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森の一族 6
しおりを挟む「んぐぅぅぅーーーっ!!」
「押さえろ。もう少しだ」
「了解」
奴隷の子供らを買ってから三年。少女には月の物も来たし、そろそろ使えるだろうとドゥエルは奴隷印の施し方を双子に教えた。
ワタルが少女の肩を寝台に押さえつけ、アユムは己を捩じ込んだ彼女の陰核に奴隷印を施す。これは敦やナズナにドゥエルがしたのと同じモノだ。
「上手いぞ。良く出来ている」
アユムを手解きしながら、ドゥエルは懐かしげに眼を細めた。
ああ、あの時の敦は身震いするほど可愛かった。
ぼろぼろ涙を零して激痛に泣き喚いていた敦の姿がドゥエルの脳裏に蘇る。雄の征服欲をこれほど満足させる行為はない。生涯一度きりなのだ。奴隷が主を持てるのは。その主に飽きられた瞬間、その奴隷の命運は尽きる。
それほどまでに、奴隷にとってかけがえのないもの。それが奴隷印だ。
敦には、過ぎるほど念入りに細かく入れてやった。過去に例を見ないくらい時間をかけて、じっくりと。
眼の前のアユムは初めての奴隷印に手こずっている。その紋様もシンプルなもの。
これも慣れれば上手く入れられよう。そのうちアユムも、お気に入りな奴隷に手の込んだ紋様を入れるようなるのかもしれない。
一生懸命な子供らを微笑ましく見守るドゥエル。
そんな彼の視界の中で、じわじわ陰核に紋様が刻まれ、それが完成した時、少女は失禁したまま意識を失う。
檻の中でその光景を見ていた他の奴隷達は顔面蒼白。ガタガタ震える子供を引っ張り出し、次はワタルが奴隷印を施し方を教わった。
「まずは口枷。泣き喚かれると気が散るからな。そして……」
潤滑剤を塗り、ドゥエルは少年の尻に小さめの梁型を捩じ込んだ。ぬちぬちと容赦なく突っ込まれ、少年の口からくぐもった悲鳴があがる。
それを無視して徐々に大きなモノと交換し、三センチ大を呑み込めるようになった処でワタルのモノを挿れさせた。
「んぅ……っ」
思わず艶めかしい声をあげ、ワタルの顔が微かに上気する。ワタルの御立派様に串刺しにされ、少年の腰は動けなくなった。
「こうして完全に動けなくしてから…… ん? 剥けてないな。剥こう」
潤滑剤を手にたらし、ドゥエルは怯え竦んだ少年の小さな陰茎を扱く。
「ん…ふっ! んっ! ふぅぅんんんっ?!」
にゅるにゅると上下に動かすと、しだいに立ちあがる幼い陰茎。それを握り込んだまま、ドゥエルは被った皮を、ぴっと下に引っ張った。
「んうーーーっ! んーっ!」
ポロポロと涙を零して頭を打ち振るう少年。
「痛いなー? もう少しだぞ? 頑張れー」
そう慰めつつ、ドゥエルは一気に柔らかな皮を剥く。
「んぅぅーーーーーっ!!」
「うぉ…っ!」
ガクガクと揺れる少年の腰。その締め付けに己のモノを絞りあげられ、ワタルも低く呻いた。
「綺麗なチンコだな。ツルツルだ」
微笑ましそうな笑顔で少年の剥かれたばかりな亀頭を撫で、ドゥエルは魔力のこもった針をワタルに渡す。
アツシに魔力はなかったが、シークレットだったナズナは魔力を持っていた。それは正しく子供らに継がれている。
「ここから、魔力を流しつつ、こう…… 中に注ぐのも忘れるな? それと繋がるように…… うん、上手いぞ」
ぢっと黒い線が走り、てらてら光る真新しい亀頭に紋様が描かれていった。途端に大きく身体を反らし、少年は涙目な顔で絶叫する。
剥かれたばかりで敏感な亀頭だ。受けた激痛は半端なく、診察台にベルトで固定された両腕をガチャガチャ鳴らし、死物狂いで暴れる奴隷少年。
「ふぐっ?! ぐっ! ぐうぅぅっ!!」
「うあっ! 締めんなっ!!」
半狂乱になって暴れる少年だが、首や腰もベルトで固定されているため動けない。しかし、その凄まじい身悶えようがダイレクトにワタルの一物に伝わった。
「んううううーっ! うぅーっ!」
ぢぢっと針で紋様を描きつつ、ワタルは渦巻く下半身の劣情と戦う。今にも爆発してしまいそうだ。
「コイツ……っ、くそっ!」
悪態をつきながらも汗だくで奴隷印を刻み、事の終わったワタルは、さっそくソレを使った。
「……イけ」
「ふぐっ?!」
身体の隅々まで支配する奴隷印。ワタルの命令で、少年は初の精通を強要される。それも延々と続く果てのない絶頂。
ぷしっと噴き出した白濁液を愉しそうに眺め、ワタルは我慢していた己のモノを思い切り突き上げた。
「あああっ! 悦いっ! 堪らないな、この締めつけぇぇっ!!」
「んうっ! んっ、んっ! んんんーっ!!」
ワタルが満足するのを待ち、ドゥエルは次の少年をアユムにやらせた。今度は一人で。少し手間取りながらもアユムは無事に奴隷印を刻んだ。
「これから次は、二人が弟妹や子供らに教えていくんだぞ?」
奴隷の仕込み方、扱い方をなども習い、兄妹同士でしていた慰めを子供らは奴隷で行うようになった。
それでもやはり家族とするのは別格だ。奴隷はもて遊び種つけするための玩具。兄弟は愛おしむ情人。無意識にそのような棲み分けを意識し、なんのかんのと弟らを可愛がる双子である。
「こ…怖いよ、ドゥエル父さん」
今年十三の妹。名前はセリカ。
「大丈夫だ。私がついてるから。兄さん達もいるし。ほら、脚を拡げて?」
背後からドゥエルに抱きしめられ、左右の脚を双子に抱え上げられて、セリカの破瓜が始められる。お尻で兄達と睦んではいたが、近親相姦は不味いからと隘路を使うのは禁止されていたのだ。
奴隷少年にセリカを妊娠させ、新たな子供を得る。そのために購入した奴隷なのだから。
「しっかり仕えろよ。俺らの大切な妹なんだからな。丁寧にしゃぶれ」
奴隷の髪を掴んで、ワタルはセリカの股間に押し付けた。必死の形相で舐る少年。はあはあと息を荒らげ、奴隷はセリカの陰核を舐め回した。
少年にしても初めての女体だ。それに対する興奮は計り知れない。
「ん…、ふぁ……っ」
頬を染めて眼を潤ませる妹が愛おしい。
「気持ち悦いかい? セリカ。コイツはお前の玩具だ。好きに遊んで良いからな?」
熱く蕩ける妹の吐息。それに気を良くし、ワタルとアユムは彼女の乳房を愛撫する。慣れ親しんだ身体だ。どこをどう可愛がれば良いかなど双子は熟知していた。
「可愛いよ、セリカ。ほんと、こんな奴隷にさせるなんて、もったいないな」
「近親交配は異形を生むからな。仕方ない」
左右から兄達に責められ、耳や乳首を甘咬みされ、セリカの身体が高まっていく。散々兄達に可愛がられてきたのだ。イくのも慣れたもの。
「お兄ちゃんっ! もう……っ!!」
絶え絶えな吐息をもらし、限界を伝えるセリカ。
「……挿れろ」
命令された奴隷少年は、身体を起こして少女の中を己の猛りで圧し開く。
「ひぎっ? 痛っ! 痛いっ!」
ぶちぶちと剥がれる肉襞。ソレをモノともせずに、奴隷少年は自分の御立派様でセリカの隘路を貫いた。
「可哀想に…… 最初だけだからな? 気持ち悦くなるまで、頑張ろうな。お前っ! セリカがイくまで出すなよっ!」
ワタルの命令で奴隷少年の動きが止まる。額に汗を滲ませて耐える哀れな奴隷。それを唾棄するような眼差しで一瞥し、ワタルはドゥエルからセリカを受け取る。
「俺が気持ち悦くしてやろうな。ほら」
ワタルが背後から、セリカのお尻に己の猛りをゆっくりと捩じ込んだ。ずぷっと挿れられた馴染みのある一物。前と後ろを一杯にされ、少女は狂ったかのように嬌声をあげた。
「ひゃああぁっ! お兄ちゃん、お兄ちゃんんんっ!」
「セリカ…っ、悦いっ! お前は最高だっ!」
どちゅどちゅ暴れる腸内の一物に刺激され、隘路を埋める奴隷少年が苦悶を浮かべる。どんなに刺激されても命令で出せない彼は、全身を駆け巡る快楽でドライイきし続ける他はない。
「ひいっ! はっ! ……ぅぁぁあっ!」
目を見開き、喘ぐ奴隷少年。その背後にアユムが回り、容赦なく己の猛りを突き上げた。
「なに盛ってんのさ。セリカの中で? なあ?」
冷酷に眼をすがめてガンガン突き上げるアユムの振動に圧され、奴隷少年もセリカの中を突き上げてしまい、少年と少女は揃って獣じみた悲鳴をあげる。
何度も絶頂したセリカを確認し、ワタルは奴隷少年を解放した。
「ようし、出せ。最後の一滴までな」
「……あああぁぁっ!!」
半狂乱になって泣き叫び、己を解放する奴隷。ドクドクと脈打つ一物に精を注がれて、セリカはぶるっと背筋を震わせた。
「終わったぞ、セリカ。よく頑張ったな」
精根尽き果てた奴隷少年を妹から引っ剥がし、双子はセリカを心から労う。そして考えた。
「種だけ蒔かせたら良いだろ? セリカとやらせる必要なくね?」
「そうだな。俺たちで可愛がって、最後に種だけ注がせれば良いかな」
どうせ命令するだけだ。
にたりと淫猥にほくそ笑む双子。
こうして、この世界に染まり、敦の子供らはひっそりと部落を作る。
「……良いのか?」
「もちろん」
アユムが連れてきたのは彼の息子達。アユムに良く似た…… 敦にも良く似た子供だった。
「ドゥエル父さんには父ちゃんからずっと世話になってきた。この世界の人間でない俺は、たぶんアンタより早く死ぬ。だから、その慰めになるなら息子らを差し出すよ」
ナズナがティモシーの人間だったとしても単体だ。単体は、半陰陽の半分くらいしか生きられない。それもまた、単体を劣等と貶める要因の一つである。
ドゥエルは約束どおり、アユム以外に手を出さなかった。他の子供らに性的な手解きはしたものの、それは近親相姦という間違いを犯させないためのモノだった。
「……じゃあ、タマキ。おじさんのモノになるか?」
アユムの三人の息子。その長男タマキ。今年、十ニ歳になる利発な少年だ。
「なるよ。おじさんのこと大好きだし。可愛がってね?」
この世界の残酷さを知るアユム達によって、その子供らもリベラルに育つ。なにしろ親達の睦みや奴隷への性的遊戯を眺めながら育ったのだ。間違いが起きぬよう、早々に性教育も始められている。
だから可愛がるの意味も、誰かのモノになるという意味も、ちゃんと知っていた。
「そうか…… うん、心底可愛がってやるよ」
小さな情人にドゥエルが口づけした時、部落となった森のどこかからか悲鳴が聞こえる。
「罠に引っかかったのかな?」
「多分な。回収してくるか」
この森に単体の人々の部落があることは、まことしやかな噂となっていた。それを探してやってくる人拐いや、逆に頼ろうと訪れる単体の者が来るのも珍しくはない。
「今回は、どっちかな?」
「半陰陽なら種まきと苗床に使えるし、単体なら奴隷に出来る。どっちでも良いさ」
地球人の見解が交じるため、敦の子供らは一種変わった感覚を持っていた。
血族以外は全て家畜という独善的な思考。
この世界の知識と、敦が教えた現代知識が混ざり合い、独自の風習を持つ一族が誕生したのだ。
それはドゥエルの信念とも通じる感情。ほくそ笑むドゥエルとアユムの後ろから、ワタル達の声が聞こえた。
「おーい、今回も大漁だぜ? ほらっ」
彼が馬で引いてきた馬車の中には複数の檻。そこに閉じ込められた半陰陽の子供らを見て、敦の一族は不敵に嗤う。
半陰陽は彼等の両親を蔑ろにし、死に至らしめた仇だ。かける情など欠片もない。
正確にはドゥエルがナズナを殺したのだが、遠因を辿れば半陰陽のしでかした行為が原因だ。奴らがナズナの四肢を切り落とさねば、今も敦は生きていたかもしれない。
邪魔な女と思いつつも、三人で気楽に暮らしていたかもしれないのだ。四肢を落とされるまで、ドゥエルに彼女を廃棄する気などなかったのだから。
追憶のような過去へ胡乱な眼を馳せるドゥエルを余所に、子供らは獰猛な眼差しで半陰陽の生贄を睨めつける。
「……しっかり奴隷として叩き込んでやるからな? 沢山孕めよ」
怯える小さな子供達。
近親交配にならぬよう拐ってきた半陰陽の子供らを苗床にして彼らは一族を増やし、森の中で密かな街を作った。
誰も知らない一族の街。
半陰陽の血が混じったことで敦の一族は寿命も伸び、普通の人間として暮らしていく。だが、敦の一族には半陰陽が生まれなかった。
それは敦達の墓石に埋め込まれたオレンジ色の鉱石が原因である。
あの日、ナズナから放たれた溶岩のような精。絶頂の果てに凝縮された秘薬。
ただでさえ薬効を何倍にも高める秘薬は、出せずに絶頂を繰り返したことで、とてつもない威力を持つ溶岩のような精に変貌した。
そしてそれが敦を経由し、ナズナの唯一と認定されていた敦の特色を取り込んだ結果、この鉱石が影響を及ぼす森一帯で半陰陽は生まれない。
敦達と同じ、単体の者しか宿らない不思議現象が起きたのだ。これもシークレットの守護者としての力だったのかもしれない。
こうして出来上がったのは、地球人の末裔が暮らす街。
彼等の繁栄を見届け、ドゥエルは長い人生に終止符を打つ。良い人生だったと心から満足し、彼は死出路へと旅立った。
理不尽に翻弄されつつも、必死に足掻いた地球人二人。その結果起きた恐ろしい結末を、幸せなことに敦達本人達は知らない。
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