイッてからが本番だよ? ほら♪」

 ニタリと獰猛な笑みを浮かべると、毅は円香を散々佳がり狂わせ、その中で己を爆発させた。
 ガンガン奥に当て、子宮が歪むほど深々と穿ち、円香のイク間隔が長くなると、今度はローターのスイッチを入れて再び絶叫させる。
 悶絶の絶頂に声のない悲鳴を上げ続け、円香は軽く失神してしまった。

 ぐったりと力なく吊るされる円香に、観客らが大きくどよめく。

 はあっと大きく溜め息をつき、ビクビク痙攣する円香の最奥をゴリゴリこすり、毅は可愛い雌犬を虐め抜いてから、その一物を引きずり出す。

 ビタビタと床に飛び散る、淫らな蜜の飛沫。

 満足げに天井を見上げる毅が不遜に笑った。

《excellentーーーーっ!! 初エネマでイカせ、さらにはそれを忘れさせるほどに責め苛む!! お見事ですっ! かつてこれほどにエネマを駆使し、それを無視した調教があっただろうかぁぁーーーっ!!》

 うおおおおおっっ!! と観客から怒濤の歓声が上がり、雪崩れような拍手がまきおこる。

 ..........終わった。

 げんなりと肩を落として、毅は意識のない円香を下ろすためロープに手をかけた。

 しかし、そこへ悪魔の囁き。

『リクエスト、排泄』

 毅は顔を凍りつかせる。

 悪夢は、まだ終わらない。
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